■高山・すまいる篇■
(取材協力 木の国館/山久/肴/のぐち屋)

2000年11月24日(金)〜26日(日)

いよいよ寒さも厳しくなりましたね。
高い所と囲炉裏の煙が大好きで風邪をひかない筆者が今回の旅先に選んだのは、飛騨の小京都・高山です。(笑)
公私共に久々の旅行そして無理矢理とった有休を活用して、じっくりと市内を散策してみました。

道標
−みちしるべ−

2000年11月24日(金)
駅名 発着時間 便名 コメント
新宿高速バス
ターミナルセンター
14:30 京王バス 9:00の便に乗り損ねたので、次の便が来るまで近くの家電やさんで時間を潰します。
諏訪湖SA 17:00 同上 長野県に入る頃には辺りはもう真っ暗です。(20分バスの停車時間有り。)
平湯温泉 19:05 同上 疲れて車内で眠りこけていると目的地のすぐ近くまで来ていました。(10分バスの停車時間有り。)
平湯温泉 19:15 同上 観光案内所脇の天然水で喉を潤し、再び出発です。
高山濃飛
バスセンター
19:50 同上 予定よりも少し早くJR高山駅脇のバスセンターに降り立ちます。さ〜と本日のお宿は・・・
山久 20:20 同上 駅前の交番でおまわりさんに道順を聞き、辿り着きました〜。おなかすいた〜。^^;;)

2000年11月25日(土)
駅名 発着時間 便名 コメント
山久 08:20 レンタ
サイクル
さすがに週末は宿の予約が満杯で連泊できませんでした。
宮川朝市 08:30 同上 とりあえず夕方まで荷物を山久さんにお預かり頂き自転車で散策します。
陣屋朝市 09:30 同上 2つの朝市を回りましたが微妙な違いを見つけました。
高山陣屋 10:00 日本国内で唯一現存する郡代所を見学します。
飛騨の里 12:30 レンタ
サイクル
体力に自信のある人は是非ここまで自転車で来てみて下さい。(笑)
飛騨高山
美術館
14:30 同上 アールヌーヴォー、アールデコ華やかりし時代の作品を眺めつつ休憩です。
世界のアンティック
木の国館
15:10 同上 実は木の国館を見過ごして先に飛騨高山美術館に行ったので後戻りしました。^^;;)
古い町並 17:30 同上 レンタサイクルを山久さんにお返しし、本日の宿に向かいます。
民宿 18:15 同上 荷物を置いたらネオン街へゴーゴー!(笑)
19:30 同上 はしご酒2軒目のお店に大満足です。

2000年11月26日(日)
駅名 発着時間 便名 コメント
民宿 09:20 徒歩 朝風呂に入り、囲炉裏のそばで朝食を頂きエネルギーを補充します。(笑)
JR高山駅 09:30 レンタ
サイクル
酒のみの私にはもってこいの移動手段です。(良い子のみんなマネしないでね。^^;;)
桜山八幡神社 09:50 同上 お参りの後で境内の屋台会館を見学します。
吉島家住宅 10:40 同上 オークビレッジによる改装部分に目を引かれました。
日下部
民芸館
11:10 塩せんべいとお茶を飲みながら一休みです。
市政記念館 11:00 同上 2階には懐かしい事務機器がいっぱいです。
日枝神社 11:30 同上 深紅に染まる葉と木漏れ日が秋の終わりを告げていました。
松本家住宅 12:30 同上 管理人のおばちゃんにりんごを頂きました。ラッキー(笑)
国分寺 13:00 同上 三重の塔は圧巻です。
春慶会館 13:30 同上 国分寺から後戻りするかたちで春慶会館(しゅんけいかいかん)に向かいます。
古い町並 14:30 同上 造り酒屋さんで試飲し、勢いをつけて、のぐちやさんで昼食です。
JR高山駅 15:30 同上 レンタサイクルを返却、精算し、おまちかねの駅構内の撮影です。(笑)
高山濃飛
バスセンター
16:30 濃飛バス お腹がいっぱいだったので駅弁とビールの購入を断念。またの機会に譲ります。^^;;)
新宿高速バス
ターミナルセンター
22:00 京王バス 乗車中、前の座席のおばちゃんが情け容赦なくリクライニングを倒していたので疲れました。
まっすぐ帰宅します。^^;;)


乗る

  1. 京王バス&濃飛バス(飛騨高山線)ちゃん

    新宿駅前にある高速バスターミナルとJR高山駅前にある高山濃飛バスセンターの間を約5時間30分で結ぶ高速(路線)バスです。
    片道\6,500-の通常料金でも十分に安いのですが
    往復割引や回数券だと片道当たり\5,850-という破格のお値段です。
    基本的に全席指定で通路に補助席も無く、ゆったりと座れますので、少ないお小遣いでも気軽にいけますよね。
    (その分、人気があるので、週末・祭日の便のご予約はお早めに。)

    余談ですが、終点の2つ手前の平湯温泉バス停の近くの観光案内所では美味しい湧き水を飲む事ができますので
    事前に水筒や飲みきったジュースのペットボトルをご用意されるといいと思いますよ。^^)

    【 いざ出発です。 】 【 なんと観光案内所の脇に・・・】 【 帰りは濃飛バスです。】
    新宿に別れを告げます。 平湯温泉バス停近くの観光案内所では
    美味しい湧き水が飲めます。
    車体の右側に
    ”さるぼぼ”のマークが(高山にて)

    電話03−5376−2222
    営業時間09:00〜18:00(年中無休)
    時刻表新宿発08:00と16:00の便が毎日運行されています。
    (上記以外に季節により一日数本運行されています。)

  2. レンタサイクル

    高山の旅二日目は山久さん(1日\500-)、三日目は駅前のレンタサイクルを借りました。(1時間当たり\200-)
    どちらでも手荷物を無料で預かってくれるので、自転車で身軽に市内を散策されては如何でしょうか?

