世界はきっと未来の中 1999.6.16 JBDJ-1047 |
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全体的な印象 「舞妓さんは名探偵!」って番組知ってる?普通知らないよなあ・・。この曲はその番組のテーマソングだった。しかも、番宣では殆どかからないという、何のためのタイアップなんだかわからない状態だった。 殆ど効果のないタイアップが付いたこの曲、リリースタイミングはベスト第1弾発売直後(ベスト第1弾は1999/5/28発売)だった。そのため、ベストのついでに告知されるような状態だった。当初はベストとの同時発売を予定していて、それなら相乗効果は少しはあったかもしれないが、制作が遅れ、3週ほど遅れての発売となった。 「Good Day」「新しいドア」以来の表題曲のみ収録で500円という低価格で発売された。
世界はきっと未来の中 作詞:坂井泉水 作曲:岩井勇一郎 編曲:徳永暁人・古井弘人・シオジリケンジ 作曲はNew Cinema 蜥蜴の岩井勇一郎。ポップな曲調。元々ハードロック系の人らしいが、あまりそれを感じさせない。 この曲の特徴はメロディよりアレンジだと思う。編曲は徳永暁人・古井弘人・シオジリケンジ。徳永・古井は今までもZARD作品に参加しているが、シオジリケンジは初参加。この人は4D-JAMというSOUL/R&Bユニットのリーダーだが、このシオジリケンジの影響が強いと思うのだが、どうだろう?歪んだドラムが終始背後で鳴り、踊れる曲に仕上がっている。 4D-JAMのオフィシャルウエブサイトは最高に面白いので、覗くべし。 久々にこの曲をシングルで聴いてみたら、あれ?こんなアレンジたっけ?とびっくりしてしまった。そういえばアルバム「時間の翼」には別バージョン(another style 21)が収録されているのだった。 ライヴアルバム「Cruising & Live」にもこの曲が収録されているが、大変ライヴ向きで、大いに盛り上がっている。私はライヴ盤でこの曲がかかるシーンが大好きだ。 歌詞は恋人への想いが募りに募って、レッドゾーンを越えて逝ってしまった状態を歌っているようだ。 「世界はきっと未来の中」ってどういう意味ですか?と聞いても、誰も答えられないだろう。おそらく泉水さん本人も。 収録アルバム
ジャケット・ブックレット 欧州の市街地のお花屋さん?の手前に佇む泉水さん。「マイ フレンド」のジャケット並のボケボケ写真だ。それでも端正な横顔、黒く長い髪が魅力的だぜ! 発売直後には一部レコード店でジャケット写真と同じデザインのカードが配られた。私も入手済。
セールス
初動10万枚回復。しかし、惜しくも1位を逃している。その相手が、なんと坂本龍一によるインスト曲「energy flow」だった。よりによってインスト史上初の1位曲に初登場1位を阻まれるとは・・・不運だったとしか言いようがない。 2週目でトップ10落ちし、それ以降急降下すると思われたが、7週目から9週目にかけて3週連続90位台で粘り、累計20万枚を突破してチャートアウトした。オリコンを操作したかと思われる動きだったが、プラネットもCDTVも同じ動きを示し、それは否定された。
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