フィレンツェへ

ローマ→フィレンツェ旅行記 6月28日

ヴェッキオ橋ホテルで朝食をとり、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂を観に行くためだけに外出。この大聖堂にだけ行ったのは、実のところ、近くて手軽に観られる有名どころは、昨日一日でほぼ観て回ったため、行くところがなくなったためである。その後、チェックアウトし、テルミニ駅へ。時間潰しのためマクドナルドに行くと、昨日2ユーロだったシェイクが1ユーロとなっている。店によって値段設定が異なるのだろうか。納得いかん。で、ES*(イーエススター)に乗る。イーエススターとはイタリアの新幹線みたいなものである。私たちが乗ったのは、1等車両なので横3列でゆったりしている。また、ジュースとスナックの無料サービスがあった。わが日本の新幹線の比較としては、イーエススターの方が揺れが激しかった。在来線を利用しているためであろうか。

1時間45分でフィレンツェに到着。まずホテル探しということで、地球の歩き方に載っていた「エレーナ」に行く。希望の部屋はなく、同じ建物の2階にあった「ステラ・マリー・ホテル」に行く。不愛想な応対ではあったが、95ユーロでバス付き・ビデ付き(必要ないが)であった。部屋は最近改装された感じであり、かなりきれいであった。後から分かったことであるが、難点は道路からの騒音がうるさいことであった。日中はそれほど騒音は感じなかったが、夜はうるさかった。泊まるには泊まったが、お勧めはしない。

観光ということで、まず外観が可愛いサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に行く。教会の中に入るのに2.5ユーロかかるが、入ってみた。ステンドグラスがきれいであった。フィレンツェはローマとは違い、入場料をとる教会が多いので不満であるが、私が住んでいる京都でも拝観料と称して徴収しているので、他人の悪口は言えない。このあたりで、埃っぽいためか急に鼻水が止まらなくなり、くしゃみもひどく、どうしようもない状態になり、薬局に駆け込み、「ランニング・ノーズ!ポーレン・アレジー!」のテキトー英語で鼻水止め薬10錠をゲット。7.40ユーロであった。ふー、助かった。

ドゥオーモから見た景色そしてヴェッキオ橋へ。宝石店等が連なる私でも知っている有名な橋だ。が、店に置いてあるものは、どれも金ぴかで興味がないものばかりだった。橋を見学した後、オルサンミケーレ教会の横を通りすぎると、教会コンサートのチケットを販売している。教会でクラシックを聴くというのはいい感じと思ったので購入。2人で33ユーロであった。夜9時からの開演とのこと。そしてフィレンツェの象徴であるドゥオーモに行き、1人6ユーロを支払い、500段近くの階段を登って、上にあがる。辛かったが、そこからの景色はすばらしく、フィレンツェの町並みがよく分かる。上から見たほうが、素晴らしさはよく分かると思う。残念なのは、「壁に落書きしないように!」と掲示されているにも関わらず、世界各国の人間が落書きをしているのは悲しかった。日本人も多分にもれず、たくさんあり、目についた。2003年に多分新婚旅行に来て階段を登った冨樫夫妻、あなたの落書きを2ヶ所でみました。何を考えているんだか。大馬鹿者!反省しなさい!

その後、食事のため、トラットリア「アンジョリーノ」に行く。イタリア語のメニューしかなく、真に困った。私、日本では、イタリア文化会館から100メート程度のところに住んでいるのでイタリア語は何とかなると思ったが、全く分からない。とはいえ、どれも美味しく満足。注文したのは。赤ワイン、水、トスカーナのハムとサラミの前菜。野菜のマリネの前菜。ラビオリ、牛の胃袋のトマト煮込みであった。特にトマト煮込みはうまかった。しめて55ユーロ程度であった。最後に例の教会コンサートに行った。私は鼻水薬2錠とアルコールパワーで何度か寝てしまう有様だったが、K嬢によるとなかなかレベルの高い演奏で、特にバイオリンのソリストは上手だったのこと。寝ていた私が書くのも何なんだが、教会の雰囲気とクラシックの取り合わせは結構なものでした。

(写真:ヴェッキオ橋とドゥオーモから見た景色)

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