総選挙13議席増と赤旗連続大量減紙との反比例増幅

 

選挙投票行動時だけの一時的軒下雨宿り

 

2014年、共産党からの永続的離脱傾向継続・増幅

 

12月度H−1844・N−9511 →100万部割れ↓

14年総選挙比例代表得票数606万2942÷N1人当り6.14≒98万7449部↓

 

(宮地作成)

 〔目次〕

   1、2014年総選挙議席8→21=+13増加と有権者投票行動の性質

     1、2014年総選挙議席13増加結果(表1)

     2、有権者行動の性質−選挙投票時だけの一時的軒下雨宿り先

   2、34年間赤旗連続大量減紙と読者の永続的離脱傾向継続の性質(表2、3)

   3、2014年総選挙議席13増加と12〜14年赤旗連続大量減紙の反比例

     1、2014年総選挙議席8→21=+13増加データ(表4)

     2、12〜14年赤旗連続大量紙という反比例増幅データ(表5、6)

      第26回大会後12カ月間、減紙未回復4万1953部→12月以降で、減紙部数膨らむ?

      12月度H−1844・N−9511 →100万部割れ↓

      14年総選挙比例代表得票数606万2942÷N1人当り6.14≒N98万7449部↓

 

 〔関連ファイル〕     健一メニューに戻る

    共産党常幹『総選挙の結果について』

    『日本共産党の総選挙結果6回分データ』2012年総選挙結果

         議席−1、得票数−125.4万票、得票率−0.91%、

         供託金没収額8億3100万円、没収者率80.1%

 

 1、2014年総選挙議席8→21=+13増加と有権者投票行動の性質

 

 〔小目次〕

   1、2014年総選挙議席13増加結果

   2、有権者行動の性質−選挙投票時だけの一時的軒下雨宿り先

 

 1、2014年総選挙議席13増加結果

 

 共産党常幹は、総選挙結果の評価を公表した。

 

    共産党常幹総選挙の結果について/

 

(表1) 6回目の小選挙区比例代表並立制総選挙

 

比例議席

得票数(万票)

得票率(%)

96

24

727(小)  710(比)

13.08(小)  12.55(比)

00

20

735(小)  663(比)

12.08(小)  11.23(比)

03

9

484(小)  459(比)

8.13(小)  7.76(比)

05

9

494(小)  492(比)

7.25(小)  7.25(比)

09

9

297(小)  494(比)

4.22(小)  7.03(比)

12

8

470(小)  368(比)

7.87(小)  6.13(比)

14

20

704(小)  606(比)

13.30(小)  11.37(比)

前回比

12

234(小)  238(比)

5.43(小)  5.24(比)

 

 

 

 2、有権者行動の性質−選挙投票時だけの一時的軒下雨宿り先

 

 この性質にたいし、12013年参院選結果にたいし、多くの人が的確に指摘している。(2)2014年総選挙結果の見方も同じであろう。朝日世論調査にあるように、「野党魅力なし」有権者が、()政治不信と棄権・比例代表投票率52.65%に激減()共産党への選挙投票時だけの軒下・一時的雨宿りだった。しかも()「野党魅力なし」=「受け皿政党の壊滅・消滅」さらなる増幅があった。

 

    朝日『自民大勝理由「野党魅力なし」72% 朝日新聞世論調査』2014年

·             『世論調査―質問と回答〈12月15、16日実施〉』2014年

 

 共通する基本的な見方は、次である。アベノミクス批判有権者激増受け皿政党自滅・分裂批判票選択肢2つ()政治不信と2013年参院選における棄権投票率5.31%激減()共産党への軒下・一時的雨宿りだった。

 

 次は、『日本共産党・民青同盟悪魔の辞典』2013年8月25日参院選後に載った記事である。ただし、共産党京都府委員会は、後に共産党HPから、下記箇所を削除してしまった。その後、再掲載をした。

 京都民報 経済問題への提言で有名な浜矩子同志社大教授インタビューなのだが。これはすごい!

