志位・参院選方針と赤旗現勢→回復不可能目標
参院選後2年2カ月間の減紙HN8万7245部→回復せよ!
衆院選後10カ月間HN3万4285部減紙のまま→回復せよ!
「大運動」後、10・11月2カ月間だけで、5802部減紙
(宮地作成)
〔目次〕
3、党費納入21.5万党員・地区委員1.5万人はどうするか?
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赤旗 (表9)15年「大運動」未回復3万4285部減紙のまま
2、既成4政党に提案+党内外大宣伝+マスコミ利用→「新提案」効果?
参院選1人区全32単独立候補目的の事前策略→志位5選択肢
2、志位「秘密報告」=参院選1人区全32単独立候補戦略の目的・意義
共産党議席15→5→4→3→3→8 比例代表5人当選7、16、26、35、46
アベノミクス批判有権者激増+受け皿政党自滅・分裂=批判票選択肢2つ
(1)政治不信と棄権投票率5.31%激減+(2)共産党への軒下・一時的雨宿り
参院選13年結果 総務省-(13)候補者別得票数(選挙区) 読売 朝日 毎日
1、志位・幹部会決議−参院選方針と赤旗回復目標
志位は、15年10月6日、幹部会決議を公表した。内容は、(1)16年7月参院選方針と(2)赤旗減紙の回復指令である。
『党勢拡大の飛躍的前進のために全党が立ち上がろう』10月6日
参院選目標は、5議席→8議席とした。党勢拡大「大運動」結果と方針のみ引用する。
「「大運動」での党勢拡大の到達は、入党決意が5051人(目標比25・4%)、「しんぶん赤旗」読者拡大では、日刊紙2610人増、日曜版1万444人増となった」。
「昨年の総選挙以降の全党的な後退傾向から前進に転じ、党員では3カ月連続前進、「赤旗」読者の日刊紙、日曜版では4カ月連続で前進したことは貴重な成果である」。
「「しんぶん赤旗」読者拡大では、一刻も早く前回参議院選挙時を回復・突破する(現状は、全党的に前回比で日刊紙93・4%、日曜版92・4%)。」
2、赤旗現勢15年9月末の推計と回復不可能目標
志位は、いつも「HN減紙%」しか言わない。具体的減紙部数を公表すると、21.5万党員・1.5万地区委員が赤旗拡大のやる気をなくす=賽の河原の石積み運動参加拒否率が激増するという恐怖に慄いているのか?
志位「HN減紙%」でなく、15年9月末赤旗現勢を、ややこしいが、推計する。
10年1月第25回大会、HN145.1万部−(H25万部・N120万部)
13年7月参院選、HN部数?
14年1月第26回大会、HN124.1万部−H21.8万部・N102.3万部である。
(表7) 13年1月〜12月末の赤旗公表毎月HN増減パターン
参院選前・少量拡大→参院選後・大量減紙→第26回大会前・少量拡大
総選挙後−大量減紙 |
参院選前−少量拡大 |
参院選後−大量減紙 |
26回大会前−少量拡大 |
年計 |
|||||||||
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
|
HN |
12286 |
3270 |
9103 |
3158 |
5055 |
5239 |
27615 |
7175 |
1875 |
2251 |
4509 |
7660 |
33452 |
H |
1896 |
364 |
1145 |
119 |
778 |
595 |
5411 |
904 |
280 |
263 |
594 |
1860 |
|
N |
10390 |
2906 |
7958 |
3039 |
4277 |
4664 |
22204 |
6271 |
1595 |
1988 |
3915 |
5800 |
|
12年度志位報告3万部減+13年度3万3452減=合計6万3452減
1、13年7月前回参議院選挙時の赤旗HN部数はどれだけだったのか。
(1)、参院選7月後6カ月間のHN増減−7月〜9月3万6665部減+10月〜12月1万4420部増=計2万2245部減
(2)、14年1月第26回大会HN124.1万部+前6カ月間2万2245部=13年7月参院選時点126万3245部
(表7) 13年1月〜12月末の赤旗公表毎月HN増減パターン
参院選前・少量拡大→参院選後・大量減紙→第26回大会前・少量拡大
2、15年9月末「幹部会決議10月6日」時点の赤旗HN部数はどれだけだったのか。
15年9月30日現在の赤旗HN部数の計算式は2種類ある。
〔計算式1〕、赤旗毎月公表部数に基づく数値→下記
「しんぶん赤旗」部数は、最高1980年355万部→2014年1月第26回大会124.1万部→12月衆院選後12月11355減+1月〜5月累計35975減=6カ月計4万7330部減!→「大運動」3カ月半回復・拡大数計1万3045部=2015年9月30日現在衆院選後減紙の未回復3万4285部減紙のまま!