  3. 濃飛バス(高山市内・情報のみ)

    今回はレンタサイクル中心だったので利用しませんでしたが飛騨の里飛騨高山美術館などを観光する際には
    「高山市内1日フリー乗車券」がお得です。

  4. JR高山駅(情報のみ)

    岐阜と富山を結ぶ高山本線有数の観光地(駅)です。(昭和9年開業だそうです。)
    高山本線は全線非電化線の為、キハ40系、キハ48系、キハ85系、キハ120系、果ては名鉄の特急 北アルプスちゃんなど
    各種ディーゼルカーが活躍しています。

    【 高山駅 】 【 たぶんキハ48系ちゃんだと思います。】 【 たぶんキハ120系ちゃんだと思います。 】
    高山本線の観光の玄関口です。 美濃太田行きの汽車です。 富山行きの汽車です。

    【 富山方面からの入線です。 】 【 連結準備を進めます。 】 【 名古屋方面からも入線しました。 】 【 いよいよ合体です。 】
    1番線にひだちゃんが来ました。 貫通部の扉を開きます。
    (右端の柱にノリホ入れが有るのが分かりますか?)
    増結車両も入線します。 いよいよ連結です。


見る

たくさんの観光施設を少しでも安く見たい方、「高山市内観光文化施設割引入場券」を利用されてみては如何でしょうか?
市内の旅館などで無料で配布されており、各種入場料が約1割引になります。

  1. 宮川朝市/陣屋前朝市

    飛騨高山の朝市というと全国的に有名ですが、実は2カ所あるんです。
    一つは宮川と国分寺通りの交差する かじ橋付近の宮川朝市ともう一つは
    高山陣屋の前で催される陣屋前朝市です。
    前者は工芸品やお土産、保存食を中心とした品揃え、後者は野菜等の食品や日曜雑貨を中心とした品揃えでどちらも興味深いです。
    お気に入りの物をまとめ買いしたり、お店のおばちゃんと話が弾んだりするとおまけしてくれる事もありますので
    楽しみながらお買い物をされてみては如何でしょうか?(詳しくはお買い物コーナーをご覧下さいね。)

    【 観光客向けの趣が強いのかな? 】 【 地元の人らしき買い物客もいました。 】
    宮川朝市です。 陣屋前朝市です。

  2. 高山陣屋(郡代所)

    元禄5年(1692年)、それまで金森氏の領地であった飛騨・高山が徳川幕府の直轄領となり、江戸から派遣される郡代、代官の執務を
    行う為に建てられました。

    「なぜ、突然、徳川幕府直轄になったかって?
    それはね豊かな緑から生まれる木材と多数あった鉱山など財源が豊かな点に目をつけたからだよ。
    もっとも鉱山は直轄領になった途端、枯渇したそうだがね。(笑)」

    こんな名調子で(無料)説明してくれる職員のおじさんに暫しバトンタッチ、それでは説明をお願いしまーす。

    「テレビの時代劇ではお代官様が偉い様に描写されていますが実際には郡代の方が偉いんだよ。
    でも彼らも重要な事は、お江戸の勘定奉行に全てお伺いをたてないとダメだったんだ。
    飛脚が文書を抱えて往復する間、約20日間は業務が止まっていたんだよ。(笑)」

    「玄関を入り右手が江戸から派遣された役人がいた御役所
    更に右奥が現地採用のいわゆる地役人(じやくにん)の職場である御用場だけど
    ほら畳のへりが違うでしょ?職務も権限も大差ないのに待遇は明らかに違ったんだよ。」

    「ここが女中部屋で若い女性が寝泊まりしたんだけど、他の部屋と違い雨戸が無く格子だけしかありません。
    そのワケは朝寝坊しない様に部屋を明るくする為なんだよ。
    女性の血圧は、今も昔もあまり変わらないみたいだね。(笑)」

    「ここが嵐山の間、郡代の部屋ですが中庭の眺めが最高ですね。
    当時の勤務時間は朝10:00からお昼の2:00までのわずか4時間だから、ゆとりのある生活だったんだね。
    現代社会で旦那さんが一日ゴロゴロしてたら奥さんがた困っちゃうよね。(笑)」

    「大広間脇の通路の天井ですが、ちょっと白いでしょ?
    昭和44年まで(飛騨)県事務所として使われていた時のペンキなんですよ。(笑)
    一生懸命洗って復元(作業)したんだけど、どうしても塗料がカンペキには落ちなくてねえ。」

    「蔵の屋根ですがこけら葺きなんですよ。
    (陶器の)瓦ではなく へぎ(板)を敷き詰めていますが、五年に一回、表裏左右に向きを変えて葺き直しているのですが
    一回の葺きかえになんと一千万円もかかるんですね〜。その予算は皆様から頂く入場料で賄っております。(ペコリ)」

    「この御蔵は全部で12個の蔵があり、年貢米をここで貯蔵しておりました。しかし後に刑務所を作る為に4つの蔵が壊されました。
    米俵を置いてみましたがすごいでしょ?
    よく聞かれる質問なのでお客様に言われる前に答えちゃいますが中身は籾殻です。」

    ・・・と、こんな感じで楽しく解説してくれましたが、解説を依頼した年輩の団体さんの都合で30分で全てを見るペースだったので
    かなり慌ただしく、もう一度じっくり見たいと思って、解説員の方のご許可を頂き逆ルートを辿りながら撮影したのが下の画像です。
    現存する郡代所は国内で唯一ここだけという貴重なものなので機会が有ればご覧になってみてはいかがでしょうか?

