日本共産党政治資金2017年度報告の表裏
1年間で、党費収入-1450万円、機関紙収入−4億5851万円
公表党員数−8万3144人 月別党費納入党員数−6929人
(宮地作成)
〔目次〕
1、総務省−日本共産党2017年度政治資報告の収入分データ 2018年11月30日
1、総務省−日本共産党2017年度政治資報告の収入分 (表1)
2、「しんぶん赤旗」−日本共産党2017年度政治資金報告 党員数隠蔽 (表2、3)
1、日本共産党政治資金収入分22年間の総務省公表データ(表4)
2、日本共産党30年間党費納入党員数報告数値と党費納入率(表5)
3、不破規約・綱領路線18,年間の党員数・政治資金収入総額比較(表6)
1、総務省−日本共産党2017年度政治資金報告の収入分データ 2018年11月30日
〔小目次〕
1、総務省−日本共産党2017年度政治資報告の収入分 (表1)
2、「しんぶん赤旗」−日本共産党2017年度政治資金報告 党員数隠蔽 (表2、3)
この報告内容は、日本共産党HPにおける『日本共産党の政治資金報告の概要』数値−2017年12月1日しんぶん赤旗記事と合致している。ただ、共産党は、いつもと同じく、「党員数」の延べ2010年度3045049人→11年度2965895人→15年度延べ2,836,223人→16年度延べ2,798,064人→17年度延べ2,714,920人=8年で33万0129人減を隠蔽している。
党員数を赤旗で党内に公表するのは、都合が悪いのか。政府・総務省に報告し、公安調査庁に筒抜けになっても、支部・党員にたいし、党員数を隠す理由は何か。
(表1) 総務省−日本共産党2017年度政治資金報告の収入分
日本共産党中央委員会(1/8)〔表紙、収支の総括表、収入(1)〕
(1)個人の負担する党費 又は会費
金額 628,406,813円
員数(党費又は会費を納入した人の数)延べ2,714,920人
2、「しんぶん赤旗」−日本共産党2017年政治資金報告 党員数隠蔽
(表2) 日本共産党2017年度政治資金報告の収入分
|
『2017年 政治資金収支報告』/共産党 財務・業務委員会岩井鐵也責任者談話
日本共産党中央委員会(1/8)〔表紙、収支の総括表、収入(1)〕
(表3) 日本共産党の10年〜17年政治資金報告の収入・党員数比較
増減数は前年比
|
総務省への報告数 |
日本共産党公表数 |
||||||
|
党費収入(円) |
機関紙収入(円) |
党費納入党員数延べ |
月平均党費納入数 |
公表党員数 |
党費納入率 |
月平均党費納入数 |
党費納入拒否党員 |
2010年 |
8億2061万 |
208億6694万 |
304万5049 |
25万3754 |
40万6000人 |
? |
? |
? |
2011年 |
7億7661万 |
199億4772万 |
296万5895 |
24万7157 |
40万6000人 |
? |
? |
? |
2012年 |
7億2707万 |
203億0453万 |
291万6535 |
24万3044 |
31万8000人 |
67.9% |
21万5922 |
10万2078 |
2013年 |
6億9912万 |
196億1350万 |
292万5662 |
24万3805 |
30万5000人 |
? |
? |
? |
2014年 |
6億9532万 |
194億6228万 |
285万6189 |
23万8015 |
30万5000人 |
? |
? |
? |
2015年 |
6億4287万 |
190億1796万 |
283万6223 |
23万6351 |
30万5000人 |
? |
? |
? |
2016年 |
6億4290万 |
184億4622万 |
279万8064 |
23万3172 |
30万5000人 |
? |
? |
? |
2017年 |
6億2840万 |
179億8771万 |
271万4920 |
22万6243 |
|
|
|
|
増減数 |
-1450万円 |
-4億5851万 |
-8万3144人 |
-6929人 |
−1万3000人 |
|
|
|
増減率 |
-2.4% |
-2.97% |
-2.9% |
−4.0% |
|
|
|
2012年機関紙収入増加は、赤旗日刊紙500円値上げによるもの
2012年党費納入率67.9%は、志位8月秘密報告→21.5万人
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
〔小目次〕
1、日本共産党政治資金収入分22年間の総務省公表データ(表4)
2、日本共産党30年間党費納入党員数報告数値と党費納入率(表5)
日本共産党HPの政治資金データは、1995年以降の22年間を載せている。1997年はなぜかない。総務省公表データの内、収入分のみを(表)にした。
党費収入総額、機関紙誌書籍収入総額、繰越金、預貯金残高について、(1)総務省データと(2)共産党HPデータは同一金額である。ただ、共産党HPは年間党費納入者数を意図的に削除していて、総務省報告にしかない。
(表4) 共産党政治資金収入分22年間の総務省公表データ
繰越金・預貯金残高とも22年間ほぼ連続激減データ
年 |
党費収入 |
機関紙誌書籍収入 |
収入合計 |
繰越金 |
預貯金残高 |
1995 |
13.4 |
277.9 |
311.0 |
69.4 |
52.9 |
96 |
14.3 |
270.4 |
304.0 |
69.2 |
59.1 |
98 |
13.7 |
272.6 |
308.5 |
83.0 |
68.0 |
99 |
13.6 |
256.0 |
302.3 |
86.0 |
71.2 |
2000 |
13.2 |
281.1 |
327.8 |
74.1 |
62.5 |
01 |
12.6 |
291.7 |
342.8 |
67.5 |
56.8 |
02 |
12.6 |
282.1 |
334.2 |
53.2 |
15.2 |
03 |
12.1 |
260.0 |
307.1 |
44.4 |
11.1 |
04 |
11.3 |
251.2 |
300.6 |
20.7 |
11.1 |
05 |
