8月31日(金) 今日で夏休みも終わり。よいこのみんなは宿題終ったかな?私は小学校時代、いつも図画工作が最後に残っちゃって大変でした>美術センスゼロ。ほとんど母と共同制作(笑)。好きなテーマが選べる、中学の自由研究のほうがまだよかったよ。あ、そういえば今日って大島弓子の誕生日なんだよね。確か「裏庭の柵をこえて」に書いてあったような記憶が。おめでとうございます〜>聞こえてないだろうけど
今頃になってだが、SF大会の名刺を並べてみたり。うっく、あと13枚足らなかったか!自分のが20枚くらい残ってるから、あ〜もうちょっと頑張ればよかったなあ。しかし、この名刺交換というアイデアは本当に素晴らしかったね!!今年のベスト企画賞だよ!来年もやらないかなあ。つっても700人ではアレか?(笑)当たり前だけど、手元にあるいただいた名刺の方々が、アタシの名刺を持ってらっしゃるわけだよね。なんかうれしいなあ。
そうそう、シーマンがプレステ2になるってね!あたしゃ買うよ!(笑)そうだ、シーマン日記もコンテンツに入れようかなあ〜>いいかげんにしろって
8月30日(木) 今朝目覚めて、ふと気がついたら仔猫がいなかった。まだ小さく身軽で、手ざわりのいい、すごくかわいい仔猫。私の鞄の中から、ある日ひょっこり出てきた仔猫。ああ、そういえばずうっと前にここにしまっておいたんだっけ。すっかり忘れてた。ずっとエサもあげてなかったのに元気で、部屋の中を遊びまわり、私の足元にじゃれついてた仔猫。…あれが全部、明け方に見た夢だったなんて、未だに信じられないよ。確かにあのふわふわの感触も、まだ手のひらに残ってるのに。ねえ、お前、どこにいっちゃったの?
という妙な夢を見るほど、どうも眠りが浅いらしい。ちょっとしんどい。
今日はすごくうれしいことがあったけど、まだ秘密。いつもいつも、なんのお返しもお礼もできずにすみません。私にできることといえば、心から感謝することと、その人が困ってる時には全力で助けてあげること、くらいです。
そうそう、本の雑誌社が初めて新聞広告を出すそうな。『笑う運転手』(植上由雄)の広告だそうです。売れるといいですね!
気になる新刊。『The S.O.U.P.』(川端裕人、角川書店)。ネットの陰謀の話?『理系のための恋愛論』(酒井冬雪、毎日コミュニケーションズ)。まだ中をよく見てないんだけど、面白そう。
『オルガニスト』(山之口洋、新潮文庫)の瀬名秀明解説を読む。素晴らしい。立派な山之口洋論になってますね。文庫本約12ページという分量もすごい。山之口さんの、bk1での文芸評論「不審実物」(リンクあってるかな?)も非常に高く評価してらっしゃいますね。ところで山之口さん、「自作のバッハ音頭」って何ですか〜?(笑)今度踊って見せて〜。
『スカイ・クロラ』(森博嗣、中央公論新社)の主人公は、戦闘機パイロットだったのか!なるほど、だから『戦闘妖精・雪風』って言ったのか>大森さん。
あ、某所からのタレコミにより、レポちょっと訂正。すみませんでした〜。
8月29日(水) 日中はまだ暑いけど、それももう盛りを過ぎて。夜は秋の気配がだいぶ濃くなってきました。窓からすうっと入る風の涼やかさ。日が落ちるのもぐっと早くなりました。
な、長かった…ようやっと終ったよ、SF大会レポ書き…。いつもながら、書きすぎ(笑)。手抜きしようと思ってるのになあ。書きもらしたこともいっぱいあるだろうけど、まあとりあえずいいや。リンクも今度きちんと張ります〜。また間違いなどありましたらよろしくです。でも、他の方のレポ読むと、ああこれも見たかった、あれも行きたかったなあという企画がやっぱりいろいろありますねえ。
今月は10冊読了してるってのに、うち乱読書いたのは2冊だよとほほ〜。全然書評サイトぢゃないじゃん!!でもなんとか今月中には頑張らないと>無理でしょう(笑)。保留本:『西の魔女が死んだ』、『泣く大人』、『天帝妖狐』、『島、登場』、『センセイの鞄』、『おめでとう』、『いとしい』、『R.P.G.』。今夜また更新しますです、たぶん。『センセイの鞄』が☆5つの満点、『R.P.G.』は☆3つくらいですかね。ワタクシ的にはここに書かれてるネットの扱いや人物の心理にどうも違和感が。
…というわけで、今乱読更新。ああ、やっぱり3冊が限界か〜。
kashibaさんの8月27日の感想を読んで、『有栖川有栖の本格・ミステリ・ライブラリー』(角川文庫)も買うことにする。有栖川さんといえば、新刊の『暗い宿』(角川書店)はよく売れてますが、『作家小説』(幻冬舎)はイマイチ。同僚の有栖川ファンに、「もしかしてさー、有栖川さんてキャラ小説なの?」と聞くと、「安田さん、何を今さら!!」という返事(笑)。そ、そうだったのか。
はっ、そういえばSFマガジン10月号のレビューに『新千年図像晩会』(武田雅哉、作品社)が載っててうれしかったなあ。こないだは朝日新聞の書評にもちらっと載ってた気が。そうなんだよ、これ、すごく面白い本なんだよ!!サブカルのところに置けばいいのかなあ?
8月28日(火) うう〜む、ね、眠い…。最近、不眠症気味。寝るべきときに眠れない。布団に入ると目が冴えちゃうんだよなあ。だから昼間はなんとなくぼうっとしててだるい。
「ディズニーシーのガイドブックありますか?」と、店頭でよく聞かれます。ということは、オープンしたらこの方たちみんな行くってことよね。めっちゃくちゃ混みそう〜。行きたいけど、いつになるやら。あ、ちなみに講談社から出るガイドは9月発売でございます。
SFマガジン10月号をぱらぱら見る。きゃ〜、水玉さんがガシャポンの話を書いてる〜!(笑)アタシのことじゃん!
『オルガニスト』(山之口洋、新潮文庫)本日入荷。表紙のイラストがちょっとコワイですかね(笑)。全編リライトしたってホントですか?再読しなくちゃ。
児童書の棚で、子供用のアンソロジーを見つける。「3 ロマンティック・ストーリーズ」というのをなにげに開いてみると、ロバート・F・ヤング「空飛ぶフライパン」の文字が!!しかも「お気に召すことうけあい」アイザック・アシモフとかも!なになに、何なのこれ!?…実は今年の4月に出た『Little Selections あなたのための小さな物話』というポプラ社の全8巻のシリーズもので、赤木かん子さんが編集してるんです。非常にユニークなアンソロジーで、このほかにも「夏の手鏡」今市子とか、「春の磯」坂田靖子なんていうマンガまで一緒に入ってるの。いやいや、驚いたねえ、かん子さん!ヤングを子供に紹介してくださってたなんて、全然知らなかったよ!
「解放」というタイトルの8巻には、同じくヤングの「ピネロビへの贈りもの」、レイ・ブラッドベリの「アンクル・エナー」、などが入ってます。川原泉の「森には真理が落ちている」なんかも。あ、ちなみにヤングのは『ジョナサンと宇宙クジラ』(ハヤカワ文庫)から取ったみたいです。ちゃんと書影つきで紹介されてました。
あ、昨日書いた銀河英雄伝説のDVDボックスは全46枚セットで、税込23万1000円だそうです(しもつき様、情報感謝!)。ここで申し込めるみたいです。
昨夜、『いとしい』(川上弘美、幻冬舎文庫)読了。乱読は明日アップ。か?(笑)明日はSF大会レポも終らせたい〜。
8月27日(月) 本日、『図説ロケット』(野田昌宏、河出書房新社)入荷。いやあ、『図説ロボット』に負けず劣らず、ハデハデB級な図版たっぷりで、楽しいですよ〜(笑)。
今日の朝日新聞の広告だったと思うんだけど、銀河英雄伝説のDVDボックスが発売になるそうで。ちょっと新聞が手元にないのでうろ覚えですが、な、なんと48巻セットで23万円!(数字間違ってたらごめんなさい)しかも、書店売りはしないそう。ネット販売のみだそうです。さっき徳間書店のサイト見たけど、ここじゃないのかな?