    【 現存する唯一の郡代所です。】 【 手前が幕府派遣の役人、奥が地役人の間です。】 【 女中さんの間です。 】
    この門の手前で朝市が行われています。 キャリア組/ノンキャリア組の体制は
    この頃から有りました。
    女中さんの部屋には雨戸が有りません。

    【 うさぎだぴょん!(笑) 】 【 うさぎだぴょん!(笑) 】 【 イヤーンな感じ(笑) 】 【 お客様は神様です。(笑) 】
    奥の建物が
    郡代の邸宅です。
    釘隠しにも縁起担ぎが・・・(兎ちゃんです。) コワイですね〜。 見えない苦労が
    忍ばれます。

    管理者岐阜県教育委員会 高山陣屋管理事務所
    所在地〒506-0012 岐阜県高山市八軒町1-5
    電話0577−32−0643
    開館時間4〜10月08:45〜17:00/11月〜3月08:45〜16:30
    休館日12/27、12/31、1/1
    入場料大人\420-/高校生以下無料

  3. 飛騨の里(飛騨民族村)

    道路拡張、ダム工事等で存続が危ぶまれた古の建築物を移築して消えゆく飛騨の山村を後世に伝える目的で設立された施設です。
    寛政9年(1797年)に造られた合掌造りの家のプロトタイプである旧・若山家をはじめ国指定の重要文化財が数件有るのも去る事ながら
    囲炉裏の火を炊いたり、田畑に水を引き、水車を回し、作物を育てる等、村の息吹きを感じさせる気配りがいいですね。
    12/31(23:30〜)には除夜の鐘、平成13年1/1(12:00〜)にはかるた大会、1/6〜2/25の土日祝日には焼き餅のサービス(13:00〜15:00)
    同期間の09:00〜16:00にはカンジキなど冬の衣装の着用体験、2/2〜2/12、2/16〜2/18、2/23〜2/25にはライトアップなど
    各種イベントも企画されているそうなので楽しそうですね。

    【 五阿弥池全景です。 】 【 いつかは白川郷に行きたいな! 】 【 もうすぐ大晦日ですね。 】
    遅ればせながら紅葉を見ることが出来ました。 合掌造りの家も移築されています。(旧・若山家) 大晦日には本当に
    除夜の鐘(写真右)を鳴らすそうです。

    【 ギャラクティカファントムはありません(笑)】 【 心臓破りの坂です。(笑) 】 【 火事だ、火事だぞ〜っ! ^^;;) 】 【 ♪ワンとほえりゃ、ツースリー!(笑) 】
    今は珍しい円形の車田です。 最大の難所・匠神社です。 火の見櫓です。 火消し組出動!(笑)

    名称飛騨民族村管理事務所
    所在地〒506-0055岐阜県高山市上岡本町1丁目590
    電話0577−34−4711
    開園時間08:30〜17:00(年中無休)
    入場料大人\700-/子供\200-(駐車場有)
    アクセス高山駅方面から国道158号線で清見方面へ
    途中、直交する国道41号線を通過しそのまま直進
    松倉中学校の手前で左折。
    ホームページhttp://www.hidasato-st.net/

  4. 飛騨高山美術館

    ルネ・ラリック、エミール・ガレ、ドーム兄弟、アルフォンス・ミュシャなど「なんでも鑑定団」をご覧の方なら一度は聞いた事のある
    著名な芸術家のガラス作品やスコットランドで活躍した建築家C.R.マッキントッシュをイメージしたインテリアのコーナーなどが
    展示されている美術館です。

    美術品の展示館とインテリア館(?)の間がガラス張りの通路となっていて、係員のおねーさんが双眼鏡を一生懸命覗きこんでいたので
    何してるのかな?と一人ドキドキしていたら

    「北アルプスの山々をどうぞご覧下さい。」

    とのコメントに、ちょっとがっかりしたのは、かなりナイショです。(笑)

    【 飛騨高山美術館です。 】
    館内の望遠鏡で北アルプスを一望できます。

    所在地〒506-0055 岐阜県高山市上岡本町1-124-1
    電話0577−35−3535
    開園時間09:00〜17:00(ショップ・カフェは17:30迄)
    4〜11月は無休/12月〜3月は不定休。
    観覧料一般\1,300-/大学・高校生\1,000-/小・中学生\800-
    無料駐車場有
    アクセス高山駅濃飛バスセンター発飛騨の里行きに乗り
    飛騨高山美術館前バス停にて下車。(約10分)
    ホーム
    ページ
    http://www.htm-museum.co.jp/

  5. 世界のアンティック 木の国館

    飛騨の里から徒歩2分くらいの所にある合掌造りをモチーフにした建物が世界のアンティック 木の国館です。
    早速中に入ると係員の男性が館内の主な展示品を面白く解説してくれます。

    まずは紫檀などでできた重厚な金庫、1830年頃のオランダ製で王室の王冠や宝石などの美術品を収納する為のものです。
    開けにくく、また開けても簡単には盗まれない様な複雑な仕組みを多用した構造になっています。
    そして次に案内されたのがインドの青銅像!
    シヴァ神など3人の神が絡みつく様な姿になっていますが、とても私の口からはご説明できません。(笑)
    興味の有る方は是非、現地で浜村純さんの様な軽妙な係員の語り口に耳を傾けてみてね。^^;;)
    その他にも中世フランスの貴婦人愛用のトイレや「なんでも鑑定団」に登場したのと同型の4人のカウボーイの銅像
    職人が数世代に渡って彫り上げた象牙のチェス(中国製)、マイセンのコンポート(台座付きの果物皿、1880年製)と
    どれも素晴らしい美術品が所狭しと展示されていますが、目玉はウランガラス!
    ケースの(通常)照明を消し、紫外線のランプを付けると仄かな輝きを発します。
    1830〜1940年のわずかな期間のみ製作されため作品数も少ないのですが、ここでは約40品展示されており
    国内最大級の収集量を誇っています。

