星みどりフォーマルハウト・ダイアリー

発行人の日記です。私がうお座なので、連想から命名しました。
(フォーマルハウト:みなみのうお座アルファ星。秋の夜空で唯一の一等星。)
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おさかなライン 

 

10月31日(水) 今夜は満月?ついこないだ、見たばかりのような気がするのに。早いなあ。

 今日は休日を振り替えてお仕事。というのは、明日、娘と来年入学する小学校に健康診断に行くのです。なんか、母もドキドキ。

 わたしまけましたわ(回文)。『ヒカルの碁』10巻のラストに。ああもうダメ、もう我慢できないわ!というわけで、観念して10〜14巻までイッキ買い。これから読みます。ふふふふふ>ブキミな笑い

 それにしてもヒカルの成長ぶりには目を見張るばかり。筍みたいにぐんぐん伸びていく。彼と対戦して負けた大人が、「おめェはその間(1ヵ月半のプロ試験中)にも伸びてったが、おれはちっとも変わんなかったその差か!」と言うシーンがあるんだけど、この気持ちよくわかる。自分も一段上に行きたいのに、思うように上がれない。そのもどかしさ、歯がゆさ。成長してゆく少年と、取り残される大人の悲哀。

 しかしこれ、めちゃめちゃリアルな囲碁マンガでありながら(ヒカルやアキラくんの天才ぶりはフィクションとしても)、左為の存在だけが全くの架空じゃないですか。平安時代の幽霊だからねえ。その現実と架空のギャップが、なんとも不思議。今後、左為の存在がどういうふうに扱われるのか、すごく興味しんしん。バレるのかどうなのか、たとえバレても皆が信じてくれるのか。

 それにしても、一度戦った囲碁の手順を全部覚えてるのって、むちゃくちゃすごいことなんじゃないの??院生とかになるとごく普通のことなのか?だとしたら、みんなめちゃ頭いいんだなあ。

 今日は全部で11冊も本を買ってしまったので、超しあわせ〜。


10月30日(火) 当たり前のことだけど、プロデュース、ってのはとても大事だと思う。店全体のトータルコーディネイト、といいますか。「うちはこういうカラーを出していこう。こういう客層でこちらの路線で、今はこれを売り、次はこれを仕掛けてみよう」みたいな。小さい店のほうがむしろ、これは自由にやりやすいのではなかろうか。店長さんの好きにできるというか。が、店が大きくなればなるほど人数が増えるので、各個人がバラバラに自分の仕事をするだけになってしまい、統一感に欠けてしまう。それをうまくあちこちのバランスを考えてコーディネートし、流れを作っていくプロデューサー役というのは、必要かつとても重要だと思う。「モーニング娘。」があれだけ人数がいてもうまくいってるのは、やっぱりつんくが偉大なんだと思うなりよ。

 『評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭』(峯島正行、青蛙房)の重版が決まったそうです。めでたい!11月10日前後の予定だそう。こないだの朝日新聞にも書評が載ってましたね。

 11月発売予定の宮部みゆき『ドリームバスター1』(徳間書店)は、SFJapanと週刊アスキーの連載に加筆修正したものだそうです。う〜ん、どのくらい売れるか、数がつかみにくいなあ。

 昼休みは『ヒカルの碁』9巻。韓国からきた少年とヒカルが戦う。韓国で碁が盛んだなんて、私も全然知らなかったよ。読んでるこちらの血が熱くなるような、すごくいい勝負でした。って碁のルールは相変わらずわかんないんだけどね(笑)。

 超久しぶりに「日経ネットナビ」なんて買ってみたり。ADSLについて勉強しようと思って。Yahoo!BBがダントツ人気ですが、どうも森山さんの日記読んでるといつも怒ってるような気が(笑)。他の方の日記読んでても、ADSLにすると、どうもサイトの更新がトラブったりするみたいだしなあ。不安。いまだ初心者なので(笑)。

 あとは今日発売の『20世紀少年』7巻(浦沢直樹、小学館ビッグコミックス)を読む。そういや、これ、テレビCMとかもやってるね。ああ、やっとあの日の謎が!と思ったら、なんつーいいとこで終ってるんだ〜!!つ、続きが早く読みたいっ!


10月29日(月) ふう〜、2日連休しただけで仕事が山積みだよとほほ〜>遊んできたんだから当然だって

 祥伝社400円文庫の、『アイ・アム』(菅浩江)と『虹の天象儀』(瀬名秀明)をとりあえずゲット。山田正紀と鯨統一郎は明日買う予定。出て初めて気がついたんだけど、この4冊は全部、SF競作というくくりだったんだね。あとの10冊はテーマ競作「吸血鬼」、ホラー競作、恋愛競作というくくりに分かれてます。

 昼休みのお楽しみ、『ヒカルの碁』8巻。今回のヒカルには冷や冷やしたよ。72Pの第1回ピカイチキャラコンテスト結果、アキラくんが5位ですってえ!?どう考えても2位でしょうが!(左為が1位ってのはなんとなく許す)

 昨夜は、ネット巡回もそこそこに、「SF系サイトへの100の質問」をしこしこ書いてて、寝るのがすっかり遅くなっちゃいましたよ。というわけで、私の解答はこちら。みんなの読むの、なかなか楽しいね。


10月28日(日) ただいま。今回は女性オンリーの、のんびり温泉旅行in甲府でした。やっぱ女友達はいいねえ(彼女らは高校時代からの友人なのだ)。しかし、子供が3人集まるとすごい。うるささが、「3倍」ではなく「3乗」(笑)。母は疲れましたよ。しかしそれでも、車で移動中にその騒ぎの中でぐうすか寝てしまった私(笑)。友達はかなりびっくりしてました。でも車に乗ってて思わず目についてしまう看板はやっぱりブックオフだったり(笑)。3軒くらい見かけた気が。そうそう、甲府に嫁いだ友人宅にはじめてお邪魔したんだけど、なんと家の前に書店が!私なら毎日通っちゃうなあ。

 いろいろとしゃべって、楽しかった。ひとと話してるうちに、はじめて見えてくるものもあるね。みんなそれぞれ頑張ってて、えらいよ。私はまだまだ器が小さいなあ。

 「あるある大事典」。甘いものって、シワの原因にもなるんだって。大ショック〜(泣)。やっぱり減らそう。睡眠については、もうどうしようもないさあ。はっはっは。>開き直り

 ああ、みやさん、『本当に、やさしい。』(よしながふみ、ビブロス)購入ありがとう〜!!