10.9 |
240.7 |
284.1 |
11.3 |
5.9 |
06 |
10.0 |
230.9 |
281.9 |
22.0 |
8.2 |
07 |
9.5 |
221.5 |
264.8 |
22.7 |
7.1 |
08 |
9.1 |
215.5 |
249.6 |
22.2 |
15.1 |
09 |
8.9 |
214.1 |
246.2 |
16.2 |
6.9 |
10 |
8.2 |
206.2 |
237.4 |
10.6 |
4.5 |
11 |
7.7 |
199.4 |
234.1 |
12.6 |
4.5 |
12 |
7.2 |
203.4 |
245.5 |
10.4 |
6.4 |
13 |
6.9 |
196.1 |
225.4 |
11.9 |
4.4 |
15 |
6.4 |
190.1 |
238.2 |
14.3 |
|
16 |
6.4 |
184.4 |
216.7 |
12.3 |
|
17 |
6.2 |
179.8 |
212.6 |
10.3 |
|
単位は億円。収入合計は、寄付・借入金などを含む
00年不破規約綱領路線確立・赤旗年度途中値上増収→01年赤旗年度当初からの値上増収
繰越金とは、その年度から翌年への繰越金額・百万円以下切捨て―99年最高から連続激減
12年度機関紙誌の増加額は、12年赤旗日刊紙2900円→3400円への500円値上効果
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
30.5万人−21万5922人≒8万9078人が離党を拒絶されている党員数である。彼らは、様々な理由・傷を持っている。もはや党に戻ることはない。
(表5) 共産党30年間の党員数報告数値と党費納入率
総務省公表−共産党HP非公表 |
共産党公表 |
|||
年・党大会 |
党費納入党員年間総計 |
1カ月間平均党員 |
公表党員数 |
党費納入率 |
1987・第18 |
最高3586808 |
298901 |
最高490000 |
61.0% |
1990・第19 |
3448750 |
287396 |
480000 |
59.9% |
1994・第20 |
最低3129769 |
260814 |
最低360000 |
72.4% |
2000・第22 |
3202455 |
266871 |
386517 |
69.0% |
2004・第23 |
3223973 |
268664 |
403793 |
66.5% |
2006・第24 |
3142808 |
261900 |
404299 |
64.7% |
2010・第25 |
3045049 |
253754 |
406000 |
62.5% |
2011・11 |
2965895 |
247157 |
406000 |
62.5% |
2012・11 |
2916535 |
243044 |
318000 |
67.9% |
2013・11 |
2925662 |
243805 |
305000 |
67.9%? |
2014・11 |
2856189 |
238015 |
305000 |
67.9%? |
2015・11 |
2836223 |
236351 |
|
|
2016・11 |
2798,064 |
233172 |
|
|
2017・11 |
2714,920 |
226243 |
|
|
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
不破哲三は、2000年規約全面改定、2004年綱領全面改定をした。別ファイルに書いたように、不破規約・不破綱領路線の実質的な確立は、2000年第22回大会だった。それ以降における党員数、党費収入、機関紙部数、機関紙誌書籍収入の18年間増減比較をする。
機関紙収入だけは、2001年からとする。01年とは、赤旗カラー印刷導入により、赤旗年度当初からの値上げ増収となった時点だからである。増減といっても、一貫して党員数・機関紙部数減少→いずれも収入減収となっており、増えた年度は一度もない。
(表6) 党費収入・機関紙収入・党員数増減の18年間比較
総務省への報告17年度 |
共産党公表17年1月末時点 |
||||
期間 |
年間党費収入 |
年間機関紙収入 |
|
党費納入党員数 |
機関紙部数 |
2000年・第22 |
13.2 |
291.7 |
00年・第22 |
38万6517人 |
199.0 |
2013年度・14年11月末 |
6.9 |
196.1 |
12年8月末 |
30万5000人 |
124.0 |
2015年度・16年11月末 |
6.4 |
190.1 |
|
|
|
2016年度・17年11月末 |
6.4 |
184.4 |
17年1月・第26 |
30万5000人 |
113.0 |
2017年度・18年11月末 |
6.2 |
179.8 |
|
|
|
前年比減少数・減収額 |
−0.2 |
−4.6 |
|
−8万1517人 |
−11万 |
減少率・減収率 |
−3.1% |
−2.4% |
|
−21.0% |
−37.6% |
党員納入党員数は毎月平均、年間党費収入・年間機関紙収入は億円
年間党員収入・機関紙収入は、18年11月28日の総務省政治資金報告書数値
党費納入党員数は、12年8月志位の都道府県委員長会議報告30.5万人
(党員数のウソ)=31.8万人でなく→秘密報告における実質党員数21万5922人
12年8月志位の都道府県委員長会議報告30万5000人
34年間連続減紙で65.0%減→地区専従33.2%リストラ・死亡
専従0人地区→11地区=地区数315→実質304に減
共産党『日本共産党の財政−政治資金収支報告』95年〜09年度、以後報告なし
地区専従13年間で458人・33.2%リストラ+毎年6000万円横領常幹
【月刊正論】幹部の収入を暴露! 日本共産党の元党員の私が20の疑問に答えます 篠原常一郎
34年間連続減紙で65.0%減→地区専従33.2%リストラ・死亡
専従0人地区→11地区=地区数315→実質304に減
資本主義世界で最後に生き残っているコミンテルン型共産党の余命
以上 健一メニューに戻る