オリンピックの裏話…と言うほど大げさではありませんが、1998年の冬に関係した話です。
オリンピック開催都市にはピンバッジブームが来る、という法則があるようですが、長野も例外ではありませんでした。
オリンピック開催中はそこかしこで、ピンを交換したり、販売していました。パラリンピックの期間中も結構ありました。
パラリンピック終了後は、かなり減ったように思いますが、それでも、長野駅前にある噴水の前では、オリンピックから一年以上経っても、ピントレーディングが続いています。
私の自慢の逸品は、パラリンピック二年前大会に買ったパラビットのピン。スポンサーナシのモノで、'98年三月の市場価格は一万円でした。
あと、カナダ人からもらったモノ、韓国ナショナルチームのモノも自慢の逸品です。
カルガリーとリレハンメルのピンで、スポンサーの入っていないモノを探しているのですが、オリンピック期間中からお目にかかったことがありません。アメリカ・ナショナルチームのモノは見たんですけどね。
私が行った、M-Wave、Aqua Wing、Big Hatのみならず、おそらく屋外の会場でもそうだったのかも知れませんが、独特のにおいが会場に漂っていました。
そのにおいの正体は…ホット・ワイン。
赤ワインを暖めたもので、独特のにおいがします。飲んでいる人が近くにいると、すぐにわかります。
最初の頃は、何だこれは!?、と思っていたのですが、慣れてくると、あのにおいが漂わないと寂しくて、自ら買っては飲んで、「オリンピックのにおい」を漂わせていました。
オリンピックの時にホット・ワインに出会って以来、再会していません。パラリンピックには、酒造メーカーのスポンサーが付かなかった事もあって、再会していません。
特にうまい、という代物ではないのですが、あのにおいを懐かしく思うことがあります。
追 記
1998年12月のスピードスケート短距離のW杯長野大会で、このにおいに再会しました。懐かしかったですね〜。
でも、五輪でこの味に懲りたのか、あんまり飲んでいる人はいませんでした。
スピードスケートの世界距離別選手権が、2000年3月3日(金)〜5日(日)の三日間、M-Waveで開催されました。昨シーズンのW杯は短距離でしたが、今シーズンは全種目で、しかも長距離があるのは何ともうれしかったです。
日本人はどうしても短距離、というか500mしか興味がないので、清水選手が登場した3月4日(土)の男子500mは、オリンピックの再来を思わせるものでした。
しかしながら、欧米で一番盛り上がる男子10,000mなどは、外国からの観戦客と日本人では川中島小学校と昔からのスケートファンだけで、非常に淋しかったです。スピードスケートが日本で根付くのはまだまだ先のようです。
なお、長距離が行われる、ということで、オランダの楽隊の皆さんが来てくれました。長野オリンピック以来、サッカーのW杯で演奏している姿は見たのですが、まさか生で彼らの姿を見ることが出来るとは思っても見なかったので、感激しました。彼らとは、ソルトレークでまた一緒に踊ったり歌ったりしたいですね。