クラーク空軍基地跡とスービック海軍基地跡 |
フィリピンにあった当時アジア最大の米軍の空軍基地と海軍基地。 | ||
両基地は1991年11月26日に返還された。 | ||
その結果、南シナ海での中国の傍若無人の振る舞いが始まった。 | ||
クラーク空軍基地 | ||
フィリピン共和国の首都マニラの北西約60kmにあったアメリカ空軍の基地。 | ||
1903年から1991年まで使用された。 | ||
1942年に日本軍が占領。1944年10月には最初の 神風特別攻撃隊 が発進した。 | ||
1945年1月、アメリカ軍がルソン島に上陸し、米軍が再占領した。 | ||
1975年のベトナム戦争時は、アメリカ国外では最大の米軍基地であった。 | ||
1991年4月、基地使用期限延長の交渉中に、20kmほど離れた地点にあるピナトゥボ山が活動を始めた。 | ||
6月には、火砕流が演習場を埋め尽くし、格納庫等の建物が、火山灰の重さで倒壊。 | ||
アメリカ軍はクラーク空軍基地の放棄を決定した。 | ||
クラーク空軍基地址:15.179830,120.555038 | ||
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スービック海軍基地 | ||
フィリピンにあった当時アジア最大のアメリカ海軍の基地。 | ||
1884年にスペインが海軍基地として利用、1898年の米西戦争でアメリカが取得、1991年まで使用された。 | ||
1942年から1945年8月まで日本軍が占領。1975年のベトナム戦争時には米郡の重要な基地の一つであった。 | ||
1991年6月、ピナトゥボ山が大噴火。スービック海軍基地でも火山灰で建物が倒壊するなどの被害を受けた。 | ||
アメリカはクラーク空軍基地の放棄を決定したが、スービック海軍基地については10年間の使用期限延長を望んだ。 | ||
しかし、フィリピン議会は拒絶し、両基地は1991年11月26日に返還された。 | ||
スービック海軍基地址:14.801763,120.234718 | ||
クラーク空軍基地 -wiki / スービック海軍基地 -wiki / | ||
クラーク空軍基地とスービック海軍基地は1991年11月、フィリピンに返還された。 | ||
中国は、1995年に ミスチーフ礁 をフィリピンより強奪。2013年9月には、北部ルソン島沖のスカボロー礁に、 | ||
コンクリートブロックを設置した。2014年2月 中国海軍がパグアサ島近海の海面にブイを投下。またジェームズ礁 | ||
近海で中国の艦艇が甲板の上で主権宣誓式を行った。中国はフィリピンが領有を主張する海域に監視船を常駐させ | ||
威嚇行動を繰り返している。 | ||
南シナ海周辺地図 | ||
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南沙諸島 - Wiki / Spratly Islands - Wiki / スプラトリー諸島海戦(1988年) - Wiki / | ||
南沙諸島:中国の実効支配が及んでいる岩礁は? - 海国防衛ジャーナル / | ||
赤瓜礁 - Wiki / ミスチーフ礁 - Wiki / 南沙群岛在线 - 赤瓜礁图片 / 南沙群岛在线 - 美济礁图片 | ||
中国の海洋における覇権的行動とわが国の備え / 海南島、三亜の海軍基地を見る | ||
中国は南シナ海の岩礁を、沿岸各国の排他的経済水域に踏み込んで、領有を主張、軍事占領を行っている。 | ||
その海域の、漁業資源、海底資源、海軍の自由航行の獲得を目的として、岩礁の上に対空砲まで備えた、 | ||
陣地を構築している。中印、中比、中ブータン国境でも、中国は、国境パトロールの間隙をついて占領した。 | ||
南海諸島网_三沙市_南沙群島_西沙群島_東沙群島_中沙群島 / 南海諸島 - Wiki / | ||
中沙諸島 (マクルスフィールド諸島)、西沙諸島 (パラセル諸島)、東沙諸島 (プラタス諸島) | ||
国連海洋法条約を無視した中国の領海主張 | ||
