運命のルーレット廻して 1998.9.17 JBDJ-1041 |
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全体的な印象 超名曲。しかし、それは表題曲ではなく、カップリング曲「少女の頃に戻ったみたいに」が、だ。この作品は表題曲のためにだけではなく、カップリングのためにでも買うべきだ。 この作品は当初9月9日発売予定だった。しかし、何らかの事情で9月17日に発売が延期されている。発売延期が直前だったために、パッケージには発売日は9月9日と書かれている。しかし、私が予約特典として手に入れたポスターには9月17日と書かれていた。 ポスターと言えば、この曲のポスター、結構大量に配布したのか、持っている人が妙に多い。ZARD-MLのオフミで確認したら、他の曲のポスターを持っていない人でもこの曲のポスターだけは持っていた。泉水さんの大変美しい横顔が大きく写っており、ファンとしては持っていたいポスターなので、入手しやすいのは良いことなんだが。 再びカラオケが表題曲だけになった。この後カラオケどころかカップリングまで付かないようになり、最終的には8センチCD自体が使われなくなっていく。 セールスは悪かったが、久々の1位獲得曲となった。
運命のルーレット廻して 作詞:坂井泉水 作曲:栗林誠一郎 編曲:池田大介 久々の栗林誠一郎作曲。しかし、栗林は「もう他のアーティストに楽曲提供しない」と宣言しており、ストックの可能性が高い。 スペイン風のイントロで始まり、最初はゆっくり、徐々にテンポを上げ音数が増えて、最後には荘厳な、そしてやたら長いアウトロで泉水さんのモノローグと共に終わるという展開になっている。 泉水さんが仕上がってきた曲を聴き、キューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」が頭に浮かび、そして書いたという歌詞は難解であり、何が言いたいのか良く分からない。ラブソングのようでもあり、メッセージソングのようでもある。 収録アルバム
少女の頃に戻ったみたいに 作詞:坂井泉水 作曲:大野愛果 編曲:池田大介 ZARDのオフィシャルファンクラブ会誌「WEZARD」のカップリング曲人気投票で「Ready,Go!」を抑えて1位を獲得したのがこの曲だ。 ともかくメロディーが大変美しく、後に倉木麻衣への楽曲提供で名を上げる大野愛果の才能が光っている。アレンジもこの曲のしっとりしたイメージを作り上げるために大きく貢献している。 泉水さんの歌詞は恋人への無防備なまでの愛情を歌っている。恋人に父親のイメージを重ね、身を委ねているようだ。 アルバム「永遠」にも収録されているが、イントロが若干違っている。シングルバージョンの方がお勧め。 とにかく、「永遠」の後にヒットが出なくなったZARDの曲の中では、この曲がベストだ。 収録アルバム
ジャケット・ブックレット ジャケット写真は泉水さんの横顔がモノクロで大きく写っているもの。大変美しい横顔で、人気も高い。最近の写真かなあ?似たような写真がないので、過去の写真のアウトテイクではないような気がする。 ジャケットの紙質は「My Baby Grand」の物と同じ。なかなかに高そうな材質を使っている。「名探偵コナン」のタイアップが付いていたために、コナンカードが付いてきた。また、一部レコード店ではジャケットと同じデザイン、もしくはコナンのデザインのトレーディングカードが付いてきた。ZARDファンなら迷わずジャケットデザインの方だった。
セールス
久々の1位だった。とはいえ、登場週数は10週以下で、総売上も結局は前作と殆ど変わらない。 この頃のヒットチャートの状況を見ると、小室がパワーダウンし、華原朋美が消えかかり、最後の希望の星として鈴木あみが登場してきた頃だ。小室と入れ替わるようにつんくが台頭、モーニング娘。「抱いてHOLD ON ME!」をリリースし、中位のヒットを記録し、安倍エース時代のピークを迎えていた。 SEGAがドリームキャストを発売し,そのSEGAのCMキャラであった湯川専務がシングルをリリースした。
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