坂本竜馬への思い

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   坂本竜馬の銅像

坂本竜馬の銅像写真  写真は桂浜にある坂本竜馬の銅像である。

 この銅像は昭和3年、当時の高知県青年団と旧制中学海南学校の生徒達が、それまで全国的にはほとんど無名だった郷土の英雄、坂本竜馬への熱き思いを語りながら募金をつのり、その結果建てられたものである。
 台座は13m50cm、銅像そのものも5m25cmもある。台座には「坂本竜馬先生」と記され、建てた人達の尊敬の念が込められている。

 この竜馬の銅像は、太平洋を挟んで室戸岬にある中岡晋太郎の銅像と向かい合い、その中岡晋太郎と世界について語り合っているのだという説もあり、またアメリカに睨みをきかせているという説もある。
 悠然と太平洋を見る姿は、日本にある銅像の中でも秀逸の出来といえよう。

 私の3度の一人旅も、この銅像と会うためのものであり、最終目的地はここであった。この銅像の前に立ち、竜馬と語り合ったものである。

 竜馬ファンにとって、竜馬を愛するものにとって、、一度はこの桂浜の銅像に訪れ、その前に立って対面したことがあるであろう。

 しかし私が竜馬の銅像に対面するまでには、ニアミスなどを含めて二十数年の時がかかる・・・、その時の流れを追ってみよう。



○大河ドラマ

 NHKの大河ドラマの中で坂本竜馬の登場したものは何作かある。
その中で最も有名な作品と、心に残った作品について述べる。

北大路欣也の竜馬

 竜馬がゆく

 そのものズバリ司馬遼太郎原作の「竜馬がゆく」が大河ドラマの草創期(昭和43年)に、北大路欣也主演で放送された。
 しかし悲しいかな当時小学生の私は、まだ坂本竜馬の存在を知らず、この大河ドラマを見ないですごしてしまった。
 今この作品を見れなかったことを残念に思うし、もし出来ることなら、そのすべて見てみたい思いに駆られる。

   



藤岡弘の竜馬

 勝海舟

 その私が、坂本竜馬を始めて知るようになった大河ドラマは「勝海舟」であった。
「勝海舟」の中で藤岡弘演じる竜馬は、眼光鋭く男っぽいわりには、髪がボサボサでかなり変人的な印象を今でも持っている。
 さらに藤岡竜馬の話し言葉に驚いたものである。それはベタベタの高知弁であり、やけに乱暴で、それでいて暖かみのある言葉であった。後で知ったが藤岡弘は四国の愛媛県出身で高知弁に関しても身近な言葉であったのであろう。
その藤岡弘であるが、ちょうど仮面ライダーで脚光を浴び前途有望の俳優として、この大河ドラマの出演がきまったのである。彼自身坂本竜馬に心酔しており、この配役がきまったときには、大感激したという。


○修学旅行

ハンドブック  それ以後、私は高校時代に竜馬とニヤミスをしている。
それは高校2年の四国への修学旅行で、2日目は龍河洞、高知城と来て、まさに桂浜に泊まっているのである。宿泊先は桂浜荘で夜半から雨が降り、その雨が次の日まで続き、翌朝予定の桂浜散策、記念撮影がカットになっているのである。今にして思うとこの時が竜馬の銅像の初対面であったはずなのだろう。

左の「四国路」は、我が修学旅行のハンドブックであり、その汚れが時代を感じさせる。

 なお、この修学旅行についての思い出も、四国四県の中で記述する。


○司馬遼太郎「竜馬がゆく」

「竜馬がゆく」(文春文庫全8冊)

 上に載せてあるのは、司馬遼太郎原作・文春文庫版の「竜馬がゆく」である。
計8冊の長編小説であるが、このように表紙が色違いになっていることは、半分くらい読み進む頃にやっと気づいた。文庫本とはいえ美しい表紙であったと思う。

 私が坂本龍馬という人物に心から心酔していったのは、ある先輩が紹介してくれたこの「竜馬がゆく」を読んだことに始まる。まさに私が竜馬ファンとなった原点となった本である。

 司馬遼太郎の筆によって、坂本竜馬は見事に躍動する。
 幕末を舞台に、出来の悪い少年時代から逞しく成長していく様子、北辰一刀流の剣術修行、黒船来航によっての心の動き、勝海舟との出会い、千葉さなとの恋、維新回天に向けて東奔西走するさま、お田鶴様とのふれ合い、同志達との出会い・語らい・友情、薩長同盟、お竜との結婚、船中八策、そして暗殺・・・。

 その中で四国の美しさ・大らかさ、幕末時の若者のエネルギー、竜馬の誰からも愛される人間性が、爽やかに綴られ、それらすべてが私を引きつけて離さなくなった。
 それがその後の私の人生にとって、大きな影響を与え、私にとって 竜馬は無くてはならない存在となってしまったのである。

おそらく竜馬ファンの多くの人は、この「竜馬がゆく」を読み、私と同じように竜馬に心酔していった人も少なくないであろう。

もしまだ読んだことの無い方がいらしたら・・・、是非お薦めしたい本である。




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