record zabadak 新メンバーお披露目セッション record

'99.6.07 at 吉祥寺 Star Pine's Cafe

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曲目表

01.なかなかおわらないうた
02.psi-trailing
03.光の庭で
04.遠い音楽
05.パルケ・エスパーニャ
06.妖精達の組曲
07.かわおどり(仮名(笑))
08.風の図鑑
09.?(新曲だそうです)
10.harvest rain
11.GOODBYE EARTH
12.双子の星
13.オハイオ殺人事件
14.人形たちの永い午睡
15.夢を見る方法
16.わにのゆめ
17.easy going

〜〜アンコール〜〜
18.光降る朝
19.永遠の森

なけなしの自分の記憶より……間違いがあるかもしれません。
また、はじめて聴く曲の表記は、感覚で文字にしているので実際と違うかもしれません。


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去年の秋の『はちみつレポート』に行けなかった私にとっては、ちょうど1年ぶりのzabadakのライブ。
今年は、平日のライブだからって諦めたりはしないっ……というわけで職場を定時ジャストで逃げ出して、いざ吉祥寺へと中央線に飛び乗ったのでありました。

吉祥寺Star Pine's cafe は、椅子とテーブルが設けられたバータイプのライブハウス。
雰囲気は去年のClub Quattroを少し小さくした感じ……(でっかい柱があるところも似てる(笑))
会場内に流れていた音楽が、どことなくzabadakのインストゥルメンタルに似ていて良い感じでした。

本当は、2階のテーブル席で観たかったのですが、1階も2階もすでに席は一杯……
しょうがないので、ワインクーラーを飲みつつ右側の壁にもたれて開演を待ってました。

しかし、狭くて暑い……特にスーツを着ていた上に、もはや脱げなくなってしまった分きつかったです。
人の熱気がすごい……大丈夫かなぁ、もつかなぁと思い続けてた長い待ち時間を経て、ようやくライブは始まったのでした。

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まずバイオスフェアの新人さん、林邦洋さんの4曲のオープニングアクト。
ギター1本に弾き語りの純粋なフォークで、力強い歌声でした。
……のですが、この時の私は暑さのせいで余裕がなかったのであまりちゃんとは聴けなかったのです……

その後しばらくして、いよいよ吉良さんが一人でステージに登場。
「さわやかな林君のあとは、うさんくさいおっさんやお姉さん達が……」とのたまいつつ(笑)、1曲目『なかなかおわらないうた』。
1年ぶりに聴く吉良さんの歌声が、ゆったりと狭い会場に響いて、不思議と先程までの暑さがほどけていく気がしました。
……この日はゆったりした曲から始まってくれてありがたかったかも。

この曲は幼い息子さんの草太郎君にあてて作ったものだそうですが、吉良さん曰く、
『君もいつかうたをうたうんだろう それまで僕が君にうたう〜』ってあるんだけど
すでに(草太郎君が)歌ってるから、もう歌わなくてもいっか?……とのこと(笑)。

続いてギターから流れたイントロにびっくり……何と『psi-trailing』の吉良さんバージョン!
……と思ったら『流れ込む 冬の妖精〜』のところで歌詞を間違えてしまい、
「ごめん、もう一回!」とやり直し(笑)。場内大歓声。
「アンチョコが光ってよく見えなくて……」と言い訳しておられました(笑)

気を取り直してもう一度。アルバム『桜』のより少しキーが高く、新鮮な感じを受けます。
吉良さんの高く淋しげな歌声が、この曲の冬の寂しい雰囲気にマッチしてすごく良かったです。

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何とか無事に歌い終えた吉良さんの、「緊張してるので、助けを呼びます」の言葉とともに小峰公子さんが登場。
「緊張がうつりそう」と言いつつ、夫婦で『光の庭で』を披露。
実は真近で公子さんを見るのは初めてだったのですが、すらりと背が高くて、歌う姿が凛々しい。
この日は赤いスカーフみたいなものを頭に巻いてて、何だか凛々しい魔女みたいでした。

続いて3人目、木屋響子さんが登場。吉良さんとはインターネットを通じて知り合われたとか。
木屋さんも「緊張がうつりそう」と言ったのに対し、吉良さんが「もうその話はやめようっ」(笑)

3人で、ライブではもうおなじみとなった吉良さんボーカルの『遠い音楽』。
2番と、最後の「バイオスフェア〜」の間で奏でられる木屋さんのマリンバの響きが、何だかすごく懐かしかったのでした。

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さて、ここで残りのメンバーのみなさんが全員登場。
ドラムの佐藤正治さん、ベースの早川哲也さん、名前が吉良さんと同じ、ギターの西村智彦さん、そして久しぶりの登場のバイオリン・太田恵資さん。

太田さんと吉良さんの、「やろうか?」「やろう!」の掛け声から『パルケ・エスパーニャ』。
それまでゆったりと静かに流れていた空気が、フルメンバーとなって一気に動き出します。
この曲はいろいろな楽器が集まって奏でる、ノリのいい何処か無国籍風なインスト曲。
私個人、音楽には全く詳しくないのですが、単純にいろいろな楽器の調べが混ざるのがやっぱり何となく好きだったりします。

続いて、「とっても変な曲です」とのコメントで始まった、木屋さんの『妖精達の組曲』。
最初、マリンバと早川さんのウッドベースで優しく奏でられていた音楽が、次第に異空間が膨らんでゆくみたいに激しくなって会場を包んでいきます。
それこそ妖精の異郷のように不思議な音楽に包まれた中で、両手に2本ずつばち(??)を持ってマリンバを叩きまくる!。
……やがて、またもとのマリンバとベースのゆっくりとした調べに戻って、この不思議な空間は閉じたのでありました。……すごい曲だった……。

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……何だか、まだ6曲でこんなに長くなってしまったので、次のページに続きます……

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