#98 Power of Gas(2004/2/1)

デロリアンで時を駆けていきそうな勢いのタイトルですが、中身はチャイルドプレイ・ネタでございます。投稿者さん談、

うちの娘が通う市内某幼稚園(川西地区)で代々歌い継がれている替え歌があるのですが・・・

〜アルプス一万尺のメロディで・・・〜
♪隣のじっちゃん、ばっちゃん
イモ食って屁ぇこいて
パンツがやぶれた屁のチカラ!(へい!)
(ここからがブラックでイヤなんだけど・・・)
ジジィは、殺され、ババァは、自殺
破れたパンツは、博物館(へい!)

子供たちは、これをたからかに歌います。
この歌って、長岡限定替え歌なのでしょうか?
それとも全国区???
ちなみに、川東地区の幼稚園の子も嬉しそうに歌っていました。。。

ナガオカ・オリジナルなら「隣のじさ、ばさ♪」となるような気がするので、伝来モノじゃないかなあ。発生はおそらく屁でパンツを破ることがリンチに遭うほどの大罪である地方。<ってドコ? それにしてもこの「Power of 屁」の替え歌、なんだかどこかで見たような……と思ったら、コレじゃないですか! 十年前のフゾク小と現代の幼稚園で、同じモチーフの替え歌が愛唱されていようとは。まさに時を駆ける替え歌。


#99 裏の畑でポチじゃなく(2004/2/1)

替え歌モノ第2弾。

当方小千谷在住でいつも楽しく拝見させてもらっています。
それでいつも疑問に思っていたことをここで取り上げてもらえないかと思いました。
小学校の運動会の応援歌で、

♪○○様(近所の神社)の神主が
おみくじ引いて申すには
今日の勝負は赤(または白)の勝ち勝ち

と言うはなさかじいさんの替え歌があるのですが、これって県内ほかの地域でも歌われているんでしょうか?
地域によってどんなバージョンがあるかも知りたいです。

おおお、なつかしい〜! ポチじゃなく神主がもの申すコレ、長岡の小学校(中学もかな?)でも歌ってますよ! 主宰のトコは、出だしは近所の神社ではなく「ハチマン様の神主が〜」でした。武運担当神社の八幡宮っすね。騎馬戦とか綱引きとか、対決色の強い競技のときに歌っていたような気がするなあ。これまたナガオカ・オリジナルな気がしないのはやっぱり標準語のせいでしょうか。あ、でも、ナマリようがないかも知れない。これは困った時の決め台詞をいっぱつ。「続報待つ!」


#100 スノーダンプ(2004/2/1)

細々と書いたり書かなかったりしてきたこのコーナーも、ついにとうとう100本目! #98#99は本来ひとつにまとめて書く記事じゃないのか?という水増し疑惑は置いといて、記念すべきこの#100は、タイトルなのに一度もまともに触れてあげたことがない空気のようなアイツにスポットを当ててみましょー!

まずは、会社でナガオカ人の隣の席でお仕事なさっているというかたより。

こんにちは。
会社の隣の机にいる長岡出身の人間が「フレンド」を熱く語ってくれた際に
「イタリアンって何だ?」
と思って検索したらここに到着してしまいました。

先日、出張で北海道に行ったときのことです。
ある民家の玄関先に赤いスノーダンプのようなものが置いてありました。
NGで得たのは知識だけだったので、実物を見て感動してしまいました。
感動はしたのですが、本体に登録商標名なのかシールが張られていてその内容に「おや?」と思うところもありました。その内容というのが、
<スノークーペ>
です。

ダンプとクーペ、どちらがオリジナルなのでしょうか?
また、スノーセダン、スノーバイク、スノーエアプレーンといった派生は他にもあるのでしょうか?
もしくは、私の勘違いという可能性もありますし……
後学の為に教えていただけたら幸いです。よろしくお願い致します。

うーん、ハツミミ「スノークーペ」。おそらくスノーダンプ種族のひとつの商品名だと思うのですが、そういえば「スノーダンプ」そのものも特定商品名だったりするのかも? このへんは、スノーダンプを空気のように思っている雪国人は考えもしなかったところです。

というわけで、スノークーペ、スノーセダン、スノーエアプレーン、スノーワゴン、スノーミニバン…と、思い付くかぎりの乗り物でぐぐりまくってみましたが、Googleさんに申し訳ないほどの「該当するページが見つかりませんでした」の嵐。ただひとつヒットしたのが「スノーバイク」。イメージ検索に切り替えてみると、あ、テレビ見たことあるよ、こんなのな感じのウインタースポーツ用品っすね。

