この後3日連続の大宴会になろうとは、筆者自身もまだ知る由は有りませんでした。(笑)
駅名 | 発着時間 | 列車番号 | コメント |
柳井 | − | えびちゅ号 | 小郡駅から山陽自動車路を経て海を渡り本日のお宿に到着しました。 |
柳井 | − | 同上 | 朝8:00前には宿を出て柳井市内に戻り白壁の街を散策します。 |
柳井駅 | 20:19 | 1620M | 柳井散策と今回の旅行の最後の大宴会を終え、各駅停車で広島に向かいます。 |
広島駅 | 21:34 | 同上 | ここで、ひかりRailstarちゃんに乗り換えます。 |
広島駅 | 20:48 | 384A | 噂にたがわず、ひかりRailstarちゃんの乗り心地は良かったです。^^) |
姫路駅 | 21:53 | 同上 | 重役待遇の4列シートともお別れです。(笑)またね! |
姫路駅 | 23:35 | 5032M | 信号故障で若干遅れましたが、いよいよサンライズ出雲ちゃんに乗車します。 |
東京駅 | 翌07:08 | 同上 | シャワーも完備で快適な夜を過ごし、夢の様な旅もおしまいです。 |
東京駅 | 07:24 | 521M | 東京駅ホームでサンライズ出雲ちゃんの撮影を終え、ちゃっかり185系普通列車で横浜に帰ります。(笑) |
小郡駅を後にし、山陽自動車道を新幹線と時折交差しながら東に進み、熊毛インターチェンジで一般道に降り、柳井市に入りました。
更に海に向かい走る事約1時間、室津の上関大橋(かみのせきおおはし)を渡ると本州から一時お別れ、上関町にやってきました。
道は徐々に細くなり、瀬戸に浮かぶ漁村を眺めながらひたすら走り、中浦(中ノ浦)の奥に有る大きな民家の様な建物が本日のお宿です。
女将さんの案内で、早速2階に案内されると外観から想像もつかない大宴会場に通され、夜の宴のはじまりです。
身の引き締まった鰺、サザエの刺身、そして黄色が鮮やかに映える はも の卵の湯引きは、あっさりとして甘みが美味しいです。
そして丸々とした20cm以上はあろうかという大きな鰺の塩焼きを頂くながら、ビールも進みます。(笑)
感動に酔いしれる間もなく、続いて骨切りした はも を火であぶった はも のたたきは、軽く塩をふっただけ素材の旨みで勝負です。
そして目玉は、大皿いっぱい豪快に盛りつけた はもの切り身を出汁を取った土鍋に軽くくぐらせて頂くしゃぶしゃぶでお腹いっぱいです。
さすがの大食漢の筆者も白旗を揚げ、雑炊を食べる事は出来ませんでした。
(翌日の朝、旅館の入口でお米の貯蔵機を見つけ、保管もばっちりなだけに味わう事が出来なかったのが悔やまれます。^^;;)
ハモハモと食べながら合間に女将さんにお話を伺ったら、山口県で最初にフク(河豚)の調理免許を取得した女性(の一人)だそうで
冬に来たらフク尽くしで不遇な筆者も少しは幸フクになれるのかしら?と密かな野望を胸の奥にそっとしまっていたのはナイショです。(笑)
(河豚のヒレ酒で一杯飲みながら、夕日に沈む瀬戸を眺めたら、さぞかし嬉しいだろうなあなんて想像しちゃいました。 ^^;;)
食後、重い体で四股を踏みながら階段を降り、部屋に戻ると、10畳程の和室はゆったりとしており団体、家族連れでも十分収容できます。
お風呂は、本館、新館で共用らしいのですが、こちらも家族連れに十分な大きさで脱衣所には、ドライヤやタオルがふんだんにあり
浴室にもシャンプー、ボディソープなどがあるので着替えがあれば事足りるのがいいですね。
山口線で染み付いた汗と石炭を流し、湯上りも気持ちよかったのですが、体重計に乗って少し憂鬱になったのはナイショです。トホホ。
一晩ぐっすりと眠り、目の前に光り輝く波間を見つめ、少し早めに朝食を取り、宿を後にする筆者なのでした。
この看板を目印に探して下さい。^^;;) | 駐車場の奥に見える本館(?)は 民家にしか見えませんが・・・ |
2階に上がると 大宴会場です。 |
地図です。 |
住所 | 〒742-1402 山口県熊毛郡上関町中浦 |
電話 | 0820−62−0325/0723 |
営業時間 | 食事のみ利用の場合日曜日定休・要確認 |
料金 | 1泊2食\10,000-〜(食事のみも可能・要予約) |
設備 | 2室(棟)15名収容可・本館・和風/新館・洋風 |
備考 | 1)柳井駅から途中の漁港までは路線バスが有ります。 2)魚がとれない場合、食事・宿泊をお断りされる場合 が有ります。必ず事前にご確認願います。 3)季節によって料理(お魚)が変わります。 4)船で海釣りを楽しむ事も出来ます。(別途料金) |
