介護日誌
2004. 5. 11
介護(04春・在宅一ヶ月)
寝たきり予備軍
ヘルパーさんに見守られ散歩
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母の在宅介護が再開して一か月が過ぎた。4月は退所したばかりで、ショ−ト・ステイは「再入所」と同じイメージで本人もつらかろうと思い
、またデイ・サービスも在宅の様子を見てプランしなかった。
本人はどうしたいという意思を言わないので、私が想像してプランしている。
これは気配りしたつもりであるが、在宅中はほとんど寝てばかりの状態となった。
寝てばかりの状態がつづいたためか、腰痛を訴えるようになった。
ヘルパーさんに腰をさすってもらっている。
ベッドから立ち上がるとき、立ってからの第一歩が動き出せない。
本人にしてみれば寝ている方が楽だろう。
朝、起床と食事を促しても
「いらない」とか「ほしくない」のこたえしか返ってこない。
トイレへの移動も苦痛そうだ。
朝食は自室まで運んで置いておくことにした。「いらない」と言っていても30分位したら、起きて食べてしまっている。
こちらもイライラしなくて済む。
トイレはポータブル・トイレでも買わなければならないだろうと思い本人に聞くと「うん」と言う。
よほど歩くのがつらいのだろう。
カタログをみながら検討するが、どれがいいのか見当もつかない。
こんなときに相談にのってくれる人がいればいいがいない。
本人の意見も聞いておこうとカタログを見せると「まだいらない」とのこたえ。
半月が過ぎた頃から私もイライラの蓄積がうなぎのぼり。
高齢者虐待(私も加害者)を参照してください。
ヘルパーさんとの会話を記してみよう。(母のみ記す)
母「今日は暖かいの?」
母「きょうはお風呂あるの?」
母「お風呂にはいると気持ちがいいよ」
(ヘルパーさんが散歩に誘う)
母「今日は暖かいの?。」
母「きょうはお風呂あるの?」
母「お風呂にはいると気持ちがいいよ」
(註:間違ってコピーしたわけではない。)
しばらく同じことをくりかえしている。直前に話したことも忘れてしまうほど記憶障害が進行している。
ヘルパーさん。有難うございます。
デイ・サービス
在宅介護が始まって二ヶ月目は、本人の状態からみてもデイ・サービスに出かけるのも困難と思われたが、プランしてもらった。
ショート・ステイは寝てばかりの状態から考えると何かと難しいように思えた。
5月3日は初めてそのデイ・サービスに行った。
デイ・サービスの連絡ノートにば、横になっていることが二回ほどあったと記されていた。
デイサービスもショートステイもプランしてもらおうか止めようかと迷っていたが、気を回しすぎず入れてしまった方が良いかもしれない。
お互いのために。
すっぽかされた訪問介護
5月6日、午後3時を過ぎてもヘルパーさんが来ない。遅れる場合は連絡があるはずだが・・・・。
母は相変わらず眠っている。まアこなくても余り差し支えないと思いつつ、派遣会社に電話してみた。
ひとりのヘルパーさんにダブル・アサインしていたらしいことがわかった。
派遣会社のミスであるがミスを記録させるのもかわいそうだと思い再び電話したところ、ヘルパーさんを探して派遣するという。
終了時間になっても来なかった。
派遣できなくなったという連絡もなかった。
私はまたまた信頼が薄れていく思いがした。報告、連絡はビジネスの基本だろうと思うが、この世界はそういう意識が薄いのかも・・・。
高齢化が進み需要が増えており、我が家1軒くらい失くしても構わない思っているのかもしれない。