自分史の書き方、本づくりの基礎知識は分かりました。これからワープロの諸機能を駆使して自分史の原稿 を作りましょう。この良し悪しで本の出来栄えが決まります。
〇何で作るか
ワープロ専用機を使用
パソコン(デスクトップ、ノートパソコン)を使用
ワープロソフト(ワード、一太郎、等)
〇本の大きさをきめる
B5判、B6判、A4判、A5判、A6判、等………
〇印刷方法をきめる
用紙の表のみ印刷(袋とじ印刷)、用紙の表裏印刷
〇印刷方向
縦書き、横書き
〇全体のレイアウト・デザインを考える
全体のレイアウトをどうするか、表紙、裏表紙、カバー等はどういうデザインにするか。
始めに十分検討して欲しい。これが「見栄えのする本」をつくる秘訣です。
☆簡単便利な袋綴じ印刷
袋綴じの利点は作成の手順がいたって簡単であること。片面に2頁単位で印刷すればよいからです。
注意することは
(1)印字の打ち出し−一頁を開くごとに打ち出しの頭の位置がずれていると、本の体裁上よくない。
また左右頁の頭の位置(高さ)が違うと見にくくなる。
(2)左頁の右余白と右頁の左余白が同じであること。
紙は55K(普通紙)でよい。全体としてやや分厚くなりますが、価格が安くてすみます。
☆本らしくすっきりした表裏両面印刷
本らしく製本できます。ただ上質紙(70K用紙以上・裏写りを防ぐため)のため、やや価格的に高くなります。 もっとも簡単な方法は、作りたい本の大きさの用紙の両面に印刷しそのまま重ねればよい。 経費を節約したい場合はややこしくなりますが、表裏にそれぞれ片面2頁ずつ印刷していく方法があ ります。
この場合、片面表は左側に4頁、右側に1頁。裏面は左側に2頁、右側に3頁を印刷します。(横組み の場合)
編集する場合は移動機能(切り取り、貼り付け)を使って頁をそっくり移動させればよい。(1頁の 前に4頁を移動させる)
(下図参照)
〇「折り」を作る
本を分解するとよく分かりますが、本は何枚かの紙を折ったり、重ねたりして出来ています。これが
「折り」といわれるもので、表裏印刷をするのに必要です。
「折り」には一折りが4頁から32頁のものまであります。一般の書籍は16頁一折りです。
「折り」を作るには本の形になったときに頁順になるように工夫するのです。これを「面付」といいます。
平綴じ(4頁横組みの場合・雑誌等)()内は縦組みの場合
中綴じ(12頁横組みの場合・週刊誌等)()内は縦組みの場合
印刷した用紙3枚(12頁分)を重ねて、中央をホッチキスで綴じて一折りとします
〇ワープロで本文を作る(省略)
〇パソコンで表紙・裏表紙を作る(省略)
〇ワープロで付表を作る(省略)
5.自分史の作り方