フィレンツェ旅行記 6月29日
ホテルで朝食をとった後、中央市場にいく。市場好きの私には当然の行動である。1階が、肉中心、2階が野菜・果物中心の庶民のための市場だ。イタリア料理で出てくるズッキーニ等の野菜が普通に売られていて(当然だが)、実に楽しかった。その中央市場からすぐのところにメディチ家礼拝堂があった。6ユーロ。メディチ家ゆかりの人達を祭っているだけあって、中は修復中であったが、豪華で実に美しかった。ちなみにここにはミケランジェロの有名な彫刻がありました。
次いで、新市場のロッジアへ。イノシシの像の鼻を観光客が皆なでている。このへんの発想は北野天満宮の牛の像と変わらん。動物の像があると人間は撫でたくなるものなのでしょうか。昼食はピッティ宮近くの「クワットロ・レオーニ」にする。これもイタリア語メニューのみで全く分からず、てこずったが、トマトのブルスケッタとリゾットと挽肉のペンネとビールを注文した。33ユーロ。特にリゾットが美味であった。で、ピッティ宮へ。実に壮大で豪華な宮殿だ。宮殿の中の部屋を利用して美術館等も設置されている。ラファエロの作品が多数あり、私でも本等で見たことがある作品があった、実に蛇足的なものであったが、今回の旅行ではじめての美術館詣でであった。
そしてまたもや最後の力をふりしぼって(毎日頑張りすぎである)、ミケランジェロ広場に行く。「フィレンチェの町並みが一望できる場所イコール標高が高い」ということで、当然、坂を登っていかなければならなかった。日差しはきついし、気温も高い。ペットボトルのミネラルウォーターも当然ながらぬるい。くたくたに疲れたが、広場から眺める光景は、ドゥオモなど主要な大きな建物が見え、わざわざ歩いてよかったと思わせる素晴らしいものであった。どこの都市でも上からみる景色ってものは人を喜ばすもんです。
夕食は中央広場そばの「ザザ」に行く。人がいっぱいで人気がある店のようだ。前菜に肝のペーストをパンに載せたものを注文し、その後、トマトのスパゲティー、魚介のスパゲッティーとビールとサラダ、プリンとエスプレッソを注文した。どれも美味しく、この店はお薦めである。計47.50ユーロであった。
(写真:中央市場とフィレンツェの街並み)
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