ものぐさで飽きっぽいなオーナーがちまちまとながらも改装を行い、店を続けることが できたのも、
全てこの小さな店に迷い込んで、立ち寄ってくださる皆様のおかげです。
ありがとうございます。
この半年間で、のべ28名の方にアンケートに記帳していただきました。
そのアンケートの中にあった質問の一つが、「好きなお茶は何ですか?」
そこで、お礼というにはあまりにもささやか過ぎますが、ここで半年間の集計結果を少し報告させていただきます。
まずは、単純に数を集計してみました。
……といっても数が少ない上に、何を書いてもOKだったので、散っちゃっててランキングも何もないのですが(笑)
でも、逆にこの散り具合が楽しかったので、全部掲載しちゃいます(笑)。有効数22票。
あくまで先程の人数は「のべ」なので、複数投票もありです。
……というわけでここまで散った中で、広く票を集めていたのはアールグレイとアッサムでした。
4票 アールグレイ(アイス含む) アッサム 2票 ジャスミンティ 1票 セイロン ヌワラ・エリヤ ルフナ ダージリン ウェッジウッド・イングリッシュアフタヌーン
あやしげな中国茶 烏龍茶
緑茶 番茶
ロイヤルミルクティ
ハイビスカスティ
日本のお茶ならなんでも
紅茶全般
ちなみに、オーナーは普段は、アールグレイ・キームンの中国系か、ダージリンが多いです。
私の中では、アールグレイはある程度どんな風にいれてもおいしくいれられるある反面、ダージリンはいれる時ごとのちょっとした差で味が変わってしまう気難しい茶葉、という印象があります。
でも、それだけにおいしくいれた時の嬉しさは倍増です。
まだアッサムはまだ単体ではあまり飲んでみたことがないので、今一番、これから極めていきたいなと思っている茶葉です。
これからはミルクティのおいしい季節になっていきますしね。
紅茶の3大産地で見ると、中国がジャスミン含めると約6、インドが約5、セイロンが3といったところでしょうか。中国茶含めると中国3000年のパワーは強いか。
追伸。旅行を挟んでてろてろとこのページを作っている間に、もう一通ご記帳いただきまして、「好きなお茶は?」の所にアールグレイとのお答が。
というわけで、延長戦でアールグレイがトップでした。
さて、次は頂いた答の中からいくつかをピックアップして、徒然にコメントさせていただきました。
一応、お名前は出さない様にしておきましたが、コメントの一部に私信などが混じっているので(笑)、もしアンケート書かれた方で「これは自分のだ」と気づいてしまいましたらそこはそれ、ということでお願いいたします(笑)。
アヤシゲな中国茶
やはり中国といえば、三千年の歴史を経て培われたアヤシさでしょうか(笑)。
この前、上海みやげにもらった中国茶は、真っ黒な缶に金色で龍や変な人物の絵とともにあやしげな中国語で「長寿延命茶」という感じの文字が……。(味は普通の中国茶でしたが。)先日表参道を歩いていた時に、通りにすごく小さな中国茶の専門店があって、開いてなかったので中は見なかったのですが、ショーウィンドに中国茶用の茶器とか並べてありました。
よく中華料理店とかにいろいろなお茶が置いてあったりもしますし、結構奥の深い世界かもしれません。烏龍茶
で、この答を書かれたのは私の先輩なのですが、「烏龍茶」との答を見て妙に納得がいったのは、やはり共通するあやしさのせいでしょうか(笑)(失礼な……)。
烏龍茶は肉料理を食べた後や飲み会の後に、妙においしく感じます。
ところで今この文章を書いている時に、無意識に「うーろんちゃ」と打って変換ボタンを押してましたが、ふと思うと何かすごい気がしてしまいました。伸ばす文字入っていても一発で変換するんですね……。ばんちゃ。
……書いたお茶の種類にその人の人柄が出るとしたら、書き方自体にも人柄が出るのかもしれません(笑)。
こちらはその典型例。最後の「。」なんかが特に……。名古屋に戻ってからどうでしょうか?日本茶もまた、高級な物となるといろいろいれ方とかあると思うのですが、私にとっては日本茶は和菓子と組むと最強タッグとなるお手軽一服アイテム。