アクセス | 1)山陽自動車道玖珂インターチェンジからも行けます。 2)品川18:30/浜松町18:50発のバス「萩エキスプレス号」 に乗車、岩国駅前05:30/徳山駅前06:30下車 山陽本線にて柳井港/柳井駅へ。 3)松山・三津浜港からフェリーで柳井港まで約150分。 (松山空港からタクシーで約10分らしいです。) |
柳井という地名は、ここの柳と井戸に由来するらしいです。
約1400年前、豊後の国(現在の大分県南部)に住む満野長者の娘・般若姫が橘豊日皇子(用明天皇)の妃として京に上る途中
この湧き水を飲んだ時に地面に柳の楊枝を刺し、それが一夜で柳の木になった言い伝えが有るそうです。
ちなみに現在の柳は四代目で樹齢は約100年との事。
また写真では分かりづらいですが、柳の木の根元にある歌碑は、井原西鶴の旅行記「一目玉鉾」にも紹介されているそうです。
「好色一代男」を気取るのもいいですが、たまには歴史に耳を傾けてみては如何でしょうか?(笑)
見たままです。(笑) |
明治時代の文豪・国木田独歩(1871〜1908)が20歳から23歳前後まで過ごした借家を柳井市が独歩記念館として保存しています。
名作「少年の悲哀」は、ここで書かれたそうです。
今回、筆者は外から眺めただけですが、後述の「町並み資料館」に申し入れれば中を見学できるかも知れません。(未確認)
文学の香りがします。(笑) |
住所 | 山口県柳井市姫田(市山医院) |
電話 | 0820−23−3655(町並み資料館) |
入館料 | 無料 |
開館時間 | 不明 |
休館日 | 不明 |
明治2年に中国・明朝時代の様式を真似て再建された楼門です。
この門の下で手を叩くと「わんわん」と響く事から「わんわん寺」とも呼ばれています。
手を叩く前に「よんよんまるまる」と唱えると素敵な借家が見つかるかもしれません。(ウソ)
余談ですが、国木田独歩の「少年の悲哀」は、この界隈を散策していた頃に出会ったうら若き遊郭の女性をモデルに執筆したそうです。
大陸の建築様式を色濃く残しています。 |
江戸時代中期(18世紀後半)、当時の油問屋が店舗、住宅、金庫を兼ねて建築したもので重要文化財に指定されました。
中に入ると規則的に配置された四本の大きな柱を中心に梁を渡した珍しい構成になっています。
また、それぞれの柱も一本の木から削りだしたもので当時の隆盛ぶりをしのぶ事が出来ます。
建築当時は、火災と強盗が横行した背景もあり、大変、重厚な土蔵造りになっています。
ちなみに、一般公開していない(明かり取り用の)中庭より奥の住居は、現在も人が暮らしています。
貴重な商家建築です。 |
住所 | 〒742-0022 山口県柳井市金屋 |
電話 | 0820−22−0177 |
入館料 | 大人\200-/学生以下\100- (20人以上で団体割引有) |
開館時間 | 09:00〜17:00 |
休館日 | 年末年始 |
明治40年(1907年)建築の(旧)周防銀行本店を柳井市が譲り受け現在地に移築し平成12年3月、資料館としてスタートしました。
1Fは、観光カウンターの他に白壁の町並みの有る金屋地区のジオラマ、国木田独歩の写真
2Fは、柳井市の名誉市民第一号でもある歌手・松島詩子さん(1905〜1996)の記念館として
生前の衣服やレコード、ポスター、写真、終生愛用したピアノなどが多数の遺品が展示されています。
(昭和12年に流行した代表曲「マロニエの木陰」で思い出される方も多いのではないでしょうか? ^^;;)
この日は偶然かも知れませんが、入口前の敷地でテントを張り、かき氷や飲み物などの露店が有りました。^^)
昔の銀行だそうです。 |
住所 | 〒742-0022 山口県柳井市金屋 |
電話 | 0820−23−3655(柳井市観光案内所) |
入館料 | 無料 |
開館時間 | 08:30〜17:00 |
休館日 | 12/29〜翌年1/3 |
元禄元年(1688年)創業の室屋の商家です。
当初は、油問屋として隆盛を極め、その後、反物屋、地主として時代と共に商いを変えつつも建物は姿を変えず、今日に至っています。
表参道である金屋通りから裏口に当たる銀天街(柳井川)までの奥行き119m、屋敷面積2561平方メートル、建坪1500平方メートルを誇り
現存する町屋としては最大級の建築物です。
昔は、裏口がすぐ海でそこから船で各地に商品を輸送していたそうです。
