過去の雑記 01年 3月

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3月21日
朝っぱらから眠けがとれない。だから25過ぎたら無理はよせ、とさんざん自分に言い聞かせているのにこの体たらくたぁ何事だ。プロのサラリーマンという自覚にかけているとしか思えんな。そう自分につっこんだところで、眠いという事実は解消されない。結局、一日睡魔と戦って過ごしたのだった。

オープン戦。横浜 対 中日は河原が先発。三回を好投したらしいのだが……。いくら先発が駒不足だからって河原に頼らざるを得ないってのはチームとしてあまりにも問題があるような。

夜中に(←眠いんじゃなかったのか)ふと油断してケーブルTVの『重戦機 エルガイム』を見る。おお、Mark II!おお、バッシュだ、バッシュだ。おおお、ジュノーン(違う)!……でもだめだよ、これ。なんかこう、台詞回しがあまりに「ハイセンスカッコワライカッコトジ」で見てられない。ひょっとして、バイファムもだめなんだろうか。そうじゃないと信じたい。信じたいが。

3月22日
<異形コレクション>『ロボットの夜』(光文社文庫)を読み始める。菊地秀行「保が還ってきた」は、まるでSFのようだったので驚いたことである。

3月23日
予定されている関東鉄道のストライキに備え、早起きする。茨城県の地図だの、トレッキングシューズだのまで準備し、バスで30分の道のりを歩く用意は万全だったのだが、夜中に解決してしまったので、無駄になった。残念。< 残念か?

3月24日
半年前に敗北を認めた件について契約の履行を求め、いつもの東洋大組(大熊、蔭山、小菅、田中)が柏に来る。午前4時過ぎまでガメラのDVDを見ていて寝不足という大熊君はともかく、インフルエンザが治りきらず咳が止まらない蔭山さん、気管支炎で38度の熱がある小菅君、足を捻挫してまともに歩けない田中さんの三人は何を考えてここにいるのか。人の恥ずかしい姿を見るためなら自らの健康も省みないというのは、一人前の社会人のとるべき行為とは思えないのだが、どうか。

しばし歓談し、近所で飲んだあと、屈辱の契約を履行する。まさか、このような辱めを受ける日がこようとは。許すまじ、大熊、小菅。この怨みはいつか必ず。辛辣なお嬢さんたちには、再反撃が怖いから何もできないけど。

3月25日
早起きして、どこにも行かずに出かけた後、帰宅し二度寝。昼から雑用を片付けてすごす。桐が使えなくも無い環境を整えたり、今年度中は不燃ごみ扱いのごみを捨てる準備をしたり。いろいろと忙しかった割には、何かが前に進んだという実感の無い一日。

「ラリホー、ラリホー、ラリラリホー」というわけで「スーパー3」を垣間見る。カートゥーンとしての出来はともかく、タイトルしか知らなかった作品の現物を見られたことは喜ばしい。しかし、これで昔の吹き替え版が使えるなら、トム・ジェリだって旧吹き替え版のまま放映してくれても良いのに。
#トム・ジェリでは不可能な理由は、なんとなくわかるが、今の吹き替えは気に入らないので、理解できないことにする。

なんとなく覚悟はしていた不幸が訪れる。いや、いいけど。ぶつぶつ。

3月26日
そういえば昨日(日付の意味は)、竹本泉『トランジスタにヴィーナス』2巻(MFコミックス)を読了。設定がどんどん豪華になっていくんですが、このまんま期待していいもんなんでしょうか。軍の恒星間航法の設定は、実に竹本泉的でお気に入り。

ついでに、数日前(だから、日付の意味はってばよう)にイダタツヒコ『外道の書』(九龍コミックス)読了。なんだ『HeRaLD』より前に、ちゃんと終わった作品があったのか。人間を魔道書に変え究極の叡智を手に入れようとする男と、兄と恋人を魔道書にされた女の戦いを描く。< 微妙に違うような
初期作品だけに絵柄はちょっと辛いところもあるが、勢いがあるので問題なし。なんといってもヒロインが良い。兄を、元恋人を、平然と切って捨てる潔さ。タケミといい、あやといい、このさつきといい、イダ作品のヒロインはみんなかっこいいなあ。

