東北ツーリング

2008/05/02〜05/06

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2008/05/05 黒石寺〜猊鼻渓〜裏磐梯

出発前

 この旅に出る前に,奥州市の黒石寺で行われる蘇民祭のポスターが駅で掲示拒否されるという事件があった。
 おかげで蘇民祭の知名度は全国区になったのだが,私も一度その黒石寺というのはどんな場所か見てみたい。今日,ちょうど奥州市を通るので寄ることにする。

 その後,一関にある猊鼻渓を見学,時間があれば中学生の修学旅行以来となる平泉中尊寺見学,最後は裏磐梯まで走り,裏磐梯ユースに投宿する計画。

 出発8時30分。

 

今日のルート
今日のルート(水色のライン)

 

黒石寺

 ユースを出て,R456をひたすら南下。
 地図で見ると真っ茶色で山だらけに見える岩手県。実際はそんなに険しい山に囲まれているわけでもなく,意外に広々とした景色が続く。

 かつての水沢市付近でR343に乗り,すぐ黒石寺。

 蘇民祭で有名になる前から観光バスの巡回コースだったようで,結構広めの駐車場がある。 しかし,駐車している車は2台だけだった。

 黒石寺は歴史ある古刹らしいが,建物自体はそれ程感動するほどのものではなかった。ただ,おばちゃん達があちこちで草むしりをしており,境内はずいぶんと綺麗に保たれていてむしろこちらの方に感動した。

 案内所があるので入ってみる。絵はがきに例のポスターの絵柄のものがあったので購入。
 それ以外には蘇民祭のパネル(下の写真)があっただけで,案内所と黒石寺境内を見る限りポスター騒ぎがあった後も,特別蘇民祭を売りにしているような印象はなかった。

 


黒石寺付近


黒石寺

 

 

 

 

猊鼻渓

 黒石寺を出てR343を南下。猊鼻渓には道路に標示されている案内通り走って問題なく到着。

 到着してみると予想以上に観光客がいて驚く。メジャーな観光地なんだな。

 ちょっと見てすぐ帰ろうかとも思っていたのだが,川からでないとここの景色はきちんと見ることはできないだろうと思い,舟下りの舟に乗ることに。

 舟には満杯の客。舟は船頭さんが手で棹を差しながらながらゆっくりと進む。
 周囲の景色については船頭さんが詳しく解説してくれる。なるほど解説通り,素晴らしい景色だ。来てガッカリすることは決してない。

 船頭さんの中には女性もいて,私が乗っているときもすれ違った復路の舟に女性の船頭さんが乗っていた。
 女性以外にも個性的な船頭さんが揃っていて,私が乗ったときは往路はイケメンの若者,復路は渋いおっちゃんだった。どちらも話術巧みで,舟に乗っている間飽きさせなかった。

 舟は折り返し地点の天狗岩まで進み,そこで下船して散策。散策後は往路と同じ舟に乗って帰るのではなく,空いている舟に乗って帰る。

 景色を楽しんでもらうためにと船頭さんが黙っている間は,周囲は驚くほど静かで,鳥のさえずりと遠くからかすかに響いてくる他の船頭さんの舟歌しか聞こえない。
 ちらりと水面に目をやると,魚が舟と並んで泳いでいる。
 復路のお楽しみは船頭さんの舟歌。船頭さんが歌っている間,往路ほど景色をがっついて眺めることもなく,のんびりと静かな空間を楽しみながら進む。

 


猊鼻渓付近


猊鼻渓

 

磐梯吾妻レークライン

 猊鼻渓で昼食をとったあと,平泉へ寄るには時間が残ってなかったので今回はパス。一関ICまで走り,そこから東北自動車道を南下。

 今日は朝から曇り気味だが,ここまで雨は降っていなかった。しかし,会津に近づくにつれて雲が厚くなってきたように感じられた。

 二本松ICで東北自動車道を降りて,R459を北西に進み土湯まで。土湯からはR115を西へ進む。

 高森から磐梯吾妻レークラインへ。
 既に16時30分で,なおかつ雲が厚かったため薄暗い中の走行となった。
 磐梯吾妻レークラインに入った直後は眺望が開けたのだが,それ以外は殆ど山の中を進むワインディング。コーナーを攻めるのは楽しいが,景色は今ひとつ楽しめなかった。

 料金所手前から若干雨がぱらつき始めたが,本降りになることなく,何とか最後まで持った。

 


土湯峠〜磐梯吾妻レークライン(クリックすると大きな地図が出ます)

裏磐梯ユースホステル

 今日の宿は裏磐梯ユースホステル。
 五色沼のすぐ横という裏磐梯の観光拠点地にある。
 ところが,夜になると周囲の観光客向け売店は全て閉まってしまい,近くにコンビニもないため買い物に苦労した。
 また,このユースから道路までの間は真っ暗で照明が無く,自分がどこを歩いているかわからなくなるくらいだった。たまたま持っていたミニ電灯を使って前を照らして進んだ。

 


裏磐梯ユースホステル

 

本日のまとめ

 本日の走行距離327キロ。
 総走行距離1,443キロ

 天気は今ひとつだったが,猊鼻渓の舟下りは今回の旅のハイライトになった。

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