    入口に戻り、無料サービスの珈琲(または緑茶)を頂きながら館長さんや職員の皆さんのお話を伺います。

    職員「この珈琲は、水道水を特殊な濾過器で2時間かけて、わずか3リットルだけ取れたもので入れているんですよ。」
    職員「実はこの建物は1988年に開催された飛騨高山博覧会のパビリオンを移築・改装したものですが
    収集した作品が入りきらず、展示数の数倍は倉庫で眠っているんですよ。」
    (元々館長さんの祖父の代から三代に渡り美術品の収集をされているそうです。)
    館長さん「展示品の買い付けは、基本的に現地(海外)で行っているんですよ。
    蚤の市ではなく郊外の一見有りそうも無い所を探して良い物を手に入れた時の喜びは一塩ですね。」

    美術品にまつわる楽しいお話を伺いながら高山の旅、二日目が暮れていくのでした。

    【 世界のアンティック木の国館・外観です。 】 【 世界に2つしかない金庫です。 】 【 インドの青銅像です。 】 【 息を飲む様な美しさです。 】
    元は飛騨高山博覧会のパビリオンでした。 もう1つは
    大英博物館にあるそうです。
    詳しい解説は是非
    現地で聞いて下さい。(笑)
    今は作られていないウランガラスです。

    所在地〒506-0031 岐阜県高山市西之一色町3-814
    電話0577−36−1978
    開園時間09:00〜17:00
    年中無休ですが展示品の入れ替え等で臨時休館する事があります。
    観覧料中学生以上\500-/小学生以上\300-/幼児無料
    駐車場有
    アクセス高山駅方面から国道158号線で清見方面へ
    途中、直交する国道41号線を通過しそのまま直進
    松倉中学校の手前で左折、飛騨の里に向かう途中です。

  6. 桜山八幡宮(高山屋台会館/桜山日光館)

    二泊三日最後の朝、駅からレンタサイクルで北東に進み約20分ほど、木漏れ日のさす静かな場所に桜山八幡宮があります。
    清和天皇在位の時代(約1120年前)に神域として祀られ、元和九年 金森重頼により社殿を造営され、現在の姿が確立された様です。
    高山で年2回催されるお祭りのうち秋の八幡祭(毎年10/9〜10/10)の舞台として有名です。

    八幡祭を彩る屋台(山車)は、本来市内各所の屋台蔵に保管されているのですが
    そのうちの数台が交替で境内の高山屋台会館で一般公開されています。

    ・・・と難しい前置きはさておき、全国一千五百万人の巫女、袴っ娘ファンの皆様、お待たせしました!
    ここでは大変優美な屋台を巫女のおねーさんの解説付きで見学できるんです!気分はもうパラダイス!天にも昇る気持ちです。(笑)
    (ちなみに私の時に対応してくれた巫女さんは”当たり”でした。バキドカ)

    重さ2.5トンの御神輿、最古参の屋台の1つである行神台、延享4年創建の鳩峯車、高山屋台の基本形である金鳳台(享保3年創建)
    高山屋台唯一の唐破風の屋根を持つ仙人台と、どれも木工、漆塗り、彫刻、金具、織物、染め物、絵画、人形と贅を凝らした作りと
    趣向に富んだからくりにはただただ息を飲みましたが、巫女さんの乙女心の仕組みはとうとう解き明かす事は出来ませんでした。^^;;)

    ちなみに屋台会館の入場券で別館の桜山日光館も見学できますので、併せてご覧になってみては如何でしょうか?
    こちらは大正時代に製作された日光東照宮の1/10のミニチュアモデルやお祭りで使われた過去の衣装、道具などの特別展があります。
    (特別展は、平成13年3月15日(木)までの期間限定ですのでご注意下さいね。)

    【 屋台会館外観です。 】 【 今は担ぎ手がいないそうです。】 【 お祭りの日は是非晴れて欲しいですね。】 【 仙人台です。】
    桜山八幡宮の境内にあります。 手前の御神輿は昭和33年くらいまで
    使われていたそうです。
    雨の日の屋台は
    こうなります。
    豪華絢爛です。

    所在地岐阜県高山市桜町178番地
    電話0577−32−5100
    開園時間08:30〜17:00(3月〜11月)
    09:00〜16:30(12月〜2月)年中無休
    観覧料大人\820-/子供(小・中学生)\410-

  7. 屋台蔵(市内各所)

    春と秋、年2回の高山祭で活躍する屋台(山車)ですが、普段は街中の屋台蔵に大切に保管されています。
    三階建ての高さに相当する白塗りの蔵が商店や民家に挟まれているのを見ると不思議な感覚をおぼえるのは筆者だけでしょうか?
    市内に11カ所ある筈なのですが、筆者は6〜7カ所しか見つける事ができませんでした。散策の折りに探してみてはいかがでしょうか?

