関西山陰ツーリング

2009/05/02〜07

2009/05/05 松江〜伊根

松江城

 8時出発。松江城を目指す。松江城までは宿からすぐ。
 松江城は再建したコンクリート作りの城ではなく、昔からの木造の城。

 朝早いので、開いていないのではないかと心配したが、8時15分到着でも開いていた。
 
駐車場にはバイクは止められないが、バイク駐輪スペースはきちんと確保されていた。スタンドが地面に沈まないように板の貸し出しもある。

 松江城天守閣の中に入って外を眺める。窓の外には松江市街地と宍道湖が広がる。

 

今日のルート
今日のルート (クリックすると大きな地図が表示されます)


松江城

 

中海

 40分ばかり滞在した松江城を後にして、先を目指す。
 中海を目指すべく走り出したものの、市街地で迷い、結構なタイムロス。
 R431を東に走り、中海がようやく見えてきた。
 中海はかつての干拓事業のため、防潮堤防が大根島に繋がっており、その防潮堤防の上を走ることができる。堤防の両側は湖なので、湖の上を走るような感覚になる。

 防潮堤防から中海に浮かぶ大根島へ。大根島を海岸沿いに時計回りに走ろうと思ったものの、東岸と南岸はうまいこと海岸線をトレースする道を見つけることができず。ただし、西岸から北岸にかけては海岸沿いをトレースすることができた。

 大根島から東に進み、島根県と鳥取県の境を跨ぐ江島大橋を渡る。この江島大橋が凄い勾配で、遠くから橋に向かって走っていくと、空に向かって飛び出すジャンプ台のように見える。

 江島大橋を渡ると境港、そして再びR431号線に 合流し、弓ケ浜沿いに南へ。

 


大根島

 

 

浦富海岸〜兵庫県道260号

 R431からR9に入り、鳥取市方面に向けて東に走る。
 しばらく単調な風景の、若干渋滞気味のつまらない道を走った後、青谷羽合道路を走り、鳥取市付近へ。
 鳥取市手前では少しばかり海岸線を走ることができたが、鳥取空港から先はすぐに市街地。
 鳥取市まで来たならば砂丘でも見ていきたいものだが、砂丘へ向かう道の大渋滞を見てしまうと、とても砂丘に行こうという気にはならないのだった。

 鳥取市を抜けて、R178に入り、浦富海岸へ。ここから先は海岸線かつ、ワインディングが続く楽しみな道だ。
 走ってみると、実際に期待通りの道だった。もう少し長く走っていたかったが、浜坂から先はR178は内陸に向かってしまう。

 地図を見ると、余部までR178は内陸を走っているので、海岸線沿いを走るべく兵庫県道260号に入る。
 しかし、この道は断崖の上を走る強烈な狭路で、本当にこの先に道が続いているのだろうかと心配になるくらいだった。

 ワインディングの連続に疲れが出てきた頃に、余部埼灯台への入口が見えてきた。
 余部埼灯台は日本一高いところにある灯台らしいが、え?この高さで?という気がしないでもない。
 高台にあるだけあって、日本海眺望は素晴らしかった。

 


鳥取市手前


浦富海岸〜余部


余部埼灯台

余部鉄橋

 余部という地名から連想されるのは、余部鉄橋。ということで、県道260号を先に進むと余部鉄橋が見えてくる。
 断崖の上を海岸線沿いにトレースする道を走っていると、駐車している車が目立ってくる。そして、その先には三脚を立てたカメラマンが控えているのだった。

 鉄橋ははっきり見えてきた。すると、その上を列車が通っているではないか。さっきのカメラマンはこれが目当てだったのか。
 慌てて車載カメラのシャッターを押す。動画モードになっていたので動画が撮れた。しかし、いまいち良いシャッターポイント確保できなかったのが残念。

 余部鉄橋手前まで降りていき、ここで写真を一枚。

 余部鉄橋の下まで行き、バイクを駐車場に置いて鉄橋付近を散策。
 ちょうど鉄橋の架け替え工事を行っている最中で、新旧の橋が並んでいる。もう少しで古いトラス橋は無くなってしまう。残念だが、橋の下にある慰霊碑を見ると、架け替えなければならないのも仕方ないと思える。
 以前来たときはかなり寂しい風景であったが、今はトラス橋を見る最後のチャンスということで観光客が多数訪れていた。
 橋の架け替えが決まる前はそれほど賑わう場所じゃなかったからか、観光客向けの施設は少なく、昼飯を食べようとしても2カ所しか食べられそうな施設を見つけることはできなかった。
 そのうちの1件の喫茶店に入って昼食。外観から想像していた内容よりかなり良い飯が食えて満足。

 


余部鉄橋


余部鉄橋


転落事故の慰霊碑

丹後半島

 余部鉄橋から再びR178に入り東へ進み、佐津から県道11号線へ入って竹野海岸を走る。

 比較的広く走りやすい道を、海岸線に沿って走ることができた。交通量が比較的多く、すぐに前の車につかえるのが難点か。

 竹野海岸から先に進み、久美浜湾へ。ここは湾ということになっているんだが、海と繋がっている場所はほんの僅かで殆ど湖だ。
 道路を走っていると、残念ながら久美浜湾も海もなかなか見えない。

 R178へ入り、少し走って県道665号へ。最初道がわかりにくく、迷ったかと思ったが海岸線を通る道に出て安心。

 走りにくく、距離を稼ぐのに苦労するこの道を走りきり、またまたR178に入って丹後半島へ。
 片道1車線は確保されているR178は程よいカーブの連続し、海岸線が時折顔を見せる爽快な道。

 経が岬を越えて東岸に差し掛かると、やたら工事が多く待たされたのが残念。

 


竹野海岸〜久美浜湾


丹後半島

 

しばた荘

 R178を南に進み、明日雨が降った場合に備えて、伊根の舟屋を先に見ておく。
 伊根付近は道路改良工事をしており、若干道に迷いながら舟屋密集地区に到着。
 以前にも来たことがあるのだが、この舟屋が町並み保存だけのためではなく現役でこんなに残っているというのが驚きだ。

 伊根では宿が取れなかったので、今日の宿は少し北に戻った泊地区の「しばた荘」という民宿。
 しばた荘は古い民家を改修したと思われる民宿で、目の前はすぐに海だ。

 夕食は部屋ではなく広間で食べる。特別なコースを頼んでいなくても十分な量の料理が出てくる。
 近くのホテルの温泉への送迎もしてくれ、割引券もあるので、宿の風呂ではなくホテルの温泉に入浴。

 


本日の宿、しばた荘


泊海水浴場

本日のまとめ

 本日の走行距離326キロ。
 総走行距離1,601キロ

 今日は昨日以上に海岸線沿いの道を堪能することができた。

<<2009/05/02 自宅〜京都
<<2009/05/03 京都〜酷道〜姫路〜泉大津
<<2009/05/04 新門司〜松江
2009/05/05 松江〜伊根
2009/05/06 伊根〜舞鶴〜下条>>
2009/05/07 下条〜自宅 >>

<<戻る

<<掲示板へ

<<Drive & Toruring Reportメインへ