ミラノ万博1日目〜5年前のどこかの万博とは違う!〜

ミラノ 5月3日

ミラノ駅前日にホテルを通して頼んでいたリムジンタクシーに乗る。今回は流石にホテル経由で依頼したので、狭いものの5つの席はあった。しかし倍の100リヤル。これは仕方がない出費である。

 空港へ。拘留されていたお酒は、イミグレーションを出て、下に降り、右に曲がってしばらくしたこところのオフィスにあり、控えの書類を渡せば、罰金もなく普通に受け取れた。そして、午前8時25分発のQR119便に乗りミラノマルペンサ空港へ。多少遅れて到着し、電車(マルペンサ・エクスプレス)に乗る。12ユーロ。

万博入場ゲート  55分程度で中央駅に到着し、徒歩でホテルGonzaga Hotelへ。三つ星なので大したことはないが、今日はホテル滞在時間が少ないので、駅から近くて、お湯が出て、シーツが綺麗であれば、文句はない。

 チェックインをして、すぐに部屋を出て、ミラノ万博会場へ。ホテルからLIMA駅まで歩いてそこからメトロ1号線の終点のRHO FIERA駅まで、40分くらいか。メトロの切符代2.5ユーロ。改札を出てちょっと歩くと入場ゲートに到着。午後6時前とはいえ、万博オープン3日なのに切符売場はガラガラ。ネットで入手していた前売券(日付限定27ユーロ)があったので、切符を購入する必要はなかったが、同じく入場ゲートもガラガラ。X線検査を経て、入場。

万博大通り  ミラノ万博の構造は大通りがあって、その側面に各々の国のパビリオンがある構造になっていて、コンパクトに分かり易くなっているのは、方向音痴の私には有り難い。ただ英語のマップはあるものの、工夫が足りず、例えば、そのマップを見ただけではその国のパビリオン内にレストランがあるのかないのか分からない。今回のテーマは「食」だそうなので、その配慮があっても悪くないはず。そして各々のパビリオンの問題としては、実際の食を体験できる機会の提供をしているところは少なかったことだ。ちょっとしたおつまみ、別に1〜2ユーロ程度を徴収してもいいので、それぞれの国の味を体験してみたかった。

 恒例のチョコ館でのビール(4ユーロ。当然旨い)やEATLY館(イタリア料理のレストラン街。駄洒落ですな)内にあったロッソ・ポモドーロでピザ(2枚で20ユーロ。当然旨い)を食べ、空腹を満たす。

日本館  日本館へ。万博会場は全体的にガラガラでありましたが、我が日本館は30分の待ちがあるとのこと。ミラノでの30分待ちなんか上海万博スイス館での地獄の4時間待ちに比べたら楽勝。とはいえ、肝心の展示は、最初、映像を流して何かの表現をされていたんだが、結局よく分からなかった。イタリア人も多分何が言いたかったのか分からなかったと思う。映像作家さんの自己満足的なものに終わっていると思う。現代アートのイベントでこの映像を流すのなら理解できますが、日本というものをさっくり理解してもらうのが第一義的なものであるのならば、ちょっと失敗な気がする。食品サンプルコーナー(様々な種類のお寿司、ご飯のお供、味噌汁、おにぎり等が多数展示)が楽しめた以外、あまりパッとするような展示はなかったが、後でみた他国の展示内容より悪くなかったので、ほっとした。ちなみに日本館に併設しているレストランには、美濃吉やココイチやモスバーガー等が出店していた。そこの店が美味しいのかは別にして、その店を選択したセンスは悪くないように思う。

ぼったくり店  万博会場を出て、お腹が減ったので、中央駅からホテルまでの帰り道にあったMiniera D'oro Milanoという店で食事。店名自体は小さい字で、”BAR”とか、”PIZZERIA”という字がでかでかと表示されている。

 実はぼったくり店でありまして、ビールを頼んだら、周りにいる客とは異なる、日本のビアホールの大ジョッキーと同じ様なサイズで提供してきた。こちらで大きさを指定しなかった我々のミスともいえるかもしれないが、完全になめられている。パスタの値段とかも22ユーロなんかになっており、自国民用メニューとは異なる完全にぼったくり用メニューになっている。しかも旨くともなんともない。敗北感を抱いて帰ろうとしたが、大きな缶を持ってきて、ここにチップを入れてくれとのこと。チップは気持ち良くサービスをしてもらったことの対価だろ、ぼったくりに対して、有り難くチップを払う馬鹿はいないということで無視して、ホテルへ。ここ、絶対行っては駄目です。帰国後、ネットで検索するとトリップアドバイザーで35の口コミ中、とても悪いが26とのこと。当然。ということでイタリア初日は失敗。


・3日の歩数:4,070歩

(写真:4枚目は日本館の食品サンプルを使った展示。これは良い!)

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