- 6月 1日
-
昨日、不用意に
しかし「ふつう計算しない」という主張はどうか。
などと書いたら、それぞれの日記で突っ込まれていた。いや、そうマジに取らなくても。ネタだし。
あ、しかし、Arteさんに関する記述は確かにまずかった。ご本人の6月1日付日記にあるとおり、「わたしは計算しない」とあるだけですね。ご迷惑をおかけしました。
# ちゃんと謝っておかないと京フェスでシメられるのだ。
無気力に任せてWebをまわるうちに面白いサイトに出会う。テキストの量と質からすると、多分、誰もが知っている超有名サイトなのだろうが、僕ははじめて知ったので備忘録をかねてここに記しておく。
どちらも面白かったが、とくにHIRAXの<できるかな>「おっぱい星人」シリーズは傑作だった。おっぱいのヤング率……。
- 6月 2日
-
とりあえずのノルマが見えない状況になったので、人に借りたまんがを読んで自堕落に過ごす。
雷句 誠『金色のガッシュ』1巻(少年サンデーコミックス)読了。異界からの来訪者ものと思わせてのバトルもの。ガッシュのキャラ造形が良すぎ。とりあえず続きは買おう。
第一土曜日なので、夕方遅くにのろのろと高田馬場へ。いつのまにか改装されていた芳林堂で柏では売っていない単行本を買っているうちに遅くなり、ユタの例会には間に合わなかった。ちょっとしっぱい。
しかたがないのでねぎしで飯を食い、ルノアールへ。これ以降の参加者は、大森望、久世信、小浜徹也、添野知生、高橋良平、茅原友貴、林、福井健太、藤元直樹、三村美衣(あいうえお順、敬称略)。ユタの時には山本御夫妻と志村さんもいたらしい(追記:ご本人の日記によると柏崎玲央奈さんもいらっしゃったとか。他にも実はいたという方、ご連絡をお待ちします。って、なんか違うような)。ルノアールで聞いた主な話題は、貼雑年譜、古本屋、アードマンスタジオの初期作品、コンフェデレーションズ杯、ヨーロッパのホテル、ホテル旅の必需品としての線香、大会企画、図書館の欠本調査、宮崎アニメ上映会、病弱自慢、予算内で家を建てる、大変な引越し(あるいはいやな店子)など。うーむ、こうまで本の話も、映画の話も聞こえないところにいたのか。
少し寄り道してから帰宅し、なぜか入手できたEGO WRAPPIN'「色彩のブルース」を聞きながら眠る。
- 6月 3日
-
洗濯をして布団を干して飯を作って飯を食ってワイシャツを買ってLANアダプタを買って飯を作って飯を食ったら日が暮れた。あ、床屋に行き損ねた。
大熊君からSPAMが届いた。いったいなんの嫌がらせなんだろう。どきどき。
- 6月 4日
-
太田垣康男『MOONLIGHT MILE』1巻(BIG COMICS)を買って読む。数年後を舞台にした宇宙開発もの。人間ドラマと宇宙がわりとうまくかみ合っているのはいい感じ。これで、とってつけたようなセックスシーンがなければ、より良かったのに。ああ、ISSの米国太陽電池パドルがいつも同じ角度なのも気になるかも。< 気にするな
# っつーか、ときどきとんでもない姿勢をとっている気が。基本はオフセット付きのLVLHなんだから腹を地球に向けて欲しい。
夕食にマレーシア料理を食べた。いまひとつベトナム料理と区別がつかなかったが、多分、生春巻きがなくてナシゴレンがあるあたりがマレーシアなのだろう。料理の味は悪くはなかったが、ちょっと割高だったかも。いや、頼みすぎただけという説もあるが。
- 6月 5日
-
チャンネルを回して(死語)いるうちに、横浜・広島の中継に行き当たる。0対0、九回裏、二死満塁。バッターボックスに立つは昨年の首位打者、金城。マウンド上は広島のエース、佐々岡。カウントは1-3。空気も固体化するような緊迫感の中、佐々岡が五球目を投じる。――ボール。
押出しで応援しているチームが勝つところって初めて見たな。
しかし、その場面で待てのサインを出すのか。森野球。
- 6月 6日
-
澁澤龍彦『悪魔の中世』(河出文庫)読了。中世ヨーロッパの悪魔/地獄/死を主題とした芸術を扱ったエッセイ。悪くは無いが、悪くは無い程度。図版が命の内容で、図版が見づらいのはちょっと。ハードカバー版が入手可能ならそちらを入手すべきなのだろう。
BS2で「日本フォークソングの全て」第3回を観る。自分がいかに音楽に興味が無いかを思い知らされた。なんというか、作品を時代との対応で把握してないのだな。これがSFやボードゲーム、アニメ、少年まんがなんかなら、だいたいどの時代にどの文脈で出てきたものか、ということを何らかの形で意識しつつ触れているわけだけど、音楽だとその辺がまったく気にならない。ジャンルに興味が無いというのはこういうことなのだろう。ふむ。
- 6月 7日
-
宅配便の受け取りをする必要があったのでとっとと勤務先を出ようと思ったら、天の底を抜いたような雨。何の因果か傘を持ってなかったのでずぶぬれになりながらバス停まで走る羽目に。勤務先の敷地の広さを恨んだのはこれがはじめてだ。
