上海 11月18日(木)曇りのち雨
朝、ホテル近くの店で、2.5元のパンを買い、食べながら、南京路に行く。途中で、ポップコーンといちごシェイク(セットで5元)を注文し、食べる。ポップコーンが甘いのには参った。次にお土産として15.5元のシルクハンカチと、景徳沈を扱っている南京西路の端側の店で48元の碗を買う。この碗はものすごく薄く、透かしてみることができる。また、途中でカウボーイという店でハンバーガー(生涯食べたハンバーガーのなかで一番まずい。肉がパサパサ。)を20元も出して食べる。次に上海雑技団の一番よい席のチケットを20元を手に入れる。本には、手に入れるのが難しいと書いてあったが、あっさり手に入れられた。
その後、ホテルに戻り、昼寝をし、また夕方4時頃に出かける。そこで朝方訪れていた。友宜商店の古物専門の店に行き、200元の小皿を買う。とても気に入った。そして、上海雑技場に行った。すると船で一緒だった、あの大連に行った中部大生に偶然にあった。感動する。これまでの経過をお互い話していると、友人に中国語でたばこの火を求めてきた人がいた。火を貸すと「有り難う」と言った。日本人だということで話をする。彼は留学している福岡の人であった。
さて、本題の雑技だが、これはすごい。中国にきたら、万里の長城を見るよりこちらを優先した方がいいと言えるくらいだ(少し言い過ぎかもしれないが...)。まず、10匹ほどの子犬の芸、次に、ごっつい瓶を操る兄ちゃんの芸、猿コント、皿回し姉ちゃん、一輪車芸人、傘回し・布回し、犬コント、服の早変わりコント、ごっつう柔らかいお姉ちゃん、双子姉妹の鏡コント、ラストは、シーソーを使ったアクロバット。5人の肩車はすごい。何回か失敗したが、成功したときは感動した。
僕らと目が合って、隣に座ってきた、かなり綺麗なフランスのお姉さんと話をする。彼女はフランス語、英語、スペイン語が喋れるそうだ。また、2ヶ月前に銀座の松阪屋にいたとのこと。僕たちが、大学生だと言うと「慶応?」と聞かれたのには参ってしまった。「同志社」と言っても知らなかった。まー、当然か。
帰る途中、パトカーの大行列とともに、黒のリムジンが通っていった。CNNによるとどうもドイツの要人らしい。本当に楽しい一日だった。
(写真:太極拳と掃除の親父)
【旅行記 第15話(上海満喫)に進む】【旅行記 第13話(上海極楽の旅)に戻る】