電話：03-5789-7731 住所：東京都港区白金5-15-5　定休日は月曜と年末年始。月曜が祝日の場合、翌火曜。
ランチ11:30〜15:00(L.O)、ディナー18:00〜23:00(L.O.)

地下鉄広尾駅から天現寺交差点方向へ。歩道橋を直進、恵比寿3丁目交差点手前を左折。首都高をくぐりセブンイレブンの一つ先。駅から徒歩10分。

現在、この場所のレストランはシェトモのプロデュースするレストラン「アトリエ・ド・アイ」として営業。

2010年9月

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この回の点数評価は＜６、３、４＝１３点＞

2009年に銀座店ができて市川シェフは不在

食べたもの

アミューズ◎生ウニ貴婦人風

前菜１◎ブーダンノワール　シードルヴィネガーソース　じゃがいもとリンゴのピュレを添えて　

前菜2◎山梨県産、無農薬野菜達28〜30種の盛り合わせ

スープ◎にんじんのガスパチョ

メイン◎地魚と海老のクネル　白ワインのクリームソース　グラタン仕立て　ポールボキューズ風

デザート◎プラムとプルーンのパイ仕立て

小菓子

飲んだもの
Cotes du Rhone “Les Laurelles” 2009
Sancere “Le Grand Fricambault Silex” 2007/Andre Neveu
Poupille 2006/Cotes de Castillon

• 夜のコースは6皿6358円(税5%・サ10%込)。前菜1とメイン、デザートには5〜6種類の選択肢がある。一部追加料金(1200円〜1800円)のかかるものもあるが、デフォルト料金でも十分に魅力的な選択肢がある。
  スペシャリテのうち「生うに貴婦人風」「無農薬野菜の盛り合わせ」はコースに組み込まれており、「ブーダンノワール」「ポールボキューズ風クネル」は選択肢の中から追加料金なしで楽しめる。

• 料理はスペシャリテばかりを選んだ。それがデフォルトのコース料金で楽しめるメリットは大きい。

  「生うに貴婦人風」はいつもながらのまったりとしたねっとり感がちょうどよく、量的にもいつも「もう少し食べたいな」と思わせるじらし具合もいい。

  「無農薬野菜盛り合せ」「ブーダン」は毎回少しずつアレンジが替えられており、何回食べても飽きがこず、おいしくいただける。どちらも完成された料理。

  「ポールボキューズ風クネル」は今回はじめていただいた。クネルは簡単に言えば白身魚と卵白のハンペンで、海老を入れることでヴォリュームアップしていた。でもさすがにこれがメインとなると、お腹はふくれるけれど、芯や核となるものがしっかりしていないので、物足りなさが残る。たとえばトゥールダルジャンでは前菜として位置づけられ、メインに立派な鴨がきたからよかったけれど。

  全体的に料理は、完成されたレシピを隙なく再現しているのだけど、もう一つ「気」が足りないような気がした。帰り際に市川シェフが不在ということを知りなるほどと思ったが、いい意味での緊張感とか暖かみなどが欠けていた。

• サーヴィスは以前と違い、一流ゴージャス店レヴェルを無理にめざすのをやめたみたいだが、料理と同じくそつなくこなしていながら暖かみを感じられない。ワインを選ぶにしても、こちらが提示する候補にはどれもついても「それはいいワインですよ」という答え。もっと積極的に選択する際の材料を与えて欲しい。

  否定的な書き方が多くなったが、この値段でこの内容であれば文句を言ってはいけない。それほど料理もワインも安い。
  でも(笑)..。おそらく現在の銀座店は以前の白金店のレヴェルを保っているのだろうが、このままいけば白金店は銀座店の単なる「クローン」になり、そうしたらこちらは段々弱るのではないかと心配。案の定、ミシュランも2011年版は無星になりました。

• 会計は四人で41342円。
  内訳(税込価格)はコース(5780円×4)＋追加料金＋サーヴィス料10%(2312円)＋白ワイン1(5800円)＋白ワイン2(7000円)＋ハーフ赤ワイン(4500円)
  
   
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