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左からナイフ、固定金具、より戻し、風速計、凧降ろし器

ここでは、カイトフォトにあると便利な道具などを紹介します。なくてもカイトフォトはできますが、あると便利、あるいは安心できる小物です。

凧降ろし器
カイトフォト用の大凧を降ろすのは大変です。風が弱いときは腕の力で降ろすこともできますが、強めの風ではなかなか降りてきません。そんなときに便利なのがこの凧降ろし器です。名前は大げさですが、滑車にロープを結んだだけのものです。アンカーに固定された凧の糸にこの滑車を通し、これを引っ張りながら前へ進み、糸を降ろして行きます。ある程度進んだところで糸を持ってアンカーまで戻り、再度アンカーに固定します。つまり1動作で水平に進んだ分だけ降ろせることになります。これを繰り返します。また、広い場所では、カメラのフィルム交換などで一時的に凧を降ろすときにも便利です。
滑車は、下部が開閉式のものを選んでください。固定だと、揚げた後に糸に通せませんから。(参考価格: 3500〜4500円程度)

風速計
ベテランになればなくても良いのでしょうけど、風の強さを数字で確認できると安心できます。写真のものは、風で回る小さな風車が発電器を回す方式のものです。このほかにもいろんな方式のものが市販されています。ただ、安価なバネを使った方式のは残念ながら誤差が大きいようです。風車式なら、比較的正確で使いやすいです。(参考価格 $98、別の品物ですが、国内では2〜3万円で数種類、売られています。)

より戻し
元々は釣り道具です。ベアリングが入っていて、糸のねじれを取ってくれます。糸をつなぐ際に間に入れるのも良いでしょう。私は、凧と糸を結ぶ際にも使っています。なお、凧用にはかなりの強度が必要です。大型のトローリング用が使えますが、強度には十分注意してください。(参考価格 500〜700円)

固定金具
凧と糸を結ぶ際に使用します。糸と凧を素早く付けたりはずしたりできます。写真のタイプが小さくて丈夫です。これも、使用強度には十分注意してください。一番なくしやすい道具なので、予備を持っていた方がいいでしょう。
(参考価格 350〜500円)

ナイフ
これは非常用です。凧を揚げていると子供たちが近づいてきたりすることが時々あります。カイトフォト用の糸は、時にはものすごい力で引かれるため、万一子供の腕などに絡むと大変です。そんなとき、非常用にポケットに入れています。また、アンカーが使えないときは、糸を自分の体に固定することもありますが、そんなときも万一に備えて持っているとすこしは安心できます。でも、ナイフを使用するようなことにならないように十分注意しましょう。
(私自身、自分の凧のためにナイフを使ったことはまだありません)

 

水深計


これは釣り道具です。糸をローラに通し、その回転数で糸の長さを数字で表示してくれるものです。水深計、と言ってはいますが、糸の長さを調べるものです。
私の糸には、10m間隔で印がついていて、何m位糸が出ているかすぐに分かるようになっています。でも、この印付けが大変でした。そんな中でこれを見つけました。使えることまでは確認していますが、これを入手以降、新しい糸をまだかっていないので、本式には使っていません。
(参考価格 特売で約2300円)

写真にはありませんが・・・

手袋
大型の凧の場合、糸の引きは非常に強くなります。このため、手袋は必須です。軍手でも十分使えますが、私は革の手袋を使っています。革製、とはいえ、作業用なら比較的安価です。(800〜1600円程度) 手袋は、フィルム交換などが行いやすいように、指先部分を切って使う人もいます。また、ケブラーの手袋は、非常に丈夫で使いやすいのですが、高価です。

アンカー
カイトフォト中は、時にはカメラの操作も必要です。そんなとき、凧の糸を地面に固定できれば非常に楽です。それに、常に糸を引く必要がないので、疲れることもありません。このように、糸を地面に固定するのがアンカーです。これは、糸が固定できれば十分なので、様々なものが使えます。
たとえば・・・
 自動車:    前後の牽引用のフックなどにロープを結びます。車で乗り入れられるところならこれが一番。
 太い木や杭: 柵を固定しているものなど、十分太いものなら使えます。
 犬用の杭:   大型犬の鎖の固定用に売られているものが使えます。持っていって地面に刺すのですが、抜けないように十分注意して下さい。
 テトラポット:  海辺にころがっているのをそのまま使います。でも、鉄の部分は錆びていることも。
 漬け物石:   砂浜や河原などでなにもないときに便利です。ただ、10Kg程度の重さでは不十分なので、近くの石を積み上げたりして補います。

アンカーは便利ですが、風の変化に凧がついて行けないときなどは、糸をゆるめられないので凧が落ちやすくなります。十分注意して使用してください。

カイトフォト そのほかの道具