まあ、ずぶぬれになりながらもなんとか帰宅し、いろいろとあれこれした挙句、無事ADSL開通。申込みから約10日で開通というのは割りと早いほうではないだろうか。なんせ回線工事が終わった段階では、モデムが家になかったくらいだし。
ADSLの速度に酔いつつテレビを聞いていると興味深いニュースが。タカラがコナミと手を組んで、無線(赤外線)コントロールのチョロQを発売するのだとか(詳細情報のPDF版)。この映像のインパクトはすごい。見た感じはほんとにただのチョロQなのに、ユーザのコントロールに従ってぐいぐい曲がるのだ。値段も5000円弱とお手ごろ価格。なんか欲しい気が。
- 6月 8日
-
昨日、数箇所のSF系掲示板にほぼ同一の書込み(こんな内容)をしていたマルチポスト君がいたのだが、それぞれの掲示板でフォローを貰ったにもかかわらず、今朝になってさらに多数の掲示板に同内容の書込みをしていた。これだけなら、世の中には、空気の読めない迷惑な奴っているよね、という嫌な話で終わってしまうのだが、ありがたいことに続きがある。
彼の無邪気な振る舞いに付き合ってあげた親切な人物の中にu-kiさんがいたのだが(なんと2箇所の掲示板でフォローしている。さすがだ)、今朝の大量マルチポストは、そのu-kiさんの掲示板に対しても行われたのである。迷惑はうっとうしいだけだけど、間抜けはほっとするから救いがあるね。 < ありません
# 誰にフォローを貰ったかくらい気づけよ。
恩田陸『上と外5 楔が抜ける時』(幻冬舎文庫)読了。「思いもよらない大展開!どこまで続くか絶体絶命!!」という帯は本当だった。でも、本当に次で落ちるのか、これ。
- 6月 9日
-
昼前に池袋に出て美女と会食――。いや、とあるチケットを引き取りがてら小菅君、蔭山さんと飯を食っただけですが。
デパ地下のカウンターバーで昼前から飲んだくれるという計画は店に入れず頓挫したので、飯を食ったのはアジアキッチン。「ライスとサラダとスープがつきます」という定食メニューにカレーが並んでいたのでどうやって出てくるのかと思ったら、本当にカレーと茶碗に盛ったご飯が出てきたのには驚いた。まあ、頼んだシンガポール風カレーは、どっからどうみても牛肉のカレーソース煮込みだったんで何の問題も無い。
飯を食った後、二人と別れ新宿へ。名大SF研カラオケ班関東分会でカラオケ。HyperJOYの専門店という選択は大正解で2時間限定というつらい状況にもかかわらず、十二分に歌うことができた。「新・究極超人あ〜るの歌」を待ち時間なしに歌えるってのはやはり貴重だ。
カラオケ後、しばし買い物につきあってもらってから飲みに向かうのであろう他の人々と別れ、帰宅。金が無いときとはそんなものだ。
晩飯のついでに大熊君から貰ったSPAMを味見。えーと、その、この歯ごたえも何にも無い、腸に詰めてないソーセージを水でといてそこはかとなく固めただけの代物は、どのように味わえばいいものなんでしょうか。叶うことなら、発送元に送り返したいような。
いや、「近所の犬にでもやったら」と言いだす人もどうかと思うのだが。
- 6月10日
-
先日、<文学の冒険>の第50回配本カルペンティエール『春の祭典』(国書刊行会)を購入した。その際に気になったのが「50回ってなに?」という点である。僕の知る限り、現時点で<文学の冒険>のタイトル数は49点なのだ。いったい自分は何を見落としているのだろう。この疑問が急激に膨らんできたので、そんな暇は無いと承知しつつも本棚をひっくり返して穴を捜してみることにした。
抜けがあるとしたらチェックが甘くなっていた最近だろうと目星を付け後ろから調べ始めたのだが、見れども見れども穴が出てこない。遡っているといつしかアジェンデ『エバ・ルーナ』に達してしまった。そんなはずはない。第一期の十五作品は完全に把握しているはず。疑問に思いつつも一冊ずつひっくり返し帯の「第n回配本」の文字を確認していくと、やっと答えがあった。それは……。
いや、まさか『重力の虹 I』が14回で、『重力の虹 II』が15回だったとは。そういえば同時に出なかったんだっけか。これは気づかないよなあ。
その調査のついでに作った文学の冒険タイトルリスト。本当にタイトルしか並んでないんで、そのうちデータ追加予定。著者、原題、訳者、初出年、刊行年月日、ページ数、ISBN、帯の引き文句と他になにをつけようか。
とある先輩がとあることになったことを知る。とある大先輩のリークでそれらしい状況とは聞いていたが、もうとあることとは。きっかけがSF大会のスタッフとかだったら、微笑ましいんだけどどうすか。> とある先輩
八房龍之助『宵闇眩燈草紙』3巻(電撃コミックスEX)読了。驚いたことに一冊丸々続き物。しかも次巻に続く。あまつさえ『仙木』のキャラまで登場するサービスぶり。なにがあったんだろう。話は「取り違えられた鞄」もの。魔法使い同士が大乱闘を繰り広げる派手な展開なので京太郎君はかわいそうにおいてきぼりだ。いつものことという説もあるけど。