moon zabadak Concert 2001 moon
'2001.3.29 at Zepp Tokyo

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曲目表

01.鍵穴と迷路
02.風の巨人
03.駆け抜ける風のように ☆
04.Poland
05.風を継ぐ者 ☆
06.遠い旅の記憶
07.小さい宇宙
08.光の庭で
09.休まない翼
10.星ぬ浜
11.天使の匂い
12.Tears
13.永遠の森

〜〜Encore 1〜〜
14.わにのゆめ
15.Easy Going

〜〜Encore 2〜〜
16.収穫祭




○musicians○
吉良 知彦(Guiter,Vocal)
佐藤 正治(Drums)
内田 健太郎(Bass)
太田 恵資(Violin)
藤井 珠緒(Marimba,Percussion)
小峰 公子(Vocal)
難波 弘之
(Keyboard)


 ☆:新曲(曲名表記は筆者の想像で付けてます)

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桜も咲いたというのに肌寒い、3月末の平日。行ってきましたZabadakライブ。
今回は久しぶりのフルメンバーでのライブで、会場も大きなZepp Tokyo。
会社を定時で逃げ出して(ぐうたらサラリーマン(笑))スーツのままで、新しくなって少しホームが近くなった新橋駅からゆりかもめにゆられて、いざお台場へ。

私の席は2列目32番……と去年の中野と同じくらい近い、ラッキーな場所。結構開演ぎりぎりに会場入りでした。
寒さといい時間といい、外で並ぶ自由席方式でなくて良かったです……。

ステージには白くて薄い紗幕が張られていて、その紗幕を透かした奥にはもうメンバーの姿が。
公子さんが、マイクを手で包むように持って、「来てくれてありがとう」とささやいたような、ささやかなかったような…。

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会場が暗くなって、紗幕には大きな瞳の映像が。2列目から見るとすんごく大きいです(笑)
暫く静かに緊張した雰囲気の中、やがて太田さんのコーランの声が響きわたってライブの始まりの空気を高めます。
そして、メンバーの楽器が目を覚まして、1曲目は珍しい、アルバム「Something in the Air」の曲『鍵穴と迷路』。

目の前の紗幕には、曲に合わせて次々と不思議な映像。
……思わず、「まるで平沢進のインタラクティブライブ(※)みたいだ」とか心で思ってしまったり(笑)
(※ステージの紗幕に現れるCGや文章を使って、観衆の選択でストーリーや曲目が決まるライブがあるのです)
大音響の吉良さんのエレキギターに、「だけど知っているさ」の高音の歌声がかっこいい。

そのまま風の吹く前奏とともにインスト曲『風の巨人』に。
重々しい音の中で、高くメロディを響かせるリコーダーの音色が心地よい。
紗幕の映像も、曲に合わせて岩山や自然の映像に。特に空を飛ぶ鳥の映像が印象深かった。

『風の巨人』の余韻を破って、不意にステージの紗幕がばさっと落ちて、新曲『駆け抜ける風のように』。
紗幕が落ちてステージがぱあっと明るくなって、ツインボーカルから始まる瞬間、痺れが走りました。
「駆け抜ける風のように 絶え間ない歌のように」と、力強い吉良さんと公子さんのツインボーカルが印象的なこの曲。
新撰組を題材にした、演劇集団キャラメルボックスの『風を継ぐ者』の4月の再演のラストで流れる曲だそうです。
初演のラストは『Tears』だったのですが、果たしてこれを超えられるか。4月の公演を見に行くのが楽しみです。

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ちなみに、この日の衣装はみなさん共通で白のイメージ。

吉良さんが白のシャツなのを始め、難波さん・健太郎さんはじめマサさんまで、みんな白で固めてました。
白い花のような飾り紐で髪を束ねておろした公子さんは相変わらずきれいな上に、今回は髪をおろして白い衣装でマリンバを叩く藤井珠緒さんが、すごく格好良くてきれいでした

一人太田さんだけがいつもどおりの帽子に上着と変わらず……と思ったら、良く見たらズボンが白でした(笑)

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一息ついて、「何もライブの日に雨が降らなくてもいいのに……」と吉良さんのMC。全く同感です(笑)

「この後、Polandで皆さんと一席打ちました後……」と、客席からのリコーダー参加の『Poland』へ。
……もはや、練習もなしの一発勝負なのね……(笑)
それでもスタートを決める百戦練磨のリコーダー隊のみなさんはさすが。
思わず吉良さんの口も「うまい!」と動いてました。
滑らかな太田さんのヴァイオリンと、上と下に分かれた客席のリコーダーでの締めもきっちり。


続いてこれも「風を継ぐ者」向けのインストルメンタルの新曲、その名の通り『風を継ぐ者』。
……吉良さんのエレキギターの独奏がすごくかっこいい!
もう、これだけで私には刀を構えた新撰組の姿が浮かびました。
途中で難波さんのキーボードで曲調が変わり、短い歌詞を含んで、またエレキの独奏へと戻る、長編の曲。

この曲も、お芝居の中でどんな風に使われるのか楽しみ。
さあ、ここまで読んで気になる方は、ぜひ4月にサンシャイン劇場へどうぞ(笑)


そして、もっと長い三部構成のインストルメンタル、『遠い旅の記憶』。
様々な楽器が織り成す壮大な楽曲は、やはりフルメンバーでのホールコンサートならではのもの。
スピーカーのすぐ近くだったので、溢れる音に響きに圧倒されそうになります。

その中でふと目についたのが、『北の回廊』〜『新しい場所』へと移る場面での珠緒さん。
忙しそうに次から次へと、いろんな鳴り物の楽器を持ち出して、太田さんのヴァイオリンの調べに合わせて、スパイスのように音のアクセントを加えていくのです。
思わず、さすがマーシュ・マロウ仕込み……と思ってしまいました。

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『風を継ぐ者』『遠い旅の記憶』と長編の曲2本を一気に奏で終えて、ステージは吉良さんと公子さんだけに……
……なったとたん、思わず吉良さん、「きっつ〜!」
そりゃ、そうですよね(笑)

……というわけで、前半はここまでです。
続きは弾き語りコーナーから。

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