    【 市内各所で見かけます。 】 【 たぶん陣屋の近くで撮影しました。 】 【 お祭りの日は是非晴れて欲しいですね。】
    市内各所に有ります。 本町通りにて。 宮川朝市の一角にも。

  8. 吉島家住宅(重要文化財)

    造り酒屋 兼 両替商として財をなした吉島家の住まいです。

    現在一般公開されているのは、明治38年の火災の為、西田伊三郎氏により再建されたものを現在の技術集団オークビレッジが
    内装や調度品のアレンジを施し現代に生きる伝統的な建築物の可能性を示唆しています。
    (オークビレッジさんについては永六輔さん著の
    「職人と語る」を参照下さいね。)
    酒蔵の証である杉玉が掲げられた入口をくぐると、重厚な梁が織りなすゆとりの大空間、吹き抜けとそこに射すやわらかいお天道様
    が旅人を優しく静かに出迎えてくれます。
    靴を脱ぎ1階の中庭の縁側を渡り、小さな間口の”はなれ”の部屋に踏み込むと観音開きの漆喰の扉が鎮座しています。
    防犯の為に室内に土蔵(文庫蔵)の入口をしつらえた意図が当時の治安状態を物語っています。
    囲炉裏では係員さんのおもてなしで椎茸茶を、そして奥の裏庭ではセルフサービスで珈琲を頂く事ができます。
    この裏庭ですが、漆喰の壁に赤土色の板をはめ込み、中央のテーブルの四隅に配したスピーカーが奏でるジャズに耳を傾け
    つるべ式の井戸を眺めながら豊かな一時を過ごす・・・いいですね。私もこの様な家に住んでみたいです。

    さて次回は岐阜県・高山市の日下部民藝館にお邪魔します。お楽しみに!(建築費、坪単価は聞き忘れました。笑)

    【 吉島家住宅です。 】 【 入口部分の土間です。 】 【 部屋から蔵に直結です。 】 【 調度品を置くだけで一変します。 】 【 吹き抜けの改装が面白いですね。 】
    一見、伝統的な家屋なのですが・・・ 大空間ゆとりの土間
    に感激です。
    かつて両替商だった
    事が伺えます。
    現代の匠による家具が
    建物を引き立てます。
    吹き抜けを
    オーディオエリアに
    改装しています。

    所在地〒506-0851 岐阜県高山市大新町1-51
    電話0577−32−0038
    開館時間09:00〜17:00(3〜11月)
    09:00〜16:30(12〜2月)
    12〜2月は毎週火曜日、12/29〜1/3は休館です。
    入場料大人\500-/子供\300-

  9. 日下部民藝館(重要文化財)

    前回、ご紹介した吉島家住宅から閑静な通りを歩き、約0分、国指定重要文化財である日下部民藝館にやってきました。(お隣です。笑)
    残念ながら、こちらのお宅も明治8年の大火災の類焼を受け、川尻治助氏の手により明治12年に再建されました。
    中央部の土間が休憩所となっており、緑茶とお好みの味のお煎餅1枚のサービスを受け旅の疲れをいやしました。^^;;)
    筆者は見れませんでしたが、雛人形(3/1〜4/3)や鯉のぼり(5/1〜6/5)など季節折々の民藝品の展示も行われているそうです。

    【 日下部民芸館です。 】
    日下部民芸館です。

    所在地岐阜県高山市大新町1-52
    電話0577−32−0072
    開館時間08:30〜17:00(3〜11月)
    08:30〜16:30(12〜2月)年中無休
    入場料大人\500-/子供\300-

  10. 市政記念館(旧・高山町役場)

    明治28年頃に(?)建築された旧・高山町役場です。

    永田町長(当時)の依頼で坂下甚吉棟梁が手がけましたが、町長の私費で棟梁は東京、名古屋に出張し
    明治時代の各地の建築物の情報を収集した上で設計を行うといった大変な手間をかけています。
    こうして本庁舎は2階建ての木造入母屋造りの構想が練られましたが、着工してからも造り手の熱意が衰える事は有りません。
    木材は、宮村餅谷の檜を棟梁自らが選び、切り出したものを市内に通じる宮川を使って運搬し桝形橋で川上げしました。
    瓦も三河から職人を呼び寄せ高山に窯を用意し作らせ、鉄欄は東京・神田の鋳物問屋に特注で作らせ
    高山まで舟と荷馬車を駆使して運びましたが、途中、13枚ほど大破するなどの苦難を乗り切って完成に至りました。
    その後、昭和43年まで激動の時代を市役所として、更に市役所移転後は公民館として利用されましたが、その役目も終わり
    復元工事を経て昭和61年4月高山市政記念館として一般公開される事になりました。

    2階にはかつての市役所の事務機器(手回し式の計算機や初期のパソコンPC9801Eなど)や
    足踏み式のオルガンなどが置かれており、見る者を懐かしさに誘います。
    筆者としては
    明和電機の青いツナギ着用でヲノサトル様のようにオルガンを演奏すれば良かったなあ
    と悔しい思いしたのは、ちょっとだけナイショです。(笑)

    【 市政記念館外観です。 】 【 内部2階です。 】
    旧・高山町役場です。 懐かしい事務機器がいっぱいです。

    所在地岐阜県高山市神明町4-15
    電話0577−32−0406
    開館時間08:30〜17:00
    毎週月曜日、12/29〜1/3は休館です。
    入場料無料です。

  11. 日枝神社

    春の山王祭(毎年4/15〜4/16開催)の舞台となる寺院です。
    中心地から少し離れた所にあるので、参道に晩秋の紅葉でできたトンネルを噛みしめる様に歩き、思いを馳せる筆者なのでした。

    【 参道入口です 】 【 本殿から辺りを眺めます。 】
    紅葉のトンネルに思わず息を呑みます。 本殿から山間の景色
    を堪能します。

  12. 松本家住宅(重要文化財)