で、本命「スノーダンプ」のぐぐり結果はというと、案の定というか何というか、このコーナーが釣れまくり。あとはホームセンター(コメリさんも登場)とか雪国人の日記サイトとか。個人サイトのほとんどが「雪国人じゃない人にコレを説明するのが難しい」と言っているのが涙をさそいます。

ついでに英語「snow dump」でぐぐってみると、寒い都市のサイトがものすごーくたくさん釣れますね。National Snow Dump ListとかSnow Dump Site Locationsなんてのもあって、海外では国が作ったスノーダンプとかスノーダンプ・ファンサイトとかが!?とビックリしたものの、どうやら「dump」は「捨てる」の意味で使われているらしい。国とか市の推奨「雪捨て場」の案内サイトのようです。

イメージ検索に切り替えてみると、カーブのラインも美しい正調スノーダンプの画像がいくつか出るには出るのですが、ドメイン見ると、どれも日本のサイトなのでした。外国ドメインのは

とか

とか

のメタリカ系。外国雪国(<変だけど他にどう言えば…)では、もしかしてほんとに庶民も重機で雪かきを!?と、びびっていたところ、こんなアンプラグドな風景発見!


Tired of Shoveling? Try the SnoWonder Snow Scoop
(シャベルに疲れたらスノー・スコップ「すのわんだー」)

力強い雪のけ姿にしばしうっとりでございます。ブルネットおねえさんが越後美人に見えてくる!

キャプション読むと、「スノー・スコップ」が一般名称で、商品名が「すのわんだー」ということのようですね。ハンドル部分が妙に長くて、足の長い人々の国バージョンだなあということをシミジミ感じさせます。製造販売はアイオワ州のT-J Gas Companyという業務用ガスグリル・メーカー。なぜガスグリルのかたわら「すのわんだー」なのかよくわかりませんし、イチ押し商品のコレ↓のどこがどうガスグリルなのかもわからずという謎会社なのでした。

楽器・・・?

というわけで、100回記念を祝して、珍しく主宰が自らアレコレ調べてみたわけですが、普段に輪を掛けてとりとめのない記事になってしまったような気が(笑)。調べもの得意だったらもっと自前記事たくさん書いてますよお客さん、とは居直りたいけど居直らず、実はけっこう楽しかったので、たまにはこんなのもまた書くかもしれません。
それでは1K回1M回1G回めざして、今後ともスノーダンプ/スノースコップ/すのわんだーをどーぞよろしくー!


#101・続 スノーダンプ(2004/2/8)

細々と書いたり書かなかったりしてきたこのコーナーも、ついにとうとう101本目!……という誰もが予想した天丼書き出しはさておき、#100で初めて語られた内外雪国人の心の友「スノー××」について、続々と続報がー!

まずは、この空気のような存在を考え直すきっかけとなった北海道の謎器具「スノークーペ」についてのご考察。フェアレディZとかロードスターとかの二人乗りスポーツ・カー(<こんな花形満ちっくな呼び方、今は誰もしてないかも)を示す「クーペ」ですが…。

クーペ。原語はフランス語のcouperから来ています。「切る」。

いったん屋根を切り取って別色や皮張りの、特別あつらえの屋根を付け直した豪華版の自動車をこう呼びます。それに由していまでは、贅沢な二人乗り標準のスペシャリティカーをこう呼ぶようです。

先行商品「スノーダンプ」にまさる、カッコいいネーミングを考えたら、クーペになったのかもしれません。ガテンなダンプよりも、おされなクーペ。これなら女性にも遡求ばっちり…などと安直な企画会議の光景が、ああ目に浮かぶようです。

自動車史・フランス語を、これほど愚弄するネーミングにいっとき立腹もしましたが、存外、ただしい命名だとも思われます。積もった雪を切り出して柿川にぶちゃる、除雪車が積み上げていった雪の塊を切り出して消雪パイプの道路にぶちゃる…
ぐじぐじと重く固まった越後の雪を退かすとは、まさに「切る」という作業の積分であります。

とは申せ。在ナガオカのころ。鉄製のスノーダンプを持ち上げ雪山の切り崩しに格闘していた身には、なんぼ「切る」の意でただしかろうとも、やはり「ダンプ」のほうがしっくりまいります。

