マルセイユ→パリ 2月15日 晴れ
友人の帰りの航空券の券を取りに行くために、私は午前7時半ほど出発のTGVに乗った。パリまで5時間の旅である。TGVは飛行機の座席とあまり変わるところはなかったが、ただ、進行方向に対して、後ろ向きに座らされたのは気にくわなかった。
午後1時前にパリに着き、地下鉄を乗り換え、リュモンマルテルまで行き、そこで、HISに電話をしようとするが、公衆電話はすべてカード式になっているのでかけられない。仕方なく、売店に行くと、あまりにも大きい度数のカードしかなかったので、別の売店を探し、ようやく50度数のカードをたばこ屋で買う。
電話をかけ、店への道順を教えてもらい、HISパリ支店に着く。そこで、大韓航空の航空券をもらい、また地下鉄で元の駅に戻る。TGVが発射するまで、かなりの時間があったので、遅い昼飯をとって、時間をつぶす。
TGVに乗ると横に座ってきたのは若い女性だった。彼女は戌年といっていたので、私と同じ年である。彼女は結構、日本美術や庭のことを知っていて、日本語についての話をしてきた(つまり、日本語ではどのように言うのかといった類の話で、彼女はノートに上手に動物などの絵などを描いて質問してきた。私は、数の数え方について無量大数の話をしてあげて、驚かしてやった)
パリに行ったときとは違い、ずっとしゃべりっぱなしだったので、時間が短く感じながら、マルセイユに着いた。いつものことであるが、英語を勉強しなければいけないと痛感した。
夜は友人のおごりで、サンドイッチと春巻きとオレンジジュースを胃に収めて、寝た。
(写真:マルセイユのとある通り)
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