三高歌集琵琶湖周航の歌大正六年 小口太郎 作詞 大正四年 吉田千秋 原曲
|
現在Realplayer(無料)をダウンロード後インストール(Netscapeなら\Netscape\Communicator\Program\Pluginsに)されますと、Realplayer が組み込まれます。三高の旗をクリックして、お待ち下さい(Java起動に1〜2分かかります)。realの画面がでましたら左側の三角をクリックしてください。もちろんRealplayer plusでも歌が流れます。最新のRealplayerは音質が大変よくなりました。
コントラバスの名手Gary Karrは自分で日本人の生まれ変わりだというほどの人で、演奏の中に“琵琶湖周航の歌”があります。紹介しましょう。次行の「流星」の絵をクリックしてしばらくお待ちください。この間にjavaが起動します。"Karr:琵琶湖周航の歌"とでましたら、左の方の三角形をクリックしてください。良い演奏ですね。
1 われは湖の子さすらひの 旅にしあればしみじみと 昇る狭霧やさざなみの 志賀の都よいざさらば |
われはうみのこ さすらいの たびにしあれば しみじみと のぼるさぎりや さざなみの しがのみやこよ いざさらば |
2 松は緑に砂白き 雄松が里の乙女子は 赤い椿の森蔭に はかない恋に泣くとかや |
まつはみどりに すなしろき おまつがさとの おとめごは あかいつばきの もりかげに はかないこいに なくとかや |
3 波のまにまに漂へば 赤い泊火なつかしみ 行方定めぬ波枕 今日は今津か長濱か |
なみのまにまに ただよえば あかいとまりび なつかしみ ゆくえさだめぬ なみまくら きょうはいまづか ながはまか |
4 瑠璃の花園珊瑚の宮 古い傳への竹生島 佛の御手にいだかれて ねむれ乙女子やすらけく |
るりのはなぞの さんごのみや ふるいつたえの ちくぶしま ほとけのみてに いだかれて ねむれおとめご やすらけく |
5 矢の根は深く埋もれて 夏草しげき堀のあと 古城にひとり佇めば 比良も伊吹も夢のごと |
やのねはふかく うずもれて なつくさしげき ほりのあと こじょうにひとり たたずめば ひらもいぶきも ゆめのごと |
6 西國十番長命寺 汚れの現世遠くさりて 黄金の波にいざこがん 語れ我が友熱き心 |
さいごくじゅうばん ちょうめいじ けがれのうつしよ とおくさりて こがねのなみに いざこがん かたれわがとも あつきこころ |
猪熊紀彦という方から電子メールをいただきました。以下にご紹介しましょう。大正八年当時の歌詞が分かります。歌い継がれる内に歌詞が練られていき、名歌は歌う人がみんなで作っていくものだと今さらながら感じます。
私の手許に「三高歌集」という小冊子があります。大正8年版と10年版の2冊で、私の伯父(猪熊信二、大正8年文甲入学)から亡父がもらったもののようです。
この2冊とも[琵琶湖周航の歌」と「賄征伐の歌」は掲載されていません。どちらも「いわゆる寮歌」とは認識されていなかったのでしょうか。
|