THE BROTHERS FOUR

シングル(EP)レコード
(日本発売・発売順・主要な物のみ)

A: グリーン・フィールズ
B:スターブライト (ジョニー・マティス)

日本コロムビア
LL 240 1960.6

日本での最初のレコード。詳細はこちらの記事。ある洋楽ランキングでは1961年の14位にランクさている。

A: ムスターファ(FOUR LADS)
B:私のタニ

日本コロムビア
LL-253 1960-9

ブラザース・フォア収録の2枚目EPになるが、メインはA面のフォア・ラッズというグループの「ムスターファ」になり、ブラザース・フォアについては全く力が入っていない。「ムースタファ」は坂本九なんかも歌っていた「悲しき60歳」の同曲と思われる。

A:アラモの歌(マーティ・ロビンス)
B:遙かなるアラモ

日本コロムビア
LL-266 1960-12

映画「アラモ」の主題歌。ブラザース・フォアはB面だったが、ブラザース・フォアのが流行った。詳細はこちらの記事。ある洋楽ランクでは1961年の5位にランクされている。またフランキー・アバロンの同曲が73位にランクされている(こちら)。
A:日暮れ時
B:ライダーズ イン ザ スカイ

日本コロムビア
LL-280 1961-5

初めての両面ブラザース・フォアのEP。「遙かなるアラモ」てヒットを飛ばしたブラザース・フォアであるが、元々は素朴なフォークソンクグループというイメージからは離れてしまった。これから暫くはフォークグループとしての曲目が、模索的に続く。ただ、結果としては次のヒットも映画音楽になってしまうのだが。
「日暮れ時」「ライダース・・・」共に良い曲ではあるが、ヒットには至らない。
A:グリーンスリーヴス
B:蛙の歌

日本コロムビア
LL-289 1961-8

「グリーンスリーヴス」は教科書にも乗るような古謡。「蛙の歌」はコミカルソングだが、英語が流暢に分からないと面白くないので日本人には受けない。
A:小鳥のようなかわいい娘
B:イエロー・バード

日本コロムビア
LL-302 1961-9

鳥2題という組み合わせ。イエローバードは日本コンサートでも歌われた親しみ湧く曲。
A:オールド・スモーキー
B:誰も知らない私の悩み

日本コロムビア
LL-316 1962-1

どちらも渋いマイナー調の曲。
A:ブルー・ウォーター・ライン
B:マリアンヌ

日本コロムビア
LL-329 1962-4

こちらは二曲とも明るいメジャー調の曲。「マリアンヌ」は歌詞が面白く、何と「アリガトウ」などの日本語の掛け声も出てくる。かと、言って日本で売れたわけではない。
A:柳の下で
B:華やかな船 

日本コロムビア
LL-335 1961(推定)

1962年の初来日公演では少なくとも「華やかな船」は歌われた記録がある(こちら
A:スポーティン・ジェニー
B:イースト・バージニア

日本コロムビア
LL-364 1962

ア今から振り返ってみると、この時期にどうしてこの曲?という思いもある。シングルで売れるとは思えないが、コロムビア社としては何か出したかったのでしょう。スポーティン・ジェニーは最近でもアレンジを変えて歌っている。
A:気球船探検
B:サマータイム

日本コロムビア
LL 379 1962.10

アラモについでの大型販売企画。自分も買って毎日聞いていた。詳しくはこちら
A:クリーン・スリーヴス
(西部開拓史テーマ曲)
B:気球船探検

日本コロムビア
LL 409 1963

かなりのこじつけ企画。詳しくはこちら
A:北京の55日
B:北京のテーマ(アンディ・ウイリアムス)

日本コロムビア
LL 473 1963

アンディーウイリアムズをB面に控えさせる超大型企画。大ヒットした。詳細はこちら。ある洋楽ランキングでは1963年の第32位に、1964年では44位に2年連続でランクされている。
  A:悲しきカンガルー
B:ダーリン・コリー

日本コロムビア
LL 483 1965/7

「悲しきカンガルー」はオリジナルはロルフ・ハリーと記憶するが、日本ではパット・ブーンでヒットした(ある洋楽ランキングでは1963年42位、ロルフ・ハリスが49位)。ダニー飯田とパラダイスキング、ザ・ピーナッツなど多くの歌手によりカバーされている。ブラザース・フォアの曲は日本でヒットしたというわけではないが、ダーリンコリー共々現在でも編曲を変えて唄い続けられている。
  A:フテナニー・サタデー・ナイト
B:海原越えて

日本コロムビア
LL503 1963

「フーテナーニ・サタデー・ナイト」はバンジョーが軽やかな曲で、いずれLPに収録されて発売されるだろうと思っていたが、発売されなかったので購入した覚えがある。多分、バンジョーは外部奏者だろう、コンサートではこの曲は演奏されなかった。
A:グッド・ナイト・アイリーン
B:スカーレット・リボン

日本コロムビア
LL-561-C 1964

ブラザース・フォアらしいスローバラード。売れはしなかっただろうが、「スカーレット・リボン」は現在でもよく演奏される定番のレパートリーになっている。
A:風は激しく
B:ウォーク・ライト・イン