10月26日(金) u-ki総統の本日の日記に、ださこん5.5sp1の告知が。く〜〜〜っ、京フェス(11.17〜18)ですか!だからね、主婦は急には行かれないんだって〜(涙)。というわけで、京フェスに行かれる皆様はどうぞ楽しんできて下さいませ。レポお待ちしてます!!クヤシイので、SFサイトへの100の質問には答えようと思っております。しかし…これに答えるの、時間かかりそうだなあ(笑)。

 昨日出たSFマガジン12月号のてれぽーと欄(P180)で告知されてますが、「SFファン活動を考える会」が発足されたそうです。ファン活動の先達をお招きして、お話を伺ったりするそうな。第1回の会合は11月3日の午後2〜5時、渋谷区勤労会館にて。参加費500円。鈴木力氏、頑張ってますなあ。立派。

 『本当に、やさしい。』(よしながふみ、ビブロス)はどうも市場在庫はあるみたいですね。探して買うぞ!情報感謝です!『タイムマシンのつくり方』(広瀬正、集英社文庫)もこないだ注文したら品切れって言われたので、市場在庫を探しますわ。

 『ヒカルの碁』7巻。おおっ、ヒカルがめきめき強くなっている!168Pのヒカルに驚き。すごいすごーい!159Pの左為には、思わず目頭が熱くなってしまった。つらいね。

 乱読更新。がんばるぞー。

 それにしても、同人誌を毎号定期的に出しつづけるというのはパワーがいるよね。「宇宙塵」の柴野さんは、本当にえらいなあ。敬服。私はちょっと今、気力がぷしゅう〜と抜けてます。いかんいかん。

 ちょっとネットのない世界に行くので、明日の更新はお休みします。わーい、温泉だー。


10月25日(木) くっくっく、ついに手に入れたわ『1限目はやる気の民法』(よしながふみ、ビブロス)をっ!!ああ、あと持ってないよしながふみ作品は『本当に、やさしい。』(ビブロス)だけだが、これは品切れなんだよなあ。くーっ。ビブロス様、どうか重版してください〜(泣)。

 林檎は紅玉が好き。あの潔いすっぱさがいい。大きさもちょうどいいし。最近の林檎はみんな大きすぎて。なのに、紅玉はちょっと目を離すとあっという間に時期が終わっちゃうので、注意が必要なのだ。今現在は家に買ってあるので幸せ。

 頭痛は少し落ち着いてきたけど、まだちょっと残ってる。あと別な意味の頭痛の種が…。ああもーいや。

 昼休みは恒例の『ヒカルの碁』6巻。ああ、至福の時間。もう今はこれだけを楽しみに生きてるよ、と同僚に言ったらあきれられた。>当たり前です

 あとはSFマガジン12月号を買う。音楽SF特集。

 創元推理文庫の新刊が出ましたね。『とむらい機関車』『銀座幽霊』(大阪圭吉)>なかなかいい感じの装丁、『M・R・ジェイムズ怪談全集1』とか。ハヤカワ文庫の『エンド・オブ・デイズ(上・下)』も。角川文庫の『ゲーム・プレイヤー』(イアン・バンクス)の表紙にはびっくり。松本零士っすか!わかりやすいといえばわかりやすいが(笑)。

 もう25日だよ!月末だよ、やばいよ!というわけで、超ひさびさの乱読更新。たまってるのはあと6冊だ!道は果てしないなり〜。


10月24日(水) う〜、なんか寝ても寝ても頭痛が治らない。加えて気持ち悪い。なんだろう、貧血?更新も、日記がせいいっぱい。すみません。

 本も、マンガしか読めず。今日も某書店で『ヒカルの碁』5巻(ほったゆみ原作、小畑健漫画、小学館)を買い、娘の歯医者の待ち時間にむさぼり読む母(笑)。おっ、ヒカルくんがなんか輝いてきたぞ!>シャレにあらず

 第22回日本SF大賞候補作。どれも非常に評判のいい傑作ぞろい。いっそ全部に賞あげるってのはどうですか?(笑)決定は12月6日だそうです。大森さんの掲示板あたりで速報が出るでしょう。

 ああそうだ、第41回SF大会「ゆ〜こん」の本登録変更申込書が届いてたわ。えーい、先のことなどかまうもんか、登録しちゃえ〜!(笑)


10月23日(火) 半月がきれいな夜です。左に輝くのは、あれは火星?

 ちょっとへとへとな1日。めげそう。

 昼休みは『ヒカルの碁』4巻。ヒカルがインターネット碁を始めたとこ。やっぱりアキラくん(以下略)

 『プラネテス』2巻(幸村誠、講談社モーニングコミックス)、発売。ああ、あの超美麗イラストが全部カラーのまんま収録されてるよ!!神様、講談社様、ありがとう〜〜〜(感涙)!!7話と10話の見開きの、宇宙空間の美しさよ!!

 そういや、昨日だったかな、テレビで韓国の大書店の話をやっていた。開店前の朝礼タイムに、全社員にいろんなジャンルから10冊ほどの問題を出して、それを2分以内に店内から探させるんだって。女性社員が、靴がすっぽぬけるのもおかまいなしで、必死の形相で店内を走ってる様はマジですごかった。これで成績が良かった人は給料が上がるんだって。へー。負けた女性店員が悔し涙を流してるのもまたすごい。そうやって、サービスの向上に努めてるそうな。


10月22日(月) …どこまでが夢で、どこからが現実?

 昔は、「悪の組織(黒スーツに仮面姿)にどこまでも追いかけられる」というのが、悪夢の定番だった。結婚してからは、なぜか旅行してる夢が圧倒的に多い。昨夜の夢で見たのも、いつか見たような、なんだか妙に懐かしい場所。

 本日、カウンタが35万を突破。皆様、いつもありがとうございます!

 kashibaさんの奥様の一言(10月21日の日記)に、ハートを射ぬかれる(笑)。「好きでやっているんでしょ?」…ソ、ソーナンスー。

 『ヒカルの碁』3巻(ほったゆみ&小畑健、集英社ジャンプコミックス)を昼休みにむさぼり読む。アキラくんの、碁にかける真摯なまなざしに惚れまくり。明日は4巻を読むぞ!

