反対咬合でも上顎前突でも、はたまた歯並びがガタガタでも、死にません。
でも、歯並びが悪いと虫歯や歯周病になりやすく、そういった病気になれば歯を失いますし、糖尿病や心疾患などの成人病になりやすくなります。(関連性は証明されてます。) 日本では健康保険が整備されておりますから、むし歯や歯周病の治療は大した金額がかかりません。(世界的に見たら、不当に安い値段で医師や歯科医師が使われているのが本当です。)
上顎前突(出っ歯)ならば、一番前に出ている前歯が転倒した時に欠けたり折れたり抜けたりする危険性が高まります、ここ浜松市の統計では、小中学校で1年に10人ぐらいが、歯への外傷に報告があります。)
i一番の問題は噛めないことです。
また、前歯部開咬なら発音が漏れます。タ行の構音ができません。嚥下も乳児型のままです。アナウンサーになって食レポなんて無理です。
☆口の機能(働き)のまとめ
食物をかむ | 人間は食べ物を口から取り入れ、消化してエネルギーを得て生きています。口はその入り口で、歯は食べ物を細かくする働きと、唾液(消化酵素)と混ぜる働きがあります。 |
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攻撃する | 手も足も出ない時は、かみつくしかありません。 |
運ぶ | ライオンなどの手を使えない動物は口を使って、子供を運びます。人間も手が使えない時には口を使いますね。 |
しゃべる | 口は構音器官でもあります。歯、歯ぐき、舌、唇を使って言葉をつくってゆきます。 前歯が無ければ、息が漏れます。 |
捕まえる、くわえる | 上下の歯やくちびるで物をくわえることができます。 |
嚥下(ゴックン)で使います | 嚥下(ゴックン)のさいに、上下の歯が咬み合わさり、下顎骨が固定されないとゴッコンができません。 |
見た目(審美的な問題) | 前歯がないと笑えません。 |
歯科矯正治療をするかどうかは、ご本人の意思とお財布の中との相談になります。基本的には「悪いところは治す。」だと思いますが、価値観や必要性はひとりひとり違いますので、無理じいはいたしません。おまかせします。
下顎左側第二大臼歯の舌側傾斜
舌側傾斜(内側に倒れている状態)と、食べかすがたまりやすく、虫歯や歯周円になりやいのです。何より、上の歯とかみ合わない。。
すれ違い咬合を治療中
上顎右側第二大臼歯は頬側傾斜、下顎右側第二大臼歯は舌側傾斜です。すれ違った状態で、かみ合わない。歯磨きも難しい。
すれ違い咬合の問題点
治療しないと将来虫歯と歯周炎になる危険性がある。→歯を抜かないといけなくなる。。