(表9) 15年1月〜12月の赤旗公表毎月HN増減パターン
4月統一地方選前・少量拡大→統一地方選後・大量減紙
4月度HN3万4778部減、5月度HN5991部減→2カ月計4万0769部減
6月10日〜9月30日「党勢拡大大運動」、3カ月半だけで
「総選挙後12月〜5月減紙分HN4万7330部を増やせ!」→回復せよ
|
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10 |
11 |
12 |
年計 |
HN |
430 |
5224 |
沈黙 |
34778 |
5991 |
1498 |
6302 |
2549 |
2705 |
3716 |
2086 |
|
|
H |
288 |
492 |
沈黙 |
5265 |
655 |
415 |
987 |
740 |
468 |
1109 |
411 |
|
|
N |
142 |
4732 |
沈黙 |
29513 |
5336 |
1083 |
5315 |
1809 |
2237 |
2607 |
1675 |
|
|
年累計 |
430 |
4794 |
? |
29984 |
35975 |
34477 |
28175 |
25626 |
22921 |
26637 |
28723 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|||||||
回復計 |
1498 |
7800 |
10340 |
13045 |
9319 |
7233 |
|
|
|||||
回復率 |
3.1% |
16.4% |
21.8% |
27.5% |
19.6% |
15.2% |
|
|
3月−全党データなし・沈黙=東京・大阪のみ+=全党では後退?
15年4月度HN3万4778部減は、最近5年間中、最大の月間減紙数
総選挙後12月11355減+1月〜5月累計35975減=6カ月計4万7330部減!
回復率=「大運動」回復・拡大数計÷総選挙後6カ月計4万7330部減
「大運動」3カ月半回復・拡大数計13045、未回復3万4285部
「大運動」後、10・11月早くも5802部減!
(表9)15年「大運動」未回復3万4285部減紙のまま
14年第26回大会後1月〜12月4万1921部減紙+15年1月〜9月30日2万2912部減紙=26回大会後21カ月間6万4833減紙→2015年9月30日現在約117.6万部に激減した。
『志位「秘密報告」=参院選1人区全32単独立候補戦略の目的・意義』上記部数データ
〔計算式2〕、15年10月6日幹部会−前回比で日刊紙93・4%、日曜版92・4%
(2)、14年1月第26回大会HN124.1万部+前6カ月間2万2245部=13年7月参院選時点126万3245部
(3)、日刊紙・日曜版の比率は赤旗公表数値では不明→とりあえず、HN93・0%とする。
前回参院選時点126万3245部×HN93・0%≒117.5万部になる。
計算式2種類のHN数値は、ほぼ等しくなる。
3、13年7月前回参議院選挙時〜15年9月末「幹部会決議10月6日」時点までの2年2カ月間で、
どれだけHNが減ったのか? =「幹部会決議10月6日」拡大目標は何部なのか?
13年7月参院選時点126万3245部−15年9月30日現在約117.6万部=減紙HN8万7245部→「幹部会決議」回復・突破せよ!
志位は、2016年7月参院選までの「9カ月間で減紙HN8万7245部数を回復・突破せよ!」と1.5万地区委員・21.5万党員に命令した。
これほどの回復不可能・荒唐無稽な目標を指令する志位・常任幹部会員22人・幹部会員55人とは、何者なのか?
「幹部会決議」全員一致の幹部会員55人は、減紙HN8万7245部数を回復・突破できるなどと思っていない。どのような腐敗心理で、荒唐無稽目標を全党に指令したのか?