 さて皆様!!明日は『プラネテス』2巻(幸村誠、講談社モーニングコミックス)の発売日です!忘れずに、忘れずにお買い上げのほど、なにとぞよろしく!

 新刊速報、更新。


10月21日(日) アニメ「サイボーグ009」第2回を見る。おお!ホントだ、よくできてる。再放送のようだ(笑)。ロボットのデザインの古さに時代を感じちゃうね。

 風邪と口内炎はピークを越えた模様。でも寝不足は継続中。まいるなあ>寝ろって

 昨夜、『かりそめエマノン』(梶尾真治、徳間デュアル文庫)読了。勢いで、『おもいでエマノン』(徳間デュアル文庫)収録の「あしびきデイドリーム」も引っ張り出して読了(未読だったので)。後者がよかったなあ。『かりそめ〜』はずいぶんとつらい話でした。しかし鶴田さんの描くエマノンは、本当にぴったりだね。前の新井苑子の絵もよかったけど、もうすっかり頭の中の映像が鶴田バージョンになっちゃったな。

  『赤ちゃんをさがせ』(青井夏海、東京創元社)もさきほど読了。明るく元気なほのぼのミステリ。安楽椅子探偵役のおばあちゃんがいいです。あと、『手塚治虫SF傑作選』(ちくま文庫)を半分ほど。ミステリー傑作選のほうも買うべきかなあ。しかし手塚さんの漫画って、やっぱりどこか怖い。

 ここんとこ、読書ははかどっているのだが、書くほうが…うううう…すみません…。体力との闘いっす…。

 新刊速報、更新。


10月20日(土) 風邪と口内炎のダブルパンチ〜(泣)。しゃべりにくいこと、このうえない。加えて、絶望的寝不足(笑)。

 昨夜、『ザリガニマン』(北野勇作、徳間デュアル文庫)読了。うう〜む〜、ネタバレになっちゃうから、何も書かないでおきましょう。ちょっと私の好きな方向とはズレてきちゃったかな。他の方の感想が聞きたい!これは傑作なのかどうなのか?そのうち、乱読書きます。未読の方は読まないでね。って、あうう、乱読が6冊もたまってしまったよ。明日こそは!!

 『赤ちゃんをさがせ』(青井夏海、東京創元社)、『七回死んだ男』(西澤保彦、講談社文庫)、『かりそめエマノン』(梶尾真治、徳間デュアル文庫)を並行読み。なんとかせねば。

 ほぼ日ブックス、創刊。11月1日に、一挙10点発売。700円だから、新書くらいのカンジかな?ネットの本って、私個人の感覚だと、思ってるほどは売れないという気がするんだけど(もちろん「もっともっと売れて欲しいのに!」とくやしく思っている)、これはどうかな?とりあえず、糸井さんの『ダーリンコラム』は読んでみようかと思ってますが。

 ソニーマガジンズが、コミック・雑誌から撤退だそう。「コミックバース」も12月号で休刊とか。今出てるソニマガのコミックは、欲しいのがあったら今のうちに買っておいたほうがいいみたいですよ。「すべてがFになる」(浅田寅ヲ)とか売れてるのにねえ。あ、コミックは別会社にお引越しのようです。くわしくはまんが王倶楽部へ。


10月19日(金) 出ましたよ出ましたよ、『ザリガニマン』(北野勇作、徳間デュアル文庫)!しかしこの表紙…すごすぎ。仮面ライダー+バルタン星人だよ!(笑)『かりそめエマノン』(梶尾真治、徳間デュアル文庫:なんか、今回から「デュアルノヴェラ」と銘打って、新・中篇シリーズ、スタート!と帯に書いてあるよ)、小説すばる11月号も一緒に購入。11月9日ごろ予定の野ばらちゃんの新刊『ツインズ−続・世界の終わりという名の雑貨店』は、小学館から発売だそうです。予価1400円。出版社に電話したら「情報早いですね」と言われてしまった(笑)。

 で、昼休みにちょろっと読みましたが、『ザリガニマン』。こ、この世界は…?クラゲ+火星+かめくん??まだ未確認だけど、前作3つを読んでからのほうがいいような気がしますよ。ああ、期待でわくわくどきどきっす!!早く読みたいっ!!

 あとは今日出た本をざっと。『夜陰譚』(菅浩江、光文社)はホラーだったんですね。『キャンディーランド』(エヴァン・ハンター&エド・マクベイン)は同一人物なんですってね。知りませんでした。ダイジマン、エライ。で、後半からは、ひっくり返して後ろから読むようにできてます。まあ、店頭でご覧ください。『人生を救え!』(町田康&いしいしんじ、毎日新聞社)も面白そう。『オーケンのめくるめく脱力旅の世界』(大槻ケンヂ、新潮社)は最初のページだけで爆笑。ぶぶぶぶ。そうだ、『ひいらぎはかせとフロストマン』(たむらしげる、フレーベル館)も発見。これ、10年くらい前のシリーズなんですが、いきなり再開した模様。4冊目。

 10月26日には、ジム・トンプスンの新刊『アフター・ダーク』(扶桑社)が出るそう。1429円、46判。いつものソフトカバーの判形でしょう。

 西澤保彦をちょっと読んでみようかと思ってます。『七回死んだ男』はなかなか面白い設定。傑作の予感。先が楽しみ。ああ、ポンツーン2000年1月号、見つかったよ〜!>πRさま。これに、『依存』(幻冬舎)を読む前に読むべし、という「黒の貴婦人」って短篇が載ってるそうなんで。しかしこんなとこまでチェックしてるとは>πR氏。

 あうう、既読本が5冊もたまっている〜。乱読書かなきゃ〜。


10月18日(木) さ、さ、寒い〜!!今日はセーターで出社。

 昨夜、『マイナス・ゼロ』(広瀬正、集英社文庫)読了。すっっごく面白かったです!!非常にうまく組み立てられた、タイム・トリック・パズルとでもいいましょうか。最後のピースがはまった時の感動!それと、人情味あふれる昔の人たちとの交流や、銀座の街へのノスタルジー。読後感が非常にあったかい、とても不思議でハッピーなタイムトラベルSFでした。日本版ジャック・フィニィ。噂に違わぬ大傑作。★4つ半!