雪かきにも、サンキューまつりにも縁遠くなってしまったもとナガオカ人忘郷のざれごと、ご笑納くださいませ。

うおー、あの流線形のフォルムと雪山をカットするという目的をいっぺんに表す名前になっているわけですね、「スノークーペ」。メーカーさんはそこまで意図したのかしてないのか。そしてそろそろ(すでに?)サンキューまつりの時期。雪かきの合間に食べる箱買いのシュークリームが懐かしい〜。

続いて、なんと特許庁サイトでぐぐって……あっ誤用……検索してくださったかたより。

スノーダンプは、アイリスオーヤマの登録商標だそうです。
以下、特許庁のサイトにおける検索結果です。

【登録番号】 第1057974号
【登録日】 昭和49年(1974)3月1日
【出願番号】 商願昭46−97854
【出願日】 昭和46年(1971)9月8日
【先願権発生日】 昭和46年(1971)9月8日
【商標(検索用)】スノ−ダンプ
【権利者】アイリスオーヤマ株式会社
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】13 手動利器、手動工具、金具

ついでに「スノークーペ」も調べてみました。
【登録番号】 第2028808号
【登録日】 昭和63年(1988)3月30日
【出願番号】 商願昭60−131357
【出願日】 昭和60年(1985)12月27日
【先願権発生日】 昭和60年(1985)12月27日
【商標(検索用)】 スノ−ク−ペ
【権利者】積水化学工業株式会社
【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】13 手動利器、手動工具、金具

スノーダンプの方が老舗になるようです。
結局、どちらも商品名(商標名)なのですね。

「スノーダンプ」も商品名でしたかー。ナガオカではすっかり「ホッチキス」状態ですね。それにしても、アイリスオーヤマにセキスイなんて、意外に全国区のメーカー産。てっきり雪国出身器具かと思っておりました。まあ、ガス屋さん生まれの「すのわんだー」にくらべれば、業種の意外性はないですけど。

そして、やっぱり登場、別名称。

我が家では『スノッパ』と呼んでいました。
なのでこの『スノーダンプ』という呼び方には今ひとつ馴染めません。
実は私、20歳で就職して山形に来て初めてスノーダンプと呼ぶことを知りまして、最初は「山形ではスノーダンプって呼ぶんだ」などと思っておりました。
その後こちらを拝見させていただいて、全国(?)的にはスノーダンプと呼んでいると知りました。
果たして『スノッパ』を知っている人はいるのでしょうか?
ちなみに当方、刈羽郡の小国町出身のものです。

スノッパ! Like a 雪のけ Machine! JBも井筒カントクもびっくり! 何かのナマリって気もしないので、きっとこれまた商品名なのではないかと。「ッパ」はドコから来たんでしょうね。まさか「歯」……?
そして県外からは「縁あっていつも見せてもろてます」でおなじみの金沢のかたより。

「スノーダンプ」でも通じるけど「ママさんダンプ」が主流やねえ。
ママさんが頑張って雪すかしするげんわぁ。
もちろん私も(笑)
という事で今回は気を使わず金沢弁で投稿するわぁ。適当に標準語にしといてや(笑)

パパさんが使っちゃダメなのかー!という驚きに思わず原文のまま掲載。「雪すかし」ってのも相撲か柔道のワザみたいで新鮮でございます。それにしても、知らない人が聞いたら工事現場でたまに見かける茶髪女性を思い浮かべること必至な「ママさんダンプ」。商品名っぽくないので、「ママチャリ」みたいな通称なのかも知れません。この器具では初の自然発生型の呼び名かも。

どうやら地域ごとに特定商品が独占状態であるらしいスノーダンプ類ですが、今後、さらに増殖の予感がいたします。
それでは、1K+1回、1M+1回、1G+1回めざして、今後ともスノーダンプ/スノークーペ/スノッパ/ママさんダンプをどうぞよろしく〜。


#102・続々 スノーダンプ(2004/2/14)

#100まで触れもしなかったクセに書き出したら止まらないスノダン・ネタ、あっという間に第三弾でございます〜。

ぷち盛り上がりを見せているスノーダンプについての投稿です。

現在私が住んでいるのは群馬県は榛名山のふもとで、年に数回、思い出したように雪が降ります(高崎寄りの南側なので数回程度)。
先日もドカッっと降ったんですが、家にはスコップしかなく、なにげに広い家の周りを「ああ、スノーダンプさえあれば・・・」と思いながら除雪に励みました。
腰を屈めながら、一向に進まぬ除雪の合間に、マメだらけになった我が手をじっとみつめながら決意しました。