共産党第26回大会『中央委員会の機構と人事』常幹22人・幹部会員55人
3、党費納入21.5万党員・地区委員1.5万人はどうするか?
その対応データはすでに何回も出ている。
〔原因5〕、21.5万党員・1.5万地区委員の賽の河原石積み運動参加拒絶率激増中
(表10) 地区委員≒支部長1.5万人の参加拒絶数・率
HN拡大成果は、ほとんどが地区委員=支部長によるもの
減紙率=賽の河原の石積み運動後3カ月間の減紙÷HN拡大数
回 |
時期−公表地区数315 |
HN拡大数 |
成果地区委員数 |
参加拒絶地区委員 |
拒絶率 |
後3カ月間減紙 |
減紙率 |
根拠 |
第1回 |
11年7月4日〜12年9月、拡大運動連続15カ月間 |
4354 |
ほぼ全員0? |
15000? |
100%? |
30748 |
/ |
5 |
第2回 |
13年9月〜12月党大会前〜14年1月、5カ月間 |
15031 |
15031以下 |
0? |
0%? |
34748 |
231.1% |
7 |
第3回 |
14年5月15日〜7月末、2カ月半 |
12410 |
12410以下 |
2590 |
17.2% |
19583 |
157.8% |
8 |
第4回 |
総選挙直前・14年11月、1カ月間 |
3607 |
3607以下 |
11393 |
75.9% |
6561 |
181.9% |
8 |
なし |
15年4月統一地方選前2月、1カ月間 |
5224 |
5224以下 |
9776 |
65.1% |
40769 |
780.4% |
9 |
第5回 |
15年6月10日〜9月末、3カ月間半 |
13054 |
13054以下 |
1946 |
13,0% |
5802 |
|
|
地方議員・候補者以外の一般党員は、ほぼ全員が賽の河原の石積み運動参加拒絶
第2回後の減紙数は、4カ月間数値、第3回後の減紙数は、5カ月間数値。根拠は(表)数
「大運動」後、10・11月2カ月間だけで、5802部減紙
この(表10)データは何を示しているか。
(1)、赤旗HN拡大成果は、地区委員・支部長1.5万人中の一部%しか挙げていない。315地区委員会中、参加拒絶地区委員・支部長の拒絶率は、2014年11月〜15年にかけ、75.9%・65.1%ときわめて高い。拒絶率は、異常に激増した。
(2)、「拡大月間」「躍進月間」の党中央指令は、315地区委員会総会すべてが拡大目標を討論し、地区委員・支部長1.5万人の全員100%が賛成した。赤旗HN部数ピーク1980年以降の35年間にわたり、党勢PHN拡大方針に反対した常幹・幹部会員・都道府県委員長・地区委員長は一人もいなかった。それだけでなく、地区委員・支部長1.5万人でも反対者は皆無だった。その性質は、まさしく「赤色・大政翼賛総会」が、35年間続いた反民主主義システムだったことを証明するデータである。
(3)、1980年赤旗部数ピーク355万部以降、赤旗が減り続けても、各種の全総会・党会議・党大会で、「計画的党勢拡大路線と目標・方針に全員一致」がなされてきた。そんな政党の異様な党内民主主義実態をどう考えればいいのか。スターリン時代の党会議・党大会における「全員起立、歓声ウラー、スターリン万歳、鳴り止まぬ拍手」がないだけで、本質は、スターリン時代とまったく同一の「官僚主義的中央集権制」会議である。
以上 健一メニューに戻る
〔関連ファイル〕
赤旗 (表9)15年「大運動」未回復3万4285部減紙のまま
2、既成4政党に提案+党内外大宣伝+マスコミ利用→「新提案」効果?
参院選1人区全32単独立候補目的の事前策略→志位5選択肢
2、志位「秘密報告」=参院選1人区全32単独立候補戦略の目的・意義
共産党議席15→5→4→3→3→8 比例代表5人当選7、16、26、35、46
アベノミクス批判有権者激増+受け皿政党自滅・分裂=批判票選択肢2つ
(1)政治不信と棄権投票率5.31%激減+(2)共産党への軒下・一時的雨宿り
参院選13年結果 総務省-(13)候補者別得票数(選挙区) 読売 朝日 毎日