坂本龍馬記念館

(2002年・平成14年11月26日)

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 龍馬記念館(桂浜荘から)

龍馬記念館誕生のいきさつは、龍馬生誕150年(1985年・昭和60年)の前年にさかのぼるのだという。
つまり記念事業実行委員会発足がその始まりなのである。

その後建設に向けてあらゆるイベントが開催され、 1991年(平成3年)、龍馬記念館開館の日を迎えることとなる。
しかしその基本に流れているものは、青年達の募金運動によって昭和3年に龍馬像が建立された時のように、あくまで募金で!という精神なのだという。

私の一人旅の歴史にも龍馬生誕150年は、1982年の一人旅の、台座修復募金から関わっている。
その後1987年一人旅では、その建設予定地を目の当たりにし、いつかは必ずこの記念館に来たい・・・という思いが芽生えたのも当然なのかもしれない。

年月が流れ、1991年龍馬記念館が開設した話を聞いていた。
その開設後の11年たって、2002年一人旅でやっとここに訪れることになる。
実際龍馬記念館きて、建物・展示物・そこで働く人達の素晴らしさを感じた。
その素晴らしさは、龍馬像のように皆に愛され募金によって建てられた”思い”なのだと思った。。。

 入口の坂本龍馬

記念館入口すぐに龍馬の蝋人形であるが、
やはりその視線は、遠くを見ている。
目を細めて遠くを見つめる龍馬。
きっと世界や未来を見つめているのだろう。

江戸時代の人間なのに、この近代的な建物の中でも、
違和感なく、堂々としている。
新しもの好きの龍馬らしい。  


 龍馬ゆかりの人の銅像

高知の各地にある龍馬ゆかりの人々の銅像の写真。
9枚の写真が展示されており、
その半分くらいは実物を見ているが、
どの銅像も、凛々しく綺麗に整備されている。

やはりその中でも、龍馬の銅像の立派さを感じてしまうのは、
私だけであろうか?


 刀

龍馬が愛用していた陸奥守吉行
この刀は坂本家の家刀であり、
龍馬脱藩の時に、 姉が手渡したと言われている。

その陸奥守吉行は、
播磨守橘吉成の次男であり、上野大掾吉国の養子となった刀匠で、
陸奥中村にて土佐に移り住んだと言われている。
それが縁で、坂本家、龍馬の愛刀となったのであろう。  

今なお美しい刀身、
美術品としてだけ・・・、後世に残って欲しいと思う。


 ピストル

龍馬が愛用したといわれるスミス・アンド・ウェッソンのピストル。

上がスミス&ウエッソン2型 32口径  
下がスミス&ウエッソン第1型 22口径

上のピストルは、もとは高杉晋作のもので、上海で購入したものを、
龍馬に贈ったとされている。このピストルは寺田屋事件で紛失。
元込め6連発の銃。

下のピストルは、スミス&ウエッソン1型 22口径
寺田屋事件の後、鹿児島に保養に行った龍馬とお龍がそれぞれもっていた。
近江屋暗殺の時に、龍馬はこの銃を持っていたが、取り出すこともなく斬殺された。


このほか、
龍馬が書いた手紙や肖像画の掛け軸、写真、系譜、
幕末に関する歴史的資料、 ここには載せられない龍馬に関する貴重な展示物が山ほどあった。

斬新な形状の記念館の中に、静かに鎮座するそれらの資料。
それが逆に、何時間でもたたずみ、見入ることが出来るようになっているのだと改めて感心する。

是非、皆さんもこの龍馬記念館に行かれて、龍馬の実像に触れてみてはいかがであろうか。



  

 スタンプ

龍馬記念館の地下一階の展示室、
つまり見学コースの最後の所に、このスタンプがおいてある。
龍馬グッズは数ある中、こういうスタンプは、
そこでしか押せないだけに嬉しい記念である。  

なお、ここでスタンプを押していた時に、
受付にいた方が、「桂浜郵便局が近くにある」ことを教えてくれ、
そこに無事行くことが出来たことも、
このスタンプの良い思い出となっている。



 龍馬記念館の販売図書



 案内図録

A4サイズ 1800円

見た目、あまり派手ではないこの案内図録であるが、
そのシンプルさに似合わず中身はすごい。

カラー写真もふんだんに使われ、 龍馬記念館の展示物のすべてが載っている。
しかも解説も丁寧なものである。

最初、1800円の値段を聞いた時には、高いと思ったが、
紙も上質でページ数もあり、その内容を見ると安すぎるくらいである。  





坂本龍馬を知っちゅう?

A4サイズ23ページ 300円

こちらは値段もお手頃で、子供向けにイラストを交えて、
龍馬について書いてある。
しかし、けっして手を抜いているものでなく、
詳しく、分かりやすく書いてある。

裏表紙も、龍馬カルタのようになっていて、
心憎いばかりである。







(↑マウスを乗せると裏が見えます。)


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