【トップページへ戻る】

Windows Vista RC1 をバーガーminiへインストール  (2006.10.9)

Microsoftより、Windows Vista RC1(Release Candidate) Customer Preview ProgramのDVDが届きました。Windows Vistaは、今年の7月にBata2 Customer Preview Programが出て、我が家のPCにもインストールしたのですが、これはとても重くて全く使い物にならない代物でした。でもRC1はBata2からチューニングし、かなり軽くなったのに加え、バグもたくさん潰して、より製品版に近づいたということなので、どんなに良くなったか試したい気持ちになり、インストールすることにしました。
Vista Bata2の時は、我が家では最高速のAthlon64 3000+ 1.8GHz のPCにインストールしたのですが、今回は、軽くなったということなので、これよりはるかに遅い、Mobile Pentium 1.7GHZの「バーガーmini」に入れることにしました。 バーガーminiにした理由は、このPCは、WEBカメラを接続して自宅の遠隔監視装置となっているし、WEBサーバにもなっていて、常時インターネットからの攻撃や侵入の脅威にさらされているので、 Windows Vistaは、WindowsXPよりセキュリティが強固になったということから、Vistaに切り替えることで、 セキュリティ強化による脅威の低減をはかることができるのではないか、思ったからです。
 
ということで、早速バーガーminiにインストールしてみました。バーガーminiのHDDの第1パーティションにWindowsXPが入っています。Windows Vista RC1のDVDからはWindowsXPの環境にアップグレードも可能ですが、WindowsXPはこのまま残したいので、第2パーティションにWindows Vistaを新たにインストールすることにしました。インストール時間はBata2は2時間位かかりましたが、RC1は約1時間20分に短縮されています。でもWindowsXPの40分に比べるとはるかに長い。製品版では、WindowsXp並に改善して欲しいものです。また、WindowsXPのインストール時に表示された終了予定時間も表示されません。これも、製品版では改善して欲しいものです。
インストールが終わって、いよいよWindows VistaRC1の起動。じわーという操作感はBata2と同じですが、Bata2よりは、はるかに軽快に動きます。でもWindowsXPに比べるとまだまだ重たい感じです。Aero Glassと銘打つだけあるようにデスクトップは透け透けの感じで、アニメーション効果が美しく、結構いいじゃないかと好感を持ちました。ここで、すべての効果をきり、クラシック仕様に変更すると、ほぼXPのクラシック状態に近づけることが出来ますが、重さは、あまり変わらないので、アニメーション効果によるCPU負荷は、それほど大きくはないように思えます。XPに比べて動きが遅いのは、アニメーション効果によるのではなく、Vista自体に動きの重いところがあるような気がします。
この重さでは、2007年1月に製品版が出ても、すぐに買ってWindowsXPから乗り換えようという気にはなりません。いっそ、CR1を2007 年 6 月 1 日の使用期限まで使ってしまおうと思ってしまいます。 反面、WindowsVistaは、美しいAero Glassのデスクトップや、セキュリティ面の強化といった魅力的な面もあります。特に、XPに比べ、多数のセキュリティ機能が搭載されていて、これらの機能が、ウイルス、ワーム、スパイウェアといったマルウェアのインストールを防ぐと共に、既にインストールされている場合は検出、削除するそうです。 これは有り難いことで、もう少し軽快に動くように改善されれば、CR1の使用期限を待たずに、買ってもいいかなという誘惑にもかられます。
こんなわけで、メーカーのMicrosoftは、ぜひ、この魅力的なWindows VistaというOSを、WindowsXPなみの軽快さで動くようにチューニングして、製品版として出荷して欲しいと思います。
 


【トップページへ戻る】