3中総−惨敗原因=志位「党の力不足」のみ
21議席→12議席・9減落選率トップ政党党首の党員騙し
志位・惨敗4真因を恣意的隠蔽
(宮地作成)
〔目次〕
〔真因1〕自己改革拒絶・過去の党犯罪史隠蔽美化隠蔽
〔真因2〕反安倍・避民進・嫌共産有権者の一時的受け皿効果消滅
〔真因3〕「市民と野党との共闘」不成立−政策共闘と選挙共闘との恣意的混同
〔真因4〕党勢全面的連続激減−PHN、決議読了率、中間機関、党財政
4、唯一生き残りコミンテルン型共産党の思考停止羊化赤色信者は何を選択?
〔関連ファイル〕 健一メニューに戻る
『2017年総選挙議席21→12へ惨敗』惨敗真因データ
志位報告『第3回中央委員会総会』2017年12月2日
〔小目次〕
〔真因1〕自己改革拒絶・過去の党犯罪史隠蔽美化隠蔽
〔真因2〕反安倍・避民進・嫌共産有権者の一時的受け皿効果消滅
〔真因3〕「市民と野党との共闘」不成立−政策共闘と選挙共闘との恣意的混同
〔真因4〕党勢全面的連続激減−PHN、決議読了率、中間機関、党財政
〔真因1〕、自己改革拒絶・過去の党犯罪史隠蔽美化隠蔽
志位は、共産党の自己改革を一貫して拒絶している。過去の党犯罪史を隠蔽美化隠蔽してきた。その「うぬぼれた排他的エリート」意識のままで、市民と野党との共闘を呼びかけている。その分裂棘抜き取りなしには、野党側が犯罪・反民主主義政党の共産党と「選挙共闘」をするはずがない。
2、イタリア・フランス・日本共産党の党改革・自己刷新・自己批判有無
3、党改革・自己刷新・自己批判皆無のままでの「共産党型選挙共闘」
3、党改革・自己刷新・自己批判皆無のまま「共産党型選挙共闘」
このままでは、何度呼びかけても、「政策共闘」だけなら応じるにしても、「選挙共闘」をする野党はでてこない。
〔真因2〕、反安倍・避民進・嫌共産有権者の一時的受け皿効果消滅
有権者の多くは、反安倍・避民進・嫌共産である。日本共産党は、いつまでも嫌いな政党第1位になっている。ただ、志位が大宣伝する「3回の躍進」は、野党側に受け皿が消滅していたという特殊政党条件が一時的に存在したからである。
しかし、2017年総選挙においては、小池の「排除」発言・失速により、立憲民主党が誕生した。それは、反安倍・避民進・嫌共産の有権者にとって、嫌いな政党第1位政党を受け皿にしないで、唯一の受け皿に急浮上した。志位は、受け皿政党から失速した。「3回の躍進」の特殊政党条件が消滅した。
〔真因3〕、「市民と野党との共闘」不成立−政策共闘と選挙共闘との恣意的混同
志位は、「市民と野党との共闘」を唱え、それが成立していると共産党員と有権者を騙してきた。共闘の実態は何か。
野党共闘には、2種類がある。(1)政策だけの一点共闘、または一致できる範囲の政策共闘である。もう一つは、(2)衆院選・参院選・都議選における「選挙共闘」である。政策協定・組織協定・候補者相互推薦が結ばれる。その中には、ゆるやかで、あいまいな協定もある。政策一致だけに基づく野党間の大衆運動だけの共闘とは異なる。
志位は、(1)政策だけの野党間大衆運動を、恣意的に(2)野党間の「選挙共闘」と混同させ、あたかも、「選挙共闘」も成立してきた、成立していると詭弁を使い、騙す党首を演じてきた。3中総決定においても、共産党員・有権者を欺こうと絶叫している。しかし、もはや、誰も騙されない。今後とも、沖縄県以外で、全国的な「選挙共闘」が成立する可能性は皆無である。
共産党系市民団体や共産党支持学者文化人も、「市民と野党との共闘」を唱えている。その内容として、恣意的に「政策共闘」と「選挙共闘」を混同させ、他市民を騙す志位の片棒を担ぐという犯罪的役割を果たしている。
〔真因4〕、党勢全面的連続激減−PHN、決議読了率、中間機関、党財政
〔小目次〕
1、PHN
2、決議読了率
3、中間機関
4、党財政
1、PHN
3中総「わが党は、この総選挙を、前回総選挙時比で、党員は94・1%、「しんぶん赤旗」読者は日刊紙92・8%、日曜版90・5%でたたかいました」
「全国の目標として、参議院選挙1年前の来年7月末までに、党員、「しんぶん赤旗」日刊紙読者、日曜版読者で、前回(2016年)参院選時を回復・突破することをめざします。これは党員で1万1千人、日刊紙読者で1万3千人、日曜版読者で6万3千人を増やすという目標」とした。