あー、そうそう、森山さんの日記(8月25日)みて思い出したけど、エヴァのフィギュアつき(2種類)のコミックが出るってねえ。12月に出る7巻だそうで。アスカと綾波、どっちもクリスマスバージョンとか言われると、ううっ、欲しいかも(笑)。えっ、私?私はどっちかっつーとアスカファン(笑)。問題はフィギュアの出来だな。うーん、どうなんでしょう。予約しないといけないしなあ。しかし最近、めっきりこういうの増えましたねえ。
あー、十二国記カレンダーも出るってねえ。これはいいトコ突いたね、講談社。
おっ、kashibaさんが『てれびくんデラックス仮面ライダーアギト超全集(上)』(小学館)をお買い上げくださってる!毎度ありがとうございます〜。あれをちゃんと発見なさるとは、さすが。やはりこれは大人コーナーに積んで正解だったな(笑)。が、これ、出版社のほうですぐに品切れになるので要注意なのだ。速攻で追加注文したけど。
『いとしい』(川上弘美、幻冬舎文庫)読み始めました。ああ、やっぱりヘンな話(笑)。
『センセイの鞄』(川上弘美、平凡社)は30代の女性と、その30歳くらい年上のセンセイとの恋愛なんだけど、でもその年齢差ってのがポイントというわけじゃないんだと思う、この小説では。そうじゃなくて、ふたりがなんとなく相手を意識するようになって、相手との微妙な距離を測りつつ踏み込みすぎず、少しずつ少しずつ近づいていく、というその過程がポイントなんだよね。恋愛感情を抱くのに、相手の年齢も、性別も全然関係ないと思う。一切を越えて、惹きつけられる力。その吸引力っていったい、何なんだろう?
8月26日(日) なんだか1日、寝てばかりいました。とほほ。
SF大会レポの続きを書きました。が、書いても書いても終らない〜〜〜(涙)。またしても4部構成か??あ、大森日記(8月18日)を見て、仲間美由紀は仲間由紀恵に訂正(笑)。ツッコミ、感謝です〜。今日のレポも、例によって間違いなどありましたらよろしくです。なにしろ、1週間たってるから、かなり記憶が薄れかけてます。脳内メモリ増設したい。
乱読もすでに7冊たまってるう〜〜〜。
8月25日(土) 祝!川上弘美『センセイの鞄』(平凡社)、谷崎潤一郎賞!!!だからというわけじゃないんだけど、今日は店にある川上弘美の本をほぼ全部買ってきちゃいました〜〜(笑)。『いとしい』(幻冬舎文庫)、『蛇を踏む』(文春文庫)、『物語が始まる』(中公文庫)、『神様』(中央公論新社)、『溺レる』(文芸春秋)、一挙5冊!すごく楽しみだけど、いっぺんに全部読んだらもったいないような気もするなあ。ああ、ハードカバーの『椰子・椰子』も欲しいなあ〜。
『おめでとう』(川上弘美、新潮社)、昨夜読了。よかったです〜。短篇集。ほぼみんな恋愛モノなんだけど、でもやっぱり川上弘美なので、どっかヘン(笑)。どれもすごくいいんだけど、どっちかっていうとマジ路線な「冬一日」とかより、どっか奇妙なヘンテコ路線が好きだなあ、彼女のは。自分と同じ男にふられた気弱な幽霊にとりつかれる話「どうにもこうにも」とか、奇妙な女二人旅の「春の虫」とか、恋人が桜の木のうろに住みついてしまう「運命の恋人」とか。でも一番すごいのは表題作の「おめでとう」だ。驚愕。最高傑作。
新刊速報、更新。9月発売予定の、梅原克文のタイトルに絶句…『サイファイ・ムーン』(集英社)!!
8月24日(金) 今日入った、村上龍の新刊のタイトル。『ダメな女』(光文社)。…そうよ、どうせ私なんてダメダメなサイテーの女なのよ!(>泣きながら台風に向かって駈け出す>もう台風は行っちゃったってば^^)
ちょっとここんとこ、心の波がざわざわと高くなっている。危険水域に達するおそれがあるので、今後も厳重な警戒が必要です。
今日はレポ制作はお休み。ああ、もうSF大会から1週間たってしまったなんて信じられない!まだまだ余韻が冷めないです。瀬名さん企画レポは、はしょるつもりが案外長くなってしまった…。
ところで、フレッド・ホイル氏が亡くなられたとか。私はあまりくわしく存じ上げない方なのですが。SF作家というよりは科学者だったようですね。『10月1日では遅すぎる』(ハヤカワ文庫SF)は、こないだ復刊というか重版されましたよね。えと、去年の秋でしたっけ?
8月23日(木) 今日は本を4冊も買って幸せ〜。
『残酷な神が支配する』17巻(小学館フラワーコミックス)…ついに最終巻(涙)。よかった。よい結末でした。なんか応募券を2枚集めると、ポストカードが500名に当たるそうな。応募するしか!
『おめでとう』(川上弘美、新潮社)…ワタクシ的に川上弘美ブームなので。『いとしい』(幻冬舎文庫)も注文中なので、入荷したら再読してみよう(前にハードカバーで読んだことがあるけど、その時はそんなにピンとこなかったので)。ところで、ダイジマンはいつも「言っとくけど、川上弘美はSFの人だからね」と私にクギを刺すのだ(笑)。えと、デビュー作がSFなんだっけか?>ダイジマン
『江國香織 とっておき作品集』(マガジンハウス)…A5サイズで、ムックのような装丁。と思ったら、「鳩よ!」特別編集だって。イラストや写真も多くて、カラフルな作り。
『北村薫の本格ミステリ・ライブラリー』(角川文庫)…北村さんが集めた、面白ミステリのアンソロジー。ダイジマンも「これはいい本だよ」と太鼓判(笑)。ダンセイニの短篇というかショートショートが2本入ってます。訳は西條八十。有栖川有栖版も同時発売。
『R.P.G.』(宮部みゆき、集英社文庫)も読み始めましたが、なんか最初の説明がまだるっこしいなあ。前置きはいいから、早く本題に入ろうよお!
あ、SF大会レポ、風野ドクターに指摘された箇所を直すかどうか思案中(笑)>だって大森さんが〜。私ねえ、あそこのところ、どうも「2001年宇宙の旅」とごっちゃにしてたみたい。確か、類人猿が骨かなんかを振り上げてるシーンがあったでしょ?(笑)レポ第2弾はこちら。
8月22日(水) ドウカ ワタシヲ シバラナイデ。カゴノ ナカノ トリ ハ イヤ。ソレガ ナゼ ワガママ ト イワレル ノカ ヨク ワカラナイ。
SF大会レポ、第一弾をアップしました。何か間違い、ツッコミなどありましたら、メールや星間宇宙船にてご一報くださいませ。
8月21日(火) 今朝の衝撃的ニュース!あの『西洋骨董洋菓子店』1,2巻(よしながふみ、新書館)が月9ドラマに!!ひょえ〜、いいのか、ホモマンガなのに!(笑)配役は、元ボクサー少年がタッキー(彼が主人公になるらしい。ちょっとマンガと違う〜)、マンガでの主役が椎名桔平(う〜ん、これはどうかな?)。で、あの伝説のホモ(笑)がっ!ビューネくんの藤木直人だそうじゃないですか!!ちょっと楽しみかも〜。>みやさん、情報感謝!