 タイムトラベル物って、ホントに面白いよね。ここがこうだからこうなって、という時間のパズル組みを、広瀬正氏はすごく楽しんで作ったんだろうなあ、というのが想像できる。作中に『スポンサーから一言』(フレドリック・ブラウン、創元推理文庫)の「最初のタイムマシン」というショート・ショートが出てきたのにはびっくり。ああ、これも面白かったな。このへんのタイム・パラドックスを考えてるとホントにキリがないね。「ドラえもん」で、こういうのずいぶん読んだ(見た)気がするなあ。時間ネタ、けっこう多かったよね。

 とりあえず、『時の門』(ハインライン、ハヤカワ文庫)と『タイムマシンのつくり方』(広瀬正、集英社文庫)を注文。楽しみ〜。

 通勤本は、『七回死んだ男』(西澤保彦、講談社文庫)。「今頃?」と笑わないで〜(汗)。しかし16歳にしてすでに精神年齢32歳ってのは、ヘビーな人生だね(笑)>主人公。

 星間宇宙船で、しもつきさんから、すばる11月号に嶽本野ばらさんの短編「コルセット」が載ってますよ!との情報が。ありがとうございます。11月9日には新刊「ツインズ−続・世界の終わりという名の雑貨店」が出るそうな。出版社はどこだろう?情報求む!


10月17日(水) 昨日の日記「たれフォント」をインストールしてる方しか読めなかったそうで、大変申し訳ありませんでした。でもこれ、すごく面白い字になるんですよ〜。ご興味ある方はぜひインストールしてみてくださいませ。しかし、この作者は実に偉大だ。全部自分で手書きでフォント作ったってんだからなあ。前にSFマガジンのコラムで書いてた、水玉さんの手書きフォントもぜひ作ってほしいなりよ。

 今日は雨、雨、雨。こないだ、娘が「ママにプレゼント」と言って、保育園の庭でつんだ、セイタカアワダチソウをくれました。そういえば、線路ぎわが黄色く染まり始めています。

 さっき、「ヒカルの碁」第2回を見ました。アキラくん萌え〜。娘はサイ萌えだそうです(笑)。「テニスの王子様」も面白いよ。話がめちゃめちゃストレートだけど。

 現代書林のサイトで本日告知されましたが、岡田斗司夫の『30独身女は正しい!(仮)』『恋愛の取説(仮)』12月に同時発売されます。で、2冊同時予約なさった方には、先着にて「特別編集版小冊子」プレゼントキャンペーンを実施しております。当店でも、先着10名様限定でプレゼントいたしますので、お近くの方はぜひどうぞ!ちなみに、この小冊子の「恋愛の取説」はびっくりするくらい当たってました、私の場合。「30代独身女、どうよ!?」は、こわくてまだ読んでません(笑)。

 新刊速報、更新。銀河通信9月号は停滞前線の影響により、いまだ日本のはるか南の海上におります(笑)。


10月16日(火) ね〜む〜い〜よ〜。もうこんなかんじ〜。今日は早く寝ます〜。
(このフォントは
「たれフォント計画」から)

 今日発売の週刊朝日の書評欄に、『評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭』(峯島正行、青蛙房)が紹介されてました。1ページまるまる全部だから、けっこうな量だったよね、ダイジマン?

 あうう、新刊速報はまた明日〜。

 上のフォントが読めない方のために同文↓

10月16日(火) ね〜む〜い〜よ〜。もうこんなかんじ〜。今日は早く寝ます〜。
(このフォントは
「たれフォント計画」から)

 今日発売の週刊朝日の書評欄に、『評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭』(峯島正行、青蛙房)が紹介されてました。1ページまるまる全部だから、けっこうな量だったよね、ダイジマン?

 あうう、新刊速報はまた明日〜。


10月15日(月) ぐわー、昨夜「サイボーグ009」見逃したよ!(泣)

 うちの元バイトの子が「結婚しました」と報告に来てくれた。しかもお相手は一緒にうちでバイトしてた彼氏。いやー、うれしいねえ!おめでとう!!

 今日はもうひとつうれしいことがあったが、これは秘密〜。

 出版社の営業の方から聞いた仰天ネタ。くどうなおこ(『のはらうた』などの著者)って、あの漫画家の松本大洋のお母さんなんだって!!

 11月の国内SF新刊は、超ビッグなのが2つもあるよ!神林長平『永久帰還装置』(朝日ソノラマ)と、宮部みゆき『ドリーム・バスター1』(徳間書店)の2冊。宮部さんは「SFJapan」のだよね。で、これって面白かったのかな?(笑)>自分で読めって

 そして本日入荷本の目玉はなんといってもこれだ!!『自選ショート・ミステリー2』(講談社文庫)!北野勇作のショートショートが載ってるぞお!>ヒラマドさん、情報感謝!他にも瀬名秀明、宮部みゆき、光原百合、眉村卓、鮎川哲也、横田順彌も!これはオススメよ。で、北野勇作「お猿電車」読みました。…サ、サイコー!!!(爆笑)

 昨夜読み始めた『マイナス・ゼロ』(広瀬正、集英社文庫)、すごく面白いです!!今、1/3くらい読んだところ。ノスタルジックな、ひと昔前の日本の情景。いいなあ。ストーリーもハラハラもので、もお先が読みたくて読みたくて!!星新一の解説も素晴らしい。今更私なんぞが言うまでもないことですが、彼は人を褒めるのが本当に上手ですね。

 今、NHKのアーサー・C・クラークを見ながらこれを書いてます。ゲストに高橋源一郎。あっ、モノリス!夏にどっかでお会いしましたねえ(笑)。


10月14日(日) 祖母の米寿(88歳)のお祝い。久しぶりに従兄弟たちに会う。みんな大人になったなあ。どうもちっちゃい頃の印象が抜けなくて(笑)。やっぱり20代が人生で一番輝いてる時期じゃないかという気がする。みんな、ぴかぴかするようなオーラが出てる。ちなみに私は初孫だったので、従兄弟の中でも一番お姉さんなのだ。あとは全員未婚。

 しかし肝心の祖母はゆるやかに痴呆が始まっていて、何度教えても従兄弟の名前をすぐ忘れてしまう。母たちの気持ちを想像するとつらい。時間は、誰の上にも平等に流れていく。容赦なく。