この数値は、2016年7月参院選時から現在までの16カ月間だけで、PHNの大量減退結果を証明した。P1万1千人・H1万3千人・N6万3千人が志位・共産党を見限った。日本共産党とは党内民主主義を抑圧・破壊し続ける犯罪政党と審判を下した党員・「しんぶん赤旗」読者のデータである。
PHNのデータは、全面的長期減退中を証明している。日本共産党の党勢力は、長期じり貧で、回復する可能性は皆無である。その見込みデータは下記に載せた。
2、決議読了率
3中総「党大会決定の読了の到達点は、決議で43・8%となっています」
第27大会は、2017年1月だった。その後、11カ月間経っても、長い「党大会報告」よりも短い「決議読了43・8%」とは何を意味するのか。公表党員数は、30万5千人である。30万5千人×43・8%≒13万3590人になる。11カ月後も、17万1410人の未読了党員は、党費納入拒否党員数ではないのか。支部会議にも出席拒否しているかもしれない。赤旗日曜版くらいは購読していても、日刊紙などは読んでいない。
日本共産党員の実質的員数は、3中総データから13万3590人と言える。しかも、高齢化で、高齢党員の死亡数が増えていくばかりになる。
3、中間機関
3中総「常勤常任委員が3人未満の地区が196地区(62・2%)、常勤常任委員がいない地区が23地区となっており、非常勤の同志を含めた機関体制の強化が強く求められます」
地区機関は、315と報告されている。常勤常任委員が2人以下では、地区業務が回っていかない、しかも、0人地区が、前回報告3地区→23地区に激増している。0人地区とは、その地区における機関紙赤旗収入額では、専従給与を払えられないという党財政破綻機関に崩壊している事実を暴露している。
4、党財政
党財政破綻の長期データは、下記のファイルで詳述した。今後、党財政か゜回復する見込みは絶無である。
1年間で、党費収入+3万円、機関紙収入−5億7174万円
公表党員数−3万8159人 月別党費納入党員数−3179人
〔小目次〕
3中総は、2014年12月前回総選挙時から2017年11月総選挙までのPHNの全面的減退%データを公表した。その減退数値を次回参院選までの1年7カ月間で増やせと指令した。
前回総選挙時比からの減退%
と1年7カ月間完全回復拡大目標
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党員拡大 |
日刊紙拡大 |
日曜版拡大 |
前回総選挙時比からの減退% |
94・1% |
92・8% |
90・5% |
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2019年7月の1年前=2018年7月までの8カ月間拡大目標 |
1万1千人 |
1万3千人 |
6万3千人 |
この拡大目標は実現可能なのか。それとも、志位の常套手段である実行不可能な空想的目標なのか。彼は、拡大方針の結果を公表・総括したことがない。いつも言い放しの無総括無責任党首である。下記7年間データを見れば、志位は、党員騙しの党内外ほら吹き犯罪者である。
過去7年間の赤旗HN部数の連続大量減紙データ
7年間で赤旗HN部数が増えた年度は皆無
HN |
(表5)11年度 |
(表6) 12年度 |
(表7) 13年度 |
(表8) 14年度 |
(表9) 15年度 |
(表10) 16年度 |
(表11) 17年度 |
7年間累計 |
年間結果 |
5.3万部減? |
27051 |
33452 |
41921 |
32161 |
31034 |
46222 |
26万4841 |
(表5) 11年度は推計 (表11)17年度は11月末までの合計
志位は、これらの長期データを隠蔽し、公表したことがない。
民青はほぼ完全崩壊している。民青地区機関は全面消滅したままである。2010年、志位は、共産党315地区中民青再建65地区と報告した。その後、沈黙隠蔽している。それも再び消滅した可能性が高い。民青実態に無知な宮本・不破・志位は、民青破壊犯罪に沈黙隠蔽したままで、「青年支部創設」を命令した。その机上の空論は弊害だけで、消滅した。志位は、「青年支部」創設→6000支部→消滅したので、沈黙・隠蔽している。