スノーダンプを買おうと。

だがしかし。
周辺(高崎市)のホームセンターにはなんとプラスチック製のスノーダンプしかありませんでした。
こんなおもちゃを新潟で20年間過ごした私が買うわけもなく、やむなく次の週に計画していたスキー@八海山の際に現地で購入することにしました。

そしてやってきました。六日町。
塩沢近くの寂れたホームセンターに寄ってみると、あったあったスノーダンプ。入り口手前にいろんな種類が山積みされてました(当然鉄製)。

一緒にいた千葉出身の友人に得意気に
「これがスノーダンプってやつんが。」
と説明すると、思わぬ一言。
「でも、これ・・・スノーブルって書いてある」
スノーブル?!
なんじゃそら。ばったモンか?
ブツはよく見る緑色の自立型。うたい文句は
「ダンプより強いスノーブル」

ダンプ<ブルという、かつての極悪同盟を知るものにとって感慨深いコピーと、2880円という安い価格に心を奪われ、ご購入とあいなりました。

ちなみに、これを作っているのは”オギハラ工業”。上越市にあり、農業機械器具、各種運搬車等の専門メーカーだそうな。
ちなみのちなみに、”スノーブル”といのは、一般的には原動機つきスノーダンプのようです。
ちなみのちなみのちなみにキューピットバレイスキー場のサイト(http://snowfan.mimo.com/area/F/fd/0310/)にこんなくだりが。

スノースポーツ  有
スノースクート、スキーバイク、スノーブル、ポールボードなどレンタル品をご用意。
コースも開放しています。(第1リフト、第3リフト)

このスノーブルって、いったい・・・。

ということで、長くなりましたが、1k+1回目の掲載を願って。

あと899回も待てなかったので、0.102K回に掲載してしまいました。「スノーダンプ」がアイリスさんの商標である以上、他メーカーさんは別ネームを付けざるを得ないのが現実。そこで「ダンプ」に替えて「ブル」とは〜(笑)。
もうひとつの「スノーブル」、原動機つきってコレですか。この場合、原動機はナニをしてくださるのでしょーか。手で押さなくても前進するってコト???

そして、前回登場した金沢の「ママさんダンプ」について、三条の金物問屋さん勤務経験アリのかたから衝撃続報。自然発生名称かと思いきや……!

いけませんなあ主宰さん(笑)。これ地元越後の商品ですよ。
以下、お馴染み特許庁サイトの検索結果。

【商標登録番号】 第1241864号
【登録日】 昭和51年(1976)12月16日
【出願日】 昭和49年(1974)10月5日
【商標(検索用)】 ママサンダンプ
【権利者】
【氏名又は名称】 株式会社カネタ馬場長
【住所又は居所】 新潟県見附市今町8丁目2番2号
【氏名又は名称】 株式会社小高屋
【住所又は居所】 三条市大字柳川新田917番地3
【氏名又は名称】 ニラサワ製販株式会社
【住所又は居所】 新潟県三条市大野畑16番38号

商品としては従来一般的なスノーダンプが全金属製で重かったので女性でも扱いやすいように、と本体部分をプラスチックやポリカーボネートで作った物です。
時代背景からすると「ママさんバレー」とか「ママさんコーラス」なんて言葉が身近だった頃ですからこういうネーミングになったのでしょう。主宰さんの言われるように言葉自体は自然発生なのかもしれません。

ちなみに三条の金物問屋(勿論上記メーカーの物流もでしょうが)は今くらいの降雪だとママサンダンプやポリカスコップ、アルミの角スコップの出荷で活気付きます。(ちなみにうちの会社はニラサワさん製が主)

また、関東のいわゆる「大雪」という名で呼ばれるちょっとした降雪も狙い目でして、関東の方は住宅事情から「大雪」1回毎に除雪用品を使い捨ててしまうらしく毎回結構売れるんです。

ひえー、地元商品でしたか。見附と三条の会社が持っている商標が、金沢で「スノーダンプ」を超えるポピュラー呼び名になっていようとは。
そして、それと同じくらい衝撃だったのが、除雪用品を使い捨て@関東! これからは東京の雪の日にどこからともなく登場するスコップさん達を見る目に不憫フィルターがかかりそう〜。まあ、デッキブラシとかチリトリとかで雪かき(というか掃除)する人がほとんどなんですけど。