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青線が国連海洋法条約で決められている排他的経済水域。
赤線が中国の主張する領海。 | ||
パグアサ島 ( スプラトリー諸島 ) / 2014年2月 中国海軍が海面にブイを投下 | ||
同じくスプラトリー諸島のジェームズ礁 近海で中国の艦艇3隻が甲板の上で主権宣誓式を行う。 | ||
ミスチーフ礁 / スプラトリー諸島(南沙)の環礁の一つ | ||
スカボロー礁 (中沙) 15.183333,117.766667 / 2013年9月、中国がコンクリートブロックを設置。 | ||
スプラトリー諸島の占領、インド北部の占領、ブータン北部の占領も、国境パトロールの間隙をついて | ||
行われた。 / 南沙諸島 中国 基地 / | ||
中国のサイト | ||
越南老地图曾標明南沙群岛 主权属中国_网易新聞中心 / 南沙群岛 - Google 検索 / 中沙群岛 - Google 検索 | ||
美媒:中国在南沙群岛扩建軍事設施保石油生命线 - 军事頻道 - 西部网 / | ||
最近の南シナ海 | ||
2014/3/1 焦点:南シナ海で狭まる「中国包囲網」、友好国マレーシアも態度硬化 | Reuters | ||
2014/4/28 与那国島近海周辺の巡回を継続=中国国防省 / | Reuters | ||
2014/5/4 焦点:南シナ海の緊張長期化も、中国の掘削強行でベトナム劣勢色濃く | Reuters | ||
2014/5/6 フィリピン沿岸警備隊は、密猟違中の中国漁船船員11人を拘束した。 | ||
2014/5/7 ベトナム側が排他的経済水域(EEZ)とする南シナ海パラセル(西沙)諸島海域で石油掘削を始め、 | ||
ベトナムの沿岸警備艇に中国の大型監視船が、高圧放水銃を発射、体当たり攻撃を繰り返した。 | ||
2014/5/10 南シナ海の衝突に「深刻な懸念」—ASEAN外相会議 - WSJ日本版 / Tuổi Trẻ- Google 検索 | ||
2014/5/15 フィリピン外務省は、南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島のジョンソン南(赤瓜)礁で、中国が滑走路を | ||
建設している写真を公表した。ジョンソン南礁はベトナム領であったが、1988年の武力衝突で中国が強奪した。 | ||
2015/10 | ||
スプラトリー諸島の、ファイアリーク礁に3000m級滑走路がほぼ完成。 | ||
スービー礁では400平方メートルを埋め立て滑走路の建設を始めた | ||
ミスチーフ礁でも3000mの区域が仕切られ、新たな滑走路の建設を進めているとみられる。 | ||
ジョンソン南礁:9.71389,114.286 / 中国が埋め立て—フィリピンが画像公表 - WSJ日本版 | ||
パグアサ島 ( thitu island ):11.052871,114.284935 南沙諸島 フィリピンが実効支配 | ||
スービー礁 ( Subi Reef ) 10.924762,114.085518 中国が暗礁にレーダーサイトを建設 | ||
ミスチーフ礁 ( Mischief Reef ) 9.881004,115.52089 1995年に中国がフィリピンより強奪 | ||
ミスチーフ礁 は、パラワン島の西、約209km。この暗礁は干潮時のみ海面に現れる"干出岩"であり、 | ||
国連海洋法条約では領土や領海を設定できない 。1998年末から中国は鉄筋コンクリート製施設を建設している。 | ||
ファイアリークロス礁 ( Fiery Cross Reef ) 9.616667,112.966667 | ||
南シナ海・南沙諸島に中国の「不沈空母」出現 東シナ海も安心できない / | ||
中国の人工島建設に堪忍袋の緒が切れつつある米軍 米国の対中強硬派は軍事衝突も辞さない構え | JBpress | ||
IHS Jane's Defence Weekly - Digital, Online and Print Magazine - IHS Jane's 360 / | ||