『センセイの鞄』(川上弘美、平凡社)、昨夜読了。川上弘美、サイコーっす。惚れました。今年出会った中で、一番好きな作家かも。とにかくあまりに感動してしまったので、次回の当店文芸書フェアは急遽「恋愛小説」フェアに決定!(笑)70点以上ピックアップしなきゃいけないのですが、自分の乱読に恋愛小説と呼べるようなものって意外にないことが判明。江國香織くらい。ううむ、困った。でも私には強い味方が!そう、『新 恋愛小説読本』(本の雑誌社)さっ!おかげさまで無事ラインナップをそろえることができました。感謝!
今日買ってきたのは、『R.P.G.』(宮部みゆき、集英社文庫)と『わたしは虚夢を月に聴く』(上遠野浩平、徳間デュアル文庫)。どちらも楽しみなんだけど、今はもう少し『センセイの鞄』の余韻に浸っていたい。
湯川さんのSF大会レポリンク集がすごい。皆、ホントにまめだよなあ〜。
新刊速報、ひさびさ更新。レポも書かねばなんだけど、ね、ねむい〜。
8月20日(月) 昨日の日記、少し修正しました。みらい子さんもリンクしたからね〜。楽しい大会だったね!まだ余韻に浸っておりますよ。
ああまだやることがいろいろあります。レポはもちろんのこと、名刺の整理とか(20枚くらい残っちゃってクヤシイ)、プログラムや、瀬名企画でいただいた「講演資料 SFセミナー2001 SFとのファーストコンタクト」を読むとか。ぱらぱら見てたら、自分のアンケート解答がっ!きゃ〜無記名でもバレバレだなこりゃ。
メモ。『スカイ・クロラ』(森博嗣、中央公論新社)を読むこと。『女王の百年密室』(森博嗣、幻冬舎)も。
今日は店で、さっそく『永遠の森 博物館惑星』(菅浩江、早川書房)の平積みに「祝!星雲賞受賞!」のポップを立てましたよ〜。
今回のSF大会で私が参加したのは、SF/ミステリ企画、瀬名企画、トランスジャンル企画などの、どちらかというと「外部から見たSFとは?」みたいな趣旨の企画が多かったんですよ。これはすごくよかったと思う。外部のSF観と、SF者側のSF観と、ひいては自分のSF観(そんなたいしたもんじゃないっすけど)をじっくり考えることができたから。瀬名さんのSF撤退宣言からこのかた、これをずっと考えていたのだけど、この3つの企画のおかげでやっと何かが見えてきたような気がしています。解答がわかったわけではないんだけど。
ちょっと思ったことを書いてみます。別に目新しいことじゃありませんけど、自分のための覚え書きとして。
エンディングで武田さんもおっしゃっていましたが、結局SFって「本」なのよね。全ては本から始まってる。映像系のものだって、そのアイデアの源はやっぱり本ではないでしょうか?で、私が好きなのは、やっぱり「本」について語ること・聞くことなんだ、って思った。本の話をするのが一番楽しい。って今さらだけどさ(笑)。
「これはSFではない」という言葉について。この言葉はやっぱネガティブだから、あまりよろしくないと思う。っていうか、大事な言葉を省略してたんだね。これでは外部から誤解されて当たり前。その省略さえなければ、何の問題もないことだったのに。これからは、「これは私の思ってるSFとはちょっと違うみたい」と言いましょう(笑)。
SFって、人によってその定義が全然違うという、実に不思議なジャンルなんだね。私は昔、「SF」ってのは宇宙が出てくる話としか思ってなかった。でもこれじゃスペースオペラしか入ってないよね。怪獣モノや、超能力モノ、タイムトラベルモノがSFだなんて知らなかったよ。「超能力モノがSF以外のなんだってのよ?」って言われると答えようがないけど(笑)。それはそういうものだ、って思ってたのよ。SFと名がつくものだとは夢にも思わなかったわけ。
で、どれをワタクシ的SFと認めるかによって、自分のセンス(趣味)を周りにアピールすることができるわけだ。こういったら異論反論がいっぱい出るかもしれないけど、ファッションみたいなものじゃないかと思う。ひとは(特に女性は)自分の洋服で自分という個性を出してる。たとえばガングロ女子高生なんかは、あのファッションで自分はこういう人間だ、ってのを周りに自己主張してるんだと思うの。ロマンティックな服が好きなひと、地味な服が好きなひと、みんなそれぞれ。
そう考えると、なんとなく合点が行く。SFファンがあんなに熱心にSF論を戦わせるのは、それによって「自分はこういうのが好きなの!」、ひいては「自分はこういう人間なの!」って自己主張しあってるんだ。要するに、コミュニケーションなんだよね?(笑)>そうでしょ?違いますか???
というようなことを、SFファンどうしはわかってても、外部からはぜーんぜん見えないわけだ。だから外界との摩擦や誤解が生じてしまうのね。
SFの活性化についてもいろんな意見が出ていたけど、そういうことを考えてる方がいる限り、きっとだいじょうぶだよ!>さくらちゃん風(笑)。しかし、今はSFというジャンルどころか、そもそも本読み人口じたいの減少が問題かも。
えっと、こんなこと書いてるとすごく私はSF者っぽいですけど、私はごくごくフツーの、ただの本読みのはしくれです(笑)。ホントだってば〜。面白い本があれば、それでいいのです。SFでもミステリでも、なんでも。どんなジャンルの本も、元気であってほしいだけです。
『センセイの鞄』(川上弘美、平凡社)もうすぐ読了。こ、これは!!今年のワタクシ的ベスト3に入ると思います。1位にしてもいいくらいの大ヒット。またしてもバスの中で涙がこぼれそうになりました。どうしてだろう。悲しいわけじゃないのに。すごくいいです。とにかくいいです。ひさびさに☆5つの満点です。私の乱読のタイトル一覧をつらつらと眺めて趣味が合いそうだと思う方がもしいらっしゃいましたら、騙されたと思っていっぺん読んでみてください。きっと気に入っていただけると思います。
8月19日(日) ただいま!第40回SF大会「SF2001」から無事戻ってまいりました!ちょっと疲れてます(笑)でもコンベンション行って3時間寝れば立派でしょう(笑)。
まずはお礼を。「ネット系SF者オフ会」の「銀河通信30万アクセス記念オフ会」にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。深夜にもかかわらず、20名くらい(もっとだったかな?)もの方にお集まりいただき、驚くやらビビるやら(笑)。や、マジで10人くればいいほうだと思ってたんで。ダイジマンともども、心より御礼申し上げます。きちんとご挨拶&お礼すべきでしたのに、会場がにぎやかだったのに加えてマイクがなかったため、声が通らず、たいした采配もできずに申し訳ありませんでした、というか私は何もしなかったよな(笑)。ダイジマンと向井さんがサクサクと司会をしてくれて助かりました。いや、ホント、私ああいう人の前に出てしゃべるのって苦手なんです〜(恥)。お初にお目にかかる方もたくさんいて、「わー、あなたがあの!名前は存じてます〜」みたいな方も。うれしゅうございました。
自己紹介のあと、初参加のSF大会がいつだったか、どういう思い出があるかをそれぞれ年代順に語っていただきました。えーと、通りすがりの方をつかまえてお聞きしたらDAICON3とおっしゃってたのが最も古い参加記録でした。その場では92年のHAMACONから参加、という方が一番多かったです。あと傑作だったのがRYUCONの思い出(笑)。暗黒星雲賞が「沖縄ツーリスト」だったそうで、通りすがりの青いアロハを着てる方を捕獲して、暗い思い出を聞き出したり。初参加でスタッフをやった方の経験を聞いて、みんなで「えらいっ!」と叫んだり。
なんだか妙に盛り上がって、楽しゅうございました。あの場にいらした方も、楽しんでくださったのならうれしいのですが。しかし、そちらに気を取られて、予告してた田中啓文の歌詞に曲をつけたものをお聞かせするのをすっかり忘れておりました。後日アップしますので。すみません〜。あ、湯川さん、最中(もなか)の差し入れをありがとうございました。おいしかったよ〜。
ええと、書きたいことは山ほどあるのですが。一番強く思ったのは、時々しんどいこともあるけど、やっぱりサイトをやってて本当によかった、ってこと。ほんっとおおにたくさんの方と、ここで知り合うことができた。その人脈は私の宝物です。ありがとう!