    高山の中でもおそらく最古の、そして最も原型を留めていると思われる伝統住宅です。
    陣屋の前の交差点脇の路地から宮川沿いの住宅街を約700m進み屋台蔵も通り過ぎ観光客は私だけとなった所に静かに佇んでいます。
    中に入ると、やはり見学者は私だけで、あとは管理人のおばちゃんしかおりません。
    漬物蔵である土蔵は文政9年(1826年)棟上、切妻造の主屋、米蔵も江戸時代後期と推定され、明治8年の大火災からも難を逃れ
    今日まで建築当時の息吹きを色濃く残しています。
    昭和後期まで実際に住人が生活されていたそうですが、最後の持ち主がお亡くなりになった後、相続人が昭和59年10月に
    敷地と建物全てを高山市に寄贈、その後、高山市が南隣(入口左側に当たる部分)の浅野氏の住まいと敷地を購入
    平成元年から5年にかけて修理、整備を行い、無料で一般公開しています。
    米蔵の中には最後の住人が使っていた古い木製の箪笥が展示されており、引出しには中身が分かるように手書きの札が張られており
    かつての大和撫子の几帳面さを推察する事ができて興味深かったです。^^;;)
    一通りの探訪も終え、出ようと思った所で、管理人のおばちゃんから声を掛けられました。

    おばちゃん「お兄ちゃんどこから来たの?」
    筆者「横浜です。」
    おばちゃん「横浜にね、友達がいて今でも交流があるのよ。
    私がリンゴを小包で送ると彼女が柿を送ってくれるの。(笑)
    芯に蜜があっておいしいわよ。良かったらこれ持ってきなさい。」
    筆者「どうも有り難う御座います。」
    おばちゃん「あとね、白川博士のお姉さんと友達だったのよ。彼女が小学3年生くらいまで一緒だったのかな。
    弟の白川博士もよくお姉ちゃんと一緒でこんなにちっちゃかったのよ。」

    おばちゃんの笑顔にエネルギーを分けてもらい、再び、自転車のペダルを漕ぐ力を取り戻して
    賑やかな観光ルートへと復帰する筆者なのでありました。

    ちなみに寄贈後に高山市・文化庁が費やした土地・建物購入費用及び修理、整備工事の費用は、しめて1億3千5百万円だそうです。

    【 松本家住宅外観。 】
    観光ルートから大きくそれます。

    所在地岐阜県高山市上川原町125番地
    電話0577−36−5600
    開館時間09:00〜16:30(土日祭のみ)
    祭日を除く毎週月〜金曜日、12/29〜1/3は休館です。
    入場料無料です。

  13. 国分寺

    松本家住宅の後で街角のニッパー君との運命の出会いに方向感覚を失い(笑)北に大きく逸脱したので小学校を通り抜け
    春慶会館も見過ごし(笑)なんとか軌道修正の結果、辿り着きました。
    自転車のスタンドを立て、境内に踏み込むと三重の塔もさることながら樹齢1200年の大銀杏の鮮やかな山吹色の葉に
    思わず息を飲みました。
    なんとか、この2つを撮影できないかな?と思ってデジカメのシャッターを押した結果が下の画像ですがいかがでしょうか? ^^;;)

    【 鐘楼かな? 】 【 看板娘です。 】 【 銀杏の枝をかぶせて撮影しました。 】
    飛騨国分寺入口です。 ボクが住職です。(笑) 三重の塔です。

    所在地岐阜県高山市総和町1-83
    電話0577−32−1395
    開館時間09:00〜16:00(12/31〜1/1はお休み。)
    拝観料大人\300-/子供\200-
    備考駐車場有り(無料?)

  14. 飛騨高山 春慶会館

    飛騨の伝統工芸である春慶塗り(しゅんけいぬり)の作品を展示しています。
    約400年昔の慶長12年に金森重近(城主・金森重頼の長兄)に献上されたのが始まりと言われています。
    木曽檜やサワラで直線、曲線美を誇る器を木地師が造り、塗師が透き漆を数回重ね塗りして木目を生かした
    素朴な琥珀色の仕上がりは飽きが来ず、日々の生活に潤いを与えてくれるのではないでしょうか?
    お土産コーナーで各種作品を展示即売しておりますので宜しければどうぞ。

    【 春慶会館外観です。 】
    春慶会館です。

    所在地岐阜県高山市神田町1丁目88番地
    電話0577−32−3373
    開館時間08:00〜17:30(4〜10月)
    09:00〜17:00(11〜3月)
    (12/31〜1/1はお休み。)
    入場料大人\300-/子供\200-
    備考駐車場有り(無料?)

  15. 古川(情報のみ)

    高山から車で約20分の所にある街です。毎年4/19,4/20に行われる裸祭り(古川祭)は日本三大裸祭りの一つに数えられているそうです。

    「昔は夜通しぶつかりあって明け方にはあざだらけだったんだが
    最近は(やや)観光化されて、はよ(早く)終わるようになってしまったのお〜。」

    とは地元の人の弁。(それでも深夜2:00くらいまでは祭りが行われているそうですが。)
    駐車場が少ないそうなので、行かれる際にはご注意下さいね。

  16. 白川郷(情報のみ)

    世界遺産にも指定された合掌造りの家がある所ですね。高山からは車で約1時間30分くらいだそうです。
    今回は時間の都合で断念しましたが、いずれまた改めて訪問したいと思います。


食べる

  1. 飛騨季節料理 FOOD&BAR 肴

    高山の旅、二日目の夜は宿を離れ、呑み屋さんを求めて駅前の国分寺通りを東に進み、かじ橋付近の路地裏を彷徨い歩くと
    お目当てのお店があります。
    扉を開けると程良い暗さの照明とジャズの音に包み込まれた賑やかさに触れ、迷わずカウンターに座り込みました。
    突き出しは、天然山芋と山葵の和え物、岩もずくともう一品ですが、山芋の弾力、岩もずく独特の磯の香りに引き込まれてしまいます。
    そして、おつまみに うるか(鮎の内臓の塩辛・\800-くらい?)を頼みつつ、お酒のメニューを眺めたら、特注で作らせた三種の地酒があったので
    その中から山河(純米吟醸・1合\800-くらい?)を選びながら、更におつまみを見るとおまかせコースがあったので\4,000-のコースを選び

