Just believe in love 1995.2.1 BGDH-1042 |
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全体的な印象 ZARDのカップリング曲の中で一番人気がある曲は何か?少なくとも98年頃まではこの曲のカップリング「Ready,Go!」だった。 表題曲はスケールの大きなスローバラードだ。しかし、リリース当時から表題曲よりカップリングの方の評判の方が高かった。私もカップリングばっかり延々と聴いていた記憶がある。カップリング曲「Ready,Go!」を世に送り出したという意味でこの作品は価値がある。「Ready,Go!」はアルバムに収録されていない。これからZARDシングルを買うならば、この作品は絶対チェックするべきだ。 宣伝用の映像はジャケット写真を使った静止画中心のモノだった。あまり宣伝に気合いが入っていなかったのだろうか。 タイアップ先のドラマ「揺れる想い」が低調だったこともあって、この頃のZARDとしてはセールスは奮わなかった。
Just believe in love 作詞:坂井泉水 作曲:春畑道哉 編曲:葉山たけし スケールの大きなバラード。歌い出しは「すりきれる程聴いたアルバムが」で始まる。そのせいかZARDファンはやたら「すりきれるほど聴いたアルバム」という言葉を使う傾向があるような気がする。 じっくり聴いて浸るには良い曲だ。都会の女性の孤独と恋人への想いを歌った歌詞もなかなかに魅力的だ。しかし、瞬時に私を虜にする曲ではなかった。 作曲は「IN MY ARMS TONIGHT」以来の春畑道哉。 収録アルバム
Ready,Go! 作詞:坂井泉水 作曲:川島だりあ 編曲:葉山たけし カップリング曲の人気投票では常にトップ争いをする隠れた名曲。 疾走感あふれるリズム、泉水さんの楽しそうなヴォーカル、遊び心あふれる歌詞と、誉めるところだらけだ。とにかく聴いたことのない人には一度聴いてもらいたい曲だ。 歌詞をあまり気にしないで聴いていてもGOODだが、歌詞を読むと、これまた素晴らしい。泉水さんらしく、前後の繋がりはあまり気にしてはいけない仕上がりだが、「洗濯機」と書いて「マシーン」と読ませる強引な当て字や、前後の歌詞と殆ど関係なく唐突に現れる「私の方が背が高い!」や、え、え、それ一体どういうことですかと聞きたくなる「彼と動かぬ証拠作りたい」といったところが印象的だ。「山積みの書類ニラむ毎日でも」というフレーズから察するにOLの応援歌としても作られているようだ。 作曲は前作のカップリングに引き続き川島だりあ。やはり川島だりあの曲は良い曲が多い。Feel So Badで「バリバリ最強NO1」やっていた人とは思えない。 収録アルバム
ジャケット・ブックレット 見ての通りスタジオ内の写真。マイクに鋭い視線を送る泉水さんが凛々しい。作曲の春畑道哉同様に「IN MY ARMS TONIGHT」以来の横長レイアウト。この写真も例によってセピアがかった色調。 ポリグラム流通としては最後の作品となった。
セールス
総売上が「負けないで」以降初めて70万枚を下回った。この頃のZARDとしては不振と言って良い数字だ。 初動も30万枚を下回ったが、それでも29.0万枚で固定ファンはまだそのまま付いてきているようだ。この数字なら普通1位だが、trf「masquerade」が驚異の初動41.9万枚を叩き出したため及ばなかった。
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