 

 日本共産党が躍進した要因と、今後期待することはありますか。

 

 「アベノミクス」を真っ向から批判し、憲法改正や原発推進をすすめる自民党政治に対し、明確な反対姿勢を貫いたことが集票力の高まりにつながった。日本共産党という党がなければ、反自民票の確たる受け皿が何もない。そんな危機的な政治状況の中での選挙でしたね。つまり、「他に投票するところがないから入れた」という層からの集票だったということです。

 

 今回の選挙では「まさか自分が共産党に投票するとは考えてもなかった」という人が悩みに悩んだ末、絶望のはけ口のような形で共産党に投票したケースもあったと思います。

 

 そのような側面から日本共産党は目をそらしてはいけない民主党は自分たちの敗因をしっかり見据える必要がありますが、共産党も自らの勝因を誤解しないようにしなければいけない。真価が問われるのはこれからです。変に舞い上がって冷静さを失わないようにしてほしい。政治に関する責任の重さは与党も野党も同じです。鋭い切り口と広い視野をもって政策批判を展開していく。それが仕事です。

 

    『共産党参院選5回結果と2013年結果・評価』

      共産党議席15→5→4→3→3→8 比例代表5人当選順位−7、16、26、35、46

      今後3年間=2016年までの展望−国政選挙なし?

      志位〔アキレス腱3つ〕と16年への空想的願望

      7月度H5411部減・N22204部減、8月度H904部減・N6271部減

 

 

 2、34年間赤旗連続大量減紙と読者の永続的離脱傾向継続の性質

 

 共産党党勢力の根幹データとなる赤旗HN読者は、2013年7月参院選結果に比例して、増えたのか。赤旗読者の長期データはどうなっているのか。日本共産党とは、1980年赤旗読者数ピーク以降34年間連続大量減紙政党ある。参院選結果と党勢力の根幹データとは、反比例関係になった。それらのデータを検証する。

 

(表2) 34年間連続減紙政党=10年単位の激減数・%

 

80

90

00

101

141

差引減

大会

15

19

22

25

26

34年間

HN

355

286

199

145.4

124.1

230.9

内H

54

35

25

21.8

 

内N

232

164

120

102.3

 

HN増減

69

87

53.6

21.3

 

減紙累計

69

156

209.6

230.9

 

減紙率

19.4

43.9

59.0

65.0

65.0

1980年とは、東欧・ソ連の経済停滞・人権侵害犯罪情報で、ヨーロッパ共産党全体が

党員数・読者数・国政選挙結果で全面後退開始→日本共産党も同じく、赤旗ピーク終了

1990年とは、89年〜91年東欧・ソ連10カ国と前衛党のいっせい崩壊中

=ヨーロッパの資本主義国コミンテルン型共産党も、同時いっせい崩壊・壊滅

日本共産党だけが資本主義世界のコミンテルン型共産党として唯一生き残っている

 

(表3) 34年間=党大会毎の読者大量離脱政党

 

80

82

85

87

90

94

97

00

04・1

061

101

141

大会

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

HN

355

339

317.7

317.5

286

250

230

199

173

164

145.4

124.1

内H

54

50

40

35

30

28

25

21.8

内N

232

200

190

164

143

136

120.4

102.3

増減

16

21.3

0.2

31.5

36

20

31

26

9

18.6

21.3

25回・26回大会は、HN部数の区別なし→それ以前の比率で推計

2014年1月第26回大会現数のみ 新鮮味 党改革方針皆無

第26回大会直後2月度早くもH2146減・N5763減=計7909減

 

 党大会比較で、1980年第15回大会〜2014年第26回大会までの12回の34年間赤旗部数は毎回激減している。宮本・不破・志位は、賽の河原の石積み運動に執着し、衰弱死突入政党変質させた。

 

    『赤旗新聞社政党−連続大量減紙・財政逼迫の長期データ』

       34年間連続減紙で65.0%減→地区専従33.2%リストラ・死

       専従0人地区→11地区=地区数315→実質304に

       「躍進月間」直後・8月度H−1151、N−3921入党決意者?+531

                   9月度H−784、N−2763入党決意者?+525

                  10月度H−714、N−2497入党決意者?+587

 

 

 3、2014年総選挙議席13増加と12〜14年赤旗連続大量減紙の反比例

 

 〔小目次〕

   1、2014年総選挙議席8→21=+13増加データ

   2、12〜14年赤旗連続大量減紙という反比例増幅データ

 

 1、2014年総選挙議席8→21=+13増加データ

 

 総務省HPの「当選順位」まだ公表されていない。それ以外の結果データを載せる。

 

(表4) 当選10ブロックの得票率・当選順位

 

