東北ツーリング
2008/05/02〜05/06
出発前
昨晩父の喜寿のお祝いをした弘前の実家を出て，南に進む。
今日は田沢湖付近まで秋田県内陸部を走り，その後東に向かって花巻のユースに投宿する予定。
大鰐ICから東北自動車道へ。
今日のルート（青のライン）（クリックすると大きな地図が出ます）
玉川温泉
東北自動車道を鹿角八幡平ICで降り，R341を南下。
この付近のR341は熊沢川沿いに走る山の中の道で，適度なカーブが連続し，走っていて面白い。
アスピーテラインとの分岐を越え，峠に向けて標高が上がるにつれて，道の横に残雪が見えてくる。
きちんとセンターラインがある２車線道路で，前方に遅い車がいれば抜こうと思えばしっかり抜ける。
ただし，玉川温泉手前では狭路となり，駐車場に入ろうとする車列が見えてくる。
バイクを駐車場に停め，玉川温泉へ。
玉川温泉の隣には地獄谷があり，あちこちから温泉が噴き出し，川となって流れている。
荒涼とした景色の中，多くの人が地面にシートを敷いて寝っ転がっている。どうやら岩盤浴ができるようだ。
ph1台の強酸性の温泉が噴き出しているそうで，いかにも効きそうだ。
さて，ここまで来たなら当然温泉に入らなければならない。以前新玉川温泉に入っているのだが，意外に普通だったので，本家の方ならば違うだろうと期待して入った。
ゴールデンウィークなので大混雑だ。浴室に入ってみると，新玉川温泉と似たような作り。若干狭いか。
湯船に入ってみると，あれ？泉質は新玉川温泉で受けた印象とあまり変わらない。同じ湯なのだから当然か。地獄谷の荒涼とした景色から想像される強烈な刺激は感じず，温度にさえ我慢できれば意外に普通。
まあ，これはお湯が新鮮だからなのか無色透明であることと，あまり硫黄臭がしないことからこういう印象なのかもしれない。実際は相当効くそうだ。
玉川温泉付近（クリックすると大きな地図が出ます）
地獄谷
玉川温泉
乳頭温泉
玉川温泉を出て，R341を田沢湖方面へ南下。
玉川温泉から南は下り道。途中から玉川ダムの作ったダム湖である宝仙湖を左手に眺めながら走る。
さらに下って鎧畑ダムを越え，鎧畑トンネルを抜けると，突然開けた平地が出現する。ここは遠くの山並みまで見通せて美しい眺めだ。
更に前進し，田沢湖手前で県道127号に入り，乳頭温泉を目指す。
乳頭温泉は正確には乳頭温泉郷といい，いくつかの温泉が集まっている地域だ。
今回はその中の一番有名な鶴の湯に入る。
鶴の湯は乳頭温泉郷の温泉の中でもちょっと外れた場所にあるため，県道から外れ，ダートの残る脇道を走っていかなければならない。
ゴールデンウィークのため脇道でも鶴の湯を目指す車の量が多く，前の車が巻き上げた埃に難儀した。
行き止まりが鶴の湯。脇道に入って行って，行き止まりにある道はいかにも秘湯って感じがするものだが，この日は人であふれかえっていて秘湯という感じはしない。
鶴の湯の中にもさらにいくつかの湯船があるようだが，どこも混み合っているし，何度も着替えるのも面倒なので，露天風呂「鶴の湯」にだけ入ることにする。
この「鶴の湯」は混浴だそうだが，女性は一人もいなかった。実質男湯である。
混雑しているのでポジション取り苦労する。湯船の縁は完全に人で埋まっているので，スペースが空くまで湯船の内側でどこにも体を預けることができない状態で漂っていなければならなかった。
お湯は青白く濁っており，いかにも温泉という雰囲気だ。素人目には無色透明な玉川温泉よりこちらの方が好ましく思えてしまうので，白骨温泉公共露天風呂の入浴剤投入事件なんかも起こっちゃうんだろうな。
この日はとにかく天気が良く，日差しが強烈だ。しばらく温泉に浸かって，青空を眺めて過ごす。
田沢湖・乳頭温泉付近
乳頭温泉鶴の湯
雫石〜盛岡
鶴の湯を出て，再びR341を南下。田沢湖は数年前に一度一周しているため今回はスルー。
田沢湖を過ぎると，Ｒ341はR46とぶつかり，R41を盛岡方面へ進む。
仙岩トンネルを越えると岩手県に入る。
雫石から先は特別印象的ではなかったが，雫石バイパスを通っているときにどこかで見た山を見つけた。
後で調べてみたら奥田民生のアルバムのジャケットにも使われた，OTマーク（ミュージシャン奥田民生のトレードマーク）そのままな形の生森山だった。
雫石を越えて，盛岡に入る。盛岡では盛岡冷麺を食べなければならない。
私は90年代前半に青森に住んでいるときから盛岡冷麺を食べていて，好物になっている。
しかし，首都圏では盛岡冷麺を出す店が少なく，なかなか喰えないのだ。そのため今日は昼食を盛岡まで我慢していたのだ。この時既に15時30分である。
国道沿いに見つけたぴょんぴょん舎に入る。ぴょんぴょん舎はチェーン店で，岩手県ではあちこちにある。東京の銀座にも支店があり，いつも行列ができている。
この国道沿い店も大盛況で，ずいぶんと待った。
冷麺と焼き肉を注文して食べる。16時。
ぴょんぴょん舎
花巻ならの里ユースホステル
盛岡からR4を使って南に進み，花巻へ。
今日の宿は花巻ならの里ユースホステル。
食堂とロビーのある建物と一人旅用の建物は別になっている。
この日は満員のようで，食堂は満杯だった。家族連れもいた。
食事の後，近くの温泉に案内してもらう。ユースの東側の東和にある東和温泉「日高見の霊湯」に入った。
混雑しており，駐車場にも車が一杯，浴室内も人で一杯だった。なかなか洗い場が空かなかった。
泉質は特別感動するほどでもなく。
温泉から戻った後も，ロビーで寝る直前までお茶会。
花巻ならの里ユースホステル
本日のまとめ
本日の走行距離249キロ。
総走行距離1,116キロ
とにかく天気が良い一日だった。山の中の国道を爽快に走り抜けることができた。
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