 まあ、なにはともあれ皆様元気でなにより。楽しかったです。

 本日の「あるある大事典」は「ストレス」。そうか私は我慢タイプですか。てっきり激情タイプかと(笑)。いや実は今日もちょっと事件があったのだが、ここに書くと反響が大きすぎるのでやめます(笑)。

 あー、ダイエットしよう。と日記には書いておこう(笑)。

 『マイナス・ゼロ』(広瀬正、集英社文庫)読み始めました。昔の文庫は活字が小さいね。昨日まで読んでた『数奇にして模型』(森博嗣、講談社文庫)の半分くらいの大きさでは?でも1ページにつき2行しか変わらないんだな(前者は19行、後者は17行)。解説、星新一。やー、これはダイジマンが喜びそうな解説だなあ。冒頭がこれよ。(以下、引用)

 「ことし、つまり昭和52年が「宇宙塵」の20周年に当る。柴野拓実さんのはじめた日本最初のSF同人誌である。私もそれに発表した作品によって作家になったわけでもあり、ふりかえってみると、まさに感慨無量だ。」


10月13日(土) またしてもおなかの調子が〜。といいつつケーキ食べてたり(笑)。洋梨のケーキ。おいし〜い。

 毎日ムックから、『神田神保町古書街ガイド』が出ましたね。これ、今はなきアミューズの総集編みたいなもの。そういえば、神田古本まつりももうすぐですね。10月26日(金)〜11月3日(土) に青空掘り出し市、10月26日(金)〜10月28日(日)に古書即売会(日本教育会館7階 だそうです。チャリティ・オークションや、蔵書印まつりなんかもあるそうな。神保町ブックフェスティバルは10月27(土)〜28日(日)です。行きたいけど、子連れじゃ無理だしなあ。

 なんとなく、古書まつりというと、MZTさんを思い出してしまう。遥かカナダの地で、元気でいるかなあ。

 最近、やたらめったら特典付録つきの多いコミックですが、11月末発売の佐々木倫子『Heaven?』3巻(小学館)には、なんとキッチンミトンがつくそうな(笑)。そ、それはなんというか微妙なオマケですね。欲しい人どのくらいいるのだろう?や、私はもちろん予約したけど(笑)。

 星間宇宙船で、みんなに『マイナス・ゼロ』(広瀬正、集英社文庫)をプッシュされる。試しに広瀬正で検索したら、集英社文庫の6点はまだ生きてるのね。『マイナス・ゼロ』なんてもう20年前の本なんだなあ。現役とはエライ。

 『数奇にして模型』(森博嗣、講談社文庫)読了。うちでまとめて読めば早いのだ。ああ、面白かった〜!満足満足。★4つってとこかな。犀川先生、カッコイイよう!(笑)しかしやっぱり動機が(以下略)。ところでさっき検索してわかったのだが、森博嗣のデビューって96年の春なのね。この年って私の空白期なのですよ。育児休暇中で、本どころじゃなかったんで。それで乗り遅れたんだな。ちょっとくやしい。まあ、出会いの時期は多少ずれていようとも、本自体の面白さに全く変わりはないけどね。

 全然関係ないけど、洋服が欲しい。女性雑誌とかフェリシモのカタログ見ると、すぐあれこれ欲しくなるのは私の悪い癖だ。見なけりゃそれですむのにね。でも「これいいな〜」って見てるのはやっぱりとても楽しいのだよね。


10月12日(金) 本の雑誌11月号の「特集=本屋さんに行こう!」を読む。書店員と営業マン4人の、覆面座談会がなかなか笑える。あ、うちの店、今でもレジ1台にサッカー4人です(笑)。混んでる時だけですがね。あと、私、勤続15年です(笑)。出版業界お休みの日制定は大賛成です。杉江さんのコラムには泣きました。じいいん。おかしかったのは、読者からのハガキで、「棚差しのハヤカワSFの前の平台にボーイズラブを積まないで」というもの(笑)。気持ちはわかります。

 某所から『赤ちゃんをさがせ』(青井夏海、東京創元社)をいただいてしまった。うれしい。ありがとうございます!読みます!

 通勤本は『数奇にして模型』(森博嗣、講談社文庫)>まだ読んでんのかい!(笑)なにせ分厚いし通勤時間が短いので、なかなか進みません。まだ1/4。でも読んでるその時間の、濃密な幸福度といったら。ああ、好きな本を読むって幸せだ!


10月11日(木) 本日届いた、本の雑誌11月号を買う。おおっ、「笹塚日記」が復活している!めでたい!っていうか単に先月は夏休みだっただけだとか。てっきり終っちゃったのかと思ってがっくりしてたから、うれしい〜。ぱらぱら読んでいたら、おおっと、「安田ママ」の名前があるではないですか!ぎえ〜、「銀河通信第47号」をお読みくださったとは恐縮です、目黒さん。ちなみに『本の業界 真空とびひざ蹴り』(本の雑誌社)の乱読はこちらにもございます。『日本読書株式会社』(本の雑誌社)も、読んで乱読書きますね。あ、『情痴小説の研究』(北上次郎、ちくま文庫)も本日入荷いたしました。

 ところで、その「笹塚日記」ですが、「銀河通信」の名前に続いて、今夜うちの星間宇宙船に爆笑の「西洋骨董古本店」ネタを書いてくださった「猟奇の鉄人」「ガラクタ風雲」も載ってますよ〜>おふた方。あ、目黒さん、他の古本サイトのオススメは『幻想文学館』@土田さんです。ここの日記はすごい!日本一古本を買う男ですよ!(笑)今年買った本:2276冊ですから!(10月10日現在)

 あ、今月の特集は「本屋さんに行こう!」です。めちゃ面白いので必読ですよ。ダイジマン愛読の「日本SF戦後出版史」(高橋良平)は、今回は新田次郎の『宇宙人』の巻。「ハスキル人」って聞いたことあるなあ、私も。

