ボートアンカー紹介コーナー
ボートアンカー紹介コーナーハムや電気・電子工作大好き人間（周りからはキ＊ガイともよばれています）を長年やっていると、小物部品はやジャンクの類、はたまた古い無線機などかつては憧れの名機と称された機器などがいつのまにか、身のまわりに集まってくるものである。というか、こそこそと、家の者に内緒で集めたというのが正しい表現だろう。見つかって、「また買ったの。」と指摘を受けると、「拾ったの。」とか「もらったの。」とかごまかしても、そうそう拾えたり、もらえたりするものでないくらい、ちゃんと知っているからたちが悪い。最近では、「知人から、壊れたので修理を頼まれたの。」といっている。しかし敵もさることながら「早く治してあげたら。使えなくて困っているんじゃないの。」とフォローが入る。仕方なく、最近はやりのインターネットオークションで売りに出して、なんとか、その場をしのいでいる。しかしこのオークション、収集癖のある者にとっては実に有難い存在である。今まで手に入りにくかった物が、価格にもよるが、以外に簡単に入手できるようになった。そのおかげで、この１〜２年の間にずいぶん、古い無線機やジャンクの類が増えたしまった。狭い我が家では置き場所に困るくらいになってしまった。自分の部屋では置き切れず、廊下にまで、果ては子供の部屋にまで置く始末である。
前置きは、このくらいにして、本題に戻ろう。そういうわけで、ここでは、ずいぶん以前から集めた古い無線機などを紹介します。アメリカのハムの間では、重くて古臭い無線機を"ボートアンカー"と呼んでいます。"ボートアンカー"とは、船のイカリのことです。誰かが、「そんな重い無線機は、ボートのイカリにでも使ったら。」といったのが始まりだとか、どっかのホームページに書いてありました。
確かに、アメリカの古きよき時代に創られた無線機は、ものすごく重いです。シャーシの鉄板も厚く、すべておお作りですからずっしりとしています。持ち上げる時に、気合を入れてあたらないと、ぎっくり腰にでもなりそうな代物です。最近では、そんなに重くなくても、旧式の特に真空管式の無線機をボートアンカーと称しているようです。ここでは国産のボートアンカーも含め、紹介していきたいと思います。
HICKOK社製真空管テスター KS-1575 詳細はこちら
まず最初は、ＨＩCＫＯＫの真空管テスターを紹介します。真空管テスターはボートアンカーではないって？。まあ厳密には、ボートアンカーには入りませんが、古き好き無線機の調整・修理をする時に欠かせない道具ですので、仲間に入れてやってください。
DRAKE SPR-4とDDSで制作したゼネカバ用発信器 詳細はこちら
SPR-4は、0.5KHzから３０MHｚのバンドを任意のバンド５００KHｚ幅を受信できるゼネラルカバレージの受信機です。
ボートアンカーの名にしては、軽い受信機ですが、コンパクトにできていてサイド受信機としては重宝します。クリスタルの追加で
ゼネカバも可能です。ただし水晶は２３バンドしか搭載できません。２９バンド中２３バンドが実装できます。手持ちのSPR-4は、
標準で搭載されている１０バンドに加え３個の水晶がオプションとして追加されていました。そこで、水晶の追加をしなくても自由
に0.5KHzから３０MHｚのフルバンドを選択できるように外部の局部発信器を製作してみました。
NATIONAL NC-173 受信機 詳細は こちら
コンチキ号漂流記で有名になった米国ナショナル社製の通信型受信機 NC-173を紹介します。堂々とした風格のある受信機です。
HICKOK 123A カード式真空管テスタ 詳細は こちら
HICKOK 123A型 Cardmatic Tube Testerです。この真空管テスタは真空管の特性が精密に測定ができます。パンチカードで測定条件を入力し真空管を実動作あるいは実動作に近い条件で動作させて特性を測定できるようにしたテスタです。ここでは、この123A型 Cardmatic Tube Testerの機能やレストア内容、さらに測定条件のプログラム方法について説明したいと思います。
HICKOK AN/USM118B カード式真空管テスタ 詳細は こちら
ここでは123A,123R型の上位機種でもあり、更に機能のアップされた1234型のCardmatic Tube Tester（軍仕様のAN/USM-118A,Bを中心に説明します）の機能や使い方、修理レポートさらに調整方法を説明したいと思います。