3月27日
会社をとっとと出ておきながら、うろうろしてたんで、帰りは明日になった(←その明日ってのはなんだよ)のだが、それはそれとして。郵便ポストにSFセミナーの案内状を発見。「引越しました」の通知をしてないのだから至極当前ではあるが、西葛西から転送されてきていた。柏に住んでいることを知っているセミナースタッフは数多いんだからなんとかなっても、というのは数百人に対する発送作業に求めていいことじゃないですね。はい。っつーか、柏の住所を知ってるのは一人か二人のはずだし。

企画はそれぞれに面白そうなので完全参加で申し込むのはいいとして、さて職場近くの郵便局は……。歩いて30分のあそこだけ?ああ、今度会ったときに現金で渡すんで申し込み手続きはしておいて頂けませんか、顔見知りのスタッフ諸氏。< だから無理だってば

3月28日
一時の気の迷いで小坂俊史『月刊フリップ編集日誌』1巻(BAMBOO COMICS)を買ってしまう。四コマは極力買わない約束だったのに。

中身は、漫画誌編集部を舞台にしたごく普通の現代四コマ。キャラはそれなりに立っているが、むしろネタに重きをおいているあたり最近の若者にしては見所がある(偉そう)。全体に流れる怠惰な空気と小さな悪意はかなり好み。でもなあ。四コマ漫画誌掲載の四コマで最も気にいっている大橋ツヨシは一冊も買わないのに、なんで小坂俊史の二冊目を買っちゃうかなあ。

3月29日
急に桜が咲き乱れたかと思ったら、途端に寒さが増した今日この頃。でも、三月なのでコートは着ない。いや、ほら昔から言うじゃないですか、弥生三月春彼岸って。……で?

あまり寒い中帰ってきたので(本当に「ので」なのかは議論の余地があるが)、非常に久しぶりに湯豆腐を食べる。先日、湯豆腐をごはんのおかずにするといったら、信じられないと評されてしまったのだが、我が家の湯豆腐は豆腐と同量のかしわ肉と白菜が入る、むしろ豆腐入り水炊きと呼ぶべきものなので、個人的にはありだと思うのだった。灰汁を取りながら食べる湯豆腐ってのは、そんなに珍しいものなのか。

3月30日
<異形コレクション>『ロボットの夜』(光文社文庫)を読了。全体に安定しているが、特に秀逸なのが堀晃「背赤後家蜘蛛の夜」。アシモフの<黒後家>を完璧に模している。メンバーの人数も、職業も、国籍も違うのに、それぞれにロジャーだったり、マニーだったり、ジェフだったり、ジムだったりするのは驚き。それでいて、ちゃんと堀作品になってるんだから感心する他無い。熟練の技とはこのことか。

他では、高野史緒「錠前屋」が描くノルマンディの片田舎の風情が良かった。ノルマンディ人がしゃべってる言葉は茨城弁かな。
#東国弁は全部同じに聞こえるんでよくわからん。

セントラル・リーグもついに開幕。多少の失点なぞ関係あるかと完膚なきまでに物量を見せつけた読売、リーグ最高の投手陣で相手の攻撃を抑えきる中日、序盤に先発が大崩れで中継ぎが何とかして最後の最後に連打するもあと一歩とどかない横浜、昨年のAクラスはそれぞれに持ち味を発揮した。この調子だと、今年も目標は貯金1のAクラスか。負けろヤクルト、負けろ広島。< それは後ろ向きでは

3月31日
桜も咲いているというのにみぞれが降りますか、などと思っていたら、それどころかぼたん雪までなだれ散る。もう、なんでもありらしい。寒いから味噌煮込みを食いに行こうと思ってたのに、あんまり寒いんで諦めちまったよ。

人に頼っていても仕方が無いので、近所の郵便局に行ってみる。ありがたいことにATMだけでなく、窓口も開いていたのでSF大会SFセミナーに申し込み。って、自動払込機を使ったんだから窓口も何も関係ないのでは。
んー、機械は受領証の控自体はくれなくて、手元には受領証の縮小コピー入りの利用明細票しかないんだけど、セミナー特別篇はこれで受付してもらえるんだろうか。今度、関係者に会ったら聞いてみよう。

ついにケーブルが本領発揮、というわけでJSS2の中日・広島2回戦を見る。黒田の出来がすばらしい。9回の表裏に男・星野の恫喝野球が炸裂し、中日がサヨナラ勝ちしたが、今年の広島はまったくもって侮れない。Aクラス入りを狙う横浜にとっては、最大のライバルだね。< だから志が低いってばよう

大熊日記近況が復活。復活分からはどのような事情で更新が止まっていたのかは窺い知れないが、ともあれめでたいことである。で、ベストって、何?

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