関西山陰ツーリング

2009/05/02〜07

2009/05/03 京都〜酷道〜姫路〜泉大津

出発前

 6時起床。昨日10時30分に消灯したおじさんは既にいなかった。7時には朝食開始。普通のトーストにインスタントコーヒー。
 7時40分出発。
今日は関西屈指の酷道R477とR429を走る。そして,泉大津まで走り,夜はフェリーで新門司まで寝ている間に移動。

 

今日のルート
今日のルート(クリックすると大きな地図が表示されます)

 

R477

 百井別れ。
 5年ほど前だろうか。京都の市街地から鞍馬に向かい,そこから少し北に行ってみようと北上したら凄い山の中に入ってしまい大変な思いをしたことがある。
 その際に京都市街地に戻ろうとR477を南下したことがあるのだが,いきなり国道が森の暗闇の中に消えていくセクションがあり,怖くて国道から外れて真っ直ぐ走ったことがあったのだが,それ以来その場所が大変気になっていた。

 その場所が百井別れと呼ばれる日本の酷道の中でも屈指の名所であることを知ったのは2年ほど前だろうか。今回,遂にその百井別れを走ることになる。

 比叡山の西側を走るR367を北上し,20分も走らないうちにR477との分岐になる。大型車両離合困難の看板が刺激的だ。

R477

 最初は片道一車線の良く整備された道だが,少し走ると1車線の山道になり,予想以上の急勾配のつづら折れの道が始まる。
 点々とオイルのような跡が続いていたので心配したが、後で魚屋の軽トラに追いつきその車から水がだらだら零れ落ちていたことで犯人がわかった。

 峠を越えて,集落を抜けると,ガードレールもない棚田の横を抜ける農道レベルの道になる。

R477百井

 

R477
R477百井別れ付近

 

百井別れ

 実によく整備された杉林の中を、走り続け、峠を越え、ヘアピンを回り続けて、ついにあの場所に到着した。

 百井別れ。

百井別れ

 西に向かって走ってきたR477が南側に曲がり、そして北から南に向かってきた道にほぼ平行にぶつかって、その道(実はそれがR477)に合流して一気に反転して北に向かう…切り返さなければ曲がりきれない、それくらい急で、細く、その上勾配がある難コーナーだ。

 数々の酷道サイトで紹介され、酷道マニアの憧れの場所、その場所に今差し掛かったのだ。

 北から南に向かって走ったほうがこの百井別れの凄さがわかるのだが(道なりに走ると百井別れから先は県道、暗い細い道に急カーブ切って入っていくと国道)、前回通過した際にその怖さを体験しているので、今回はこのルートでいいのだ。

 ゆっくりと、そして確実に百井別れを曲がりきった。

 百井別れで記念撮影をしていると、1回で曲がりきれず切り返している車がいた。
 そうだよなあ。車じゃきついよ。

 R477を北上、北上中は1.5車線の狭路が続くが、しばらくするとR477は西に向かう。
 西に向かうR477は普通の快走路。

R477

 しかし、峠に差し掛かると再び狭路へ変身。

 

   

 R477を走り続け、R9にぶつかり、R9を西に進む。

 次の酷道はR429。

 

千歳山付近
R477千歳山付近

R477
R477千歳山付近

R429

 R9を西に進み,福知山付近でR429に入る。

 死に苦。

 その蔑称も納得の酷道っぷりをみせつけてくれるR429。

 地方道から枝道扱いされている位の扱いのひどさ。R429を西に進んでいくと,R429は完全に枝道扱いで左に折れる。

R429

 榎峠付近はそのハイライト。

 

 峠に至るまでの勾配と道の狭さ、越えた後のヘアピンの連続、そして山道を下りきった集落に出現するロウズヘアピン。

R429

 酷道マニアを熱くさせる要素が詰まっている。

 しかし、感心させられるのは道の舗装のよさ。狭いが荒れてはいない。

 R429は一旦R427と合流、南西に走り、R429はR427と別れ、生野方面へ西へと向かう。

 生野峠(青垣峠)までは狭い酷道らしい道なのだが、峠を越えて少し走ると突然普通の地方の国道になってしまう。

 西へさらに進むと湖が現れ、そしてその先に生野銀山が現れた。

 