小松左京氏の元気さに舌を巻いたり、森博嗣氏にお会いできて名刺までいただいてめっちゃうれしかったり、津原泰水氏がこーんな面白い方とは知らず驚いたり、巽さんにお声をかけられて恐縮しまくったり、瀬名さんてやっぱハンサムと思ったり、大森トキオくん(史上最年少参加のくせに100枚の名刺が一瞬でなくなった)のぷくぷくの足にさわったり、エンディングの菅浩江さんにはもらい泣きしたり、SF広場のモノリスに参拝するSFファンにあきれたり、でじこの人生ゲームをくれた(押しつけた)ダイジマンを恨んだり(笑)、とにかくエピソードあげればきりがないのですが、えー、結論としましては、やっぱり今年も楽しかった、と。お会いした皆様、本当にありがとう!また会いましょう!スタッフの皆様、お疲れさまでした!
なんかねえ、うまく言えないけど、今回のSF大会では、「SF」っつーものについて、いろんなことがわかったような気がする。「water」を理解したヘレン・ケラーじゃないけど、「ああ、SFってつまりそういうことなのかも?」ということがね、わかってきた気がするんだよ。ちょびっとだけ、だけどね。
もうとっくにアップされてるかもしれないけど、今回の賞関連。敬称略で失礼します。
〈SFファンジン大賞〉
創作部門・評論部門・アート部門 ともに該当作なし
研究部門 「コナン・ザ・コナン」ロバート・E・ハワードの世界
翻訳紹介部門 野田令子 「日本旅行記 1,2」 ロバート・J・ソウヤー
エディトリアルワーク部門 中谷育子 「七十七」(矢野徹出版目録)
ファンジン大賞 松岡秀治 「BJ PRESS」(海外ドラマの紹介・資料)
柴野拓実賞 嶋田洋一夫妻・古田尚子・高柳カヨ子(神林長平さんの奥様ですってね!)
〈星雲賞〉
コミック部門 『カードキャプターさくら』(CRAMPは賞を取るのはこれが初めてだそう。マジ!?)
メディア部門 「ガンパレード・マーチ」
アート部門 鶴田謙二
ノンフィクション部門 『もっとすごい科学で守ります!』 長谷川裕一(風疹で欠席^^)
海外短篇部門 「祈りの海」グレッグ・イーガン 山岸真 (乱読はこちら)
国内短篇部門 「あしびきデイドリーム」 梶尾真治
海外長篇部門 『フレームシフト』 ロバート・J・ソウヤー 内田昌之
国内長篇部門 『永遠の森 博物館惑星』 菅浩江
皆様、おめでとうございました!授賞式はけっこう感動ものでしたよ。
あ、今回のSF大会詳細企画レポは「SF/ミステリの今」と「トランスジャンル作家パネル」だけになると思います。が、しばしお待ちを。「瀬名秀明 SFとのセカンドコンタクト」は後日テープ起こしして、瀬名さんが全部ネットにアップされるそうですので。とにかく森博嗣のお話を目の前で聞けただけで、もうワタクシ的には今回の目的は達せられましたよ!!(笑)あと、あちこちで聞いた近刊予定情報もいずれ書きますね。カジシンがエマノン新作をデュアル文庫で書き下ろしだって!!10月よおっ!
8月17日(金) というわけで、明日はいよいよSF大会!参加予定の皆様、会場でお会いしましょう!さて、いろいろ準備しなきゃ!!
ところで、今読みかけの『センセイの鞄』(川上弘美、平凡社)がめちゃくちゃいいです!!今年のワタクシ的ベスト10に入るのはほぼ確実。恋愛って、結局は相手との距離の取り方がいちばん問題なのかもしれない。
8月16日(木) 夕方、外に出たらとても空気が爽やかで風が心地よかった。高原にいるみたい。日が落ちるのも早くなって、歩いているうちに刻々と夕闇が近づいてくるのがわかる。ああ、秋が近いんだな。今年は8月より7月のほうが暑さが厳しかった気がする。蝉が、行く夏を惜しんでいっそう激しく鳴いている。
『島、登場。つれづれノート10』(銀色夏生、角川文庫)読了。自分の好きなように生きるって、一見すごく簡単でラクそうだけど、実はとても大変なことだ。まず、自分のスタンスがしっかりしてなきゃいけないし。それに、とてつもない強さが必要だ。周囲や社会などの無言の圧迫に負けない、ゆるぎない強さ。私にはそんな強さがあるだろうか?
SF大会のタイムテーブルが発表されましたね。ううむ、どの企画に行くかが悩みどころ。まだ全然未定だけど、行きたいものとしてあげると、
18日 「SF/ミステリの今」、「クレヨンしんちゃんを熱く語る」、「瀬名秀明SFとのセカンドコンタクト」、「トランスジャンル作家パネル」or「児童文学未来型」、かなあ。で、深夜は22:30からの「古書オークション」と2:00からの「ネット系SF者オフ会(銀河通信オフ)」(皆様のお越しをお待ちしております!!場所はSF広場カーペットだそうです>やっぱちよちゃんクッションは必要だったか?)。
19日 「小松左京SFのビジョンを語る」、「神林ワールドへようこそ」、ってところかなあ。2日目はメイン企画に行くかもしれないし、ちょっとまだわかんないなあ。#ところでこのタイムテーブル、左半分しかプリントアウトできないんですけど(泣)。どして?
朝日ソノラマの方が、9/10発売予定の『海洋堂おまけフィギュア全カタログ』の営業にいらっしゃいました。「今、こういうの人気なんですってねえ。安田さん、知ってます?」「…はい、この深海魚の、うちにあります…」「あの、ガチャガチャっていうんですか、あれのハイジとか、すっごいよくできてるんですよねえ」「…はい、うちにあります…」「さっき他の書店に営業に行ったら、そこの方は百鬼夜行のを集めてるとかで」「…はい、うちにもあります…」ダメダメじゃん!