 今日はいろいろ新刊が出たのよ!いっぱいあるんでざっとあげますと、
『二階堂黎人が選ぶ!手塚治虫SF傑作選 異星人編』(ちくま文庫)>私も買いました、
『悪いうさぎ』(若竹七海、文芸春秋)>買いたかったのですがお金がありませんでした(笑)、
『赤ちゃんをさがせ』(青井夏海、東京創元社)>同上、
『エンプティー・チェア』(ジェフリー・ディーヴァー、文芸春秋)>例のリンカーン・ライムシリーズ第3弾、
『GUNDAM Q101』(講談社)>なんでも「機動戦士ガンダム公式百科事典」完全対応副読本だそう、文庫サイズです
『私が愛した名探偵』(新保博久、朝日新聞社)>これ、けっこう面白い!著名人がそれぞれひとりずつ古今東西の名探偵を紹介してるんですが、最初はフツーにマープルやポワロのコメントなんです。が、だんだん、インディ・ジョーンズや、工藤ちゃん、古畑任三郎、ヒゲオヤジ、銭形警部、果てはまぼろし探偵に少年ジェットとくらあ!(笑)そうそう、私の愛する名探偵コナンももちろん出てますよ!石坂啓のコメントで。

 そうそう、今日店で見つけてびっくりしたんだけど、『ジェニィ』(ポール・ギャリコ、新潮文庫)っていつの間にか復刊されてたんだね!!ばんざい!今年の9月末の奥付になってますね。めちゃめちゃ素敵な猫ファンタジーです。未読の方はぜひ!でも大好きな味戸ケイコのカバーじゃなくなってるよう。くすん。

 最後に、『最終兵器彼女』の最終巻は7巻で、12月中旬発売だとか。で!卓上カレンダーつき限定版発売だそうです!私も予約しようっと。

 今朝、『死にぞこないの青』(乙一、幻冬舎文庫)読了。なんともいえぬぞくぞく加減がたまらない。こわいというより、ちょっと気持ち悪い、背中がぞくぞくするようなホラー。クライマックスは本当にスリルとサスペンスでしたよ。うまい。


10月10日(水) 一日中、ざんざかぶりの雨。おかげで衣替えもできず、ただ無気力にごろごろする。何もやる気がしない。ただひたすらに眠い。

 今夜からスタートの「テニスの王子様」と「ヒカルの碁」見たよ!どっちもなかなか面白かったです。でもテニスのルールも、碁のルールもわからない私。きっとわかる人ならもっと面白いんだろうなあ。娘はサイを女の人だと思っていた(笑)。

 ちはら嬢からメールが。11月14日に、宙出版から『ぶたぶた』のコミックが出るそうです!おおっ、全然気がつかなかったよ!情報感謝です〜。絵は安武わたる(ってご存知?私は知らないなあ)。

 カレンダーや手帳、日記が先日からうちの店頭にも並び始めました。私はもう買いましたよ、来年のカレンダー。例によってモモ(娘に「もうあきたよ〜」と言われたがいいのだ!)と、ウォレス&グルミット。あとは仕事用の手帳を買わなくちゃ。クリスマス用の文芸書コーナーのフェアも、そろそろ発注スタート。はやいなあ〜。今年は、ちょっと「自分で作る本」を集めてみようかな。新潮文庫の『マイブック』はもちろんのこと、『自分自身を発見する本』(マガジンハウス)とか、ディスカバー21の本とか。

 新刊速報、更新。つかれましたわ(笑)。


10月9日(火) 昨夜は冷え込みました。今日の夕方も、あんまり風が冷たいので、娘とコンビニに寄って肉まんをほおばる。あったかさがうれしい。いつのまにか、肉まんのおいしい季節になったんだなあ。気がつくと、きんもくせいの香りもすっかり薄れ、オレンジの花の絨毯ができていた。そろそろ、冬物を出さなくちゃ。

 昨日の月9ドラマ「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」は、同僚達にも大ウケ。母親にケーキを買って帰るよう頼まれた子もいるほど(笑)。ケーキの売上に貢献するかも、このドラマ。あ、原作の3巻が11月に出ますよ!!

 昨夜、『ささら さや』(加納朋子、幻冬舎)読了。めちゃツボでした。生まれたての赤ちゃんとふたりだけで生活する、新米母親のサヤの気持ちがいちいちシンクロしちゃって。ああ、そうそう、この頃ってそうだったよなあ、とか。ミステリとしても、やっぱり日常の謎路線。何も入ってない宅配便の意味は?とか、隣宅のいつもぼうっと玄関の外を見ているおばあさんはいったい?みたいな話。しかし、何よりサヤの優しさと、その周りの人々の、ぶっきらぼうな温かさがいいです。心あたたまる、でもとても切ない物語。何度も泣かされました。乱読も近日中の予定。

 今日買った本は、本日入荷の新刊『死にぞこないの青』(乙一、幻冬舎文庫)。出るの知らなかったからびっくり!うれしい驚き。これは文庫書き下ろし。あと、注文しておいた『六色金神殺人事件』(藤岡真、徳間文庫)。『ゲッベルスの贈り物』(創元推理文庫)の著者ね。

 新刊速報、更新。11月の文庫はまた明日にでも。

 戦争についてはここでは特に書かないけど。でも常に心の隅がちくちくしています。


10月8日(月) はあはあ、たった今、今夜から始まった月9ドラマ「西洋骨董洋菓子店」が終ったとこ。お、面白いっ!タッキーもなかなか合ってていい感じ。藤木直人サイコー!あのねっとりした視線が(笑)。伝説のホモ、ちゃんとやってるよ!ぴったり。喫茶店のゴージャスさがまた。マンガよりすごいぞ。ケーキもめっちゃおいしそう!!あー、えなりかずきだけが雰囲気ぶちこわし(笑)。

 おっと昨日のWEB本の雑誌「恋愛談話室プチオフ」の話。待ち合わせが新宿だったので、紀伊国屋本店をチェック。いやしかし、すっごい混雑!雑誌売り場なんてぎゅうぎゅうでしたよ。ま、日曜日だもんね。レイアウトが変わって以来、行ったのは初めて。1階に文芸書が移動したのね。ミステリの棚に、ちゃんと山田風太郎の文庫が並んでたりして、おおなかなかやるな!という雰囲気。先日鮎川哲也賞を受賞した『建築屍材』(門前典之、東京創元社)の著者の前の作品『死の命題』(新風舎)もちゃんと並べてあったり。これはいずれ創元推理文庫になるそう。ちなみにうちの店での『建築屍材』の売行きは好調ですよ>東京創元社様。

 オフは初対面にもかかわらず、皆様すっかり打ち解けた話っぷり。印象に残ったことだけ書いてみます。

・会場の「池林房」は場所がわからなくて、30分遅刻。すみません〜。あ、お料理もワインもとってもおいしかったです!

