モンゴル紀行その1

 帰国してみたらモンゴロイド農場は草ぼうぼう、その草取や種まき、古里の墓参りなど、少し立て込んでいたのでモンゴル報告、遅くなってしまいました。できればこれから色あせないうちにいろんな角度からまとめて見たいと思っているんですけど・・・。資料を整理して足りないところを再取材しなければならないのでどうなりますか。とりあえず「モンゴル紀行 1」としました。
                      (雷神山のモンゴロイド 春日川 浩)
 偉大な作家・司馬遼太郎の作品が好きなので読んでいるうちに、いつかかモンゴルに行きたいなーと思っていました。
      
 時、あたかもNHKの大河ドラマで蒙古来襲が登場。ぜひモンゴルに、と密かに決めていました。そのチャンスが意外にも手元にあったのです。忠ちゃんこと千葉さん、桑山さん、大和さんなどたくさんの方々からの励ましを受けて杉山仙人と2001年8月1日から7泊8日の日程で出掛けました。一言で言うとモンゴルは楽しかったです。









 ジャンチブ・ガルバドラッハという人物を紹介します。彼は東北大大学院教育研究科博士課程(学校経営を研究)に留学しており、38歳ですがウランバートルで「新モンゴル高等学校」という3年制(あちらの高校は2年制)の私立高校を経営している校長です。6年前、家族6人で山形市に住み、山形、仙台で「柱一本の会」などを組織、先進国並みの学校を造りたいと浄財を集めて2000年9月に開校した学校です。本人は山形大学の修士課程を修了して東北大にきています。日本の学校の素晴らしいところ(日本の教育も最近、色んな問題を抱えあえいでいますが)を取り入れ、モンゴル教育を先進国なみにしていこうと、意欲に燃えています。



建設途上の新モンゴル高校。9月から1年生が入り2学年となり生徒数210人、2002年9月には3学年がそろった
 昨年秋から知り合いになり、「ぜひモンゴルへ」と誘われていました。なお、ジャンチブの長女は2001年、山形西校から東北大法学部に日本人と同じ枠で合格して通学していますが、才女で将来は父親と共にモンゴルの指導者になるでしょう。夏休みに来日していたモンゴルの高校生やジャンチブ校長、それに山形青年会議所のメンバー、山形の小学生ら34人と一緒にモンゴルに行くことになった次第です。8月1日、仙台空港から伊丹空港へ。同日14:00、関西国際空港から飛び立ち、3時間半でウランバートル着。意外と近い国です。モンゴル航空のスチュワーデスがとってもきれいです。(機内のサービスビールでそう見えたかも)。2日は杉山仙人と双発プロペラの飛行機で南ゴビへ。









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南ゴビの民家でモンゴル服を借りて「は〜い、ポーズ」をする仙人(右)とモンゴロイド。モンゴル相撲の晴れ姿とか
南ゴビに着陸した双発機。滑走路は自然そのもので、砂利、砂とわずかに雑草が生えていた