過去の雑記 00年 7月上

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7月 1日
藤澤さん(7)、細木さん(8)、住田(11)、堀川(12)と昼からカラオケ。パセラがこれだけちゃんと回転するのは久しぶり。ヲタクカラオケをするなら昼が狙い目なのかも。

2時過ぎから3時間ほど歌った後、藤澤さん、細木さんと山本正之コンサートに行く。曲数が若干少ない、きらめきマンまわりが盛り上がりに欠けたなどの若干の不満はあるが、新曲に気に入ったものが多かったので概ね満足。「ミイラとお姫様 長篇版」の、恋のダンスサイト風の踊りだけでも観に来た価値はあった。

コンサート終了後、住田、堀川と再び合流し、地下のタイ料理屋でSRWαの話などしながら夕食。トム・ヤム・クンとトム・ヤム・ガイの兄弟の事績についてさまざまな知識を得た。

細木さん達と別れ、乗換駅の高田馬場に着いたのが午後11時5分前。思わずルノアールに寄ってみる。ちょうどユタ帰りの人がいたので挨拶をしたら、心底驚かされる反応が帰ってきた。一体僕がどんなに悪いことをしたというのだろう。

なんだかわからないうちに一部の人は西葛西に来ることになる。話の流れからするとうちに来そうだったのだが、いつのまにかカラオケに行くことに。まさか西葛西で二週連続徹夜カラオケとは。世の中は意外性に満ちている。

今回は学習していたので午前4時には店を出る。しかし、大森望さんの仕事場に押しかけて朝まで遊んでいては状況はあまり変わらない。どうもすみませんでした。>大森さん・さいとうさん
ここで、衝撃の名曲「ゴジラさん」「私のアンギラス」に出会った感動などについては、また別の機会に。

7月 2日
ただでさえ、昼遥かすぎに起きたというのに、『マップス』を再読して一日を潰してしまった。ああ、ガッハかっこいいなあ。

横浜は阪神相手に3連敗。そんな戦闘力があるなら、読売相手に3連敗するんじゃない。>阪神

7月 3日
夜中に突然虫歯が痛み出す。どのくらいかってーと、歯が痛い、それはもう一睡も出来なくなるくらい。歯が痛い。親知らずに穴があいているような気がするなあ、とは思っていたが、歯が痛い、痛みは感じなかったので放って、歯が痛い、置いたのが、歯が痛い、裏目に出たか。歯が痛い。ともかく、会社を休んで、歯医者に行くことにして、歯が痛い、とりあえず寝ようとしたのだが、歯が痛い、とてもじゃないが眠れ、歯が痛い、ない。明け方には諦めて、SRW4を始めてしまった。歯が痛い。

会社に、歯が痛い、休む旨を、歯が痛い、伝え、歯が痛い、歯医者へ。洒落にならない穴があいているから抜こうということに決まったが、時間があるときでないとということで、実際に抜くのは来週に決まる。穴にとりあえず詰め物をして、薬を貰って帰る。歯が痛い。

7月 4日
歯痛はやや治まった。

アーサー・C・クラーク『失われた宇宙の旅2001』(ハヤカワ文庫SF)読了。映画&小説『2001年』の裏話とボツ稿をまとめたエッセイとも作品集ともつかない本。ボツ稿は「やはりボツ稿だね」という印象。全般に、描写して「しまう」部分が多く、正本の『2001年』に比べると神秘性が欠けている。長篇として通して読めば、また印象は変わるかもしれないが、現在の形では褒めづらい。ただ、エッセイ部分の『2001年』裏話は抜群に面白いので、一冊の本としては好印象。「映画『2001年』に対して中立以上の感情を抱いているならば、買って損は無い」程度には薦められる。

7月 5日
帰りがけに高田馬場芳林堂に寄る。プレステを買う予定もないというのに、SRWαの攻略本を見比べてしまったり。読み物としてはファミ通版が一歩リードか。バルキリー全機(15機前後×3形態)にコメントをつけているというだけでも高く評価すべきだ。無駄な努力という気がしてならないが。

ちょっとだけSRW熱が高まったので、SRW4を進める。現在、38話に入ったところ。Aチームは15スタック中13スタックが2回移動可能だというのに、Bチームで2回移動が出来るのは半数にすぎないので、Bチームマップをプレイしているとストレスが溜まる。この溜まったストレスを、2回移動ザンボット&ライディーンで発散だ、と思ったら敵も大半が2回移動してくるのであった。

7月 6日
yahooセンチュリーベストナインのノミネートリストを見る。なんだかいろんな点で納得が行かない。
斎藤雅樹程度が入って、北別府も、大野も、遠藤もノミネートされない投手部門。木俣を押しのけて中尾がノミネートされてしまう捕手部門。原ごときが衣笠、掛布と並んでしまう三塁手部門。山下大輔が宇野にも劣るというのか遊撃手部門。そして稀代のバント職人、平野謙がノミネートされない外野手部門。いくら最終結果には絡まない面々とはいえ、一応数千人から選ばれた120人なんだから、もう少し気を使って選んで欲しいところである。
なお、この投票、今日現在では、イチロー、王が長島より上位に立っている。イチローはともかく、王が長島を上回っているのは、苔むした長島信者を嘲笑うかのようで痛快。