今は、財団法人小田家博物館に管理を委ね、建物、庭園共に一般に公開され、筆者が訪問した時にはお茶会が催されておりました。^^)
住所 | 〒742-0022 山口県柳井市大字柳井津439 |
電話 | 0820−22−0016 |
入館料 | 大人\350-/学生\250-/子供\200- (20人以上で団体割引有) |
開館時間 | 09:00〜17:00 |
休館日 | 年末年始 |
観光名所でもなんでも無いのですが、路地裏を歩いていたら偶然見かけたので思わずシャッターを切りました。(笑)
程良く寂れて風情のある映画館ですが、やはり潰れておりました。^^;;)
最後に上映されたのは、ウッチャンナンチャン(&山口リエちゃん)主演の「七人のおたく」だった模様で
当時のポスターが色あせたまま入口のショウケースに貼られておりました。日本の(実写)映画もがんばって欲しいですね。^^;;)
「七人のおたく」上映中です。(バキドカ) |
日本全国、1億9千万人のにゃんこさんファンの皆様お待たせしました。(笑)
駄菓子、骨董品、猫グッズを中心に何故か公衆電話機まで様々な品揃えを誇るナゾのお店です。^^;;)
筆者本人も気づかなかった事を店員さんに指摘され、口封じの為に、ここでお土産を買ったのは、ちょっとだけナイショです。(笑)
運がよいと社長さんや店員さんに値引き交渉の末、格安で希望の品を購入する事が出来るかも知れません。
(偶然、昔の皮鞄を購入するお客さんと社長さんのやりとりを眺めていましたが、\8,000-の品が\6,000-に下がりました。)
住所 | 〒742-0022 山口県柳井市本町白壁通り |
電話 | 0820−23−5252 |
営業時間 | 不明 |
定休日 | 不明 |
JR西日本・山口鉄道部車両管理室所属の洋風気動車です。
偶然、柳井駅で見かけたのですが、キロ59 507とキロ29 504の2両編成で、この日は団体臨時として運行
車内には荷物が多数有ったので、おそらく柳井観光中の乗客を待っていたのだと思います。
余談ですが洋風車両との事ですが、車内にはカラオケを完備で(たしか)座敷だったと思ったのですが気のせいでしょうか?(笑)
昨日小郡駅で見た車両に偶然再会しました。 | 変わった型式ですね。 |
今年3月11日のダイヤ改正と共に山陽新幹線にデビューしました。
ひかり384ちゃんと姫路駅でお別れして在来線ホームに移動しました。今回の旅行の大団円・サンライズ出雲ちゃんに乗るためです。^^)
ところが、信号機故障でダイヤが乱れ、その前に同じホームに到着する在来線をお隣のホームに退避させ
サンライズ出雲(と瀬戸)ちゃんは、1998年7月に新型車両285系ちゃんを投入して運行を開始、現在に至っています。
通路に面して2部屋ごとに交互に1F/2Fになっていますが、いずみちゃんが利用したのと同じ1F側である事は言うまでもありません。(笑)
姫路を出発して、しばらくすると車掌さんが検札に来たので、すかさずシャワーカード(\310-)を購入しました。
シャワーは、タンクの都合で、述べ6分間しか出ませんが、スタート/ストップボタンで調節できるので体を洗うには十分な時間です。
湯上りにフルーツ牛乳が欲しいところですが、残念ながら無いので、自動販売機で缶ジュースを買い、隣のミニサロンで一休みです。
ぐっすりと睡眠を取り、まぶしい日差しが窓に差し込むとどうやら熱海を過ぎたみたいです。
デジカメのメモリも底を尽き、窓の向こうにM78星雲が見えたかと思ったら、終点・東京駅です。
それまで東海道・山陽新幹線では、のぞみ専用に使われていた700系車両を通常料金で乗車できる ひかりに投入
内装も大幅に手を加え、豪華で快適な旅が出来る様になりました。^^*)
今回は上りのひかり384ちゃんの先頭8号車(普通車指定席)を利用しましたが、なんと4人個室・コンパートメントが4室有るんです。
しかも大人4人で利用すれば1人当たりの料金は普通車指定席料金だけでOKという太っ腹ぶりには驚かされました。
ちなみに筆者はサルーンシートを利用しましたが、なんと通常のグリーン車と同じ左右4列構成に度肝を抜かされました。
肘掛けの幅もゆったりしており、乗客が新大阪駅で通常のひかりちゃんから乗り換えてまで利用する人気なのも納得できます。^^)
是非、東海道新幹線にも導入して欲しいと思うのは、筆者のわがままでしょうか? ^^;;)
遂にひかりRailstarちゃんとご対面です。
8号車中央通路です。
個室・コンパートメントです。
最高時速285Km/hを表示しました。イェーイ!
