W.史か小説か 堀 準一 同窓会報 53(1981)
前々項小口のはがきからは宿泊第二夜は今津であったと思われるがそれでもなお歌が作られたと中安が言ったのは第三夜の彦根ではなかったのかという疑念も出る。これらはすべて「神陵史」の記述の正否を疑わせるのである。この点について論究したのが堀 準一氏である。氏は数編の論究を発表しているが、当事者中の当事者谷口氏との接触で「琵琶湖周航の歌」成立の時と所を明らかにされているのである。その集大成ともいうべきものがこの1981年の論究である。この論究の大事なことを教示してくれたのも海堀氏である。
U.神陵史の元となった資料へ帰る方は 山内氏の「琵琶湖周航の記」へ帰る方は
山内氏の「琵琶湖周航の記」へ帰る方は