moon zabadak Live moon
'2000.6.17 at なかのZERO 大ホール

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曲目表

01.銀河鉄道の夜
02.風の巨人
03.Deir Paidir
04.Poland (With 客席リコーダー隊)
05.赤い鹿の伝説
06.遠い旅の記憶
07.遠い音楽
08.光の庭で
09.夏至風(カーチバイ)
10.星ぬ浜
11.かえりみち
12.Unreasonable Egg
13.mother
14.永遠の森

〜〜Encore 1〜〜
15.収穫祭
16.Easy Going

〜〜Encore 2〜〜
17.遠い音楽

○musicians○
吉良 知彦(Guiter,Vocal)
佐藤 正治(Drums)
内田 健太郎(Bass)
太田 恵資(Violin)
藤井 珠緒(Marimba,Percussion)
小峰 公子(Vocal)
難波 弘之
(Keyboard)
○Guests○
柚楽 弥衣(Vocal,Parformance)
La Campagnie "A-n"
 明樹 由佳
 河合 知子
 宮木 志保子
 渡辺 まゆ

(Parformance)
(蛇皮線)
(蛇皮線)
(蛇皮線)
村松解説員(星のおはなし)

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毎年恒例、6月のzabadakライブ。
今年はAcoustic Gigではなく、もうすっかりお馴染みとなった、なかのZERO大ホールでのホールライブです。

この日、私は吉祥寺にて、みと様の紅茶&タンシオオフにお邪魔していて、
リーフルでファーストフラッシュを飲んで幸せになったあと、泣く泣くタンシオとビールを断念してのライブでした。
最初は開演ぎりぎりに入ることになるかと思ったのですが、結構余裕を持って到着。


なかのZERO大ホールは、前にも書きましたが、天井の高さと座席部分の広さが嬉しいホール。
サンプラザなんか行かないで、ずっとZEROホールでライブして欲しいなぁ。

会場は2階の一部を除いてほぼお客さんで埋まってて、入りは8〜9割くらい。
既に会場内のあちこちからは、「Poland」の笛の音が鳴り響いてました(笑)。

私の席は、前回よりさらに前進して1階2列40番……何処だと思ったら一番右端。
でも、舞台がすっごく近い〜(^^)
目の前で、ビデオカメラが客席を取ってたのですが……まさかライブビデオに映ってたりして……。

計ったように同じ2列目に、開演ぎりぎりに男の方が入ってきてたので、
もしも掲示板を見られた方は(いないかな?)、あれが私かと思われたかもと、ちょっと楽しかったです(笑)
でもあの方は囮で、実は私は右の端っこに早い時間からいたのでした(笑)

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予定の17:30を少し遅れて開演のブザーがなりました。
一曲目は蒼いスクリーンをバックに『銀河鉄道の夜』でスタート。

中央に並んだ、吉良さんと小峰公子さんのツインの夫婦リコーダーの音がホールに響いて心地よい。
目の前の音響から、始まりの音楽が真近から迫ってきて、全身に染み渡ってきます。


そして間奏に入って、左端にあのザバネタリウムでお馴染みの、五島プラネタリウムの星のおじ様こと村松解説員が登場。
『銀河鉄道の夜』の静かな間奏をバックに語られたのは、不思議なおはなしでした。

やぎ座の傍に、一度発見されたあと、また見えなくなった小惑星。
再び発見された、一万五千数番目のその小惑星は、4年ほどかけてゆっくりと公転していたのでした。
全長12kmほどの、星の王子さまの住む星よりは大きい、肉眼では見えない小惑星。
その小惑星を名付ける権利は、幸運にも1999年5月に八ヶ岳で観測していた仲間達に与えられて。

……そして、その星は『zabadak』と名づけられたのです。

「肉眼では見えなくても、きっと心の目で見られるはずです。」

そう言い残して、『銀河鉄道の夜』が再び奏で続けられました。

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『銀河鉄道の夜』が終わって、吉良さんが「12kmの重みが肩に……」(笑)とあいさつ。
さすがに村松さんのは「おはなし」かと思ったら、どうも本当のことみたい……だとしたらすごい……。
そうしたら、いつか小惑星zabadakでzabadakのライブ、とかできないかなぁとか無茶なことを思ったり。

「あとで打ち上げで」という吉良さんの言葉に送られて(笑)、村松さんが退場。
これもリコーダーとヴァイオリンの音色が響く『風の巨人』、
そして公子さんがアコーディオンを持って弾き語りの『Deir Paidir』と続きます。

ここで私は個人的な驚きでこっそり喜んでました。
『銀河鉄道の夜』『風の巨人』『Deir Paidir』……この1〜3曲目の並び、
私が編集した、吉良さんzabadakのBestMDの1〜3曲目と全く一緒だったのです。
何たる偶然!もしくは予知(←違う)、と心の中で喜びつつ、大好きな3曲の音に身を任せてました。
ただ、まだ『Deir Paidir』では、まだ公子さん声が全開じゃないようにも思えました…。

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ちなみに、この日は吉良さんは割と普通で似合ってる深紅のシャツ、
公子さんは今回も中国・チベットの民族衣装みたいな、かわいい服に髪型、
そして頭から腰のあたりまで伸びた色とりどりに編まれた飾り紐、という衣装でした。


さて、ここで吉良さん曰く「みんなで無謀なことをしようのコーナーです(笑)」、と早くも『Poland』の登場。

実は、BiosphereのHP・BBS上で、『Poland』の時にリコーダーパートを客席の皆で演奏してしまおうという「リコーダー隊」が結成されていたのでした。
「笛持ってきた人どのくらいいる?」と聞いたら、客席中から上げるリコーダー。
……つまり、そんな沢山の人がインターネットに繋がってるのですね……。
「持ってきていない方には、「ハッ!」を言う役割があります」、ということで私は「ハッ!」の係(笑)
1回の練習のあと、「吉と出るか凶とでるか」の本番スタート。

どうなるかな、と思っていたのですが、皆さん熱心な事前練習のかいあって、結構上手かったです。
難しい、最後の太田さんのバイオリンとのハモリパートも何とか無事に突破。
終わってほっとする会場に、「恒例にしましょう」と吉良さん。「こっちはまだこれからが大変です」とも(笑)。

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気を引きしめるように、柚楽弥衣さんが登場して『赤い鹿の伝説』。

前回のIKONのライブでは白い衣装に毛皮のいでたちだった弥衣さんは、この日は肩を出した真紅の衣装で登場。
ほとばしるUnknown Word、原初の獣のような舞い。
何か、神懸り的な、オーラのような威圧感があって……
衣装もあって、まるで赤い鹿が憑いた巫女のよう。

そして、前回と同じ流れで、そのまま3部作『遠い旅の記憶』へ。
もうこの曲になると、目の前から迫ってくる音楽の流れに圧倒されていました。
『旅の予感』のラストの吉良さんボイス、今回は柚楽弥衣さんの声をフィーチャーした『北の回廊』。
一度舞台裏に戻った公子さんが戻ってきた『新しい場所』のコーラスでは、すっかり声の伸びも抜群になってました。

やっぱり、特にこの2曲はCDよりライブで生で聴くのが好き。

長い曲が終わって、「お疲れさまでした。」と吉良さん。
いやもう、本当に(笑)。

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……というわけで、前半はここまで。
今回も、続きは弾き語りコーナーからです。

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