4、民青数の公表有無−「新日和見主義」〜現在
民青数は、1972年20万人だった。宮本・不破による民青破壊「新日和見主義」という対民青・民青内共産党員にたいするクーデターにより、2万人に激減した。その後、8000人→4000
人→2017年現在、民青公表9500人だが、実質2000人と言われている。志位は、正確な民青数を沈黙・隠蔽し続けている。民青も青年党員も消滅しつつある。
『新日和見主義「分派」事件』その性格と「赤旗」記事
『上田耕一郎副委員長の多重人格性』新日和見主義分派事件での思想検事役
共産党員の高齢化のテンポアッブにより、死亡党員数も増える一方である。日本共産党そのものが消滅危機に瀕してきた。どうしたらいいのか。何か旨い手口・方針はないか。
民青崩壊対策として、志位は、JCPサポーター制度発足、赤旗電子版構想を思い付いた。これで、民青が増えると錯覚・妄想している。JCPサポーター制度とは何か。すでに「共産党後援会」がある。志位は、3中総において、共産党後援会員が342万人いると豪語した。そのほとんどは、開店休業か、票よみ名簿すり替え報告数だけである。
赤旗HN購読者は113万人いる。342万人−113万人≒229万人は赤旗を購読しない後援会員である。その性質はJCPサポーター(後援者)そのものである。志位方針は、「青年支部創設」と同じで「共産党後援会」との重複構想になる。彼は、315地区・15000支部に命令し、サポーター数値を点検・集約する。
支部長1万5千人は、後援会員数・名簿をそのままサポーター数値として地区に報告し、地区・都道府県委員会・志位を騙す。相互に赤いペテンごっこがはびこる。最後の生き残り赤色新興宗教政党内部は消滅に向け、党内腐敗が爛熟する。
唯一の出口は、自ら日本共産党という生き残りの反民主主義・党内犯罪政党を解党するしかない。イタリア共産党・フランス共産党のように、自己改革をし、過去の党内犯罪データを公表するしかない。志位・不破にそんな勇気はない。哀れなトップたちは死ぬまで、赤色椅子にしがみつき続けるのか。
2、イタリア・フランス・日本共産党の党改革・自己刷新・自己批判有無
志位は、「3回の躍進」と大宣伝してきた。それは、反安倍・避民進・嫌共産の有権者が、受け皿政党がなくなったという特殊な一時的政党条件の中で奇跡的に生まれた躍進だった。立憲民主党という受け皿政党が出現したので、共産党=受け皿効果は消滅した。その結果が、共産党が落選率トップ政党に転落した。
志位は、その真因に沈黙・隠蔽し、「党の力不足」という抽象的総括で、党員騙しを謀った。彼は、その3中総詭弁によって、落選率トップ政党党首としての無責任居座りを企んでいる。党内外で彼への批判・不満が渦巻いている。しかし、democratic centralismという党内民主主義を抑圧・破壊し続ける反民主主義政党犯罪規約に隷従し、どの党員も声を上げない。沈黙の赤い春をまた迎える。
4、唯一生き残りコミンテルン型共産党の思考停止羊化赤色信者は何を選択?
資本主義世界で、東方の島国において、日本共産党が唯一生き残っている。党費納入党員数=党大会決議読了党員数は、志位が告白したように、短い「党大会決議読了43・8%」である。
公表党員数は、30万5千人である。30万5千人×43・8%≒13万3590人になる。第27回大会11カ月後でも、17万1410人の未読了党員とは何者なのか。党費納入拒否党員数ではないのか。支部会議にも出席拒否しているかもしれない。赤旗日曜版くらいは購読していても、日刊紙などは読んでいない。
日本共産党員の実質的員数は、3中総データから13万3590人と言える。彼らは、コミンテルン型共産党の生き残りで、思考停止羊化赤色信者のままである。この総選挙結果と志位の党員騙し3中総を読んで、今後何を選択するのだろうか。党費納入拒否党員数の一員へと決断するのか。ルビコン川まで行って、直前で立ちすくむままか。
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〔関連ファイル〕
『2017年総選挙議席21→12へ惨敗』惨敗真因データ
志位報告『第3回中央委員会総会』2017年12月2日