日本コロムビア
LL-583-C 1964

「風は激しく」はファンには人気があったが、ドーナツ版として売れたということはないだろう。しかし、「風は激しく」は現在でも編曲を変えてブラザース・フォアの愛唱歌になっている。
A:花はどこへ行ったの
B:漕げよマイケル

日本コロムビア
45S-39 1964-9

1964年5月には二度目の来日公演も大盛況のうちに行われ、人気も一番と高くなってきた。この2曲共に他のグループのヒット曲だがブラザース・フォア流のアレンジで歌われた。ある洋楽ランキングではキングストーン・トリオの「花は・・・」が1964年の第5位、レノン・シスターズの同曲が第53位にランクされている。「漕げよマイケル」はハイウエイメンのものが1961年に56位になっている。

A:七つの水仙
B:花はどこへいった

日本コロムビア
LL 616-C 1964

日本でのブラザース・フォアの最大の人気曲になった「七つの水仙」。LPにも収録されたが、一般の人も購入しやすいシングル盤が効果を上げた。詳しくはこちらある洋楽ランキングでは1964年の第86位にランクされている。
A:サンフランシスコ湾ブルース
B:イッツ・オール・ライト

日本コロムビア
LL-669 1964

両曲ともPP&Mのヒット。「サンフラン・・・」の見事な間奏は外部奏者だったようで、コンサートでは間奏は省略されたのはびっくりした。
A:500マイル
B:サンフランシスコ湾ブルース

日本コロムビア
45S72C 1965

1970年に至る間、ブラザース・フォアの高人気は続く。LPの発売も続き、それらに収録された曲のEPの発売も続いた。なお、ある洋楽ランキングではキングストン・トリオの「500マイル」が1964年の92位にランクされている。
A:ターン・アラウンド
B:恋は永遠に

日本コロムビア
LL-746 1965-5

この当たりから伴奏にオーケストラが加わり、ギター・バンジョー・ベースのフォークとはちょっとイメージが変わって来ている。
A:そよ風は甘く
B:波は高く

日本コロムビア
LL-790 1965-8

A:2ペンスを鳩に
B:ミスター・タンブリン・マン

日本コロムビア
LL-819 1965-10

 
A:トライ・トゥ・リメンバー
B:さくら・さくら

日本コロムビア
LLL-829 1965-11

ブラザース・フォアの隠れた高人気曲「トライ・トゥー・リメンバー」。映画の主題歌にも採用こされた(子細はここ)。また、ラインダンスの舞踏曲としても愛用されている(ここ)。
A:想い出の日々
B:コロニアル・ボーイ

日本コロムビア
LL-897 1966-4

 
A:アルバレス・ケリー
B:ジョン B号

日本コロムビア
LCC 986 1966

「七つの水仙」から1年以上たってのこのシングルは映画音楽になったが、映画もヒットしなかったのでテーマ曲も全くヒットしなかった。「アルバレス・ケリー」はLPに収録されていない。詳しくはこちら
A:木の葉の丘
B:エミリーエミリー

日本コロムビア
LL-1001 1967-1

「エミリー・エミリー」はLPには未収録。
A:アビリーン
B:くよくよするな

日本コロムビア
LL-1021C 1967

 
A:シェナンドー
B:ブラーゾス河の悲劇

日本コロムビア
LL-2065 1967

 「ブラーゾス川の悲劇」Ain't No More Cane on the Brazosは子細不明だが、ボブ・ディランも歌っている曲。日本人受けはしないメロディと内容だろう。
A:明日に夢を
B:悲しい歌はもうたくさん

日本コロムビア
LL-2123C 1968

 
A:スイート・ドリームス
B:アイム・フォーリング・ダウン

CBS SONY
SONG-80009 1968

「来日公演記念」とあるが当時の来日コンサートでは歌われた記録がない。LPにも収録されていない。
A:スカボロー・フェア
B:恋は終って

CBS SONY
SONG80027 1968

 
A:白い色は恋人の色
B:風

LIBERTY/東芝音工
LR 2661 1971

 
A:ラ・マンチャの男
B:ダルシネア、見果てぬ夢

CBS SONY
SOPA48 1972

1968年の<TODAY AND YESTERDAY>アルバムからの抽出と思われる。
A:Til The End Of The World (英語版)
B:世界の果てまで (日本語版)

CBS SONY
06SP063 1968

説明によると明治製菓のCMソングとある。英語版と日本語版は伴奏が異なっていて、日本語版(これがCMに使われたのでしょう)の方がちょっと賑やかなポップ調になっている。LPには収録されていない。
A:輝け青春
B:旅人よ

CBS SONY
06SP175 1978

「輝け!青春」というLPアルバムからの抽出。加山雄三作曲の2曲。
A:時の流れに
B:Mr.ロンリーマン

東芝EMI
EWR-20582 1979

「第8回東京音楽祭」のエントリー曲「時の流れに」。銅賞を受賞した。しかし、このレコードが売れたと言う話しは聞かなかった。
A:さよならは言わないで
B:時の流れに

日本コロムビア
EWR-20641 1979

最後のレコードアルバム「Somehwere Sometime」から抽出された、これもブラザース・フォア最後のEPレコード。そう知ると感慨深いタイトルの2曲だ。以降もブラザース・フォアは続くがCDの世界に急速に変わって行った。