8月15日(水) 昨夜、萩尾望都『海のアリア』1,2巻(小学館文庫)読了。シリアスとコメディがミックスされてて、2色のソフトクリームのような感触。私はチョコ味のところ(シリアスな部分)がすごくよかったなあ。クライマックスシーンなんて最高。幻灯と現実の入り混じり方に、ただただ圧倒。絵がすごいのよ、絵が。ラスト近くの見開き2ページの表現力の素晴らしさったら!!まさに、マンガでしかできない表現。しかしこれ、バリバリにSFな話だったんだね。
掃除・洗濯と美容院(滞在時間ほぼ6時間!)で終る1日。う〜ん、ちょっと切り過ぎたかな?とにかく眠くてあまりハードな本は読めそうになかったので、美容院には『天帝妖狐』(乙一、集英社文庫)と『島、登場。つれづれノート10』(銀色夏生、角川文庫)を持っていった。おおたさんの掲示板で気になっていた、「A MASKED BALL」の謎を解く為、再読。たぶんこれのことかな?という見当はついた。我孫子さんの解説にも、この謎についてちらっと書いてありましたね(答えは書いてなかったけど)。
銀色夏生さんは相変わらず。そうか、島で暮らすのか。彼女に向いていそう。彼女は自分の幸せに前向きな方だ。何をどうすれば自分が幸せになれるかをいつも真剣に考えていて、それに向かってまっすぐに進んでいく。家族との距離の取り方なども、共感できる部分が多い。たとえばこんな感じ(以下、引用)。
私たち家族は、男女・年齢のワクをこえた4人の人間のあつまり。それぞれにまったく違うので、家族だから一緒にいなくてはなどと思わず、みんな自由に。
これは個人の人格を尊重するということ、だと思う。家族といえども、子供といえども立派な他人。誰かの所有物ではないのだ。
乱読更新。
8月14日(火) というわけで、「銀河通信30万アクセス記念オフ会」の宿題(?)が決まりました。「はじめてのSF大会」にまつわるきっかけやいきさつを、自己紹介ついでにお話下さればうれしく思います。
先日行った、秋葉原のアニメイトで「ちよちゃんクッション」と、ちょびっツの「ちぃの耳」を見つけ、「う〜ん、SF大会に持っていくか!?」と真剣に悩みましたが、結局やめておきました(笑)。理性が勝ったよ。あと10歳若ければ、迷わずやったが(笑)。それにしてもすごかった、アニメイト。鼻血出そうなアイテムがいっぱいありました〜>おい。結局娘に止められて(実話)、ハイジのガシャポンを4回やるだけで我慢しましたが。ちぇっ。
凍月さんの8月11日の日記を読んで仰天。なにい〜っ、萩尾望都『海のアリア』1,2巻(小学館文庫)の解説が、恩田陸(1巻)と清水玲子(2巻)ですとお〜!!これが買わずにおれようか!本日速攻ゲット。積んでありました。新刊だったのね。
で、恩田さんの解説読んで驚愕。ちょっと引用。
告白しよう。私がこれまで書いてきた小説のうち、根っこの部分で萩尾望都作品を下敷きにしているものがたくさんある。
えええ〜っ!!『ネバーランド』だけじゃなかったんですか!(笑)『光の帝国』は、ゼナ・ヘンダースンの「ピープルシリーズ」のみならず、萩尾望都の「精霊狩り」シリーズが根っこにあったってえ!?よ、読まなくちゃ!(うちにあるかな?ダンナに聞かねば。)
清水玲子の解説は漫画家としての視点で書かれており、萩尾さんはキャラクター重視型ではなく、物語重視型のマンガだと述べている。うんうん、確かに。萩尾氏は漫画界における、最高のストーリーテラーのひとりだと思う。しかも物語に普遍性があり、どんな昔の作品でも全く遜色ない。今読んでも、どれをとっても実に面白い。さんざん読んだ『11人いる!』にしたって、今なおその吸引力は衰えない。本棚を整理するついでに、ふと手に取って開いてしまったらもうアウトだ。読み終わるまで動けない。なおかつ、この方はいまだにバリバリの現役として活躍中だ。うれしいではないか!
この萩尾望都の小学館文庫シリーズの解説、よく見るとすごいメンツが並んでますね。天野喜孝、中島らも、小谷真理、宮部みゆき、大原まり子、江國香織、篠田節子…。豪華だ!ことほどさように、皆様、萩尾さんの作品に何かしら影響を受けたor思い入れがあるということでしょうか。さて、『海のアリア』読んでみましょうか。私は、実は萩尾作品はそんなにたくさんは読んでないのです。
8月13日(月) 先ほど夕食後、気がついたらそのへんで寝てました(笑)。娘よ、すまん…。でも「ねぼすけママ♪」と連呼しないでくれ〜。反論の余地はないけどさあ(笑)。
ちょっと今日はへこんでおります。
上にも書きましたが、「ネット系SF者オフ会」は深夜2時〜3時半ごろだそうです。お、起きていられるのか、私?(笑)
実は、家でひとりで食事するのって嫌いじゃないです。なぜなら、食事中に本が読めるから!(ちょっとお行儀悪いけどね)だって、ご飯と読書なんて、もう幸せのダブルパンチじゃありませんか!脳内麻薬ドバドバですよ!(笑)
昔、高校生の頃、土曜の昼に帰宅したら、珍しく誰もいないことがありました。うちは五人家族でしたので、ひとりきりなんてシチュエーションはめったにないことなのです。なんかうれしくて、自分で台所をあさって、何かテキトーに食しつつ、本を読んでふふんと幸福に浸っておりました。するとどこかで「ガッシャーン!」という音。「ん…?」と3秒くらい耳を澄ましましたが、何も聞こえず。そのまますぐに忘れて、本に没頭しておりました。
…やがて夕方、両親が帰ってきて、「あんた、大丈夫だったの!?」「へ!?」「さっき、お隣に泥棒が入ったのよ!」ひえ〜〜!なんでも、空き巣狙いだったそうで、ガラスを割って侵入したとか。じゃあさっきの音は!!母曰く、「でも近所の子が見てて警察に通報して、すぐパトカーがいっぱい来て、このあたりで大立ち回りがあったんだってよ!あんた知らなかったの?」……はい、全然(笑)。パトカーの音など気がつきませんでした。本に熱中しすぎるのも考えものですわね。ほほほ。
乱読更新。ああ、やっと、やっとご恩に報いることができました〜。もはや言い訳不可能なほど遅くなりまして申し訳ありません、山岸様。
8月12日(日) ひょえ〜〜〜。大変なことになってしまいました。ついに銀河通信オンライン、SF大会企画に参入!(笑)
プログレスレポートをご覧の方はもうご存知かと思いますが、「ネット系SF者オフ会」という企画がございます。そこで、な、なんと「銀河通信30万アクセス記念オフ会」をやることが「急遽」決定いたしました!!おお、なんという大胆無謀な!(笑)
SF大会に参加なさる方で、当サイトをご存知の方はぜひちょっとでも覗きにいらしてくださいませ!もちろん、「銀河通信」なんぞ見たことも聞いたこともない、とおっしゃる初めての方も大歓迎でございます。ネット者でないお友達もじゃんじゃんお誘い合わせのうえ、お越しくださいませ!
ちなみにこれは深夜企画です。畳敷きの大広間でごろごろと寝そべりながら、うだうだとネットの話やSFの話をしましょう!(ほとんど、ださこんのノリかと^^)名刺交換もぜひ!なお、SF大会は当日参加もオッケーですよん。ご興味ある方は、なにとぞよろしくお願いいたします〜。
参加者の企画(ネタ)持ち込み歓迎!「オレはこの話がしたい!」というのがありましたらぜひ。うーん、今思いついたネタだと、「マイベストSFについて語る」、「瀬名秀明SF撤退宣言について」、「SFファンとSFファンダムについて」、あたりでしょうか?まだちょっと考え中。まあ、堅苦しく考えず、まったりといきましょう。
あ、どのくらい人数が集まるのか試しに把握してみたいので、もし「行きます〜」という方がいらしたら星間宇宙船に参加表明を書き込んで下されば、とても助かります。なにとぞよろしくお願いします!以上、告知でした!
今夜は浅草橋で花火を大量に買い込んで、毎年恒例の職場の花火大会@近所の公園でした。しかし涼しいというより、寒いに近い気温。最後には雨もパラついてきたし。でもまあいつものとおりに楽しい花火でした。今の打ち上げ花火の質はすごいね。
『天帝妖狐』(乙一、集英社文庫)読み中。「ア マスクド ボール」だけ読了。う〜ん、なんとも面妖な話。この収まりの悪さ、奇妙な味わいは、まさに彼の持ち味。デ ハンニンハ ダレナノヨ??(笑)
8月11日(土) 昼間のにわか土砂降りのせいか、今夜はまたえらく涼しい。昨夜とは雲泥の差。そういえば、明日の夜、ペルセウス座流星群が極大だとか。中学の頃、天文部で合宿して見たよなあ。
児童書の棚を見てて、ちょっと面白いものを発見。岩崎書店の『世界の名探偵』という子供向けのシリーズなのですが、1巻がオーギュスト=デュパン、以下ホームズにルパンにポアロにミスマープルに明智小五郎、と続くのです。が!10巻めがなんと「三毛猫ホームズ」by赤川次郎(笑)!そう来るか!?だったら金田一一(はじめ)とか、江戸川コナンとかさあ〜>それもどうか
『魔獣の来る夜』(栗本薫&高河ゆん、あんず堂)は、あけてビックリ、同人誌かと思ったよ!(笑)この「ささめ」とかってキャラは、ええっと、『ローラ・カイザー』だっけか?
