シェーンブルン宮殿−恐るべし香港人

ウィーン 9月6日(水)

プラター遊園地朝食を食べてすぐに、マリー・アントワネットが15歳まで夏の宮殿として過ごしたシェーンブルン宮殿にいく。ガイド付きで95シリングも取られたが、ガイドなしでは半分の部屋しかみられないとのことなので仕方がないだろう。ただ、今までみたきた各国の宮殿と同じで、ようこんなところに住んでるなーって感じである。

そこから、グロリッテの丘に上がったがそれはよかった。ウィーンの街がよく見えてきれいである。丘の頂上で、香港人のような一人の若い女性に頼まれて写真を撮ってあげたが、彼女のポーズは足を曲げずに右側に流して座りながら、上半身は正面を向いて私に向かってほほえんでいるという、絶滅したと思われていた必殺のポーズで攻めてきた。私はあえなく敗北してしまい、自分のカメラでこのポーズを写真に残すことができなかった。非常に後悔。

丘を降り、植物園の方に歩く。リスを発見したが、ロンドンのように手には乗ってくれなかった。しかし、丘で買ったアイスクリームのコーン部分を残していたので、小鳥を手に乗せることには成功した。

カールスプラッツの駅に戻り、ピザ27シリングを食べ、ちょっとしてから、映画「第三の男」で有名なプラター遊園地の観覧車を見に行く。入園料はタダだ。でも、アホなことに、こんなところで、ゲームセンターでセガ・ラリー(20シリング)を二回もしてしまった。そんなことをするくらいなら、観覧車に乗ればいいものを。

シュテファン寺院の方にぶらぶら歩き、イタリア料理のセルフサービスの店に行った。皿一つにジュースで85シリングも取られた。ちょっと高いぞ。どうも暇だったので、西駅の方に戻り、ビールを飲んだ。やっぱり、こんな大都会でも、二泊で飽きてきてしまった。私には、一つの街をじっくりと楽しむという旅の才能がないのだろうか。でも、これが私なりの旅の仕方なのかもしれない。

(写真:プラター遊園地の観覧車)

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