Paracel Islands( パラセル諸島 / 西沙諸島 ) | ||
16.1414845,112.4478054 | ||
16の島から構成される。主な島 は中国名で、永興島、北島、琛航島、金銀島、東島、中建島。 | ||
2016年2月、中国軍がパラセル諸島にあるウッディー(永興)島に、地対空ミサイル8基を配備した。 | ||
射程約201kmの移動式防空ミサイル・システム「紅旗 ( HQ ) 9」。部隊の規模は2個大隊。 | ||
永興島Woody Island フーラム島(越) / 北島North Island Đảo Bắc(越) / 琛航島Duncan Island 光和島(越) | ||
金銀島Money Island Đảo Quang Ảnh(越) / 東島 Đảo Linh Côn(越) / 中建島Triton Island Đảo Tri Tôn(越) | ||
Spratly Islands: Paradise or Political Battleground? Photos of the Controversial Archipelago | ||
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Spratly Islands dispute - Wiki / Spratly Islands dispute - Google 検索 / | ||
スワロー礁(Swallow Reef)-wiki / 渚碧礁(Subi Reef) -wiki / 赤瓜礁(Johnson South Reef) / | ||
ミスチーフ礁 -wiki / Mischief Reef - Google 検索 / | ||
Could China turn Panganiban (Mischief) Reef into another Woody Island? / | ||
美济礁(Mischief Reef)_南海諸岛网_三沙市_南沙群岛_西沙群岛_東沙群岛_中沙群岛 / | ||
時限爆弾抱えた経済成長、 財産とともに国外に逃げ出すエリート層:JBpress (1) / (2) / (3) / | ||
中韓の外交を狂わせる「愚民政治」の伝統 :JBpress(日本ビジネスプレス) (1) / (2) / (3) / | ||
フィリピンの歴史 | ||
マニラのあるルソン島。このマニラ近郊にクラーク空軍基地とスービック海軍基地があった。 | ||
スペイン植民地時代 | ||
フィリピンは、スペインによって1571年にはフィリピン諸島の大部分が征服され、植民地となった | ||
18世紀にスペインは未征服の南部へ侵攻したが、イスラム勢力の抵抗に遭い、最後まで征服できなかった。 | ||
1898年、米西戦争 に伴い、アメリカはフィリピンの独立運動勢力を利用した。 | ||
アメリカ植民地時代 | ||
1899年6月、フィリピンではアギナルド が、フィリピン第一共和国を宣言した。 | ||
しかし、米西戦争が終結すると、フィリピンの統治権はスペインからアメリカに譲渡された。アメリカは | ||
フィリピンの独立を認めず、米比戦争 で60万人のフィリピン人がアメリカにより虐殺され、第一共和国は崩壊。 | ||
フィリピンはアメリカの植民地となった。モロの反乱は1913年まで続いた。 / アメリカのフィリピン統治 | ||
1916年、アメリカはジョーンズ法によりフィリピンの自治を認めフィリピン自治領が成立した。 | ||
1934年アメリカはタイディングス・マクダフィー法で10年後の完全独立を認め、 フィリピン自治領から | ||
フィリピン・コモンウェルス に移行したが、アメリカはフィリピンに莫大な利権を保持し続けた。 | ||
mochi thinking: Philippine–American War (1899–1902) | ||
日本占領時代 | ||
第二次世界大戦で、日本が進攻、アメリカ陸軍司令官のダグラス・マッカーサーはオーストラリアに逃亡、 | ||
日本は1942年の前半にフィリピン全土を占領した。 | ||