R429


R429榎峠付近

R429
R429生野ダム付近

R429
R429榎峠への入口

R429
R429榎峠付近

R429
R429榎峠を下りきった場所。ただし,R429はここでも枝道扱いで標識を左に曲がった方向。

生野峠

生野銀山

 江戸時代から存在し、三菱財閥が引き継いだこの鉱山。

 江戸時代の銀山の様子を見ると、まるでアリの巣である。

 明治以降はかなり近代化されたようで、石見銀山よりよほど整備されているという他の見学者の声が聞こえてきた。

 マネキンを使ってかつての採掘現場を再現していいるあたり、中学時代に見学したマインランドおさりざわを思い出した。

生野銀山

 昼食はここのレストランでとったのだが、ステーキ丼を注文したら見本よりはるかに充実した内容でちょっと驚いた。ただ、客は私の他に老夫婦の一組だけだった。

 生野銀山から西に進むとすぐにR312にぶつかり、R312を南下、ここから南下して姫路を目指す。

 

生野銀山
生野銀山

生野銀山
生野銀山

 

姫路城

 R312〜播但連絡道路を南下し、姫路に到着、姫路城へ。

 姫路城の駐車場は2輪お断り。駐車場入り口を通過して、バス入り口にいた警備員にどこに止めればいいか聞くと、駐車場の係員に聞けという。

 ぐるっと回って再び駐車場入り口へ。すると入るなという。
 しょーがないので、隣接する茶屋に駐輪場があったのでそこに停める。
 警備員がやってきて、ここは茶屋の利用者のための駐車場だからなと念を押される。公営の駐輪場はないのかと聞くと、無いという。4輪は良くて2輪はだめなのかというとそうだという。
 釈然としないまま姫路城へ向かう。

 姫路城は高校1年のときの修学旅行以来だから24年ぶりだ。
 修学旅行で始めて見た時は、なんて凄い城なんだと感動した覚えがある。
 それもそのはず、時代劇じゃいつも江戸城を演じているくらいの見栄えのいい役者だったのだ。
 入り口から天守閣へ向かう道は記憶どおりだった。ただし,修学旅行の際にガイドから聞いて印象に残っていた石臼(姥が石)を探したが見つけることができなかった。
 今回の姫路城天守閣自体の印象は、大体記憶通り,しかし記憶より若干派手だっただなあ、という感じ。

姫路城

 天守閣内に入ろうとして一旦列に並んだが、その列が全然進まないので3分で断念して列を離れて、外だけ眺めることにした。
 本丸まで登ってびっくり、列が何重にも折り返しており、中に入るまでどのくらいかかるか見当もつかないくらいだった。

姫路城

 本丸から降りると,猫がいた。首に白い飾りが付いているので,誰かの飼い猫かと思ったら,白い飾りに見えたものはレジ袋の切れ端だった。

姫路城猫

 城見学から帰って、バイクを止めさせてもらっている茶屋でアイスコーヒーをいただいて、一応利用者としても義務を果たし、先へ進む。

 

姫路付近
姫路付近

姫路城
姫路城

姫路城
二輪を降りて歩いて天守閣に近づかないとこの看板の存在がわからないわけで,全然案内になっていない。

 

南海部品

 天気が怪しい。天気予報では連休中ずっと晴れだったが、なぜか気象予報士の姉さんがこの予報を否定するように4日あたりから降りそうってなコメントをしていたのが気にかかっていた。

 今日も一日中曇り空だった。数回シールドに水滴がついた。
 明日以降予報どおり晴れるという保証はない。精神衛生上合羽は必要。

 姫路なら関西に拠点を持つ南海部品の支店があるだろうとネットを検索すると、案の定あった。
 南海部品姫路支店で合羽を購入、姫路バイパスから播但連絡道〜山陽自動車道と走って、今日の最終目的地、泉大津港を目指す。