    「たくさんの料理を少しずつ味わいたいのですが。」
    「わかりました。それじゃ、先程頼んだ うるか は(味が濃いので)最後にお出ししましょうね。」

    とわがままな要求にもにこやかにきめの細かいマスタの配慮に感激していると4種類のお刺身の盛り合わせ
    そして滑らかで濃厚な越前蟹(ズワイガニ)にお酒が進みます。

    「カニは茹でずに蒸すと旨みが逃げずに美味しく調理できるんですよ。」

    食べ具合にあわせてカワハギの揚げ物、お魚の焼き物、新鮮な鱈の白子など酒の友に相応しい品に更に呑みにも拍車がかかります。
    お酒のメニューには産地や味の特徴などが書かれており、わかりやすい内容なので自分の好みに併せて注文できるのが嬉しいですね。
    そして、うるかはとてもクリーミーでカマンベールチーズの様な適度な塩味と爽やかさがあり、とても美味しいです。
    いくつかのお酒との相性を試しましたが個人的には、越乃寒梅(金の無垢)の様な味の濃いものがマッチしている様に感じます。
    更に「この日能登から偶然入ったんだけど。」とこのわた(ナマコの卵巣)の中でも少ししか取れない中心部の”一のわた”(\2,000-?)
    は竹の筒の中に一本の長い糸の様な状態で入っており、食べやすい様に刻んで頂きましたが少しでも取りこぼしが無いように
    丁寧に盛りつけてくれましたが、この純粋な海の味には笑いが止まりません。
    隣にいた地元の常連さんや出張の度に必ずここに来るという横浜の方との話も弾みますが
    終始崩れた表情を正気に戻す事はできませんでした。(笑)
    そして締めの山菜ご飯とサービスのラ・フランス(洋梨)を頂き、微笑みの一時は夢の様に過ぎてゆくのでした。

    【 翌朝、撮影しました。(笑) 】 【 ラ・フランスを剥いています。】
    AYAビルの1Fが店舗です。 マスタです。

    住所〒506-0017
    岐阜県高山市朝日町1丁目13番地彩ビル1F
    電話0577−36−1288
    営業時間17:00〜23:00(月曜日不定休)
    ホームページhttp://www.gix.or.jp/~sakana

  2. とうふ料理 のぐちや(古い町並)

    古い町並の一角にあるとうふ料理やさんです。
    湯葉やがんもどき、胡麻豆腐、こもとうふ(かな?)など薄味、濃いくち、様々な味付けをされたとうふ料理にご飯とお漬け物
    湯葉入りのお吸い物がついて\1,300-とはお得だと思います。

    筆者「なぜ屋号がひらがななんですか?」
    女将さん「お店の印象がやわらかくなるからよ。」
    筆者「とうふを扱っているだけに・・・(笑)」

    【 店舗外観です。 】 【 今回の旅、最後の食事です。】
    古い町並の一角にあります。 とうふ定食です。(\1,300-)

    住所岐阜県高山市上三之町三五
    電話0577−33−7563
    営業時間不明


泊まる

  1. 山久

    実は新宿を出発する前に予約をして高山駅濃飛バスセンターに着いたのですが宿の場所が分からず駅前の交番に飛び込みました。

    筆者「すいません。山久さんの場所を教えて下さい。」
    おまわりさん「山久さん? 何かガイドブックは持ってるの?」
    筆者「この本で紹介されているんですよ。」(と、たびてつ友の会10巻を差し出す。)
    おまわりさん「凄いな〜美味し○ぼに紹介されているのか〜」
    筆者「いえ、違います。」

    こんな↑やりとりの末に道順を教えて頂き、歩く事約20分、商店街を抜けると辺りは真っ暗ですが無事、本日の宿に到着しました。
    宿の人に「らんの間」に案内される途中、辺りを見渡すと切り子(ガラスの器)や「録音室」(=おといれ、つまりお手洗いの事)等
    遊び心いっぱいの品々が疲れた心を和ませてくれます。
    早速、部屋に荷物を置いて、お待ちかねの夕食ターイムっ!食堂にいざ鎌倉です。(意味不明)
    すき焼き、お刺身、山芋、お煮付け、ワカサギの佃煮、暖かい茶そば、海老フライ、温泉たまご、こもとうふ(?)、ご飯、お吸い物など
    地味ですが、手作りの かか様料理に満足、お酒も進みます。^^)
    食事を済ませたら今度は浴場に進撃!ph9の重曹泉の湯船にゆっくりと浸かりながら高山初日の夜は更けていくのでした。

    【 山久外観。 】 【 エジソン型の蓄音機です。】 【 中は現代の公衆電話です。】 【 ご飯てんこ盛りで頂きました。(笑)】
    閑静な寺院のすぐ近くにあります。 エジソン型の蓄音機です。
    レコードではなく蝋管を使うんですよ。^^)
    本当に使えます。(笑) 朝風呂の後は食も進みます。(笑)

    住所〒506-0832
    岐阜県高山市天性寺町58
    電話0577−32−3756
    料金1泊2日 \7,000-(夕・朝食付き・税別)
    お酒熱燗\400-/冷や酒\450-という安さも嬉しいですね。
    備考朝7:00から珈琲の無料(セルフ)サービスも有ります。
    朝風呂の湯上がりにどうぞ。
    アクセス高山駅から国分寺通りを進み鍛冶橋を渡り安川通りへ
    更に江名子川を渡り逆S字の坂を登り天照寺の近くです。
    ホームページhttp://www.takayama-yamakyu.com


