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真夜中の脳みそ

詩集「半熟卵」(Update:2001. 9.16.)

コラム「午前3時の天気予報」(Update:2004. 8.21.)

AIBO日記(Update:2003.11. 3.)

アルバム(Update:2003.1.31.)

「紺野」とは?(Update:2004. 8.21.)

Links(Update:2002.10.20.)

更新ログ(Update:2004. 8.21.)

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目次


7日間(1.)

 海は牙をむき出せ
 風は吹き荒れろ
 愚民共は恐れおののき
 自ら崩壊を望む

 地上に雷(2.)
 再び火の海を
 全てを覆い尽くす闇を
 全てを焼き払う灼熱を

 雷は神の怒り
 火の海は破滅の快楽
 闇は絶対の支配
 灼熱は地獄からの使徒

 陸地は切り裂けよ
 破滅は地上に出でよ
 全てを破壊し尽くせ
 全てを根元に戻せ

 地よ、終末の歌を
 天よ、あけぼのの声を

(『神が限界を感じるとき』より)

  1. 7日間.....セヴンデイズ
  2. 雷.....いかずち

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歴史

 其の影
 廃虚より出づる
 影は魚を追ひ
 銛を放つ
 魚も又影なり
 壁を這ひ
 路を漂ふ
 銛は石に突き刺さるのみ

 魚は何処へと去り
 影は石となり
 水に没す
 水は全てを包み
 暗闇となる

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祈る夜

 回転運動に身を浸し
 時間(1.)の静寂を待つ
 その手につかむものは無し
 その足が支えるものは無し

 光の中に影は在り
 影の中に質は在る
 信じる程感じる程弱く
 念じる程欲する程遠く

 舞い散る粒子の中で
 翼を広げ瞳(2.)を閉じる
 触手が離れ隔てられ
 忘却の彼方に旅立つ

 全てに目覚めん事を
 総てが目覚めん事を

  1. 時間.....とき
  2. 瞳.....め

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 何万回の問いかけと

 何万回もの罵り

 何万回もの願い

 そして

 何万回もの挑戦

 

 月は何も語らない

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遥かなる遠い彼方へ

 昨日の夢も 明日の悲しみも
 今はもう 必要ない
 振り返ることも 飛び越えることも
 決して 許されていない

 視えない(1.)なら 瞳(2.)をつぶろう
 聴えないなら 耳をふさごう
 それが視えること
 それが聴えること

 希望を持つこと 目標を掲げること
 そんなものは意味がない
 今できること やらなければならないこと
 それは歩き続けること

 どの方向であれ
 遥かなる遠い彼方へ

  1. 視えない.....みえない
  2. 瞳.....め

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今宵、名月  〜荒れ果てたる地の上に〜

 確信が過剰ならば 狂信に転ず

 守備に偏重すれば 弱体に転ず

 結束が排他ならば 恐怖に転ず

 継承に固執すれば 狭窄に転ず

 

 牙城陥落

 

 名を語る者は無し

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 六合(1.)に在る無数のもの
 名もなく小さきものよ
 己が容量を知るがよい
 己が傲慢を知るがよい

 我(2.)を無限までに解放し
 根幹として存在させよ
 全ては己が意志の中に
 全ては己が意識の中に

 惑いし時は漕ぎ出でよ
 汚れた(3.)自身を漂わせよ
 清寂至極純粋なる海へ
 澄K(4.)至極完全なる海へ

 有無全てと結合し時間(5.)
 道途(6.)は眼前に存在する
 新たな一歩を踏み出し
 浄覚の境地に身を委よ

  1. 六合.....りくごう
  2. 我.....アートマン
  3. 汚れた.....けがれた
  4. 澄K.....ちょうてつ
  5. 時間.....とき
  6. 道途.....みち

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