だから、それこそ「ばんちゃ。」や玄米茶といった、お手軽なものが好きです。疲れた時とかに、出がらしでもおいしく感じるっていうのは紅茶にはない利点だと思います。日本のお茶ならなんでも
日本茶ついでにもう一つ私信をさせていただきます。この方は現在テネシーにいる私の高校時代の友人。
2年半も日本に帰ってなかったら、こう書きたくもなるわなぁ……(笑)。
この時は時期を逸してメールで返事できなくてごめんよ。ハイビスカスティー
この店のウェイトレスさんが選んだお茶はハイビスカスティ。いつも三件隣からメールを送っていただけるので、オーナーはとても大助かりです(?)。ハイビスカスはその刺激のある酸味もさる事ながら、綺麗な紅色で目を楽しませてくれます。
ハーブティの楽しさには味だけでなくその様々な色彩と、ブレンドの面白さにもあると思います。
でも、アンケートではハーブティは少なかったですね……。今度ハーブティで改装してみようかな。ヌワラ・エリヤ
ruhuna
どちらもセイロン系の茶葉です。「好きなお茶は?」とお尋ねして、すっとこのようなお答が返ってくるところに、紅茶にこだわりを持たれている方なんだなと感じます。
("ruhuna"には別の理由もおありかもしれませんが(^^))。
紅茶の世界は奥が深いです。その中からいろいろ探索していって、「これだっ」という自分にぴったりで大好きな、自分のこだわりの茶葉を見つけ出すのも楽しみの一つかもしれません。
ちょうど、本屋や図書館で本を探す時に似ているかなとも思います。紅茶全般大好きです
とはいえ、どの茶葉で飲んでも何だかおいしく感じてしまうのも、またお茶というものの不思議なところ。
この方以外でも、メッセージの所に「お茶はみんな大好きです」と書かれた方は多かったです。
これはやっぱり、お茶というものが、単に味だけを楽しむだけでなく、そのお茶を飲む時間というほっとする空気全体を感じさせてくれるものだからだと、個人的には思っています。今はジャスミンの気分
上のお答を書かれた方の、もう一つのお答です。
そして、そのお茶の時間ごとの気分に合わせて、飲むお茶を選ぶと。
棚に並んだ紅茶缶から、どれを飲もうかなと迷っている時から、すでにお茶の時間は始まっているのです(笑)。
……もっとも、この選ぶ楽しみにはまると、オーナー宅の様に、様々な茶葉を買い過ぎて、飲みきれない可哀相な茶葉がでてきてしまうので要注意です(笑)。今はアッサムです。
涼しくなってきましたのでアッサムのミルクティなんかいいですね(^-^)
同じ方のお答です。アンケートを書く時期が離れていても、選んだお茶がたまたまかぶっていたので、面白くて並べてしまいました(笑)。
季節というのも、飲むお茶を決める時の重要な要素の一つですね。
ようやく涼しくなってきたので、これからは秋の夜長にミルクティ、というのがすごく幸せそうです。
……と思ったら、明日は最高気温30℃との予報が……。私にアイスティをいれろと?(笑)ロイヤルミルクティー(邪道でしょうか?)
この店のある場所からも推測できます様に、私は冬という季節が好きです。
冷たいしんしんと澄んだ空気の中で、湯気を立てた暖かい飲み物を飲むのが冬の幸せの一つ。
……というわけで、長々と書いてきたこの文のラストは、大学の後輩が送ってくれた、冬にぴったりのお茶で締めくくりです。ところで、「邪道」ってあるけど、私自身はお茶に邪道も何もないと思います。
要するに、一人で飲む時は自分が、みんなで飲む時はお茶の時間を共有するみんなが、ほっとできればそれがおいしいお茶なのですから。
ただし、自分の飲み方を人に押し付けたり、迷惑をかける飲み方はつつしみたいものです……。
果たしてここまで読んでくださっているかたはどれだけいるのでしょうか……?
アンケートにご記帳くださった方、またメールをくださった方、本当にありがとうございました。
のんびりで飽きっぽい私がこの店を続けていけるのも、お客様が来てくださるからこそ。
それがわかるアンケートやメールは私にとって何よりの励ましです。
そして、ご記帳はなさらなくとも、いつも店に来てくださる方、今日たまたま寄られただけの方にも同じ様に感謝を。
ご来店、ありがとうございました。
またのお越しを店主ともどもお待ちしております。