ブロック

定数

当選

得票率

当選順位−14未公表

05年→09年→12年→14

05年→09年→12年→14

北海道

8

01

           →12.09

            →8

東北

14

11

6.245.895.929.89

1314位1314

北関東

20

12

6.646.265.6811.67

12位→121520

東京

17

13

8.849.618.9215.37

981017

南関東

22

13

6.847.005.8611.90

12位→121422

北陸信越

11

01

           →10.14

            →11

東海

21

12

6.325.835.439.59

13131621

近畿

29

24

9.679.567.5212.84

81929816261024

中国

11

01

           →9.19

            →11

九州沖縄

21

12

5.805.275.069.13

15161521

180

820

7.257.036.1311.37

96

00

03

05

09

12

14

24

20

9

9

9

8

20

12.55

11.23

7.76

7.25

7.03

6.13

11.3

 

11ブロック中、四国のみ当選者なし。沖縄1区は小選挙区で初当選

 

 2、12〜14年赤旗連続大量減紙という反比例増幅データ

 

(表5) 13年10月〜14年7月の赤旗公表毎月HN増減パターン

 

第1次党勢拡大運動→第2次党勢拡大運動→26回大会

 

第26回大会前・少量拡大→後・大量減紙→「躍進月間」2カ月半

 

 

1

26回大会前−少量拡大 第

26回大会後−大量減紙

躍進月間2カ月半

 

15カ月

10

11

12

1

2

3

4

5

6

7

HN

4354

2251

4509

7660

611

7909

後退

後退

2814

9600

1541

263

594

1860

95

2146

後退

後退

増勢

440

1600

2813

1988

3915

5800

516

5763

後退

後退

後退

2374

8000

次「党勢拡大大運動」2011年7月4日〜12年9月

前代未聞連続拡大運動期間15カ月間→結果HN4354大量減紙

 

次「党勢拡大大運動」2013年9月〜14年1月

10月〜12月党大会〜1月=4カ月間の少量拡大+15031部

 

第26回大会直後2月度早くもH2146減・N5763減=計7909減

3月度HNとも後退・部数沈黙=2月度以上の大量減紙か?

4月度HNとも後退・部数沈黙=2月度以上の大量減紙か?

2月〜4月度〜5月15日、HN合計3万4748部減

 

    『党勢後退テンポに志位悲鳴→「躍進月間」5月15日〜7月末』

        第26回大会後4カ月間党員99.6%、3068人離党・死亡

        HNとも97.2%4カ月間3万4748部減紙

 

 第26回大会前・少量拡大部数+15031部は、党大会後の4カ月間HN合計3万4748部減丸ごと吹っ飛んでしまった。

 

「躍進月間」2014年5月15日〜7月末−拡大目標HN合計3万4748部以上

5月度H増勢・Nわずかに後退部数沈黙・党員入党決意者?681人

6月度+440・N+2374・党員入党決意者1529人

7月度+1600・N+8000・党員入党者3000人近い

「月間」中HN+12410減紙未回復2万2370部

 

(表6) 「躍進月間」直後からも大量連続減紙

 

「躍進月間」直後・8月度H−1151、N−3921入党決意者?+531

           9月度H−784、N−2763入党決意者?+525

          10月度H−714、N−2497入党決意者?+587

      12月度H−1844、N−9511入党?+452

 

 

1411月1日赤旗まつりまで

〜2015年4月統一地方選まで

統一地方選

 

8

9

10

11

12

1

2

3

4

5

6

7

8

HN

5072

3547

3216

3607

11355

 

 

 

 

 

 

 

 

1151

784

719

781

1844

 

 

 

 

 

 

 

 

3921

2763

2497

2826

9511

 

 

 

 

 

 

 

 

累計

 

8619

11835

8228

19583

 

 

 

 

 

 

 

 

14年11月1日赤旗まつり〜2015年4月統一地方選

「月間」中HN+12410「月間」直後3カ月間−11835=差引HN+575部

第26回大会後12カ月間、減紙未回復4万1953部12月以降で、減紙部数膨らむ?

12月度H−1844・N−9511 →100万部割れ↓

14年総選挙比例代表得票数606万2942÷N1人当り6.14≒98万7449部↓

 

以上  健一メニューに戻る

 〔関連ファイル〕

    共産党常幹『総選挙の結果について』

    『日本共産党の総選挙結果6回分データ』2012年総選挙結果

         議席−1、得票数−125.4万票、得票率−0.91%、

         供託金没収額8億3100万円、没収者率80.1%