約50万人の船橋市民の皆様、お待たせ致しました。当店にも、嶽本野ばらの新刊『カフェー小品集』(青山出版社)が入ってまいりました。できましたらあなたのひそかなお気に入りのカフェーで、ミルクティなぞ注文した後そっと開いて読み始めたり致しますと、まことによろしいかと存じます。
いろいろと、野望はふくらむばかりです。ああ。でも最近、ひとつはスタートできたのでとてもうれしい。うまくいくといいのだが。
現在の私の理想とする書店。当たり前なことばっかですが。
1、お客様の好みに合わせた品揃えの書店。2、「こんな本があるよ」という提案型の書店。3、(棚やポップから)担当者の顔が見えるような書店。4.方向がはっきりしてる書店。
勉強すること。ポップの書き方。飾りつけ。ああ〜(涙)。
8月9日(木) 待ちに待った本の雑誌9月号をゲット。まっさきにkashiba@猟奇の鉄人のコラム、「あなたは古本がやめられる」を読む。これは「実践的古本中毒脱出マニュアル」と副題がついており、古本中毒度チェックから始まって、そのリハビリプログラムが紹介されている。しかしこのチェックの(5)には笑ったね。曰く、
「訪問先の家の本棚に貼りついて、つい棚ごと値踏みしてしまう」
あっはっは!ダイジマン、キミのことじゃん?(笑)設問(8)の「元パラ」ってのは、私の想像でいいのかな?(元からパラフィンがついてるってことですか?)しかし、何よりショックを受けたのはそのリハビリ法(2)だ!曰く、
「生きている間に読める本の数を算出する」
この計算法で私は月10冊読むと勘定すると、残りの人生で約5760冊!!これしか読めないのですよ!がああああん!すごいショック!!現実を突きつけられたカンジだなあ。たったこれしか読めないのかあ〜。まあ、私はさすがにこんなに未読蔵書はないけどな(笑)。しかし、このラストのとっておきのワザにはまいった。kashibaさん、のろけてるよ〜!しかし、今年だけで1003冊買ったって、マジっすか?全然「古本がやめられ」てないじゃん!(笑)日記の印象だと、前よりだいぶおさえてる気がしてんだけど、ってそれは以前が買いすぎだったのか。
あとはSFネタ少々。山岸さんの「SF新世紀」から。8月の『図説ロボット』河出書房新社は知ってましたが、9月に東京創元社から『SF雑誌の歴史1 原子の解放』(マイク・アシュリー)が出るそうです。全3巻の1巻目で、A5判の〈キイ・ライブラリー〉叢書だそう。△窓口には、SFファンへの苦言が(笑)。
そうそう、出たばかりのメフィストに載ってた喜国雅彦さんのマンガには爆笑!ぜひ読んでみてください!古本者には大ウケのはず(笑)。
こないだの朝日新聞の書評のせいか、『センセイの鞄』(川上弘美、平凡社)がバカ売れ。
あ〜〜〜、乱読が溜まってるのよ〜〜〜(泣)。新刊速報、9月の文庫をどかっと入れました。
8月8日(水) 仕事はお休み。でも来客が2件あって、忙しい1日でした。しかし、家をきれいにするコツは、お客を呼ぶことだと悟ったね(笑)。
2件のうちの片方は、高校時代の友人&娘。ちょうどうちの娘と同じ年齢なので、一緒に遊ばせる。友人のほうは、ごくごくフツーの主婦。そうかー、フツーのひとってのは、ポストペットもトロも知らないのか!!(笑)ちょっとカルチャーショック。
ところで彼女は本好きなのですが、「どれを読んでいいのかわからない」そうで、「ベストセラー情報や、新聞の書評で面白そうと思ったのを読んでる」とか。ああ、これがフツーのひとの感覚なんだなあ。私がこういうサイトを作ってるのを知って、「何かオススメがあれば教えて〜」と言うので、いくつかピックアップする。ちなみに彼女の好きなのは「ラストに大どんでん返しがあるミステリ」だそうなんですが、「これは!」というものがあれば教えて下さいませ>皆様。とりあえず、『星降り山荘の殺人』(倉知淳、講談社文庫)などを薦めておきましたが。
で、星間宇宙船で雪樹さんから教えていただいた吉野仁さんの8月2日の日記を読んで、おおと思った。(以下引用)
なにか「面白い本」「感動する本」を読みたいと思っていろんな人が書店に訪れている。潜在読者はたくさんいる! 本が売れない、みんな活字を読まなくなったとかいうが、たくさんありすぎてどれを読んでいいのか分からない、という単純な理由がやはりいちばん大きいのかも。
本当にそうかもしれないですね。そして、何かのキッカケで「あ、この本面白い!」と思ったら、そこで終わりにしないで同じ作家の別の本を読むとか、その解説で書かれてる本を読むとか、似た傾向の本を読むとかしてどんどん読書の世界を広げてみてほしいですね。リンクの感覚で。そうだな、まずは自分の好みに気づくことなのかも。
ちょっと話が外れるかもしれないけど、文庫目録なんてのは、そういうブックガイドの役目もしてますよね。「へー、こんな本があるんだ」ってだけで楽しい。昨日、東京創元社の目録読んでて、「うわあ〜これも面白そう、これもこれも!」ってチェック入れまくってしまいそうになったよ(笑)。そうやって自分の好きそうな本を探すのもひとつの手ですよね。
『カフェー小品集』(嶽本野ばら、青山出版社)はすぐ読むのがあまりにもったいないので、ちょっと寝かせておこうかと。最初の1話だけは読んじゃったけどね。はあ〜、ずぶずぶに浸れるよ。
新刊速報、更新。ちょっと今日はこれで力尽きました〜。
8月7日(火) とある野望を胸に秘め(笑)、銀座で某飲み会。非常に楽しゅうございました。しかしあれもこれもオフレコなのだ〜。すみません。今度合宿やりたい。やりましょう合宿!(笑)>牧さんみたいだな
そりゃあ私たちなんて小さな歯車のひとつでしかないけれど、でも隣の歯車と、また隣の歯車とだんだん手をつないでいけば、すこうしだけでも何かを動かせるのではないかと思うのは甘いですか?でも銀河鉄道999の機械惑星だって、確かそうやってぶっこわしたんだよね?