#103・裏の畑でポチじゃなく2(2004/2/14)

こんな内容のわかりにくいタイトルにしなきゃよかったなあと思いながらの応援歌ネタ第二弾。なぜか中越各地で愛唱されている「裏の畑で ポチが鳴く〜♪ → ××様の 神主が〜♪」の、バリエーション到着でございます〜。

長岡でも中央よりやや南に位置するわが小学校では、神主は高龍神社の人でした。
山の奥(失礼)から太田川沿いはこれかもしれませんね。

「高龍様の 神主が〜♪」ってカンジになるのでしょーか。ちなみにこのかた、

小学校の校歌や児童会の歌、中学の校歌、応援歌などほとんど歌える私は変ですか(笑)
ちなみに中学は母と同じ学校なので、母も、私も、妹までもが歌えます。
ときどき車の中で大合唱になると、かなりあやしいです。

家族ドライブに「高龍様の 神主が〜♪」大合唱(笑)。歌のしおりとかが付いてきそうな。
続いては衝撃的別バージョン。

私は現在28歳なんですが、小学校の運動会での応援歌はこうでした。

悠久山から雲が出たぁ〜、そぉ〜れは何の雲ですかぁ〜
そぉ〜れは赤軍(or白軍)の 勝ぁ〜ち勝ぁ〜ち、勝っちぃ勝ち、オー!!

・・と言うものでした。
また、騎馬戦・棒倒し等の競技では、このフレーズで必ず歌ってました。
しかも「そぉ〜れは・・」の辺りで、決まって試合開始の号砲が鳴ってました。
(これについては、中学・高校時代でも変わらずでした)

でも、今更ながら思うんですが・・・
悠久山から雲が出て、それは何の雲なのか?と言う問いに対して、答えているフレーズが無いまま「それは赤or白軍の勝ち」と言って締めているのもおかしいですよねぇ。
これを今の今まで、不思議に思わず歌っていた私たちって一体・・。(笑)

おおお、神主さん出てこなーい! これも裏の畑でポチじゃなくのメロディでいいんでしょーか。投稿者さんもご指摘ですが、かなりシュールなというか、ヒトの話をちゃんと聞かない系の歌詞。まあ、神主バージョンの、神主なのにオミクジを引いてしまうというウカウカぶりもどうかと思いますが。自販機タイプだったりしたらどうしよう。


#104・いかりやじゃんけん総集編(2004/3/21)

はじまりは、とある読者さんからの1通のメール。

NGとは直接関係ないけど、いかりや長介さんお亡くなりになってしまいましたねえ。
昭和50年代に小学生だったものとしてはちょっとショック。感慨深いものがあります。
昭和は遠くになりにけり…ドリフのDVD、やっぱり買おうかなー。

慌ててYahoo Japanに行ってみると、トピックス欄にいかりや長介さんが死去NEW!の文字。平成16年3月20日、深夜のことでございました。
お笑いの人の訃報ってのは、幾つであっても病歴を知ってても「まさかあの人が死ぬなんて」感があるのはナゼなんでしょ?ってなわけで、緊急追悼企画・いかりやじゃんけん総集編でございます〜。

まずは初出記事。#70 チャイルドプレイ・オムニバス2掲載、市内の当時十代の男性より。日付を入れていないので、どのくらい前の記事なのかはサッパリ……ズサン管理ですみません。

〜(ここが出てこない)〜
いっかりやちょうすけあったまがぱぁ
正義は勝つ じゃんけんぽい

どうです、謎でしょう?
むしろいかりやさんに失礼な気がしてきましたが(爆)。
出てこないところには、何かもっと長いのがあった気が。
つか、これもしかして自分の小学校限定ですか(笑)?

これは十代からちょっと(嘘)離れた私も聞いたことが。でもうろ覚え。たぶん、ドリフの誰かが…いかりや氏自らってことはないと思うので、おそらく加トケンのどっちかがやってたんじゃないかなあ、と。仲本氏はキャラ的にありえないし、いわんやブー氏をや。

黒文字が当時の私のコメントなわけですが、このじゃんけんをドリフの誰がやってたのか実はいまだに不明なのでございます。「いかりやじゃんけん」でぐぐっても、おそろしいことにウチしか釣れないし。いったい人々はこのじゃんけんを何と呼んでいるのでしょう?

