バチカンとコロッセオ観光

ローマ→バチカン旅行記 6月27日

サン・ピエトロ寺院まず、テルミニ駅に行き、明日のフィレンツェへ行くための切符を購入しようとするが、どこでも長い行列ができており、しかも、どこに並んだらよいのかその要領が全くわからない。結局、どうしようもないので、不安ながら自動券売機で切符を購入してみることにする。

−切符の買い方−  まず、使用する言語を選択し(残念ながら日本語はない)、目的の駅、希望の時間をタッチパネルで入力していくと、その希望に合致する電車の一覧が表示されてくる。その選択肢の中から電車を選ぶと、座席予約をするか尋ねてくる。そこで、希望する座席の配置をタッチしていき、最終、現金かカードの支払いか聞いてくるので、希望を選択すれば終わりなのである。

窓口に比べて、この券売機での購入する方が行列もできていなくて、ゆっくり考えながら操作でき、しかも、購入前に各電車、各等級の切符の値段がわかり、発車時刻、座席予約も指定できる。シャイな私にはこっちの方が断然いい。ところで、なぜ彼らは窓口で並んでいるのだろう?皆、機械オンチ?ちなみに今回は残念ながら希望時刻の電車には2等車両の空きはなく、1等車両で二人で84.70ユーロもした。ちなみに2等は58ユーロであった。その後、地下鉄の駅に行き、1日乗車券を購入。一人4ユーロであった。

早速観光ということでバチカンへ。A線オッタヴィアーノ駅から歩いてバチカン市国に向かうと恐ろしいぐらいの何百メートル(1キロ?)にも渡る行列ができている。本を見てみると、今日、月の最終日曜日の博物館は入場無料と書いてある。そのためなのでしょうか。よく分からん。そんなところは無視してサン・ピエトロ広場サン・ピエトロ寺院を観に行ったが、10年程前に行ったことがあるはずなのに全く記憶がない。教会の大きさ、美しさに感動しながら全く記憶なし。10年前に行ったというのは、夢だったのかしらん。それとも痴呆が進行しているのかしらん。次はフォロ・ロマーノへ。町中にローマ時代の遺跡がかたまって存在しているのが、すごい。石の文化って残るんだと実感する。更に古代ローマの高級住宅地であるパラティーノの丘に行く。ここで入場券を購入したのだが、この券はコロッセオの入場券と併用になっている。丘自体は大したものはなかったが、フォロ・ロマーノ観光の次いでに切符を購入するためだけでも行くのを皆さんにお薦めする。なぜなら、その後コロッセオに行ったのだが、そこでは日曜の午前中のためか、切符を購入するために何百人も並んでいたからである。

コロッセオその円形闘技場コロッセオの見学の後、レストランへ。フォロ・ロマーノ近くの「アンジェリーノ・アイ・フォーリ」のテラス席で食事をすることにする。そこで手打ちのパスタと魚介のリゾットとコーラとビール、プリン2つ、エスプレッソ2つを注文。計32.5ユーロ。総て美味しかったが、特にリゾットが美味で、同行のK嬢は、ここで食べたリゾットが今回の旅行で一番美味しかったと述べていたほどであった。再度地下鉄に乗り、A線フラミニオ駅で降りてかつてのローマの玄関口であったポポロ広場へ。そして、歩いてあのスペイン広場へ。ジェラードは食べずに、またまた歩いてトレビの泉に。更にまたまた歩いてパンテノンへ。恐ろしいぐらいハイペースで観光名所を巡っている。団体ツアーもびっくりである。団体ツアーだったら、一人ぐらい心不全で倒れているはず。懲りずにナヴォーナ広場に行き、豪華な噴水を見る。最後の力を出してカンピドリオ広場に行き、美術館の外観を見る。ここでのポイントは広場を通りすぎたところにある高台からフォロ・ロマーノを見るべきということでなのである。背後にコロッセオを置いてフォロ・ロマーノ全体が見渡せ、素晴らしいの一言。私、疲れがピークだったが、元気なK嬢。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会にある真実の口を観に行きたいということで、(また×5)歩く。万歩計を持ってくればよかった(泣)。ちょっと並んだ後、皆さんが想像できるポーズで写真をとり、とりあえずホテルに帰る。

シャワーを浴びて気合を入れた後、本当に最後の力をふりしぼってサンタ・マリア・アンジェリ教会に行く。そして食事のため、エスト!エスト!というピッツェリアに行く。ビール2杯とファンタ、生ハムとメロン、ビザ2種類とエスプレッソを注文。34ユーロ。雰囲気もよく、味も良かった。ホテルまでの帰り道、冷たいものが欲しいので、マクドナルドでシェイクを注文。2ユーロ。日本より高いのではないかと思ったがほっと息をつくことができた。

(写真:バチカンのサン・ピエトロ寺院とローマのコロッセオ)

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