ピート・ハウトマン『時の扉をあけて』(創元SF文庫)を読了。SF的には典型的な「時間の輪」ものということになるが、話の力点は、明らかにガジェットではなく不幸の連鎖というテーマにあり、パラドックス云々への突っ込みは浅い。構成がしっかりしているため、時間軸が錯綜するわりに状況が掴みやすい。読み終えた段階で、因果関係が分からなくなるなどということはないだろう。また、「時間の輪」というネタが、描かれるべき主人公の不幸と上手くリンクしており、一方が他方のリアリティを損なうということもない。よく出来た話だとは思う。ただ、それで面白いと感じるかどうかはまた別の問題。あまりにも地味にすぎる。
不幸な、あるいは感傷的な気分のときに読むと楽しめたかも。

7月 7日
ここで何度か触れているとおり僕は今回のダサコンのスタッフではないわけだが、いきなり止めるのも、ということで見物人を名乗っている。そう、「今回はスタッフではなくオブザーバーです」ってのは自分で認めたことである。しかし、だからといって参加予定者リストに(オブザーバー)と書かれると、あまりに偉そうで落着かないのであった。

雷がかなり間近で鳴っているようなので、パソコンの電源を抜き、SRW4の続きを始める。Bチームは聖戦士トリオがやっと2回移動になったところだというのに、Aチームはデューク・フリード、剣鉄也まで2回移動になってしまった。最終面のメンバー構成を考えると剣鉄也を育てる意味は皆無なのだが、物心ついて最初に見たテレビまんがが、マジンガーZの最終回であるというトラウマは、そう簡単に消えはしないのである。

7月 8日
昼過ぎに目覚めると、台風一過の清々しい曇り空だった。今日は、台風のせいで一日中部屋に閉じ込められ、しかたなくWebまわりの作業をするという予定だったのに。仕方がないので、夕方から神保町へ出てみたりする。
神保町で最近注目なのは羊頭書房だが、今日も楽しい出物があった。古本屋では滅多に見かけない「タクテクス」の20号台である。版形変更前のB5版の頃の号はたまに見かけるが、A4版になってからの号は珍しい。適当な値段なら買っていこうと手に取ってみると、これが3000円。珍しいのは確かだが、そうまで需要があるものかぁ?強気の値付けの店は楽しいなあ。

7月 9日
日がな一日、MDを編集したり、いまさらなイベントレポートの続きを書いたりして過ごす。結果達成できたものが乏しい割には充実した1日。やはり、1月ぶりに米を炊いたことが大きいのか。

賞味期限の切れた醤油を捨てる。1升瓶ならともかく、ごく普通の家庭用ボトルで賞味期限に間に合わないというのは、いかに自炊をしないかを明示しているようで微笑ましい。サラダ油とはいわないから、せめてバターと醤油くらい賞味期限までに消費できるようになりたいものだ。

ふとテレビをつけると「ちびまる子ちゃん」で藤木がドミノを並べていた。「きっと最後の最後で上手く行かないのだろう、藤木だから」などと思いつつ眺めていると、驚いたことに成功している。「なぜ?もっと嫌な作風だっただろう、この作品は」という疑問は次の瞬間晴れた。27時間テレビの一齣だったのね。そら、「ドミノが失敗する話」は出来んわなあ。

7月10日
仕事はちゃんと切りがついていなかったのだが、定時で切り上げて歯を抜きに行く。

親知らずを抜くということもあり、かなり覚悟して行ったのだが、麻酔を3回もかけてもらうとさすがに痛みを全く感じない。巨大な(主観では)ペンチが登場したときにはどうなることになるかとおもったものの、ものの数分であっけなく抜歯は終わった。抜けた歯を見せてもらうと、見事なまでに横穴が空いている。最近、なんかこう歯が磨けていないなという印象があったが、それもむべなるかな。直径7ミリを越えようかという大穴が空いていては、歯ブラシの毛先も届かないだろう。やはり抜いてもらって正解だったようだ。
とりあえず後は傷口がふさがるのを待つばかり。てなわけでとっとと寝ることにする。

したはいいが、眠れなかった。麻酔が切れると同時に何ともいえない不快感が襲ってくる。しばし格闘した後、開き直って状況が好転するまで起きていることにした。しかし、何にも集中できないので、テレビを見ているだけだったり。ニュース、ニュース、ニュースとつないでいるうちにいつのまにか「恐竜家族」の再放送まで見てしまったよ。
「恐竜家族」は名作「ポテト教」の話。この世はジャガイモである、というネタで、真の科学とは何か、幸福とは何か、というテーマにまで至ってしまう豪腕には敬服する外はない。

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