『肩ごしの恋人』(唯川恵、マガジンハウス)は傑作!とヨシダさん絶賛。あの川上弘美の最高傑作『センセイの鞄』と本書で、今年の恋愛小説は決まりっ!てなくらいだとか。私も読んでみよう。今日、さっそく店でポップ立ててきました。

『パイロットフィッシュ』(大崎善生、角川書店)も傑作!とヨシダさん。あの感動将棋ノンフィクション『聖の青春』を書いた方の初の小説だそう。ああ、なるほどそうか!これもポップ立てました。

・丸谷才一のエッセイは文章修行になるそうな。

ああダメだ、他にもいっぱいあったんだけど。「『十二国記』を読んでないなんて!」とトトさんに叱られたり。しゅいましぇん。もうとにかく、本、本、本の話!しかも、なぜか本のオフになるとどこからともなく出てくるダブリ本交換(笑)。私もちゃっかり3冊ゲット。わーい。『ダック・コール』(稲見一良、ハヤカワ文庫JA)、『マイナス・ゼロ』(広瀬正、集英社文庫)、『69』(村上龍、集英社文庫)。どうもありがとうございます。とにかく、ヨシダさんに感謝であります。

 今日は今日とて、トトさんが店まで足を運んでくださる。わざわざ遠くから、恐縮です。お土産、ありがとうございました。いえ、うちはそんなにSF文庫ばっかりずらあ〜っと並んでるわけではないですよ。そうありたいですが(笑)。

 あ〜あ、もっともっと読まなきゃダメだなあ。今月は頑張ろう。てなわけで、『人生張ってます』(中村うさぎ、小学館文庫)読了。す、す、すごかったです。刺激が強すぎ。花井愛子、岩井志麻子、マツコ・デラックス、西原理恵子、斎藤綾子、もう全員が全員、何かを越えちゃってます(笑)。自分のささいな悩み事なんてふっとびそうな本です。アタシなんてこれに比べたらカワイイもんよ(笑)。ああもちろん、うさぎさんもすさまじいです。っていうか、対談なのに、読んでてゲストとホストの区別がつかないよ(笑)>どっちも強烈だから。私が一番衝撃的だったのは、斎藤綾子さん。理由は、本書を読めばわかります。


10月7日(日) 今夜はWEB本の雑誌恋愛談話室プチオフに、お呼ばれで参加。十夜さん以外は全員初めてお会いする方ばかりでしたが、たいそう盛り上がって楽しかったです。他の皆様もほとんどお互いに初対面だったはずなのに、もうすっかり旧知の仲といった親密ぶり(笑)。西上心太さんにも初めてお会いしました(うれしかった〜!)。ヨシダさん、皆様、本当にありがとうございました。またお会いしましょう。


10月6日(土) 仕事のあと、よく星間宇宙船にいらっしゃる広島さんの迎撃プチプチオフin船橋。参加者は広島さん、πRさんやぎだんな&やぎつまさん、ダイジマン、私。お土産に、「えひめミステリー紀行 捜査手帖」(内田康夫監修)をいただく。地元本みたいです。ミステリファンには自慢できそうな1冊(笑)。ありがとうございました。

 なんだかんだといろんな話。SF(今日泊亜蘭ほか、多岐に渡って)、アニメ(ニューバージョンのバビル2世はダメダメらしい>だってあのキャラ、横山光輝じゃないやい!)、マンガ(永井豪とか)などなど。やぎだんなさんのTシャツの配色が何かひっかかると思っていたら、ガッチャマン1号のTシャツだそうで。コスプレだ!(笑)

 あとは蔵書の量比べとか。この1位は不明。雑誌をいっぱい買って全部とってあるπRさんじゃないかと思うが、どうよ?それと、本に対する業の深さ比べとか(笑)。見事1位に輝いたのは、意外にもやぎつまさんでした!本を捨てる、という意識・感覚が全くないというのは素晴らしい。やぎだんなさんに「だって部屋の外にあふれてたら邪魔じゃん」と言われて、「なんで?全然問題ない」と言い切る潔さ(笑)。あっぱれあっぱれ。

 広島さんとダイジマンの会話はなかなかに濃かった気がする(笑)。実に楽しい晩でした。皆様、またお会いしましょう!


10月5日(金) 昨日の日記で書いてた、野ばらちゃんの絶賛する、京都の恵文社という書店はここ。ヴィレッジ・ヴァンガードみたいなカンジなのかな?あんなにアメリカンじゃなくて、もうちょっとアートな雰囲気?

 東京創元社の方が営業に見えました。いろいろとお話など。今月24日発売予定の創元推理文庫の、大阪圭吉2点ですが、彼って戦前のミステリ作家だったんですって!わたしゃてっきり、80年代くらいに活躍なさった方だと思ってましたよ。なんとなく名前の雰囲気から(笑)。

 ニムさんもちょっと前の日記に書いてた、ピンクの「ハリー・ポッターの源流」帯つきの創元推理文庫の話も。有里さんが先日読んでらした『リトル・カントリー(上・下)』(チャールズ・デ・リント)も、9月末に重版がかかりましたよ。そろそろ、店頭に並び始めた頃だそう。同時に、『ジャッキー、巨人を退治する』『月のしずくと、ジャッキーと』(チャールズ・デ・リント)も重版かかりました。『九年目の魔法』『わたしが幽霊だった時』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)は言うまでもなく。よく売れてるそうですよ!