そして、次々に寄せられる続報に、ひと記事まるごと「いかりや」でアップ。

#72 いかりやじゃんけん

これまた『チャイルドプレイ・オムニバス』からの独立モノ。別に地域ネタじゃないと思うんですが、立て続けにレスが来たので、イキオイで書いてしまいます。

【23才・女性】
私の子供のころは、
「最初はグー、またまたグー、いかりや長介〜」
でした。なんか大して長くもない感じです。
ちなみに言い方は弾むようにです。まったまったグー!って感じで。
グーではグーを出し、長介ではチョキを出し、パーではパーを出します。
正義はかつのところでは、fuck youの中指立てない版のかっこう(わかりますかね、すごい説明の仕方ですけど)をしました。

【21才・男性】
自分の小学校では,
『最初はグー,またまたグー,いかりやちょうすけあたまがパー、正義はかつ!ジャンケンポン!!』
だったようなきがします。
「最初はグー」でグーを出し,「いかりやちょうすけ」でなぜかチョキが出て,「頭がパー」でパーを出して・・・そんな感じで,じゃんけんをしてました。それがいつのまにか『最初はグー』だけになって・・・。ここでもやはり気の短い長岡市民の特徴が出たのでしょうか?

【20才・女性】
確か、
「最初はグー、またまたグー、いかりや長介 頭がパー、正義は勝つ、じゃんけんぽい!」
だったと思います。
ここまでいかりや氏をけなしておいて正義は勝つも何もないと思うのです。

最後の女性のご意見はひじょーにもっともですね。でも、思えば『ひょうきん族』をドリフ裏で放映していない時期が長いナガオカって、もしかしてドリフィストの巣窟かも。

主宰の記憶が確かなら、『ひょうきん族』は土曜か日曜の夕方というヘンな時間帯に放送していたような。『いいとも』もしばらく放送されていなかったし、フジ系バラエティ冬の時代でございます。NSTさんって、このころのドリフ裏と平日正午は何をやっていたんでしょ?
そして、さらなる続報が名古屋のかたから到着。「ちっけった」を検索されていたところ、ウチに漂着されたという旅のおかたでございます。#91 じゃんけんバラエティ7掲載。

『いかりや長介頭はパー』の前に何がつくかわからないようでしたが、自分は『あんたバカね、おおバカね』で『いかりや長介あたまはパー』に続いていきました。

続いて市内お山方面ご出身、現在渡米中の20代女性より。#95 じゃんけんバラエティ8掲載。

じゃんけんバラエティ7で、
「あんたバカね、大バカね」
とゆう掛け声(?)がありましたが、私の周りではその後に
「自殺して、死んじまえ」
とゆう恐ろしい台詞があったことを覚えています‥きゃー!!

「あんたバカねー」の他に
「最初はグー、またまたグー」
で「いかりや長介ー」に続くこともありました。後半(最初はグー)で続くことが多かったです。

このあたりから、いかりやじゃんけんに不吉な影が。自殺バージョンはそう珍しいものではないらしく、まだ記事にしていない投稿集まり待ち箱のなかにも、こんな……。

私は燕市出身の19歳なんですが、いかりやじゃんけんは、あっちむいてホイに似てるやつだったとおもいます。

さいしょはグー、またまたグー
いかりやチョーすけ頭はパー
正義は勝つじゃんけんポン
(ここまでは同じで、以下、あっちむいてホイになります。)
「あんたばかね」「おおばかね」
「自殺して」「しんじまえ」

の掛け声に合わせて四回します。
指と同じ方を振り向いても、とりあえず4回します。

なんだか命がけのあっちむいてホイでございます。そのわりには勝負のつきかたが謎。最後の回の勝敗? それとも4回のなかの勝ち数?