日本は1943年5月、フィリピンとビルマを独立させたが、軍の統帥権は日本軍が握る傀儡政権であった。 | ||
アメリカの援助を受けたユサフェ・ゲリラ と共産系のフクバラハップ が各地で抗日ゲリラ戦争を行った。 | ||
このため日本軍が実質的に支配できたのはフィリピン全土中の3割程度であった。 | ||
アメリカ植民地復帰ーマルコス独裁 | ||
1944年末に米軍が反攻上陸、1945年日本敗戦に伴い、アメリカの植民地に戻ったが、 | ||
1946年のマニラ条約で、戦前から約束されていたフィリピン第三共和国が成立した。 | ||
冷戦下、フクバラハップ (フク団) が勢力を拡大、ルソン島ではゲリラ戦争が続いたが、 | ||
1950年代中にマグサイサイ によって一度壊滅した。 1965年よりマルコス 大統領が | ||
反共腐敗独裁体制を敷き、モロ民族解放戦線 や新人民軍 による武装蜂起が発生した。 | ||
民主革命 / ピープル・パワー | ||
1986年に起きた"エドゥサ革命 "で、マルコス政権は崩壊、現在のフィリピン第四共和国体制が成立した | ||
1990年代初頭の冷戦終結を受けた米軍のアジア駐留の縮小とピナトゥボ火山 の噴火による基地機能の | ||
低下により、 米軍はフィリピンから撤退した。 | ||
この段階では、現在のような中国の対外膨張、海洋進出の覇権活動は予測できなかった。 | ||
1991年、フィリピンは「植民地時代の残滓」としてクラーク空軍基地とスービック海軍基地から米軍の撤退を | ||
求めたが、中国の軍事脅威を前にして、スービック湾への米軍基地復活をはじめて話題にした。2013年9月17日、 | ||
フィリピンのベニグノ・アキノ大統領は「スービック湾に米海軍基地の復活を希望する」と述べた。 | ||
2014年4月28日、米・フィリピンが新軍事協定に署名 | ||
有効期間は10年間。米軍は、協定署名によりフィリピンに回帰、フィリピン軍の全ての基地を使用できる。 | ||
米軍が重視しているのはクラーク空軍基地と、米海軍基地があったスービック経済特区である。 | ||
2016年6月、ドゥテルテ氏がフィリピン大統領に就任。 反米親中の立場を鮮明にした。 | ||
ミンダナオ島に駐留するアメリカ軍については「出て行かなくてはならない」と発言している。 | ||
2016年10月20日 フィリピンのドゥテルテ大統領 南シナ海問題を事実上棚上げの姿勢 - ライブドアニュース / | ||
ドゥテルテ大統領 - Google 検索 / 「米国にさよなら」 フィリピン大統領、中国への傾斜鮮明に:AFPBB News | ||
フィリピン南部のイスラム (東南アジアのイスラム ) | ||
アセアン諸国地図 | ||
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ASEAN(東南アジア諸国連合)Association of Southeast Asian Nations | ||
インドネシア,カンボジア,シンガポール,タイ,フィリピン,ブルネイ,ベトナム,マレーシア,ミャンマー, | ||
ラオスの10か国。ASEAN本部はジャカルタにある。域内の人口は6億人を超え、EU (欧州連合) より多い。 | ||
2011年の加盟国の合計GDPは2兆1,351億米ドル、日本のGDPの約36%。 ベトナム戦争中の1967年8月、 | ||
東南アジア諸国の赤化を恐れたアメリカが支援して設立された。当時の加盟国はすべて反共主義国家であった。 | ||
1995年、ベトナムが加盟、ASEANは反共政治同盟から東南アジアの地域共同体へと変貌した。 | ||
東南アジア諸国連合 - Wiki / asean - Google 検索 / | ||
九段線 | ||
九段線 - Google 検索 / 民國36年(1947年)12月1日、『南シナ海諸島位置図』 | ||
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【視点】日本の領土だった南シナ海「南沙諸島」 終戦まで実効支配 - ZAKZAK / | ||
Fudaraku Voice | ||