 そして!もうこちらでもアップされてますが、皆様お待ちかね、11月上旬の2001復刊フェア!新刊速報のトップにも入れておきますね。今年は12点です。SF文庫5点、Mマークが4点、Fマークが3点です。7点が新カバー、2点(3点?)が新解説だそう。

SFハ12−1 オブザーバーの鏡    エドガー・パングボーン
SFフ 4−1 悪魔の星          ジェイムズ・ブリッシュ
SFラ 1−1 放浪惑星          フリッツ・ライバー
SFハ 6−1 スター・キング       エドモンド・ハミルトン
SFハ 6−2 スター・キングへの帰還 エドモンド・ハミルトン
Mチ 3−7 奇商クラブ         G・K・チェスタトン
Mチ 3−10 探偵小説の世紀(上) G・K・チェスタトン
Mチ 3−11 探偵小説の世紀(上) G・K・チェスタトン
Mハ 7−2 殺人者の烙印      パトリシア・ハイスミス
Fマ 1−1 怪奇クラブ        アーサー・マッケン
Fト 1−1 勇将ジェラールの回想 コナン・ドイル
Fト 1−2 勇将ジェラールの冒険 コナン・ドイル

 『オダギリズム』(美術出版社)が売れてるそうな。うちはただいま注文中。

 『MOONLIGHT MILE』2巻(太田垣康男、講談社ビッグコミックス)を読む。感想は林さんの10月1日の日記に同じ(笑)。


10月4日(木) 喉がかゆい〜>風邪ぎみ。書店員御用達、コルゲンのうがい薬がお友達の季節になってしまったなあ。

 湯川さんの10月1日の日記で気になっていた月刊「大阪人」11月号を取り寄せてゲット。月刊「東京人」よりひとまわり大きいんだね(ちなみに「月刊東京人」11月号は落語特集。めっちゃ売れてます!>古今亭志ん朝の対談あり)。

 なぜこれを読みたかったのかと言うと、嶽本野ばらちゃんが出てるから(笑)。いやあ、この古書店・個書店特集、すっごくいいです!書棚の写真見てるだけでうっとり。「海月文庫」ってとこ、行ってみたいなあ。靴を脱いであがる、壁四方が書棚の畳の小部屋があるんですって。古本屋というより、どっかの古本マニアのおうちみたい(笑)。こんな店なら、半日くらい入り浸ってしまいそうだなあ。

 野ばらちゃんがまた、いいこと言ってるんだ。以下、引用。

 「(前略)結局は本に対する愛を持っている書店員さんがいる本屋さんが勝つんですよ。ありがたいことに僕は、書店員に熱心なファンの方がいてくれるんです。その人たちが頑張って僕の本を平台に置いてくれたり、POPを作ってくれて、それで売れている。結局、書店員の愛が本をヒットさせるんだと思います。」

 彼の絶賛する、京都の恵文社という書店に行ってみたいなり。

 角川書店の方が、店にいらっしゃる。なんと、bk1ほか東京のごく少数の書店にしか置いてないという、『がんばれ自炊くん!』(ほぼ日刊イトイ新聞編、角川書店)のオリジナル手ぬぐいを販促用に下さったのです!わーい!というわけで、当店でこの本をお買い上げの方先着10名様には、この手ぬぐいをプレゼント致します。数に限りがありますのでお早めに。Uさん、どうもありがとうございました!


10月3日(水) 雑事に追われて、昼間は本を読むヒマもなし。どうしてこう、つっまんない小さな雑事ばっかりなんだろう、生活って。でもそれをおろそかにすると、たちまち家の中が不快になるんだよねえ。

 掃除のついでに、本の片付けを少々。ああっ、A5サイズの本って曲者(泣)。本棚に入らないよ!46判と文庫は、本棚に2列にして奥と前とで入れることができるんだけど。ついでにダンナの書斎で探し物をしてたら、自分の本とのダブリを何冊も見つけたり(泣)。ああ、なんで持ってるんだよ、あれも、これも。そんなに売上に貢献しなくても(笑)。ま、ハヤカワと創元がほとんどだからいっか。


10月2日(火) きんもくせいの香りに満ちた夜気の中、光り輝く満月。本当は昨夜がお月見だったのだが、関東地方は雨で見られず残念。でも、今夜が本当の満月なんだそうですね。

 しかし秋になると、とたんにチョコレートがおいしくなるのは困りもの。新製品もどかどか出るし。やめてー(笑)。

 うちの店の1つ下の階にあるCDショップから流れてきた、女性シンガーの曲。新曲のはずなのに、なんだか妙に懐かしく、耳にすっとなじむ。まるで10年前の曲みたいな、郷愁を誘うメロディ。「あれ、誰の曲?」と同僚に聞いたら、「竹内まりやですよ」。ああ、納得!(笑)変わってないんだね。曲名はなんだろう?これかな?

 娘と『金色のガッシュ!』1、2巻(小学館)を読む。というより、私が読んでるところを娘に無理やり奪われ、全部朗読させられる(笑)。疲れた〜。でもこれ、けっこういい話じゃん。周囲から浮いてた少年が、ガッシュに出会ったことにより、だんだんと素直な自分を取り戻していく、という。どことなく『魔少年ビーティー』の絵を思い出したりするのは私だけ?

 10月20日発売予定の北野勇作『ザリガニマン』(徳間デュアル文庫)は、なんと『かめくん』の姉妹篇だそうですよ!エマノンの新刊タイトルは、『かりそめエマノン』だそうです。

 『ささら さや』(加納朋子、幻冬舎)読み始めました。もう、泣けて泣けて…。そんなにウエットに書いてるわけじゃなくて、むしろ軽めにジョークを交えつつ書いてるんですけどね、著者は。でも私はこのテの話には弱いんだよ〜。妻と生まれたばかりの赤ちゃんを残して夫が事故死してしまい、でも妻のサヤがあまりに心配で、彼女の周りの人間にときどき憑依して姿を現す、という話。結末が想像できるだけに、またつらい。

 新刊速報、更新。


10月1日(月) がああん!土曜日、「ちゅらさん」の最終回を見逃したよ!ま、見なくてもわかるけど(笑)。「エンジェリック・レイヤー」の最終回はちゃんとビデオに撮って見ました。あれ?でも、いっちゃんのプロポーズはどうなったのよ?それだけが気がかりで録画したのに!(笑)

 『ささら さや』(加納朋子、幻冬舎)が好調に売れてます。うれしい!

 えと、自分ではよくわかってないんですけど(笑)、数ヶ月前から、フォーマルハウト・ダイアリーの日付の部分にアンカー(ブックマーク)ってのを打ってありますので。トップページの当日の分にはやってませんが、格納場所の分はやってあります。これでリンクするとき便利なの?よくわかんないけど。>いまだにHTMLを勉強してないのだ、ほほほ。日記の日付にぴっと飛べるようなやり方を考えるべきかなあ。

 新刊速報、更新。

 


 

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