介護日誌
2003. 2.16
介護(「痴呆症」の講座を聴講)
八王子市医師会と製薬会社2社の共催による公開講座を聴講した。
昨年の暮れにケアマネさんから紹介してもらった。その後新聞にも地方版に記事が載っていた。
地方版の記事を記したページ
講座のプログラムを記そう。
講座名「痴呆症の正しい理解のために」
平成15年2月2日14〜17:15
八王子市民会館
第一部[朗読]「アルツハイマー病患者からの10のお願い」
第二部[基調講演]「痴呆の早期発見と生活機能評価」
第三部[パネルディスカッション]「ボケても安心して暮らせる街づくり」
八王子痴呆性老人ネットワーク
かかりつけ医の立場から
中核病院の立場から
精神科病院の立場から
介護・福祉の立場から
看護・福祉の立場から
家族の立場から
高齢者福祉行政の立場から
第一部・
「アルツハイマー病患者からの10のお願い」は患者からどんな思いのお願いが聞かれるのかと期待していたが、少々期待がはずれた。ある医師が米国から持ち帰った書籍を翻訳し、
どこかの劇団の人らしき女性が朗読している。内容はあまりにポエティックでいま何も思い出せない。残念だ。
第二部[基調講演]は大学の高齢医学の先生が自ら収集したデーターを分析していた。参加者に「活力度調査」のアンケートを求めていた。基礎データの分母が増えるのであろう。
私は持ち帰り将来自分をチェックしてみたい。
第三部[パネルディスカッション]は各立場からの現況説明で、ディスカスなどがあってもう一歩踏み込んだ話が聞けるかと思っていたが・・・。
会場には年配のひと(いわゆる老々介護をやっているらしい方たち)と福祉等の現場で働いている若い人たちがかなりをしめていたようである。
以下気になったことを断片的に記したメモから記す。
生活自立度チェック(男性は5項目)
- 電話ができる
- バス・電車で移動ができる
- お金の管理ができる
- 薬の管理ができる
- 入浴ができる
- 炊事ができる
- 買い物ができる
- 洗濯ができる
男性は6〜8項目は免除らしい。ひとつでも出来なくなった人は要注意。母は言うまでもなく何も出来ないであろう。「危険だから」と取り上げてしまったかもしれないが・・・・。
寝たきりになりやすい人
- 物忘れのひどい人
- 生活意欲が低い人
- やせている人(お年寄りは小太りが良いそうだ)
下の処理を自分で出来るようになると「生活意欲」が出てきたそうである。
家族の対応方法
痴呆症が「初期」→「混乱期」→「重度」と進行する中で徘徊などが見られる「混乱期」をいかに問題なく過ごさせるようにするか。
家族に問題を与えるようになったとき専門の病院に入院させることも必要だそうである。
私の母についてどのように対処すべきか決めていない。すなわち第1段階として専門医の診察を受けさせるべきなのか。
90歳になっていまさら診察のため、病院にいき問診やテスト、を受けさせるべきなのだろうか。
診察の結果正しい「病名」が診断されたとしても、被介護者、介護者とも状況が善くなる訳ではない。
この思いが強い。
私の場合
- 3月末、母が退所したとき、専門医の診察を受けるべきか今までお世話になった方々に相談しよう。
- 進行具合によっては入院
も考えることとしよう。