お買い物

  1. 氷餅(長野・諏訪湖サービスエリア・下り側)

    お米でできたウエハースの様な形に興味を持ち、購入しました。
    古くは高島藩城内の氷餅部屋で製造され、幕府や諸国の大名に献上されたもので明治維新まで民間では製造できなかったそうです。
    そのまま食べても、お湯で溶かして砂糖や蜂蜜で味付けして飲んでもよいそうです。
    (赤ちゃんの離乳食や病気の方の食餌療法としても有効だというのが嬉しいですね。)

    品名信州特産 氷もち
    価格24個入り\945-(税込)
    発売元ヤマヨ食品工業株式会社
    住所長野県諏訪市湖岸通り5-12-22
    電話0266−52−1325

  2. お餅

    宮川朝市で豆餅、栃餅、あわ餅、きび餅、草餅などのミックスを購入しました(\350-〜)
    焼いて食べましたが、柔らかくて伸びが良く美味しかったです。(特に草餅は本物のよもぎの香りで良かったです。)

    製造元玉田忠夫
    住所岐阜県大野郡丹生川村三之瀬419
    電話0577−78−2285

  3. 鷹の爪

    宮川朝市、陣屋前朝市のお店で赤、緑、色とりどりの唐辛子が販売されていました。(\100-〜)

  4. 宮川朝市でフルーツ飴の詰め合わせを購入しました。定価\350を\300-におまけしてくれました。 ^^)

  5. 芋茎(いもがら)

    ズイキともいいますが、里芋の茎を切って干したものです。(\200-くらい?)
    水でもどして、きんぴらやお煮付け、おみそ汁の具としても美味しいですよ。^^)

    店名笠下青果店
    住所岐阜県高山市愛宕町(宮川朝市通り)
    電話0577−32−3893

  6. こもとうふ(宮川朝市)

    少し固めの木綿豆腐をまるごと甘辛く薄味で煮込んだもので真空パック詰めになっています。(\250-くらい)
    山久さんで夕食時に食べたのですが美味しかったのでお土産に購入しました。

    製造元株式会社 古川屋
    住所岐阜県高山市冬頭町42番地
    電話0577−32−1262
    発売元東風庵
    住所岐阜県高山市本町1丁目32番地
    電話0577−34−0498

  7. 干し海老

    宮川朝市で購入しました。お好み焼きはもちろん卵焼きに混ぜて焼くと美味しいですよ。(\350-くらい?)

    店名たかの
    住所岐阜県高山市宮川朝市通り
    電話0577−32−1308

  8. 朴葉/朴葉味噌

    宮川朝市、陣屋前朝市のあちこちの出店で入手できます。
    朴葉(単品)は10枚で\100-〜\130-くらい、朴葉と味噌のセットは\300-〜\350-くらいですので気に入ったお店でどうぞ!

    【 調理例です。 】

    品名高山朝市 ほうばみそ(甘口)
    価格\300-くらい(税込)
    製造元陣屋みそ(山腰清博)
    住所〒506-0032 岐阜県高山市千島町342番地
    電話0577−32−8054

    品名ほうばみそ(赤味噌)
    価格\300-くらい(税込)
    内容赤味噌250gと朴葉2枚
    製造元川原恵子
    住所岐阜県高山市江名子町3807
    電話0577−33−6162

    品名ほうばみそ(白味噌)
    価格\300-くらい(税込)
    内容白味噌250gと朴葉2枚
    製造元間さとし
    住所〒506-0818岐阜県高山市江名子町4334
    電話0577−33−6157

  9. さるぼぼ

    「猿の赤ちゃん」を意味するお守りで市内各地のお土産やさんで購入できます。(\350-〜)
    ちなみに私は、普通のものと「とびぼぼ」、そして「キティちゃんバージョン」の3つを買いました。(笑)

  10. ぐい呑み

    檜(?)で出来た おちょこですが、だるまの様な形で倒れてもひとりでに起きあがる楽しい仕組みです。(\200-・税別)

    店名飛騨特産専門店 こがや
    住所岐阜県高山市宮川朝市通り
    電話0577−32−1432

  11. マタタビの木(陣屋前朝市)

    陣屋前朝市で見かけたので思わず買ってしまいました。(\300-)ペットやネコ耳なお姉さんへのお土産にどうぞ!(笑)

    製造元陣屋前朝市組合
    住所岐阜県高山市森下町1-401-4
    電話0577−32−6236

  12. 干し湯葉

    陣屋の近くの商店街の中にある豆腐やさんで購入しました。(1枚\210-・税込)
    (お店の名前を確認しなかったのですが、ひょっとして野口豆腐店さん=のぐちやさん本店でしょうか?)

  13. 特級 生(き)だまり醤油(古い街並)

    夕暮れに染まる古い街並の一角にある味噌・醤油やさんで購入しました。(\500-くらい?)
    3年寝かせて熟成した赤味噌から取った生のお醤油だそうです。

    製造元(株)大のや醸造
    住所(本店)〒506-0846
    岐阜県高山市上三之町13番地
    営業時間08:30〜18:00
    電話0577−32−0480

  14. 一位の木箸/コースター(飛騨の里)

    飛騨の里の中にある実演販売コーナー(2軒)で購入しました。(\170-/\300-くらい。)

  15. 春慶塗りのお箸(春慶会館直売所)

    春慶会館のお土産コーナーで購入しました。
    木目を引き立てる無色透明の漆を乗り込んで仕上げた味わいのあるお箸です。(\151-・税込)


参考文献 たびてつ友の会 第10巻(会報74、75)職人と語る

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