更に在来線の次に到着した寝台特急・あさかぜちゃんも極めて短い停車時間で慌ただしく走り去っていきました。
もっと日頃の行いを良くしておこうと反省したら約10分弱程度の遅れで、真打ち・サンライズ出雲ちゃんが滑り込んできました。^^)
姫路で撮影に失敗したので
東京駅で撮りました。^^;;)通路から下に潜ります。
(右左の扉がB個室入口です。)最終日のお宿です。
(B個室サンライズツイン)シャワー室の脇に
ミニサロンが有ります。
(3・10号室)右奥の扉は
A個室専用シャワーです。
(4・11号室)
寝台電車としては、583系以来、およそ30年ぶりに開発された285系ちゃんは内装は住宅メーカーも参入し本格的な設備を誇っています。
今回は、たびてつ友の会のヒロイン・桜井いずみちゃんに敬意を表して4号車・B個室・サンライズツインを利用しました。(笑)
目覚まし時計や大きな荷物も入る収納スペース、そして、ちょっと裾の短めな浴衣(笑)など隅々まで行き届いた配慮にヒデキ感激です。
夕方の大宴会ですっかり汗をかきまくったので、ケ○リンの洗面器と着替えを持ってひとっ風呂浴びる事にします。(一部ウソ)
3号車と10号車のミニサロン脇のシャワー室はいつでも利用できるので便利ですね。^^)
シャワー室に入ると脱衣所にはヘアドライヤや服を収納する棚などがあり、またシャワー所にはボディソープとシャンプーも備えてあり
着替えとタオルさえ持参すれば大丈夫というのは嬉しいですね。^^)
汗を流し、さっぱりしたところで、脱衣所に戻ると「使用後にこのボタンを押してください。」という注意書きにしたがってポチっとな
とボタンを押したら、プシュ〜ッとハリアーが飛び立つような勢いで圧縮空気がシャワー所に立ちこめ、一瞬にして泡を流してくれました。
これなら次に使う人も安心して利用できますね。^^)
青白い光に包まれた明石大橋、様々な列車が行き交う大阪駅、583系ちゃんが静かに眠る京都総合運転所
浮かんでは消える景色にまどろんでいたら、眠くなってきたので部屋に戻ることにします。・・・おやすみなさい。
B個室シングル2Fです。
ノビノビ座席です。
瀬戸と出雲の国境です。(笑)
国境内部に潜入です。
困った時は、こちらへ。
(5・12号車車掌室です。)
胸のカラータイマーが赤く点滅しはじめました。残り少ない時間で早速、車内探検です。
サンライズちゃんは、後ろ半分1号車から7号車までが出雲ちゃん、前半分8号車から14号車が瀬戸ちゃんという編成です。
岡山で出会った二人(?)は、あつい口づけを交わすように連結(笑)一路、花の都・東京を目指す事になります。
オール2階建てなので、行きは1階、帰りは2階とくまなく、もれなく散策したのは言うまでもありません。^^;)
この中でお薦めなのが、5/12号車にあるノビノビ座席!カプセルホテルの様な簡素な構造ですが、乗車券の他には
指定席特急券(\3,150-)だけで寝台券(\7,350-)は要らないので、かなりお得かと思います。(括弧内はサンライズツインの料金です。)
いずれ機会があれば、瀬戸ちゃん乗車の時に利用し、隣の女の子との素敵な出会いに期待したいと思います。(笑)
ホームに降り、サンライズちゃんの労をねぎらいつつ、昨日、失敗した外からの撮影に再挑戦です。^^;;)
また会おうね!と心の中でささやきつつ、東海道線ホームに移り、伊東行き185系普通列車で、横浜に帰り
3泊4日の長くて短い旅に終止符を打つ筆者なのでした。 <おしまい>