そして、平成っ子の間ではこんな新バージョンが稼働中のようでございます。唯一のポジティブ台詞であったアレまでも……。#91 じゃんけんバラエティ7掲載。

いかりやじゃんけんは今でもウチの子供達もやっています。
ただ「正義は勝つ」が「正義が勝つとはかぎらない」に変わっています。
今の子供達ってシビアですね。

というわけで、いかりや氏を知らない世代にも受け継がれている「いかじゃん」(<略してみましたが…)総集編でした。
「バカ」と「死」という破壊的アイテムを使いまくるわりには正体は「じゃんけん」あるいは「あっちむいてホイ」というチマさがステキな「いかじゃん」。昭和っ子たちが意味もわからず「軍艦朝鮮」とか「大波小波」とかをやっていたように、平成っ子たちは、自分たちのじゃんけんに登場する頭がパーの人が、平成16年3月20日夜に彼らの親たちをシンミリさせた人物とは気付かなかったりするのかも知れません。いまの平成っ子たちが将来HPを開いて、『「いかりやちょうすけ頭がパー」の「いかりやちょうすけ」とは誰なのか!?』なんて謎を追う日が来るのかな。そのときは「イカリヤ質店」の誤検索に注意〜。<そんな検索センスのない人って。


#105・いかりやじゃんけん総集編・補遺(2004/4/4)

「オイーッス!」の呼び声やまぬ哀しくも男前な葬列の記憶も新たなうちに、「いかりやじゃんけん」第二弾。投稿者さん談、

いかりやじゃんけんについてなのですが 2ちゃんねるのいかりやさんの追悼サイトに下記のような流れがありました
なのでこれは長岡限定ではなくて全国的なものなのかどうなのでしょうか
私にはわかりませんがご参考までに貼り付けておきたいと思います
それではまた楽しい更新をお待ちしております

コピペいただいた2chの記事をマンマ掲載するのはアレなので、抜粋してみますと、

・新潟・福岡・大阪・京都・静岡・東京で「いかじゃん」稼動確認
・じゃんけんの「最初はグー」システムは「全員集合!」発祥
・「頭がパー」の元ネタは別のところらしい
・新潟のTV番組で、いかりや氏のマネージャーにこのじゃんけんの由来について電話インタビューしたことがあったらしい。そのときのやりとりはこんな↓感じだったらしい。
 新潟「”いかりや長介頭がパー”って、いかりやさんが頭悪いってことで?」
 いかマネ「いえいえ決してそんなことはなく、学校の成績もよろしかったときいております」

……新潟のTVマンは何を思ってこんな企画を。2chのネタなのでは?って気もしますが、この番組のご記憶のあるかたはぜひ続報をお寄せ下さい。
 そして、新潟のテレビつながりでこんなご投稿もいただきました。私の記憶から抜け落ちている新潟におけるドリフ裏について。

 「かつての新潟テレビ事情」について。
 まず、「ひょうきん族 放送開始当時」の話。
 「ひょうきん族」開始当時は、NSTでは平日夕方(水曜か木曜だったと思います)に放送されていました。
 そして土曜夜8時には・・・「テレビ朝日系の時代劇」が放送されていました。何ででしょう・・・夜9時台に「土曜ワイド劇場」を放送していたからでしょうか。TNNテレビ新潟が開局する数年前だったとおもいます。

 そして、「いいとも」について。
 「いいとも」開始当時、NSTでは、「いいとも」よりももっと有名なある番組を放送していました。
 それは・・・テレ朝系の「アフタヌーンショー」です。
 あの、「ザ・ぼんち」の有名なネタ「そ〜なんです!」の元になった番組です。
 当時は、昼番組の中では「アフタヌーンショー」が圧勝でしたが、やがて「いいとも」の視聴率が上がってきて、初めての「特大号」がゴールデン枠で放送されることになり、それまで全く「いいとも」を放送していなかったNSTでも急遽「増刊号」のみ放送されることになりました。
 ただし、しばらくは「増刊号」のみの放送でした。
 そして、「NT21」開局により、テレ朝系の番組がそちらに移って「いいとも」が放送されるようになりました。

 NSTの番組編成は、よく変わっていたので覚えてないことが多いです。

おおお、当時のNSTはフジ系とテレ朝系の両掛けだったんですねー。あ、でも、長さん追悼番組で「最大のライバルは欽ちゃん」と言っていたので、裏で『欽ドン』をやっていた時期もあるはず。主宰も『欽ドン』を観ていた記憶アリです。NSTさんは一時期『欽ドン』〜『土曜ワイド』というフジ→テレ朝の継投布陣を敷いていたということでしょうか。人気番組が密集していた土曜ゴールデンのなかで、平成の今も続いているのが唯一『土曜ワイド』って、なんだか納得のような不思議のような。日本人は時代を超えて「湯めぐり美人記者の秘湯に揺れる柔肌バラバラ殺人の謎!」がスキなのか……。



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