しかし久しぶりの銀座。都会だ〜。そしてやっぱり書店員の法則により、ちょっと時間があるとすぐ他の書店見学をしてしまう(笑)。教文堂の1Fで、小説推理9月号をゲット。やった!目的はもちろん、特別座談会「喜国雅彦と古本仲間たち」。電車の中で読みふけり、ついニヤニヤ笑ってしまった>アヤシイです。ここの1Fは超狭いのだが、雑誌のバックナンバーがいっぱいあって楽しい。ほとんど棚ざし。こういう個性化もあるのね。2Fは書籍。ううん、やっぱり他店の棚は面白い!よく「金太郎飴書店」なんていわれるけど、実際には同じ書店なんてひとつたりともないんだぜ。みーんな、並べ方が微妙に違う。何かしら発見がある。ここは、映画・歌舞伎の棚が面白かった。あと、ご当地本。ポップも上手だった。
文芸書の棚を見てて、『カフェー小品集』(嶽本野ばら、青山出版社)を発見。えっ!!うっそーーーーー!!新刊じゃん、これ!いつ出たんだ!?(どうやら7月末ごろらしい。知らなかった!)即ゲット。わ〜うれしい!ピンクの表紙が素敵。レジを打ってるのがロマンスグレーなおじさまで驚き。最近の書店では、たいていは若いバイトのおねーちゃんかおにいちゃんだからね。いい感じの書店でした。
そうそう、大事なこと。東京創元社の解説目録(2001.7)ができました。でも、これって暫定的なもので、また何ヵ月後かに新しいのが出るらしい。確かそうだったよね、ダイジマン?(笑)>誰よりも東京創元社に詳しいヒト
8月6日(月) 本棚から、昔の日記が出てきた。実は娘を産んでから1年ほど、日記をつけていたのだ。やー、あんまり出産&子育てが新鮮だったもんだから。今読むと懐かしい〜。文体が変わってない〜(笑)。娘にもちょっと読んであげた。興味しんしん(自分じゃ覚えてないからね)。それにしてもこの頃の私、記述によると「A列車でいこう4」とかやたらゲームばっかりやってるぞお(笑)。
kashibaさんから暑中お見舞いが届く。ありがとうございます。きゃ〜、奥様のウェディングドレス姿、お美しいっ!!kashibaさんは満面の笑み。んもう、この幸せ者っ!ところで、もうすぐ発売予定の本の雑誌9月号に、kashibaさんのエッセイが掲載されます。皆様、必読!タイトルは「あなたは古本がやめられる」。おいおい(笑)。
SF強化月間のため、読みかけだった『占星師アフサンの遠見鏡』をまた取り出して読み中。
8月5日(日) 冷房不要の涼しい1日。窓から来る風が爽やか。ああ〜、幸せ〜。なのに原稿書きをサボり、ひたすらごろごろと読書してしまいました>ダメじゃん。
『泣く大人』(江國香織、世界文化社)読了。彼女の書評もとても好き。っていうか全般的に、書評を読むのは好きです。ネットでも雑誌でも新聞でも何でも。どんなジャンルの本でも。書いたひとの、本への愛がそこにあるから。ネガティブなものでもポジティブなものでも、つまりはその本が、その文章を書かせるほどに読んだ人の心を突き動かしたということだから。その本自体もそうだけど、その評者の突き動かされ方に、私は非常に興味があるのです。
それにしても悔しいのは、「ああっ、そんないい本ならもっと売れて欲しいのに〜!」と思うのに、なかなかそうはいかないことです。宝が誰にも見つけられずに埋もれてしまうようで歯がゆい。という時こそ書店員の出番なのですが。ポップ立てたりしてるんだけどなあ。まだまだ努力不足なんでしょうか。
おお、あの林さんが『ドミノ』を激賞している!!(8月4日の日記)しかも絶賛、ベタホメだよ!これを読んではもう矢も盾もたまらず、『ドミノ』(恩田陸、角川書店)をイッキに読了。わっはっは!!これ、面白〜い!!(funnyの意味ね)読みながら、そこここで文字通り膝を叩いて大笑い。なるほど、「アクションコメディ」と評した林さんの言い回しはジャストミート。最初は個々に登場する28人もの人物が、クライマックスに従ってひとつの場所に集まっていく様はお見事。ちょっと宮部みゆきの『スナーク狩り』を思い出しましたね。でもあれよりずっと人数も多いし、もっと笑える系のお話(宮部はシリアス系)。最初の登場人物の顔イラストも便利です(笑)。もうとにかく、この人もあの人も、めちゃくちゃオカシイよ!誰が一番か決められないくらい。いやいや、極上のノンストップ・ユーモア・エンターテイメントでした。
遅くなりましたが、銀河通信7月号をアップ。今回はちょっとドキドキものです(謎)。
8月4日(土) 夜、浜辺に花火を見に行ってきました。千葉と江戸川、2ヶ所の花火を同時に見られるというゴージャスなロケーション。打ち上げ場所からはずいぶん離れているので混んでもいず、ゆったりと見ることができました。面白かったのは、ハート型の花火!土星の輪のような花火の変形。夜空に赤いハートが咲くのよ!すっご〜い。初めてみたよ。いったいどうやって作るんだろう?しかし、毎年こうやって新種を作るのは、さぞかし大変だろうなあ。花火職人さん、どうもありがとう。今年も楽しませていただきましたよ。
あうう、新刊の『ドミノ』(恩田陸、角川書店)と『暗い宿』(有栖川有栖、角川書店>本日入荷!)がもうなくなりそうだよ〜(涙)。明日いっぱいの命だな(涙)。角川さん、お願いだから速攻重版してくださいませ〜!!有栖川ファンの同僚は、裏表紙の帯を読んで「きゃ〜っ、火村さんだ!」と満面の笑みをたたえ、いそいそと購入してました(笑)。この話の有栖川有栖は、名探偵のほうだそうです。
ところで、先日出た新刊の『月に繭 地には果実(上、中、下)』(福井晴敏、幻冬舎文庫)が何の改題だかご存知?なんとこれ、『ターンAガンダム』なんです。しかもこの文庫の表紙ったら、まるで時代小説やん!(笑)元がガンダムだなんて、ゼッタイにわからんぞ。『バグ』(松岡圭祐、徳間文庫)も、『水の通う回路』(幻冬舎)の改題というか大幅加筆だそう。
『わかもとの知恵』(筒井康隆、金の星社)もすごく面白い本。「やけどをした時の知恵」みたいなのがいっぱい書いてある。これ、元ネタはお薬のわかもとがずっと昔に出してた、子供用の生活の知恵読本みたいなヤツなんです。それに若干筒井さんが加筆したりして、ユニークなものに仕上げてます。子供用の『伊藤家の食卓』みたいなカンジ。でも大人が読んでもすごくためになることがいっぱい書いてあって、楽しいです。なんたって、イラストがきたやまようこだしね!>『ゆうたくんといばりいぬ』シリーズ
こないだ文春文庫の新刊の、一年に一度発行されるベストエッセイ集をぱらぱら見てたら、永江朗さんのエッセイを発見。「書店に来るお客さんも変わった人が多いが、書店員もかなりヘンだ。休日なのに、見学と称してよその書店に行く。見学なら他の業種を見たほうが勉強になるのに、わざわざ書店に行くのは、本屋中毒だからだ。しかも、全く無意識に平積みを直してしまったり、棚を整頓してしまったりする。これは完全にビョーキだ。」(>ややパラフレーズ)といった趣旨のエッセイで、思わず爆笑。ああっ、これ、モロに私のことだあ〜。って永江さんもそうなのね〜(笑)。
昨日の「MOE」9月号に刺激され、新刊の『泣く大人』(江國香織、世界文化社)を読み始めてしまいました。書かれてるのは、子供の頃のことや、生活のひとコマや、孤独や恋愛やそういった何気ないことばかりなんだけど、読んでいるとなぜだかとてもとても幸福な気持ちになれます。うん、そうだな、江國さんはね、自分にとって何が大切かちゃんとわかってる人なの。そして、それらをこよなく愛して生きてるところが読んでてとても気持ちいい。愛しさがこちらにまで伝わってくる。あと、彼女独特の繊細な感覚もいい。エッセイストとしても、ワタクシ的ベスト3に入る作家です。
8月3日(金) ああ、髪がうっとうしい!早くストレートパーマをかけたいよう>時間がない〜。
昨夜、『上と外』6巻(恩田陸、幻冬舎文庫)読了。ああ〜、やっと終ったよというか終ってしまったかついに!しかし、帯がモロにネタバレでは?(笑)まあ、皆そう思ってだろうたからいいけど。もう、本当に最初から最後までハラハラのしどおしでした。ずうっとジェットコースターに乗ってるみたい。このハイテンションを維持しつづけた恩田さんに、心から敬意を表します。素晴らしいアドベンチャーノベルでした。楽しませていただきました。(最後はちょっと、いやかなり強引な決着という気もするけど、まあいいでしょう^^。謎もまだ残ってる気がするが。)そのうち乱読書きます。
それにしても、『プラトニック・セックス』がもう文庫化って…。あ、『風車祭』(池上永一、文春文庫)はすごい厚さですね。2センチはあるぞ。1000円以上だし。
「MOE」9月号は、江國香織特集。やっぱりいいなあ、江國さん。よくエッセイに出てくる、妹さんとの対談もあり。彼女が今までの著作の中で好きなのが、『神様のボート』と『ぼくの小鳥ちゃん』と『ホテルカクタス』だそう。なんかうれしい。私もこれ、全部好きだわ。
恋愛感情って、自虐的だと思う。幸福というよりは、ただただ痛い。なのにその痛みこそが幸福なのだ。これを自虐的と言わずして何と言おう。
ああ、しかし久しぶりに買ったけど、「MOE」っていい雑誌だなあ。もう隅から隅まで全部好き。私の好きなものばっかり入ってる世界だ。
さてさて、SF大会まであと2週間。SF強化月間にしようかな(と思うだけは思っているが)。そうそう、『バトルフィールド・アース』(ロン・ハバード、朝日出版社)、最終巻の5巻が出ました。つっても買ってるのは、もはやダイジマンくらい?(笑)
8月2日(木) 今日は少し涼しいです。あ〜気持ちいい〜。息ができる〜。(暑いと、呼吸すら苦しい)
山田風太郎氏が亡くなられたばかりだというのに、今度はポール・アンダースン氏の訃報が(泣)。7月31日、享年74歳。
日本ファンタジーノベル大賞発表。大賞は粕谷知世(ちせ)さん(32)の「太陽と死者の記録」に、優秀賞は畠中(はたけなか)恵さん(41)の「しゃばけ」に決まったそうです。
出た出た出たあ〜!!待ちに待った『上と外』6巻!恩田さん、無事6巻で終らせることができたんですね(笑)。よかったよかった。ああっ、結末はいったいどうなったんだろう!?さっそく今から読みます!