 

 

フェリー出発20時、時間との勝負

 姫路発17時30分。フェリーは20時発。

 2時間30分あれば余裕だよなあ、と考えていたが、よく考えると30分前にはフェリーに乗り込んでいる必要がある。できれば1時間前。
 すると時間は1時間30分。姫路から泉大津まで1時間30分…着くか?
 渋滞しなければいけるかもしれない。しかし、今日は週末、それもゴールデンウイークなのである。

 山陽道に乗ると、案の定渋滞の表示。

 予定では山陽道〜中国道〜近畿道〜阪和道〜堺泉北道と走って泉大津まで行くことになっていたが、距離的には不利。
 パーキングのガソリンスタンドでガソリンを入れる間に大阪湾湾岸を走ることを考えるが、渋滞が怖い。
 覚悟を決めて当初予定通り走ることにする。

 しかし、やはり渋滞はあるわけで…
 神戸手前から渋滞15キロ、宝塚まではノロノロだ…
 渋滞にはまっている間、正直あきらめかけていた。しかし、宝塚以外の渋滞表示が大津〜瀬田間というのには勇気付けられた。それより前には渋滞がないということだ。

 すりぬけしまくって前に出て、宝塚を過ぎると、時速100キロの高速が戻ってきた。
 吹田ジャクションで近畿道に入ったのが18時50分頃。フェリー出航まであと1時間だが、それは岸を離れる時間だ…車両はそれよりかなり前に船内に入っている必要がある。それに、ターミナルでチケットを入手しなければならない。
 19時30分には絶対についていなければ。

 近畿道を南下…結構長いんだな、この道。

 19時12分、近畿道から阪和道へ。阪和道で見たくない表示が…渋滞??
 巻き込まれたら絶望だ…しかし、しばらく走ると堺泉北自動車道への分岐が。渋滞は分岐してから先だ。私には関係ない。

 堺泉北自動車道19時20分。もう大丈夫だ。俺は勝ったんだ。ミスさえしなければこの道は10分で俺を泉大津港へ連れて行ってくれる。さかいいずみなんて、名前も最高じゃないか。ホラそこに,ゴールは近づいている。最後まで諦めないで駆け抜けてやるぜ。

 最後の関門…助松JCT。ここを一般道に出ないで阪神高速道に合流して泉大津ICで出なければならない…これは迷いそうになりながらクリア、そしてフェリーターミナルへ19時30分ジャスト到着。

 喜ぶのはまだ早い。もう車両の乗船終了と言われるかもしれない。乗船は1時間前から既に始まっているのだ。
 ターミナルのカウンターを目指すと爺さんばあさんの集団が!しかしこれは単なる搭乗待機とわかり、カウンターへ急ぐ。間に合った。

 駆け足でバイクに戻り、誘導されるままに乗船。

 部屋で落ち着いてから船が岸を離れるまでしばらく時間があった。レストランで夕食を食い始めたとき、フェリーは岸を離れた。

 しかし、姫路城で天守閣に登っていたら?ぞっとする。天守閣にすんなり登れていたら,それなりに時間がかかって…混雑していてくれてありがとう。

 

泉大津
泉大津港付近

阪九フェリー

 阪九フェリーには以前九州から大阪まで乗ったことがあり,その際に部屋が清潔だったことが印象に残っていたため,そのため今回の旅で再び利用することにした。

 ちょっと外をに出るとでかい橋が見えてきた。

明石海峡大橋

 明石海峡大橋だ。

明石海峡大橋

 今日は連休だから同室に何人もいることを覚悟していたのだけど,何故か私一人だけだった。前に九州から帰った際も一人だけだったなあ。

フェリー

 

阪九フェリー
阪九フェリー

本日のまとめ

 本日の走行距離433キロ。
 総走行距離910キロ

 色んな意味でハラハラドキドキの一日だった。しかし,これが楽しいのだ。

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