龍馬記念館(桂浜荘から)
龍馬記念館誕生のいきさつは、龍馬生誕150年(1985年・昭和60年)の前年にさかのぼるのだという。
つまり記念事業実行委員会発足がその始まりなのである。
その後建設に向けてあらゆるイベントが開催され、 1991年(平成3年)、龍馬記念館開館の日を迎えることとなる。
しかしその基本に流れているものは、青年達の募金運動によって昭和3年に龍馬像が建立された時のように、あくまで募金で!という精神なのだという。
私の一人旅の歴史にも龍馬生誕150年は、1982年の一人旅の、台座修復募金から関わっている。
その後1987年一人旅では、その建設予定地を目の当たりにし、いつかは必ずこの記念館に来たい・・・という思いが芽生えたのも当然なのかもしれない。
年月が流れ、1991年龍馬記念館が開設した話を聞いていた。
その開設後の11年たって、2002年一人旅でやっとここに訪れることになる。
実際龍馬記念館きて、建物・展示物・そこで働く人達の素晴らしさを感じた。
その素晴らしさは、龍馬像のように皆に愛され募金によって建てられた”思い”なのだと思った。。。
このほか、
龍馬が書いた手紙や肖像画の掛け軸、写真、系譜、
幕末に関する歴史的資料、 ここには載せられない龍馬に関する貴重な展示物が山ほどあった。
斬新な形状の記念館の中に、静かに鎮座するそれらの資料。
それが逆に、何時間でもたたずみ、見入ることが出来るようになっているのだと改めて感心する。
是非、皆さんもこの龍馬記念館に行かれて、龍馬の実像に触れてみてはいかがであろうか。
龍馬記念館の販売図書
案内図録
A4サイズ 1800円
見た目、あまり派手ではないこの案内図録であるが、
そのシンプルさに似合わず中身はすごい。
カラー写真もふんだんに使われ、 龍馬記念館の展示物のすべてが載っている。
しかも解説も丁寧なものである。
最初、1800円の値段を聞いた時には、高いと思ったが、
紙も上質でページ数もあり、その内容を見ると安すぎるくらいである。
坂本龍馬を知っちゅう?
A4サイズ23ページ 300円
こちらは値段もお手頃で、子供向けにイラストを交えて、
龍馬について書いてある。
しかし、けっして手を抜いているものでなく、
詳しく、分かりやすく書いてある。
裏表紙も、龍馬カルタのようになっていて、
心憎いばかりである。
(↑マウスを乗せると裏が見えます。)