zabanetarium live |
---|
曲目表
|
|
zabanetarium(ザバネタリウム)とは、zabadakの音楽を聴きながらプラネタリウムの星空を観るイベント。
このイベントは、週変わりの5回構成で過去2回、さいとうみわさんの企画にて渋谷の五島プラネタリウムにて行われました。
半円球の満天の星空とzabadakの音楽の融合した其処は、新鮮な安らぎに満ちた空間でした。ところがその五島プラネタリウムが、残念ながら来年の3月で閉館とのこと。
そこで最後の1回ということで、生のzabadakの音楽をプラネタリウムで、と有志で企画されたのが、このzabanetarium liveです。……このライブの知らせを聞いて、私は友人との喜多方ラーメン・温泉旅行の誘いをすっぱりとキャンセルしてしまったのでした……
(もしここ見てたらごめんなさいです…。でも後悔したくなかったのだよ…。)
ちなみに、今回は心が星空と音楽に溶けてたので、曲順と語り順に多少間違いがあるかもです……
会場の五島プラネタリウムはもうすごい人!。
東急文化会館の8階から4階くらいまでの階段にずらりと列ができてました。
スタッフの方、本当に大変そうで……お疲れさまでした。私のチケットの整理番号は129番。
吉良さん達の正面となる北天側の、後ろの入り口付近に、何とか空いてるリクライニングシートをGet。
天頂には、「Life」の文字をかたどった、吉良さん直筆の(笑)「全てのにょろにょろしたものたちへ」の絵が投影されてました。
村松さんの「みなさん、こんばんはー」のあいさつからライブの始まりです。
登場した吉良さんは薄いGジャン風の上着、といつも通り(笑)なのですが、
小峰さんはモスグリーンのシンプルな服に髪もさらりとまとめて、いつもより普段着のような雰囲気。
ライブスタートの曲は『Poland』。前回に続いて、この日も客席リコーダー隊の登場です。
吉良さんの「ぶっつけで行きましょう」のお言葉により、練習なしの一発勝負。
いつもと違うギターとアコーディオンだけの前奏が、何だか新鮮な響き。
そして、半円球全体から、リコーダーの主旋律が鳴り渡ります。
手元が暗い中、しかも主旋律全て任された状態(笑)で、吹かれたリコーダー隊の皆様、すごいです……『Poland』の調べに合わせて、夕暮れの中、陽はだんだん西に沈んで行き、やがて満天の星空が拡がってゆきます。
……でもリコーダー吹いてる方は、吹くのに必死で見る余力はないだろうなぁ…。
「仕事がら、うずうずして(笑)」と村松さんが今日の星空のおはなしを。
天頂過ぎに、夏の大三角形、そして上りつつある秋の四辺形こと、ペガサス座。
この日は最後だからと、村松さんがリクエストして選曲したことも嬉しそうに話しておられました。
その村松さんの選曲の2曲目、『小さい宇宙』。
文字通り、小さいプラネタリウムの宇宙に、しっとりと吉良さんの歌声が響きます。
天球には星に重なって、星座の絵が映し出されていました。
……でも吉良さん、歌詞間違って「2回もローブを着てしまいました」と言ってましたが(笑)
「間違える時はどうどうと」……って、確かに動じずに堂々と歌ってました(笑)。続いて、吉良さん曰く「ライブでやるのは初めて」、小峰さん曰く「二回目」と意見が食い違う(笑)『月の瞳』。
アルバム『光降る朝』に収録された、中国の民謡『月光光』を元にしたこの曲。
二人の柔らかいコーラスに合わせて、月もゆっくりと夜天を巡っていました。
東よりの空に、明るく輝く二つの惑星と、その少し上に小さな七つ星のかたまり。
木星、土星、そしてすばるの成す、小さな三角形。
村松さんのおはなしによると、惑星の周期が合って再びこの形が見れるのは、60年後とのこと。
60年に一度の、小さな三角形をしるべの星にして、ライブは続きます。四曲目「よごしん」こと『夜毎、神話がたどり着くところ』。
オリジナルアルバム未収録ながら、人気のこの曲、思わず客席から歓声が。
手拍子と客席からの歌声付きで、迫力ある演奏となってました。
でも、私も大好きなこの曲、個人的には星空の下だから、静かにじっくり聴きたかった気もします…。そして、流れる雲が投影されるマーブルの夜空の下で、『マーブル・スカイ』。
「この曲も二人だと難しい……」と吉良さん言いつつ『星の約束』。
村松さんの星づくしの選曲、普段あまり二人では演奏しないような曲が出てきて、
新鮮な感じで嬉しかったです。
……曲数はいつもより少ないはずなのに、書いている量は多い……。
結局、次ページに続いてしまいました。もう少しの間お付き合いくださいませ。