『西の魔女が死んだ』(梨木香歩、新潮文庫)表題作読了。そこここのシーンで、まいの気持ちに共感を覚えた。彼女の死への不安や、ゲンジさんへの不快感など、どれも自分の通ってきた道だ。懐かしい。でも私はまだまだ、まいのおばあちゃんのような「大人」には程遠い。このおばあちゃんは、しっかりと土に根ざした生活をしており、ゆるぎない自信に満ちてて、迷いがない。78歳で死ぬまで畑を耕していた、自分の祖母を思い出した。彼女も賢くて強い人でした。あと、まいのお母さんとおばあちゃんとの確執は、うちとそっくりだと思った。女は家にいて、家を守るものと思ってるおばあちゃん(私の母)と、外で仕事をしていたい、まいのお母さん(私)。仲はいいけど、考え方は大きく違うふたり。
昨夜、めでたくカウンタが30万に!踏んでくださったはなえ様、いつもいらしてくださる皆様、本当にありがとうございます!!ちょうど3ヶ月くらいで5万回ったのかあ。
8月1日(水) 昼間は家の中を掃除してるだけで、全身汗まみれ。終ってからシャワー浴びましたよ。夕立が降ったあとは少し涼しくなりました。そちらはいかがですか?
ところで、栄光の(?)カウンタ30万を踏んだ方は申告をよろしくお願いします〜。今日か明日あたりかな?
銀河通信7月号を制作中。う〜ん、特集のネタが…。
おかぴーさんに教えていただいた、朝日新聞の記事。「書店の方のオススメ手書きポップが、ベストセラーに」。うむうむ、善きかな善きかな。ちなみにここに載ってた新潮社の営業のIさんは私も存じてる、とてもいい方です。恩田陸ファンなんだよね〜。同志!どんな職種・業種でもそうだけど、やっぱり愛だと思うなあ。って『プラネテス』のタナベみたいなことを言ってみたり(笑)。愛がね、お客様を動かすんだと思うよ。これからの商品の売り方ってのは、仕掛け人の情熱や愛がキーポイントになっていくんじゃないかと思う。ちなみに私も昔ハードカバーで出たとき読みました、『白い犬とワルツを』(テリー・ケイ、新潮文庫)。うろ覚えだけど、本の雑誌の新刊めったくたガイドでレビューみて、読んだんじゃなかったかなあ?違ったかな?
ヒラマドさんと有里さんとこで盛り上がってる図書館談義。とは全然関係ないんだけど、先日予告してた、近くの図書館レポ。といっても、日頃図書館を利用なさってる方にはごくごく当たり前なことしか書いてません(笑)。
私は日頃、図書館ってほとんど使ってません。ちょっと距離があるし、なにしろ職場には本が売るほどありますから(笑)、不自由してないので。行く時間もないしね。なので、もうできてから半年近くになる新しい図書館に、こないだやっと足を踏み入れたわけです。
入り口は1階、ここは玄関ホールのみ。本体は2階と3階にあります。広い〜。綺麗〜。カッコイイ〜。ドキドキしながら上がってみると、入り口の脇にはパソコンコーナー。図書館内の本の検索、CD−ROMの閲覧などができるみたいです。6台くらいあって、ひとつはオジサマが使ってらっしゃいました。
そして入り口にはまず雑誌コーナー。ソファはほとんどふさがってて、皆様静かに雑誌を読んでらっしゃいました。平日の午前中だったので、ほとんど中高年のオジサマばかり。女性は、老いも若きも少なかったです。学生なんかもほとんどいなかったなあ。この図書館は、自習お断りだそうで、ホントに本を閲覧する方しか座っちゃいけないんだそうです。どれどれ、どんな雑誌置いてるのかなあ。おっ、本の雑誌があったぞ。よしよし。見たこともない専門雑誌もいろいろあって、その品揃えを見てるだけで面白ーい。「小説トリッパー夏号」を探したが、ぱっと見たトコでは見つからず。まあ時間もないし、いいや。
受け付けカウンタも広くてキレイ。館内にはエプロンをつけた館員の方がそこここに。まずは文庫コーナーから拝見。おおっ、棚が!棚が空いてる!!(笑)こーんな半分しか埋まってなくていいのか?これは借りられたあとだからなのか?興味深かったのは、本の並べ方。書店だとすっかり出版社別の分類に慣れてるけど、図書館ってすべて著者のあいうえお順なのねえ。で、海外文学コーナーは「ロシア文学」「スペイン文学」とかって分かれてる。うっ、私は作家の出身地なんてよう知らんぞ。学のなさがバレバレ。ちょっと探しづらい。慣れの問題だが。それでもまあ順に眺めていく。おっ、『SFマガジンセレクション』発見!『レ・コスミコミケ』も発見!おおたさんの日記にあった、『収容所群島』もあるぞ!ハードカバー。74年1刷で、81年に18刷だ。売れてる本だったんだねえ。こんなに巻数がいっぱいあるとは知りませんでした。ストルガツキイも、何冊か発見。なんだ、けっこういろいろあるじゃん!
実用書や専門書は思ったより少ない気が。映画の本とかも。ちなみに私が図書館を一番使ってたのは、短大時代。この頃は、児童書と小説と手芸や料理の本ばっか見てました。お菓子の本を眺めてるオバサマを見て思い出した。懐かしいなあ。
日本の小説の棚を眺める。おお〜、こっちもいろいろある。さすがに最新刊は見あたらないけど、ちょっと前のを読むだけってのならじゅうぶん。こんないいとこが家の近くにあれば、もう利用しまくりだなあ。なんたってタダ!私らの税金だし、使わなきゃもったいないよなあ。もし仕事やめたら、ここ使いまくるかもなあ。距離やおカネや手間その他を天秤にかけても、じゅうぶんメリットあるよ。で、見つからない本や、自分で欲しい本は書店で買う、と。文庫なんかは買うほうが手っ取り早いしね。絶版本も、読みたいだけってなら、古本屋を血眼で探すより、ここのほうがずっとラクなのね。
そして3階へ。ここは児童書コーナーなのだ。うわっ、うわっ、懐かしさ炸裂!ああ、この絵本もこの童話も好きだったねえ〜。やはりワタクシ的には、図書館で一番好きなのは児童書コーナー。浸れますわ。幸せ。ああ、ここに一日中いたいな!絵本や童話を読みまくりたい!(いつかやろう、マジで)ふうん、けっこう同じ本をダブリで何冊か置いてるんだね。子供がケンカしないようにかな。ふと手に取った本が52刷とかだったり。児童書ってすげえな。なにげに大正時代発行の『ひとふさのぶどう』が棚にささってたりして驚く。しかもけっこう状態がいい。どっか倉庫とかに保存してあったのかな?
時間切れで、30分ほどで泣く泣く退散。やー、今どきの図書館ってすごくいいですね!まさに楽園。寝袋持込みで一晩泊まりたい〜。
『西の魔女が死んだ』(梨木香歩、新潮文庫)半分ほど読了。おばあちゃんと孫娘のナチュラルで穏やかな暮らし。ああ、いいなあ、こういう生活!とにかく、このおばあちゃんが素晴らしくいいです。