年代物のレコードプレーヤー:ZABADAKの音楽


……カウンターの傍らに、骨董品めいた年代物のレコードプレーヤーが置いてあるのに気づいた。

それは数世代前の代物で、現代の機械と違ってまるでスイスの職人が造った時計の様な、手作りの暖かみを感じた。

プレイヤーの下には、レコードが何枚か置かれている。ということは、このプレーヤー、まだ動くのだろうか。

「今でも動きますよ。」店主が、私の心を見すかした様に言った。

店主は、レコードの一枚を取り出し、プレーヤーに乗せた。ジャケットには、『ZABADAK』と書かれていた。

針がきしみ、微かに音を立ててレコードが音を紡ぎだす。

その異国調の調べは、当然聴いたことがないのに、どことなく懐かしい感じがする。ちょうど、この店の様に……。

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→安物のノートブック:ZABADAKの音楽から生まれた創作集を見る

→オーナーにZABADAKについて問い詰めてみる



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recordZABADAKとは?

元は、吉良知彦さんと、上野洋子さんの2人組のユニットでした。
1993年に上野洋子さんが脱退したため、今は吉良知彦さんのソロ・ユニットとなっていますが、それでも私は好きで、今でもよく聴いています。

ZABADAKの音楽の良さは、アコーディオンやギター、リコーダーなどの生の楽器の息づきや、ボーカルの声の響き、といった各要素だけでなく、その「音楽世界」にあると思います。

詩的な歌詞と音楽が生み出す世界が、たとえ聴いたことがなくても、今の流行の音楽にはない懐かしさを感じさせ、穏やかさと幽かな緊張感を伴って心に迫ってくる。

幻想的で、異世界の様な音楽でありながら、何故か懐かしさと安らぎを覚える、そんなZABADAKの音楽世界に私は惹かれてるのだと思います。

……うーん、いくら言葉で書いてもなんか伝えられないっ。

とにかく、少なくともこの店の雰囲気に好感を覚えられる様な奇特な人は、絶対に聴いてみてくださいねっ!


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recordZABADAK's Discography

これまでに発表された、ZABADAKのCDのほぼ全てのリストです。
オリジナル・アルバムについては、独断で個人的な解説と感想を付け加えてみました。


record


  1. オリジナル・アルバム

  2. record


  3. シングル

  4. record


  5. ベスト・アルバム

  6. record


  7. ライブ・アルバム

  8. record


  9. その他
    • 『十二月の午後、河原で僕は夏の風景を思い出していた』☆(1992)

      インストォルメンタル集

    • 『Voice』☆(1993)

      ZABADAK脱退後の上野洋子のソロ・アルバム

    • 『賢治の幻燈』(1995)

      宮沢賢治をモチーフとした企画アルバム

    • 『ancient flowers』/Vita Nova(1996)

      「古楽」をポップアレンジしたVita Novaのデビューアルバム。
      上野洋子さんがこのアルバムに参加していて、久しぶりの上野さんのボーカルが聴けます。

    • 『Laulu』/Vita Nova(1996)

      前述Vita Novaのセカンドアルバム。今回も上野洋子さんが参加。
      今回も古楽を中心に、琉歌や讃美歌など様々な地域や時代の音楽をアレンジ。
      上野さんの他にも、遊佐未森さんやEPOなどたくさんのヴォーカリストが参加しています。

    • 『Remix』/Vita Nova(1996)

      ……こちらはまだ資金不足で購入できず、聴いていないのです。
      コメントが作れず、申し訳ありません。

    • 『Yoko Ueno E-mix−愛は静かな場所へ降りてくる』☆(1996)

      これまでの上野洋子ボーカルの曲のいくつかを全く別のイメージでMIXし直したアルバム。
      本人も『五つの橋』のアレンジで一曲参加しています。

    • 『Nursery Chimes』(1997)

      上野洋子プロデュースのマザーグースのイメージアルバム。
      木管五重奏での原曲のアレンジやオリジナルの音楽に、詩の朗読やなぞなぞをフィーチャー。
      遊佐未森さん、原マスミさん、もりばやしみほさん、本間哲子さんなども参加しています。
      なんというか、マザーグースのエッセンスに満ちた不思議で奇妙で、そしてなんか楽しいアルバムです。
      上野・遊佐ダブルヴォーカルの『不思議の森』や上野さんの子守り歌『明日きっと聞かせて』はファンとしてもうれしい2曲ですねー。

☆:Biosphere Record
インディーズのレーベルなので、普通の店では置いてありません
東京では、銀座の山野楽器、池袋西武のWAVEなどに置いてあります

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