旭市上永井の飯岡灯台（いいおかとうだい）が“ロマンスの聖地”にふさわしい魅力的な観光資源としてブランド化を目指す日本ロマンチスト協会（長崎県雲仙市）から「恋する灯台」に選ばれた。

　今年は飯岡灯台や大須埼灯台（宮城県石巻市）など１１基が選ばれ，認定数は合わせて４０市町村４２基となった。

　「恋する灯台」は日本ロマンチスト協会と日本財団（東京都港区）が2016年から進めているプロジェクトで，「灯台に行くことが旅の目的」となるような灯台の魅力や楽しみ方を伝え，海への関心を高めることを目指している。

　飯岡灯台は九十九里浜の東端に位置する刑部（ぎょうぶ）岬（海抜約６０メートル）に1956年10月に設置された。コンクリート造りの白タイル張りで，高さ9・8メートル。飯岡漁港を出入りする漁船や付近を航行する船舶の道しるべになっている。また，隣接する飯岡刑部岬展望館からの眺めは「日本の夕陽百選」「日本夜景遺産」などにも選ばれた。

　　日本ジオパーク委員会は今年9月，地形の特徴や市民が自主的にガイドを務める取り組みを評価し，千葉県銚子市を、地域の地形や地質を楽しめる自然公園「日本ジオパーク」に認定した。

　銚子の観光客は東日本大震災で減少したまま。銚子ジオパーク推進協議会など関係者は，「校外学習などにも活用し、地域活性化に役立てたい」と，している。

　ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園です。火山や活断層でできた特色ある地形などを「地質遺産」として保護し、地学教育や観光に生かす仕組みが整った地域を指します。海外では、すでに25か国77か所（平成22年10月8日現在）が「世界ジオパークネットワーク」への加盟認定を受け活動しています。

電車：JR総武本線　特急「しおさい」東京⇔銚子（約1時間50分）
車：東京 ≪東関東自動車道≫ 佐原　≪国道356号≫ 銚子
　　東京 ≪東関東自動車道≫ 成田 ≪国道296号≫ 匝瑳 ≪国道126号≫
　　川崎 ≪アクアライン≫ 木更津 ≪館山自動車道≫ 千葉 ≪千葉東金道路≫ 横芝光 ≪国道126号≫ 銚子

　ＪＲ東日本は2017年12月4日、車内に自転車を置くスペースを設けた専用電車「Ｂ・Ｂ・ＢＡＳＥ」を，来年１月から千葉県の房総半島の路線で臨時列車として運行する。

　電車は通勤用車両を改造した6両編成。それぞれの座席の後ろに自転車を置く専用ラックを設けた。通常、電車に自転車を持ち込むには、折り畳むか解体して専用の袋に入れる必要があるが、そのまま持ち込んで簡単に固定できる。

　4号車は、自転車愛好家たちが談笑できるフリースペース。車体にはグレーを基調にスポーツ用自転車が描かれている。

　１編成の定員は９９人。通常の切符ではなく、旅行商品が発売される。